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この章は、次のトピックで構成されています。

ソリューションの検証 ... 50 テスト環境の作成 ... 51 テストデータベースの設定 ... 51 ソリューションの実装 ... 51

ソリューションの検証

新しい Oracle Database 11gR2用 VSPEXアプリケーション オーバーレイ実証済み

アーキテクチャを本番環境に導入する前に、このアーキテクチャをテストすることを 推奨します。これにより、必要なパフォーマンス目標と容量目標が設計で達成されて いることを確認するとともに、潜在的なボトルネックを明らかにして最適化することで 本番の導入環境でのユーザーへの影響を防ぐことができます。このセクションでは、

このソリューションの検証時に当社が実行したステップの概要について説明します。

VSPEX実証済みインフラストラクチャでのOracle Database 11gR2の検証を始める前

に、「Oracle Database 11gR2用の実装ガイド」に基づいてOracle Database 11gR2を

VSPEX実証済みインフラストラクチャに導入したことを確認します。

表 8に、Oracle Database 11gR2環境を本番実装する前に必要なステップの概要を

示します。

表 8. アプリケーション検証のハイレベル ステップ

ステップ 説明 ステップ

1 一般的なビジネス ワークロードを再現するテ スト シナリオを(VSPEX サイジング ツールで 示されているとおりに)定義します。

テスト環境の作成

2 Oracle Database 11gR2環境の主要なメトリッ

クを把握し、ビジネス要件を満たすパフォー マンスと容量を達成します。

ステップ1:客様の使用例

の評価 3 Oracle Database 11gR2用VSPEXサイジング

ツールを使用し、VSPEX実証済みインフラスト ラクチャ実装のアーキテクチャとリソースを決 定します。

サイト

4 VSPEX 実 証 済 み イ ン フ ラ ス ト ラ クチ ャ上 で Oracle Database 11gR2の設計と構築を行い ます。

Oracle Database 11gR2 OLTPの実装ガイド

5 実際の環境をシミュレートするテスト ツールを 使用してデータを設定する。

Swingbenchを使用して、

データベースのオーダー エントリー スキーマを作成 して取り込む。

6 テストを実行し、結果を解析して、VSPEX アー キテクチャを最適化します。

サンプルのOracle Database 11gR2のパ フォーマンスを得るため Swingbenchを使用します。

テスト シナリオに加えて、Oracle Database 11gR2のテストの目標を知ることが重要 です。そうすることで、Oracle Database 11gR2 の妥当性検査を行う際に、どのメト リックを把握する必要があり、各メトリックについてどの閾値を満たす必要があるの かを決めやすくなります。仮想化Oracle Database11gR2用VSPEXソリューションを 検証する際は、次の主要メトリックを考慮してください。

• TPS(毎秒のトランザクション数)

• 変化率

• ユーザーI/Oの平均待機時間

• コミットの平均待機時間

VSPEX サイジング ツールは、お客様のビジネス要件を満たすための基本的なメト

リックや閾値を定義するのに役立ちます。VSPEXサイジング ツールの使用の詳細に

ついてOracle Database 11gR2用VSPEXサイ

ジングツールの説明を参照してください。

テスト環境の作成

テストの目標を決め、測定項目を定めて、データベースに必要な容量を計算定した ら、次のステップとして、仮想化Oracle Database11gR2用VSPEXソリューションのテ スト環境を設計し作成します。テスト データベースでは、本番環境をできるだけ正確 に再現します。ここまで説明したストレージ レイアウト、ネットワーク ロード バラン シング、ネットワーキングなどの機能をすべて考慮します。

仮想化Oracle Database11gR2用VSPEXソリューションでは、Swingbenchを使用し て一般的なOracle Database11gR2シナリオをシミュレートしました。

テスト環境を準備したら、サーバと Oracle データベースについて計画を立て、テスト の実行に必要なマシンについても計画を立てる必要があります。マシンのうち1台を

Swingbench サーバとして使用します。Swingbench サーバは、ユーザー定義トラン

ザクションのワークロードをシミュレートすることでデータベースに負荷をかけ、

Oracle Database 11gR2データベースにリクエストを発行します。テスト結果をOracle

Databaseに格納します。

Oracle Database 11gR2用の完全なテスト環境を用意するために、テスト環境とテス

ト ツールに加えて他のツールも必要になる場合があります。詳細については、

Oracle Technology Network(TechNet)でこのトピックに関する記事を参照してくださ

テスト データベースの設定

テスト環境を作成したら、実行するデータのタイプを決定します。このソリューション

では、250 GB のデータベースを設定し、Swingbench ツールを使用してユーザーを

スケーリングすることでシミュレートした OLTP ワークロードを適用しました。次に、

Swingbench サーバで生成されたさまざまなセッションを使用してデータベースにア

クセスしました。

ソリューションの実装

VSPEXインフラストラクチャの設計が完了したら、「仮想化Oracle Database 11g OLTP

用EMC VSPEX実装ガイド」(このドキュメントの関連ドキュメント)でソリューションの実

装方法の詳細を参照してください。

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