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スラグ・ガラスの粘度( Viscosity )

ドキュメント内 FactSage 6.4 トレーニング 基礎コース (ページ 183-196)

Viscosity モジュール

Viscosity の起動

• スラグ・ガラスの粘度を計算

• FToxid データベースが必要

Clear All をクリック

ワークシートのクリア

ワークシートのクリア

単位の設定

単位の設定、計算後に変更可能

データベースの設定

データベースの設定

▼Meltsデータベース

系:Al2O3-B2O3-CaO-FeO-Fe2O3-K2O-MgO-MnO-Na2O-NiO-PbO-SiO2 -TiO2-Ti2O3-ZnO-F

低粘度に対応。溶融スラグ、溶融スラグの過冷却状態でおおよそ 900 ℃ 以上。

最初に Melts を使って計算して、計算結果が log10(viscosity, poise) < 7.5 また は ln(viscosity, Pa-S)<15 ならばその結果を利用できる

▼Glass データベース

系: Al2O3-B2O3-CaO-K2O-MgO-Na2O-PbO-SiO2

高粘度に対応。 低粘度の場合も計算可能だが、Melts よりも正確度が低い

溶融スラグの粘度計算

SiO2-Al2O3-CaO-MgO 系スラグの粘度を計算する

■ステップ 1

固液共存状態かどうかを Equilib モジュールで確認する。過冷却状態を仮定して 計算する場合は、このステップは不要で省略できる。

フッ素が含まれる場合で FToxid-SLAGH を選択したときは、有効組成に制限が あるため、固液共存状態かどうかを調べられない場合が多いだろう。

系によっては FToxid-OXFL を使ってみてほしい。

溶融スラグの粘度計算

5. 反応種を入力 6. Next をクリック

1. Equilib を起動

3. 単位を設定

4. + をクリックして、入力場所を作成

2. 新規設定 ⇒ はい ⇒ いいえ ⇒ FToxid を選択

溶融スラグの粘度計算

8. 温度と圧力を入力

7. 平衡状態で存在する可能性のある相と物質を選択

9. Calculate をクリック

溶融スラグの粘度計算

A-Slag-liq 相と Mullite 相の固液共存状態である

溶融スラグの粘度計算

■ステップ 2

Viscosity モジュールを使って粘度を計算する

1. Viscosity を起動して ワークシートをクリア

2. 単位を設定(後で変更可能)

3. データベースを選択。

高温なので Melts を使う 固液共存状態における液相のみの粘度を計算する

溶融スラグの粘度計算

5. スラグ相の組成と温度を入力

4. フッ化物はないので 表示を隠しておく

6. Calculate をクリック

計算結果は ln(viscosity, Pa-S)<15 なので、Melts で OK である。

高粘度の場合は Glass データベースで再計算

溶融スラグの粘度計算

7. スラグ相の組成と温度を入力して、Calculate をクリック

8. 単位を poise に変更

過冷却状態におけるスラグの粘度を計算する

溶融スラグの粘度計算

9. File ⇒ Save as ... で計算設定と結果を Excel 形式に保存。セルのサイズを調 整していると保存できない。調整してしまった場合は Viscosity を再起動して保 存するか、Excel にコピー&ペーストしておく

ドキュメント内 FactSage 6.4 トレーニング 基礎コース (ページ 183-196)

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