7. 製品チュートリアル
7.1 チュートリアル1: PDF の編集の基礎
概要
このチュートリアルでは、PitStop Pro の使用の基礎的な内容を手順ごとに説明します。PitStop Pro での基本的なツールの場所、プリフライト チェックや単純な修正を行うためにプリフライ トプロファイルで作業する方法を学びます。
チュートリアルの目標
• PitStop Pro のツール。
• プリフライトプロファイルでの作業。
• プリフライト チェックの実行および修正の実行。
• プリフライトプロファイルの編集。
マーケットアプリケーション
最新のプロダクション手法を使用しても、PDF ファイルが正しく作成されないことがありま す。たとえば、不正なページ サイズ、低解像度の画像、不要な RGB 画像、ブリード不足、過 度のインク範囲といった問題が今だに存在します。こうした問題は、コンピュータのモニタで 常に明確に把握できない場合があり、制作プロセスにおいて大きな問題に発展しかねません。
これらの問題をプリフライトによって検出し、制作に進む前に解決することは、今日のワーク フローにおいて重要であり、それにより時間の無駄、顧客の心配、費用のかかる再印刷の発生 を防ぐことができます。
チュートリアルの長さ
このチュートリアルは約 15 分の長さです。
必要なツール
このチュートリアルでは、次のツールが必要です。
• Enfocus PitStop Pro
• Kreatieve_Keuken.pdf チュートリアル ファイル。チュートリアル PDF は、http://
www.enfocus.com/webmarketing/files/Kreatieve_Keuken.pdfでダウンロードできます。
注: このチュートリアルでは、Acrobat Pro の基本的な理解を持ち、Acrobat Pro X を使
用することを想定しています。
パート 1: プリフライトプロファイルの実行および修正の実行
1. PitStop Pro をインストールおよび起動した状態で、Acrobat Pro を開きます。
2. 「Kreatieve_Keuken.pdf」のコピーを開きます。
a. Acrobat Pro 内から、[開く] コマンドを使用して「Kreatieve_Keuken.pdf」文書を開き
ます。
注: 変更されていないオリジナルのファイルに常に戻れるようにするため、チュー トリアル ファイルのコピーを使用して作業してください。後続のチュートリアルで は、オリジナルのバージョンが必要になります。
3. Enfocus PitStop Pro 環境設定を設定する。
a. Mac OS では[Acrobat] > [環境設定] メニュー、Windows OS では [編集] > [環境設定] に ある [Enfocus PitStop Pro 環境設定] を開きます。
b. [全般] カテゴリの [ナビゲータを表示] ラジオ ボタンを選択します。
PitStop Pro の使用に慣れたら、必要に応じて環境設定を変更できます。この変更は、
チュートリアルの手順を簡素化する目的でこのチュートリアルのみに対して加えられる 変更です。
4. PitStop Pro のツールを特定する。
a. Acrobat X および XIで PitStop Pro ツールにアクセスする方法は 2 通りありま
す。[PitStop Pro] または [プラグイン(Plug-Ins)] メニューを介する方法、および
Acrobat の [ツール(Tools)] サイド バー (次の図で赤色でアウトライン化) を使用する
方法です。一般的なツールには、キーボート ショートカットを使用してアクセスできま す。
PitStop Pro のツールに関する詳細については、「PitStop Pro Reference マニュアル」
を参照してください。
5. プリフライトプロファイルでの作業。
a. Enfocus PitStop Proメニューから、プリフライト文書...を選択し、プリフライトツール ウィンドウを開きます。フォルダとしてプリフライトグループの一覧が表示されます。
使用可能なプリフライトの一覧から、「Standard」、次に「Ghent PDF Workgroup」お よび「2008 Specifications」サブフォルダをクリックします。使用可能なプリフライト プロファイル チェックの一覧が表示されます。
「SheetCMYK_1v4」プロファイルを選択します。この時点で、[実行(Run)]ボタンが 使用可能になります。プロファイルを実行するページについての設定を変更できるこ とに注目してください。このチュートリアルでは、文書全体にプロファイルを実行しま す。
[実行(Run)] ボタンを選択して、チュートリアルの文書に対してプリフライトを開始 します。
プリフライト チェックが完了すると、[Enfocus ナビゲータ] ウィンドウが表示されます (以前に設定した [環境設定]の設定に基づきます)。Enfocusナビゲータでは、プリフライ トプロファイルの設定に基づいて、PDFに適用されたすべてのエラー、警告、修正のリ ストが表示されます。ここから、リストの項目をクリックし、ページの影響する領域ま たは要素、およびその項目で使用可能な修正をハイライト表示できます。
6. プリフライトで修正を行う。
a. 最初のエラーである「RGB カラーが使用されています」をクリックします。このエラー をクリックすると、その原因となっている画像の 1 つが Acrobat プレビューで強調表示 されます。
選択を展開して、エラーの原因となっている 2 つのオブジェクトを表示します。2 つの オブジェクトを交互にクリックして、エラーの原因となっている両方の画像を確認しま す。次に、親のエラーに戻ってクリックすると、修正が両方の画像に適用されます。
Enfocus インスペクタで、「解決方法」を展開します (まだ展開していない場合)。[追加
(Add)]をクリックして、新しいカラー リマップ規則を追加します。
カラー スペース、デバイス RGB をカラースペース、デバイス CMYK にリマップする設 定を行います。Okボタンをクリックし、リマップ設定をEnfocusナビゲータに追加しま す。インターフェイスに表示され、ハイライト表示されます。
次に、[修復(Fix)]ボタンをクリックします。このリマッピングが適用され、画像が補 正されます。Enfocus ナビゲータを閉じ、同じプリフライトプロファイルを再び実行し ます。
RGB エラーが Enfocus ナビゲータに表示されなくなり、2 つの RGB 画像が CMYK に変 更されていることが示されます。
7. 変更を保存せずにチュートリアル 文書を閉じます。
パート 2: 独自のプリフライトプロファイルを作成する
PitStop Pro には、業界標準に基づいた数多くのビルトイン定義済みプロファイルが用意されて います。既存のプロファイルに基づきプリフライトプロファイルを作成するか、空白からまっ たく新しいプリフライトプロファイルを作成できます。このチュートリアルでは、既存のプロ ファイルから新しいプロファイルを作成します。
1. Acrobat Pro で Kreatieve_Keuken.pdf チュートリアル ファイルを開きます。
2. [Enfocus PitStop Pro] メニューに移動し、[Enfocus処理中- プリフライト] を開きます。次 に、Ghent PDF Workgroup プロファイルに移動します。
3. 2008 Specifications プロファイルの下にある「SheetCMYK_1v4」プロファイルを特定しま
す。このプロファイルをダブルクリックして、編集します。この操作によって、[Enfocus プリフライトプロファイル エディタ(Enfocus Preflight Profile Editor)] ダイアログが表 示されます。
[Enfocus プリフライトプロファイルエディタ(Enfocus Preflight Profile Editor)]には、
すべての使用可能なチェック、およびチェック内で既にアクティベートされている内容が 表示されます。ダイアログの左側の別のオプションをクリックすると、そのチェックで既 にアクティブなチェック、および追加可能なチェックの一覧が表示されます。
4. [全般(General)] カテゴリで、[名前(Name)] を「Tutorial Profile」に変更します。
5. [カラー(Color)] カテゴリで、いくつかのチェックが既にアクティブであることに注目し
てください。
[使用可能なチェック(Available Checks)]リスト (ウィンドウの右側のチェックの一覧) で、2 番目のチェックである 「カラー: RGB」をダブルクリックします。この操作によっ て、そのチェックがアクティブなチェックの一番下に追加されます。
注: いくつかのチェックがグレー表示され、その他のチェックは選択して追加で
きるようになっていることに注目してください。これは、ページの異なる要素を チェックするために複数回追加できるチェックが存在するためです。
下方スクロールして、[CMYK に変換(Convert to CMYK)] をダブルクリックします。この 操作によって、PitStop Pro では、このプロファイルを実行したときにすべての RGB オブ ジェクトが自動的に CMYK に変換されます。
注: PitStop Pro では、[Enfocus PitStop Pro 環境設定(Enfocus PitStop Pro
Preferences)] で設定されているカラー マネージメント設定が使用されます。ま
たは、[Enfocus プリフライトプロファイル エディタ(Enfocus Preflight Profile Editor)] の [カラーマネージメント(Color Management)] オプションを使用し て、プリフライトプロファイル内でカラー マネージメント設定を変更することもで きます。
6. [OK] をクリックして、ダイアログ ボックスを閉じ、変更を保存します。
[OK]ボタンをクリックすると、プロファイルをローカルに保存するかどうかを確認する警 告メッセージが表示されます。これは、すべてのビルトイン プロファイルは、「読み取り 専用」であるためで、独自のプロファイルを保存する場合は、ローカル マシーンに保存さ れます。
[OK]をクリックして、新規プロファイルを保存します。そのプロファイルがローカル チェックの最後に一覧表示されます。
注: まったく新しいプロファイルを作成する場合は、[Enfocus処理中- プリフライ
ト] ウィンドウの右上隅にある [アクション(Action)] メニューを選択し、そのメ ニューから [新規作成(New)] > [新規作成...(New…)] の順に選択します。
7. ローカル チェックから新規プロファイルを選択し、チュートリアル PDF に対してそのプロ ファイルを実行します。
プロセスが完了すると、[Enfocus ナビゲータ(Enfocus Navigator)] が表示されます。警 告および修復の一覧をスクロールし、「デバイス RGB カラー スペースがデバイス CMYK カ
ラー スペースにリマップされました。(Remapped Device RGB color space to Device CMYK color space)」を特定します。
この修復をクリックして、それによって影響を受けるオブジェクトを確認します。この チュートリアルの最初の部分の RGB 画像が CMYK に自動的に変更されたことが確認できま す。
8. 変更を保存せずにチュートリアル 文書を閉じます。