万トン埠頭

曹妃甸の原油備蓄と化工工場

•十.五計画で遼寧省大連、山東省黄島、淅江省鎮海、淅江省舟山の 4ヶ所に原油備蓄基地を設置

•2006年から2008年にかけて4ヶ所全て竣工予定

•淅江省鎮海：2005年第一期完成、500万㎥備蓄可能で4ヶ所中最大

•中国石油化工、中国石油、中国海洋石油の三社が請負、工事中

•全部竣工後の備蓄量：中国国内消費の14日余り

•商用備蓄21日の実績分を合わせ、現在の実績は合計35日分

中国の 今までの 原油備蓄

状況

•中国全体で90日分（日本の原油備蓄量は161日分）

備蓄目標

達成期日

^{•中国国家として2015年までに90日分の原油を備蓄する}

•備蓄量：1500万トン（1750万㎥、日本最大の苫小牧の2.7倍の規模）

•30万トン原油運搬船用埠頭からパイプで直結

•中国石油化工が請負

曹妃甸 原油備蓄 石油精製 曹妃甸

•1000万トンの石油精製工場を建設

•30万トン原油運搬船用埠頭からパイプで直結

•100万トン級エチレン工場を建設

（日本最大の三菱化学鹿島工場の1.16倍）

ｴﾁﾚﾝ工場

中国最大の唐山曹妃甸 LNG基地

ＬＮＧ輸入基地の建設計画一覧

場所 規模（万トン／年） 供給開始時期 状態 福建省莆田市 Ⅰ期260、最終500 2007／2012年 建設中 広東省深圳市 Ⅰ期370、最終700 2006／最終年未定 既稼動

遼寧省大連市 Ⅰ期200、最終400 2008／最終年未定 国家計画編入済み

河北省唐山市 Ⅰ期600、最終1200 2008年／2013年 2007年工事開始

江蘇省如東県 350 未定 ^{国家計画編入済み}

上海市 Ⅰ期300、最終600 2008 ／最終年未定 国家計画編入済み

浙江省寧波市 Ⅰ期300、最終600 2008 ／最終年未定 国家計画編入済み

遼寧省営口市 300 2008年 計画中

河北省秦皇島市 Ⅰ期200、最終300 2010 ／最終年未定 計画中

天津市 未定 未定 計画中

江蘇省連雲港市 未定 未定 計画中

江蘇省濱海県 300 未定 計画中

浙江省温州市 未定 未定 計画中

広東省汕頭市 250 2010 計画中

広西自治区 300 未定 計画中

海南省 Ⅰ期200、最終300 2009 ／2015年 計画中

山東省青島市 Ⅰ期300、最終500 2007／最終年未定 国家計画編入済み

合計 4,230〜6,400

3R 型経済の曹妃甸モデル（１）

１．港物流・鋼鉄・電力・石油化学の四大主力産業内にて減量化・

再利用・ 資源化の原則で、品種・生産規模・技術を選択し、

クリーン生産を推進し、廃棄物を最小化・資源化・無害化し、

材料とエネルギーを節約し廃棄物の量と毒性を削減し、内部経済 循環を実現する

２．工業区内の鋼鉄・電力・石油化学の３大主力産業間で廃物交換 とクリーンな生産手段を採用し、一社の副産品・廃棄物を別の会社 の原材料として投入する。

３．工業と農業・生産と消費・業界と業界有機的結合の生態連鎖を 用い、資源循環利用産業を発展させ、持続可能な生産と消費を 実行し、資源利用率を高め、生態友好的な社会を建設する。

基本原則

（ Recycle Reuse Reduce ）

•首都鋼鉄の高炉屑を利用した鉱屑細粉工場（年産240万トン）

•発電所の石炭灰を利用した耐アルカリ性建築材料工場

•上記製品を曹妃甸開発に使用し、建設コストと運送コストを削減

物量相互利用 総量の平衡

•鉄鋼工業用コークス生産時に産出されるタールを利用し、30万トン のタール加工工場を建設し、ベンゼン・フェノール・アスファルト・

ナフタリン等の基本化学原料とエチレン分解プロジェクトと組み合 わせて、各種製品を生産する

新産業連鎖

の形成

3R 型経済の曹妃甸モデル（２）

•発電所の冷却熱交換過程を利用し、海水淡水化装置に利用する。

•鉄鋼業の高炉から出た低熱値排気を利用し、圧差発電に活用

•圧差発電の電力を海水淡水化に給電する。

•淡水化で形成された飽和塩水を精製後、直接電解装置に入れ、

苛性ソーダ・窒素ガス・塩素ガスなどを産出する

•塩素ガスと水素ガスと反応させ、塩酸を生産

•塩素ガスと分解装置中に産出するエチレンとから塩化エチレンを 形成し、PVC・PVDC・PVCDなどを作る

•上記の過程で淡水化コストを3.5元/トンに低減

エネルギー の

交換と平衡 の

形成

•製鉄の高炉から排出される低熱値排ガスは圧力差発電に利用後 コークス工場に送り、コークス生産に使用する

•コークス生産時に出る高熱値のコークスガスは製鉄工場に送り 原料の焼結と圧延に使用する

•製鉄工場の余熱を回収し、石炭化学工業と都市生活に供給する

•発電所の冷却余熱は海水養殖の発展に用いる

•窒素ガス回収装置を建設し、工業区内の製鉄と化学工業に用いる

ガス の

回収と利用

曹妃甸への進出が有利な企業

•鋼材を大量に使用する企業

•広大な土地を必要とする企業

•多量の電力を必要とする企業

•多量の水を必要とする企業

•石油やエチレンを原料とする企業

•製品重量が重く、製品輸送が課題となっている企業

•製品輸送コストが競争力に影響する企業

•曹妃甸を物流基地として中国各地へ製品配送する企業

曹妃甸大工業区 への

進出が有利な 企業

•2010年末までに105ｋｍ^２（1.05億㎡）の土地を造成

•製鉄工場用は12ｋｍ^２を使用、残り9300万㎡が使用可

•企業進出の要望日程に合わせ、優先的に対処

進出可能期日 曹妃甸工業区

区画計画

・物流拠点区 ・保税区

・輸出加工区 ・加工工業区

・総合服務区 ・旅遊休暇区

•唐山市日本事務所

日系企業の連絡先

唐山市高新技術産業園区 の

紹介

唐山市高新技術 産業園は

市街地と連接して おり、

唐山市の人材・

インフラを含む

利便性のすべてを 共有し享受できる

高新技術産業園区の概要（１）

高新技術産業園区の概要（２）

位置 人材 面積 状況

・通勤圏：200万人

・大卒者：4万人/年

・技能工：3万人/年

・唐山の市街地に連接

・北京から90分

・天津港へ60分

・全面積：29ｋｍ^２

・開発済：4.5ｋｍ^２

・Ⅰ期：開発・完売

・Ⅱ期：2005年より

・Ⅲ期：今後開発

方針

^{・良好な経営環境・周到な支援サービス}

・進出企業の発展

一園 両基地

・高新技術産業園区内に日本工業園を設置し、日本企業を特別優遇

・自動車部品企業基地への誘致促進中

・溶接切断関連企業基地はすでに基本形が完成。参加企業を歓迎。

高新技術産業園区の概要（３）

進出企業

産業構成

•自動車部品産業

•溶接切断関連産業

•智能計測器産業

•新材料産業

•エネルギー節約と環境保護機器産業

•医薬バイオ関連産業・他

・開発区進出批准企業数：

637

社

・外資企業：

64

社

内日系企業：23社と日系企業が集中している

香港系企業：13社 米国系企業： 5社 韓国系企業： 4社 カナダ系企業： 3社 英国系企業： 2社 オランダ系他：15社

サービス

•園区の21の各部局が進出企業を全面的に支援サービス

•招務局・財政局・労働人事局・工商管理局・国税局

地方税務局・経済発展局・企画分局・国土資源分局など

優遇政策

^•

基本的には国家の優遇政策に従う

•

高新技術開発区の発展方針に相応しい

企業へは特別優遇。具他的には別紙

高新技術産業園区の優遇政策

行政費と税の減免

･会社・事務所設立までの行政諸費用は原則的に免除

・土地取得関係費用と税の減免の相談に応じます

・工場建設関連費用と税の減免の相談に応じます

・企業独自の費用は企業負担とします

・その他の税と費用の減免の相談に応じます

仮事務所の貸与 および

各種事務所の設置

・工場建設までの仮事務所を1年間無償貸与

・電話・机・ブロードバンド・エアコン付き

・日本人駐在員専用食堂サービスつき

・事務所などの設置を支援（即入居・低価格）

唐山市日本事務所 による支援

･日本と中国における日本語による支援

・日本企業と中国の実情を知った上での支援

・日本企業の立場に立った支援

土地使用権など

･国家の土地政策に従って支援します

・ただし、業種と投資規模により特別に優遇します

高新技術産業園区の支援サービス

企業設立支援 仕入先調査支援

人材採用支援 関連部門紹介

・唐山への進出検討中の企業への 部品材料仕入先調査への協力支援

・唐山市日本事務所が会社設立書類作成に無償支援

・開発区が進出企業の設立手続き推進を無償代行

・キーマン紹介と一般人材紹介採用支援

･労働契約・就業規則など社内制度構築への支援

・税関・運輸会社・会計事務所・人材センター

・外貨管理局・税務署・銀行・保険会社・商検局など

工場設立支援

・設計院・建築業者の紹介と推進支援

・工場建設までの手続き協力と課題解決への支援

環境評価支援

・中国の企業進出環境評価方式・手続きの紹介

・環境評価機関の紹介と環境評価推進支援

・環境評価批准までの課題解決支援

工場建設用土地の使用権譲渡価格

条例

•

全国工業用地使用権譲渡最低価格に関する通知

2006年12月23日 中華人民共和国 国土資源部 国土資発[2006]307号

2007年1月1日より実施

価格基準の 基本指標

•最低価格：土地等級を決め、等級ごとの土地使用権譲渡 最低価格を国土資源部が制定し公表した。

•土地等級：中国の国土を15等級に区分し公表した。

一等：上海840元/㎡以上 二等：北京720元/㎡以上 三等：広州600元/㎡以上

四等：天津・重慶・南京・大連・青島480元/㎡

五等：唐山高新区・西安・他384元/㎡以上

•譲渡方式：競争入札方式を必ず採用すること。

•価格遵守：補填・返還などの違反者は法により責任追及

ドキュメント内 中国進出セミナー 中華人民共和国 唐山市人民政府 (ページ 76-117)