4-1 ベースラインの確認
分析前にベースラインが安定していることを確認します。
(1) [取り込みの表示]画面の [セットアップ・ベースラインモニター]ボタンをクリックします。
(2) 装置メソッドのドロップダウンリストから使用する装置メソッドを指定します。
(3) [セットアップ]をクリックした後、 [平衡/モニター]をクリックすると、ベースラインのモニタリングが始まります。
流速や組成、カラム温度など、正しく運転されていることを確認してください。
ROUTE
試し打ちを行う場合は → 4-2 シングル注入へ (40 ページ)
連続の分析を行う場合は → 6 分析開始 その 2(連続分析)へ (55 ページ)
セットアップ・ベースラインモニターボタン
4-2 シングル注入
シングル注入では1つの検体を測定します。条件検討などの試し打ちの際に便利です。
(1) サンプルの入ったカローセルをセットします。このとき、設置するカローセル位置(=番号)を確認してください。
(2) [取り込みの表示]画面上の[シングル注入]ボタン をクリックします。
【サンプル名】 サンプルの名前を入力。
【機能】 未知試料注入か標準試料注入を選択。
【メソッドセット】 プロジェクト内にあるメソッドセットがドロップダウンリストに表示されます。
【バイアル】 カローセルにセットしたバイアル番号を入力します。
【注入量】 単位は[μL]
【分析時間】 単位は[分]。注入後に分析時間を延長することは出来ません。
(3) [注入]ボタンをクリックします。
分析が開始されると、[取り込みの表示]と[コントロールパネル]の2箇所で分析中のクロマトグラムを確認する シングル注入ボタン
Reference 分析の中断
取り込みの表示中の[実行の中断]ボタン を押してください。
中断方法を選択するダイアログボックスが開きますので中断方法を選択してください。
このボタンでベースラインモニターも中断します。
分析、モニターを中断しても送液は停止しません。
送液を中断するには送液停止ボタン をクリックしてください。
ROUTE
シングル注入が完了したら、得られたクロマトグラムを確認し解析条件を設定します。
4-3 クロマトグラムの確認 (42 ページ)
解析条件の設定
2D クロマト(UV、ELSD、FL(2D 取込))の解析条件を作成したい場合
・・・5-1 2D データの解析 (44 ページ)
3D クロマト(PDA、FL(3D 取込))の解析条件を作成したい場合(48 ページ)
・・・5-2 3D データの解析 (48 ページ)
中断ボタン
4-3 クロマトグラムの確認
生データ、解析結果、作成したメソッドなどは全てプロジェクト内に保存されます。ここでは、取り込んだクロマト グラム(データ)の確認方法をご紹介します。
(1) ナビゲーションバーの[プロジェクトを開く]をクリックします。
(2) 取り込んだ生データは、[サンプルセット]、[インジェクション]、[チャンネル]タブに表示されます。ここでは チャンネルタブを開き任意の行で右クリック>[レビュー]を選択してデータ表示画面を開きます。
プロジェクト内の各タブについての詳細は P43 Reference を参照してください。
ROUTE
解析条件の設定
2D クロマト(TUV、ELSD、FL(2D 取込))の解析条件を作成したい場合
・・・5-1 2D データの解析(44 ページ)
3D クロマト(PDA、FL(3D 取込))の解析条件を作成したい場合(48 ページ)
・・・5-2 3D データの解析(48 ページ)
クリック
分析直後、解析直後などテー ブルが更新されていない場合 に、[更新]ボタンをクリック します
【サンプルセット】 → 【インジェクション】 → 【チャンネル】
例)サンプルセット A バイアル 30 本を2回ずつ打つ 254nm と 300nm を同時取り込み (1つのサンプルセット) (60 インジェクション) (120 のチャンネルデータ)
【結果セット】タブへ入ります。 【結果】タブへ入ります。
ダブルクリックでサンプルセット→インジェクション→チャンネル
サンプルセットタブでサンプルセットを選択してダブルクリックするとインジェクションタブに移りサンプルセット内の 全てのインジェクションが表示されます。
インジェクションを選択してダブルクリックするとチャンネルタブに移り、インジェクションに含まれる全てのチャンネル が表示されます。
Reference プロジェクト画面の各タブについて (1) サンプルセット、インジェクション、チャンネル
Empower2 の波形データ(クロマトグラム)にはサンプルセット・インジェクション・チャンネルの 3 種類があります。それ ぞれの関係は下図の通りで、1 回の分析で取り込んだ全てのデータがサンプルセットとなり、その中の同じバイアル の同じ注入で取り込まれたデータがインジェクションです。
2 つの検出器を使用している場合、1 つのインジェクションに含まれるチャンネルは 2 つとなります。
波形データのサンプル名に同じ名前を使用しても、前のデータが上書きされることはありません。
(2) 結果セット
連続分析のデータ(サンプルセットデータ)を一括で解析をした場合、結果セットが作成されます。
結果セットに含まれる個々の結果は結果タブに表示されます。
(3) 結果
波形データを計算すると結果データが作成されます。同じデータを何度も計算した場合、前の結果が上書きされ てしまうことはなく、計算した回数分の結果データが残ります。また、不要な結果データを削除しても、波形データ が消えてしまうことはありません。
解析 解析
5.
解析条件の設定 5-1 2D データの解析ここでは、2D のクロマトグラムをもとに波形解析パラメータ、同定条件を定義した「解析メソッド」を作成します。
(1) 解析したいデータ(検量線を作成する場合は濃度の一番低いデータ)を[レビュー]します。
(2) [解析メソッドウィザード]ボタン をクリックします。解析メソッド作成ウィザードを起動します。
【解析メソッド作成ウィザード】
解析条件を始めて作るときは[新しい解析メソ ッドを作成する]を選び、[OK]をクリックします。
(解析メソッドの変更は「既存の解析メソッドを 変更する」を選択します。)
【解析メソッドの新規作成】
解析法を選びます。
解析の種類:LC
解析方法:従来法 or Apex Track
[解析メソッド新規作成ウィザードを使用する]に
解析メソッド作成ウィザードボタン
【波形解析の範囲】(積分範囲の設定)
ピークを検出する範囲(時間)を指定します。
溶媒ピークを解析範囲から除きたい場合に便利 です。
開始〜終了の時間をマニュアルで入力するか、
クロマト上でドラッグして範囲を指定すると自動 的に時間が入力されます。
[次へ]をクリックします。
【ピーク幅と検出感度】
Empower2 が自動的に最適なピーク幅と検出感 度(傾き)を割り当てます。
【ピークの除外】
認識したいピークで最も小さいピークをクリック すると赤く反転します。
「最小面積」and/or「最小高さ」をチェックします。
選択したピークの 95%の面積または高さの値が 入力され、各値を上回るピークのみが検出され ます。
【検量線-全般】
定量する対象:面積 or 高さ 成分情報:濃度 or 溶液濃度
(全てのデータの注入量が同じ場合は「濃度」を、
注入量による補正が必要な場合は「溶液 濃度」を選択します。)
←[いいえ]をクリックします。
クロスチャンネル内部標準は MS 定量時に使用 します。
【名前と保持時間】
成分名を入力します。
*同定しないピークは右クリックし「行の削除」を 行います。ピークの検出(面積等の計算)は 行いますが、同定、定量されません。
【濃度】
1 点検量線の場合で標準試料濃度が常に同じ 場合には、ここで濃度を入力しておきます。
それ以外の場合にはここには濃度を入力しま せん。
【検量線の計算法】
該当する項目にチェックを入れます。
内部標準法の何れかを選ぶと、下に内部標準 成分の選択項目が表示されます。
【解析メソッドの名前】
名前をつけて[完了]をクリックします。
(3) 開いているクロマトグラムに解析メソッドが正しく適用されているか確認します。
【波形解析パラメータ】
解析メソッドのパラメータを表示します。必要であれば、
変更し、解析メソッドを上書き保存してください。
【クロマトグラム】
ピーク検出/同定が正しく行わ れているかを確認します。
【解析メソッド】
解析メソッド名が正しいか確認 します。
【ピークタブ】
ピークの保持時間・面積・成分名が 正しく入力、計算されているか確認 します。
5-2 3D データの解析
ここでは、3D のクロマトグラムをもと波形解析パラメータや同定条件を定義した「解析メソッド」を作成します。
3D データの解析には解析するために特定波長のクロマトグラムの抽出が必要になります。また、抽出した波長の 情報をチャンネルとして「メソッドセット」に登録して解析します。
(1) 解析したいデータ(検量線を作成する場合は濃度の一番低いデータ)を[レビュー]します。
まず解析する波長を決めます。既に決まっている場合は(4)に進みます。
(2) [解析]>[スペクトルの抽出]を選択します。 (任意の時間でスペクトルを抽出します。)
スペクトル抽出ボックスが表示されます。ボックスをドラッグしてスペクトルを確認したいピークのピークトップの位置に 合わせます。
※スペクトル抽出ボックスは複数表示することができます。
(3) UV スペクトル、最大吸収波長を確認後、スペクトル抽出ボックスを右クリック>[削除]します。
スペクトル抽出ボックス
抽出したUVスペクトルの 最大吸収波長
クロマトグラムを抽出します。
(4) [解析]>[クロマトグラムの抽出]を選び、クロマトグラム抽出ボックスを表示します。ボックスに抽出するクロマト グラムの波長を入力します。
解析メソッドを作成します。
(5) メニューバーの下の左端にある、 [解析メソッドウィザード]ボタンをクリックします。
解析メソッド作成ウィザードを起動します。
【解析メソッド作成ウィザード】
[新しい解析メソッドを作成する]を選択し、[OK]
をクリックします。(解析メソッドを変更する場合は
「既存の解析メソッドを変更する」を選択 します。)
抽出したクロマトグラムが 表示されます。
クロマトグラム抽出ボックス 解析メソッドウィザードボタン
【解析メソッドの新規作成】
解析法を選びます。
解析の種類:PDA
解析方法:従来法 or Apex Track [解析メソッド新規作成ウィザードを使用する]に
チェックをして、
[OK]をクリックします。
【波形解析の範囲】
ピークを検出させる範囲(時間)を指定してくだ さい。溶媒ピークを解析範囲から除きたい場合に 便利です。
開始〜終了の時間をマニュアルで入れるか、
クロマト上でドラッグして範囲を指定すると自動 的に時間が入ります。
[次へ]をクリックします。
【ピーク幅と検出感度】
Empower™2 が自動的に最適なピーク幅と検出 感度(傾き)を割り当てます。
【ピークの除外】
検出したいピークで最も小さいピークを、クリック すると赤く反転します。
「最小面積」and/or「最小高さ」にチェックを 入れてください。
選択したピークの 95%以下の面積または高さの ピークが除外されます。