• 米国商務省の統計によると、米国におけるソフトウェア投資の約3割がパッケージソフトウェア、約3割がカスタマイズソフトウェア(委託 開発)、約4割が自社開発となっている。

• パッケージソフトウェアの割合は1970年代は10%程度だったものが1980年から1990年代後半にかけて30%程度まで増加してい る。

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

1970 1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016

Prepackaged( パッ ケージ) Custom( カ スタ ム) Own account( 自社開発)

ソフトウェア投資の内訳(民間企業)

出典:米国商務省(BEA)

https://apps.bea.gov/histdata/fileStructDisplay.cfm?HMI=11&DY=2016&DQ=N&D

米国における労働生産性向上の要因(1973-2000)

(出典)大統領経済諮問委員会(CEA)「Economic Report of the President (2001)」

https://www.govinfo.gov/content/pkg/ERP-2001/pdf/ERP-2001.pdf 労働生産性

情報資本

全要素生産性 景気循環要因

1995-2000年についてみると、情報資本の深化が進む中で、労働生産性、TFPともに上昇率が加速しており、「ニュー・エコノミー」が

確認できる。

米国における労働生産性向上の要因(1973-2001)

(出典)大統領経済諮問委員会(CEA)「Economic Report of the President (2002)」

https://www.govinfo.gov/content/pkg/ERP-2002/pdf/ERP-2002.pdf 労働生産性

情報資本

全要素生産性 景気循環要因

1995-2001年についてみると、情報資本の深化が進む中で、労働生産性、TFPともに上昇率が加速しており、「ニュー・エコノミー」が

確認できる。

米国における労働生産性向上の要因(1973-2002)

(出典)大統領経済諮問委員会(CEA)「Economic Report of the President (2003)」

https://www.govinfo.gov/content/pkg/ERP-2003/pdf/ERP-2003.pdf 労働生産性

情報資本

全要素生産性 景気循環要因

1995-2002年についてみると、情報資本の深化が進む中で、労働生産性、TFPともに上昇率が加速しており、「ニュー・エコノミー」が

確認できる。2000-2002年については、労働生産性が向上しているが、情報資本、TFPは低下している。

先進国における情報化の効果(米国)

米国における情報化投資の効果を長期にわたって分析した結果、1970年代から1990年代前半までの時期は、情報資本が深化し ているにもかかわらず、米国の労働生産性、全要素生産性(TFP)ともに、以前に比べて低下しており、まさに「ソロー・パラドックス」その ものである。ところが、1995年以降についてみると、情報資本の深化が一段と進む中、労働生産性、TFPともに上昇率が加速しており、

「ニュー・エコノミー」が確認できる。

(出典)Jorgenson, Dale W., Mun S. Ho, and Kevin J. Stiroh (2008) “A Retrospective Look at the U.S. Productivity Growth Resurgence,” Journal of Economic Perspectives,

情報資本 労働生産性

全要素生産性

「ソロー・パラドックス」 「ニューエコノミー」

先進国における情報化の効果(日本)

我が国における情報化投資の効果を長期にわたって分析した結果、情報資本の蓄積は1980年代後半に加速したが、1990年代に 鈍化している。また、情報資本の蓄積は全要素生産性の変化と同符号の動きを示しており、1980年代の米国にみられたようなソロー・

パラドックスは観察されなかった。

なお、1990年代の成長鈍化は景気循環要因によるところが大きく、構造的な労働生産性上昇率は2%台半ばを維持している。

(出典)篠﨑彰彦(2005)「成長会計モデルによる日本の労働生産性と情報資本の寄与 : 日本にソロー・パラドックスは存在したか?」九州大学経済学会『經濟學研究』 No.71(2/3),

付加価値増加の要因分析(EU KLEMS)

199 9-2000 200 1-2005 200 6-2010 201 1-2015

労働の質 -0.03 0.23 0.23 0.15

労働 0.65 -0.10 -0.46 0.67

一般資本 1.00 0.89 0.34 0.45

ICT資本 0.74 0.29 0.22 0.14

TFP 1.38 0.87 0.21 0.14

付加価値成長率 3.75 2.18 0.55 1.55 3.75

2.18

0.55

1.55

-1 0 1 2 3 4

米国

労働の質 労働 一般資本 ICT資本 TFP 付加価値成長率

(%)

199 8-2000 200 1-2005 200 6-2010 201 1-2015

労働の質 0.27 0.31 0.36 0.36

労働 0.71 0.36 -0.19 1.03

一般資本 0.94 0.75 0.12 0.43

ICT資本 0.37 0.24 0.13 0.09

TFP 1.16 1.03 -0.05 -0.05

付加価値成長率 3.44 2.70 0.38 1.86 3.44

2.70

0.38

1.86

-1 0 1 2 3 4

英国

労働の質 労働 一般資本 ICT資本 TFP 付加価値成長率

(%)

199 6-2000 200 1-2005 200 6-2010 201 1-2015

労働の質 0.02 0.35 -0.06 0.11

労働 -0.08 -0.60 0.26 0.43

一般資本 0.61 0.43 0.42 0.27

ICT資本 0.87 0.32 0.32 0.12

TFP 0.62 0.24 0.30 0.57

付加価値成長率 2.04 0.73 1.24 1.50 2.04

0.73

1.24

1.50

-1 0 1 2 3 4

独国

労働の質 労働 一般資本 ICT資本 TFP 付加価値成長率

(%)

199 6-2000 200 1-2005 200 6-2010 201 1-2015

労働の質 0.36 0.28 0.21 0.50

労働 0.60 0.17 0.25 0.13

一般資本 0.76 0.84 0.53 0.25

ICT資本 0.19 0.22 0.15 0.13

TFP 0.96 0.08 -0.32 0.00

付加価値成長率 2.87 1.59 0.83 1.01 2.87

1.59

0.83

1.01

-1 0 1 2 3

4 仏国

労働の質 労働 一般資本 ICT資本 TFP 付加価値成長率

(%)

労働生産性向上の要因分析(EU KLEMS)

199 9-2000 200 1-2005 200 6-2010 201 1-2015

労働の質 -0.03 0.23 0.23 0.15

一般資本 0.66 0.84 0.86 -0.18

ICT資本 0.65 0.33 0.25 0.09

TFP 1.38 0.87 0.21 0.14

労働生産性成長率 2.66 2.28 1.56 0.19 2.66

2.28

1.56

0.19

-1 0 1 2 3

米国

労働の質 一般資本 ICT資本 TFP 労働生産性成長率

(%)

199 8-2000 200 1-2005 200 6-2010 201 1-2015

労働の質 0.54 0.31 0.36 0.36

一般資本 0.25 0.01 -0.29 -0.24

ICT資本 0.40 0.23 0.14 0.06

TFP 1.38 1.03 -0.05 -0.04

労働生産性成長率 2.56 1.58 0.16 0.13 2.56

1.58

0.16 0.13

-1 0 1 2 3

英国

労働の質 一般資本 ICT資本 TFP 労働生産性成長率

(%)

199 6-2000 200 1-2005 200 6-2010 201 1-2015

労働の質 -0.09 0.30 0.13 0.52

一般資本 0.56 0.62 0.62 0.24

ICT資本 0.22 0.22 0.13 0.11

TFP 1.19 0.11 -0.30 -0.02

労働生産性成長率 1.88 1.24 0.57 0.85 1.88

1.24

0.57

0.85

-1 0 1 2 3

仏国

労働の質 一般資本 ICT資本 TFP 労働生産性成長率

(%)

199 6-2000 200 1-2005 200 6-2010 201 1-2015

労働の質 -0.25 0.35 -0.06 0.11

一般資本 0.23 0.62 0.31 0.16

ICT資本 0.70 0.31 0.29 0.10

TFP 1.04 0.24 0.30 0.57

労働生産性成長率 1.72 1.51 0.83 0.94 1.72

1.51

0.83 0.94

-1 0 1 2 3

独国

労働の質 一般資本 ICT資本 TFP 労働生産性成長率

(%)

日本の付加価値、労働生産性向上の要因分析

In document 平成の情報化に関する調査研究 2019 年 3 月 29 日 総務省情報流通行政局情報通信政策課情報通信経済室 ( 委託先 : 株式会社情報通信総合研究所 ) (Page 67-75)