第4章 計画事業とその考え方
1. ドメスティック・バイオレンスの根絶
この項目は、配偶者暴力防止法に規定する「配偶者からの暴力の防止及び被害者の 保護のための施策の実施に関する基本計画」に相当します。
ドメスティック ・ バイオレンスは、犯罪となる行為をも含む重大な人権侵害であるにも関 わらず、家庭内や親しい者同士の問題とみなされて、潜在化、深刻化しやすい傾向があります。
ドメスティック ・ バイオレンスの被害者は、圧倒的に女性が多く、その背景には、男女の社 会的地位や経済力の格差、女性に対する人権軽視や、男性の暴力に寛容な社会風潮があると 考えられます。
また、被害者が自分や子どもの身を守り、安全を確保して、人間としての尊厳を保つため に援助を求めることは大切な権利であり、正当なことであると認識することが必要です。
ドメスティック ・ バイオレンスは、被害者が心身に傷を負うのみならず、同居する子ども への影響や、次世代への暴力の連鎖の危険性も指摘されています。さらに、ドメスティック・
バイオレンスを背景とした犯罪も発生しており、地域社会の安全への影響も見逃せません。
また、若年層については、交際相手からの暴力への対応という課題もあります。
ドメスティック ・ バイオレンスの根絶のためには、防止に向けた啓発活動を推進し、緊急 一次保護施設を確保する一方、関係機関が連携し、社会全体で防止に取り組むことが必要です。
◆法制度の整備
平成13(2001)年に配偶者暴力防止法が制定され、配偶者からの暴力が「犯罪となる行為」であると 明確に規定され、被害者を保護するための仕組みが確保されました。
平成16(2004)年には配偶者暴力防止法の見直しが行われ、被害者支援のための国 ・ 地方自治体の 責務を明記するとともに、保護命令の対象を元配偶者に拡大するなどを柱とした改正法が成立しま した。
同年、児童虐待防止法の一部改正により、児童の目の前でドメスティック ・ バイオレンスが行われ ること等、直接児童に対して向けられた行為でなくても、児童に著しい心理的外傷を与えるもので あれば児童虐待に含まれることが明確にされました。
平成19(2007)年の改正では、区市町村による基本計画策定と配偶者暴力相談支援センター機能整 備が、努力義務とされています。
平成25年(2013)年の改正では、保護命令の対象を生活の本拠を共にする交際関係にある相手から の暴力及びその被害者に拡大しています。
(1)ドメスティック・バイオレンスの防止
内容を知っ ている 53.1%
聞いたこ とはあるが、
内容は知ら ない 38.3%
知ら ない 5.3%
無回答 3.3%
総数=846人
Q
『 ドメス ティック・バイオレンス防止法(DV防止法・DV法) 』という言葉について、
見たり聞いたりしたことがありますか。
文京区男女平等参画に関する 区民調 査( 平成27年9月実施)
4 4
6 6
4
84 69 4
14 4 4 14 4
40 60
男性( 6 人)
【 性的強要】 女性( 4 6 人)
男性( 6 人)
【 経済的圧迫】 女性( 4 6 人 男性( 6 人)
【 心理的攻撃】 女性( 4 6 人)
男性( 6 人)
【 身体的暴行】 女性( 4 6 人)
何度もある
(あった)
1 、2度ある
(あった)
まったくない 無回答
あな たは、配偶者・パートナーまたは交際相手との間で、次のような 行為を受けたこと がありますか。
文京区男女平等参画に関する 区民調 査( 平成 年 月実施)
内容を知っ ている 聞いたこ とはあるが、
内容は知ら ない 知ら ない 無回答
総数=846人
『 ドメス ティック・バイオレンス防止法(DV防止法・DV法) 』という言葉について、
見たり聞いたりしたことがありますか。
文京区男女平等参画に関する 区民調 査( 平成 年 月実施)
0.3 2.7 1.3
3.4 3.3
8.2 2.0
4.2
0.3 6.9 1.0
5.0 6.2
11.1 3.3
12.4
85.0 79.2 84.0
80.7 77.1
69.7 80.4
72.9
14.4 11.1 13.7
10.9 13.4
10.9 14.4
10.5
0% 20% 40% 60% 80% 100%
男性(306 人)
【 性的強要】 女性( 476 人)
男性(306 人)
【 経済的圧迫】 女性( 476 人) 男性(306 人)
【 心理的攻撃】 女性( 476 人)
男性(306 人)
【 身体的暴行】 女性( 476 人)
何度もある
(あった)
1 、2度ある
(あった)
まったくない 無回答 Q
あな たは、配偶者・パートナーまたは交際相手との間で、次のような 行為を受けたこと
がありますか。
文京区男女平等参画に関する 区民調 査( 平成27年9月実施)