Viscosity モジュール
Viscosity の起動
• スラグ・ガラスの粘度を計算
• FToxid データベースが必要
Clear All をクリック
ワークシートのクリア
ワークシートのクリア
単位の設定
単位の設定、計算後に変更可能
データベースの設定
データベースの設定
▼Meltsデータベース
系:Al2O3-B2O3-CaO-FeO-Fe2O3-K2O-MgO-MnO-Na2O-NiO-PbO-SiO2 -TiO2-Ti2O3-ZnO-F
低粘度に対応。溶融スラグ、溶融スラグの過冷却状態でおおよそ 900 ℃ 以上。
最初に Melts を使って計算して、計算結果が log10(viscosity, poise) < 7.5 また は ln(viscosity, Pa-S)<15 ならばその結果を利用できる
▼Glass データベース
系: Al2O3-B2O3-CaO-K2O-MgO-Na2O-PbO-SiO2
高粘度に対応。 低粘度の場合も計算可能だが、Melts よりも正確度が低い
溶融スラグの粘度計算
SiO2-Al2O3-CaO-MgO 系スラグの粘度を計算する
■ステップ 1
固液共存状態かどうかを Equilib モジュールで確認する。過冷却状態を仮定して 計算する場合は、このステップは不要で省略できる。
フッ素が含まれる場合で FToxid-SLAGH を選択したときは、有効組成に制限が あるため、固液共存状態かどうかを調べられない場合が多いだろう。
系によっては FToxid-OXFL を使ってみてほしい。
溶融スラグの粘度計算
5. 反応種を入力 6. Next をクリック
1. Equilib を起動
3. 単位を設定
4. + をクリックして、入力場所を作成
2. 新規設定 ⇒ はい ⇒ いいえ ⇒ FToxid を選択
溶融スラグの粘度計算
8. 温度と圧力を入力
7. 平衡状態で存在する可能性のある相と物質を選択
9. Calculate をクリック
溶融スラグの粘度計算
A-Slag-liq 相と Mullite 相の固液共存状態である
溶融スラグの粘度計算
■ステップ 2
Viscosity モジュールを使って粘度を計算する
1. Viscosity を起動して ワークシートをクリア
2. 単位を設定(後で変更可能)
3. データベースを選択。
高温なので Melts を使う 固液共存状態における液相のみの粘度を計算する
溶融スラグの粘度計算
5. スラグ相の組成と温度を入力
4. フッ化物はないので 表示を隠しておく
6. Calculate をクリック
計算結果は ln(viscosity, Pa-S)<15 なので、Melts で OK である。
高粘度の場合は Glass データベースで再計算
溶融スラグの粘度計算
7. スラグ相の組成と温度を入力して、Calculate をクリック
8. 単位を poise に変更
過冷却状態におけるスラグの粘度を計算する
溶融スラグの粘度計算
9. File ⇒ Save as ... で計算設定と結果を Excel 形式に保存。セルのサイズを調 整していると保存できない。調整してしまった場合は Viscosity を再起動して保 存するか、Excel にコピー&ペーストしておく