2017年11月
2017年11月30日、同社は、第三者割当による新株式発行に関して発表した。
同社は、同日開催の取締役会において、株式会社サイバーエージェント(東証1部4751)を割当先とする第三者割当によ る新株式発行を決議した。
同社は、仮想通貨に関連する新たな取組みとして、2017年4月の改正資金決済法の施行等により仮想通貨への社会的関心 が高まる中、ビットコイン送金サービス(CoinTip、Sobit)の開始、仮想通貨取引所を運営するビットバンク株式会社の 持分法適用関連会社化、及び仮想通貨取引事業を行う子会社である株式会社マーキュリーの設立といった取組みを行って おり、今後もこのような取組みを加速させたいと考えている。一方、割当予定先であるサイバーエージェント社は、メディ ア事業、インターネット広告事業、ゲーム事業に加え、新たな事業領域を創造すべく、成長分野である仮想通貨取引事業 への進出を目的に株式会社サイバーエージェントビットコイン(以下、CAビットコイン)を設立した。これらの経緯を 踏まえ、両社が仮想通貨領域における協業の可能性を協議した結果、ビットバンクの提供する仮想通貨取引所の新規参入 事業者向けホワイトラベル提供サービス「bitbank for broker」をCAビットコインが採用し、2018年春に仮想通貨取引所 の新規運営の開始を目指すこととした。当該協業によりCAビットコインは、ビットバンクの持つ仮想通貨のトレーディ ングシステムと仮想通貨取引所の運営ノウハウの提供を受ける一方、ビットバンクもCAビットコイン経由の取引の増加 により仮想通貨取引所としてのプレゼンスの向上が期待できる。
同社は、当該協業に加え、サイバーエージェント社に同社株式を保有してもらうことで、両社の信頼関係が強化され、両 社の仮想通貨領域の事業の推進に資すると判断した。
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LAST UPDATE: 2018.03.29 Research Coverage Report by Shared Research Inc. | www.sharedresearch.jp
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Coverage募集の概要
▷払込期日:2017年12月18日
▷発行新株式数: 500,000株(2017年6月末現在の発行済株式総数の4.63%)
▷発行価額:1株につき1,470円 (総額735,000,000円)
▷調達資金の額:729,600,000円(差引手取概算額)
▷募集又は割当方法:第三者割当
▷割当予定先:全株をサイバーエージェントに割当てる
第三者割当増資で調達する資金の具体的な使途
具体的な使途 金額(千円) 支出予定時期
仮想通貨取引所事業に係るシステム構築費
50,000 2017 年 12 月-2018 年 4 月
仮想通貨取引所事業に係る広告宣伝費216,600 2018 年 4 月-2019 年 12 月
仮想通貨マイニング事業に係るシステム構築費及び仮想通貨購入資金200,000 2017 年 12 月-2018 年 4 月
本社オフィス移転に係る保証金及び設備投資資金263,000 2017 年 12 月-2018 年 2 月
合計 729,600
2017年11月10日、同社は2017年12月期第3四半期決算、本社移転、業績予想及び配当予想の修正、子会社マーキュリー による新仮想通貨マイニング事業開始について発表した。
2017年9月
2017年9月21日、同社への取材を踏まえてレポートを更新した。
2017年8月
2017年8月18日、同社は、仮想通貨取引事業等を行うことを目的とする子会社の設立を発表した。
子会社設立の理由
同社は、グローバルな決済手段であるビットコインなどの仮想通貨と、同社が提供するポイント(現金や電子マネー等に 交換可能)は親和性が高いと捉えている。2017年4月の改正資金決済法の施行を背景に仮想通貨への社会的関心が高まる 中、2017年7月に同社は、国内大手の仮想通貨取引所を運営するビットバンク株式会社(以下、ビットバンク)を持分法 適用関連会社とした。さらに今回、仮想通貨取引事業等を行う子会社の設立を決議した。
ビットバンクの、仮想通貨取引所の新規参入事業者向けホワイトラベル提供サービス「bitbank for broker」を利用し、
仮想通貨取引所の新規運営を開始予定。またビットバンクからは、仮想通貨取引の運営ノウハウとともに流動性の提供を 受ける予定。今回の子会社設立により、仮想通貨・ブロックチェーン関連事業を一層推進していく。
子会社の概要
名称 株式会社マーキュリー
所在地 東京都港区
代表者の役職・氏名 代表取締役社長都木聡(同社代表取締役社長)
事業内容 仮想通貨取引事業等
資本金 50百万円
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Coverage設立年月 2017年9月
大株主及び持株比率 同社100%
決算期 12月31日
上場会社と当該会社との間の関係 資本関係:同社100%子会社
人的関係:同社から1名(代表取締役社長を含む)の役員を派遣 取引関係:未定
尚、同社によれば、本件が同社業績に与える影響は現時点では軽微であるとしているが、中長期的に業績向上に資するも のと見込んでいる。
2017年7月
2017年7月12日、同社は、ビットバンク株式会社との資本業務提携(持分法関連会社化)に関して発表した。
資本提携の理由
ビットバンク社は、レバレッジ最大20倍のビットコイン先物取引「BTCFX®」が可能な「bitbank Trade」、 国内大手仮 想通貨取引所である「bitbank.cc」、仮想通貨の高速取引マッチングエンジンである「bitbank exchange」、仮想通貨 取引所参入事業者向けのホワイトラベル提供サービス「bitbank for broker」を展開している。また、国内最大規模の仮 想通貨・ブロックチェーン関連のニュースメディア「ビットコインニュース BTCN」や、国内唯一のブロックチェーン エンジニア向けの教育プログラムである「ブロックチェーン大学校®」を運営している。
同社では、現金や電子マネー等に交換可能なポイントサービスを運営しており、そのポイントは一種の仮想通貨(トーク ン)であると定義している。そのため、グローバルな仮想通貨であるビットコイン及びブロックチェーン技術とは非常に 親和性が高いと考えている。非現金決済社会(=トークン・エコノミー)が進む中で、同社ではポイントサービスととも に、「POINT WALLET VISA PREPAID」(プリペイドカード)の発行や、 仮想通貨・ブロックチェーン関連への投資を積 極的に行っている。
資本提携の内容
ビットバンク社を関連会社としてグループ化することにより、仮想通貨関連事業を推進していくとともに、トークン・エ コノミー(非現金決済社会)の実現に向け、共同で事業を展開をしていく。
ビットコインは、インターネット上で流通している仮想通貨の1つで、オープンソースプロトコルに基づくPeer to Peer型の決済網 である。ビットコインは権力機関や金融機関を介さないため、極めて低いコストでの決済を可能とするとされており、マイクロペ イメントや国際送金などへの利用が期待されている。
資本提携の内容
▷同社は、ビットバンク社の発行する第三者割当増資による新株式の引き受けに加え、既存株主から株式を取得する。新 たに取得するビットバンク社株式の取得価額は850百万円であり、既存保有株式と合わせて発行済株式総数の29.9%とな り、ビットバンク社は同社の持分法適用関連会社となる。
▷資本提携契約締結日:2017年7月14日
▷株式取得日:2017年7月31日(予定)
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Coverageなお、同社は、本件による2017年12月期通期業績への影響は軽微であると見込んでいるが、中長期的に同社業績の向上 に資するものと考えている。
2017年6月
2017年6月16日、同社は、ブロックチェーンの研究開発ベンチャーであるシビラ株式会社との資本提携に関して発表し た。
資本提携の理由
シビラ社は独自ブロックチェーンの研究開発とソリューション提供を行うベンチャー企業である。シビラが独自開発した ブロックチェーン「Broof」は、データベースとしての堅牢性と高いパフォーマンス、そしてトレーサビリティと情報解 析に優れている。「Broof」は、M2M(Machine to Machine)でのマイクロペイメントが行える高速なブロックチェーン をコンセプトに、「ビットコイン互換」、「処理速度と信頼性の高さ」、「拡張性の高さ」の特長を有する。
同社では、現金や電子マネー等に交換可能なポイントサービスを運営しており、そのポイントは一種の仮想通貨(トーク ン)であると定義している。そのため、グローバルな仮想通貨であるビットコイン及びブロックチェーン技術とは親和性 が高いと考えている。また、FinTech領域のベンチャー企業が隆盛しており、技術革新により今後もより質の高いサービ スが提供されていくことが予想される。同社では、既に仮想通貨・ブロックチェーン技術をもつ株式会社bitFlyer、コイ ンチェック株式会社、ビットバンク株式会社、株式会社Orb、breadwalletLLCなどと提携を行っており、今回のシビラ社 への出資を通じて仮想通貨(トークン)・ブロックチェーン技術におけるビジネスシナジーの可能性を追求するとしてい る。
ブロックチェーンとは、信頼性、説明責任、透明性を担保しながらビジネス・プロセスを効率化できる、P2P(Peer to Peer)技術 を用いて管理する「分散型台帳」である。ブロックチェーンは仮想通貨ビットコインの中核技術として提唱された技術で、改ざん 困難な記録方式として通貨以外への応用も期待されている。経済産業省はブロックチェーンの調査報告書をまとめ(2016年)、ブ ロックチェーン技術は流通管理や土地の登記などへの応用が期待されており、潜在的な国内市場規模は67兆円にのぼると予測され ている。
資本提携の内容
▷シビラ社が第三者割当増資により新株式を発行し、その一部を同社が引き受ける
▷資本提携契約締結日:2017年6月16日
▷株式取得日:2017年6月30日(予定)
なお、同社は、本件による2017年12月期通期業績への影響は軽微であると見込んでいる。