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第2章 大田区の現状と課題

1.4 新スポーツ健康ゾーン

大田区では、大森ふるさとの浜辺公園を中心として、大森スポーツセンター、大田スタ ジアム、森ケ崎公園、大田区総合体育館に囲まれたエリアを新スポーツ健康ゾーンと呼称 し、ゾーン全体を一つのスポーツ機能の集積地と捉えることで、「するスポーツ」「みるス ポーツ」の充実を図り、スポーツ健康都市宣言に掲げる「区民のスポーツを通じた健康で 豊かな暮らし」を実現するシンボルゾーンとする構想を掲げている。

このエリアには、野球場やプール、体育館など区民の生涯スポーツのための施設や弓道 場、相撲場、区内唯一の専用競技場であるアーチェリー場などが集積している。また、ト ップレベルの大会が開催できる施設(大田区総合体育館、東京都 23 区内で唯一の常設ビ ーチバレー場など)もあり、「みる」スポーツの拠点としての活用も期待されている。

さらに、ゾーン内には緑や水辺が豊富にある公園も多く、フィールドアスレチックなど も整備されており、家族やグループでのレクリエーションや憩いの場としても利用できる エリアとなっているが、公共交通機関によるアクセスの利便性に欠ける点が課題となって いる。

このような、さらなる利活用の可能性を持つ施設群を「スポーツ健康都市」の視点から 顕在化させるため、区民が意識せずとも身体を動かし、健康の維持増進につなげるエリア とする方策が求められる。

新スポーツ健康ゾーン 1.4

題 身近なスポーツの場として、さらなる活用を図る方策の検討

大田区スポーツ推進計画(改定版)

第 2 章 大田区の現状と課題

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また、周辺の商店街などと一体となったまちづくりや民間事業者との連携による飲食・

サービス機能の充実などによって、賑わいを創出し、より豊かな余暇時間が過ごせるエリ アとすることで、各施設の利用を促進し、区民がスポーツに親しむきっかけづくりを図る ことも課題といえる。

■ 新スポーツ健康ゾーンの位置図と回遊イメージ

(大森東水辺スポーツ広場:ビーチバレー場) (平和の森公園:フィールドアスレチック)

大田区スポーツ推進計画(改定版)

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25 区民のスポーツニーズ調査(関連資料1参照)では、新スポーツ健康ゾーン構想の認知 度として「よく知っている」「少し知っている」の計は約 1 割(11.7%)にとどまってい る。この構想に対する区民の認知度を高め、ゾーン全体として区内外にプロモーション展 開を行っていく体制や仕組みの整備も必要である。

■「新スポーツ健康ゾーン構想」の認知度

新スポーツ健康ゾーンの公園に設置を希望する施設・設備については「ウォーキングコ ース」が 27.2%と最も高く、次いで「フィールドアスレチック」(22.9%)、「サイクリ ングコース」(22.2%)となっている(「わからない」を除く)。

■新スポーツ健康ゾーンならではの公園に希望する施設・設備

27.2 22.9

22.2 19.6 19.4 14.6

7.5 6.6 3.8 2.4

23.9 8.2

3.7

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30%

ウォーキングコース フィールドアスレチック サイクリングコース ジョギングコース スポーツクライミング 健康体操の器具 グラウンドゴルフコース スケートボードリンク アーチェリー エアライフル わからない その他 不明

課 題

エリアとしての利用価値向上と情報発信力強化による「スポーツ健康都市おおた」の シンボルゾーン化

良く知っている 2.4%

少し知っている 9.3%

あまり知らない 27.9%

聞いたことがない 58.4%

不明 2.0%

大田区スポーツ推進計画(改定版)

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2 スポーツ推進の実施主体

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