3. SAS コンフィグレーション
3.3 ハードディスクドライブの物理フォーマット
データディスクのパーティションは、RDRを設定した後に作成してください。設定前にパーティションを 作成すると、RDR設定時にパーティションのドライブ文字が削除されることがあります。この場合、本書 の「2 章(2. ドライブ文字の変更)」を参照してドライブ文字を設定してください。
RDR設定時、ディスクがオフラインになることがあります。この場合、[ディスクの管理]を使用し、設定 をオンラインに変更してください。
[RDR機能を利用する上でのヒント]
RDRはExpress5800/ftサーバの内蔵ディスクにのみ設定できます。
RDRはベーシックディスクにのみ設定できます。スパンまたはストライプボリュームを設定したいときは、
ベーシックディスクの状態でRDR を設定後、[ディスクの管理]からダイナミックディスクに変換して ください。
ミラーが外れた状態でシステムをシャットダウン(再起動を含む)したり、長時間(30 分以上)経過したりし た場合、ミラー再同期はディスク上に存在するパーティションの全領域が対象になります。
例えば、CPU/IO モジュールの故障によりミラーが外れた場合、その状態でシステムをシャットダウンし、
CPU/IO モジュールの交換を行ったとき、ディスク上に存在するパーティションの全領域の再同期が必要
になります。
1. ハードディスクドライブの操作 2章 機能変更、増設
RDR によるディスクの二重化 1.2.2
PCI module10のslot1とPCI module11のslot1のディスクを二重化するときの手順を例として以下に説明しま
す。
1. 内蔵スロットに新しいディスクを挿入します。
(ここでは、PCI module10のslot1に挿入します)
挿入するディスクは、新品または物理フォーマット済みで、同期元のディスクと同容量の ものを使用してください。それ以外のディスクの場合、正常に二重化されません。
物理フォーマットは、本書の「3章(3.3 ハードディスクドライブの物理フォーマット)」を 参照してください。
ディスクを挿入した時点で再起動を要求されることがありますが、ここでは再起動の必要はありません。
[後で再起動する]を選択してください。
2. [スタート]画面-[管理ツール](または[スタート]メ ニュー -[管理ツール])から[コンピュータの管理]
を起動し、左ツリーから[記憶域]-[ディスクの管理]
をクリックします。
3. 右フレームで、挿入したディスクが[初期化されていませ ん]と表示された場合は、該当ディスクで右クリックし、
ディスクを初期化します。
初期化が終了した時点で再起動を要求されることがあり ますが、ここでは再起動の必要はありません。
[後で再起動する]を選択してください。
4. [スタート]画面-[
○
↓ ]-[RDR Utility](または[スタート]メニュー-[すべてのプログラム]-[RDR]-[RDR Utility])をクリックし、RDR Utilityを起動します。
挿入したディスクがツリーに表示されていない場合は、しばらくしてから、RDR 重要
ヒント
1. ハードディスクドライブの操作
Express5800/R320e-E4, R320e-M4 メンテナンスガイド(Windows編)
129
2章 機能変更、増設
5. RDR Utilityの左ツリーから、RDRを設定するディスクで
右クリックし、[Create RDR Virtual Disk]を選択します。
このとき、RDR Utilityが数分間停止した状態となる場合 がありますが、そのままお待ちください。
再起動を確認するポップアップが表示されたときは、[は い]をクリックしてください。2分後に自動で再起動しま す。引き続き、手順6以降を実施してください。
6. 対応するスロットに二重化するディスクを挿入します。
(ここでは、PCI module11のslot1に挿入します)
ディスクを挿入した時点で再起動を要求されることがありますが、ここでは再起動の必要はありません。
[後で再起動する]を選択してください。
1. ハードディスクドライブの操作 2章 機能変更、増設
7. RDR Utilityの左ツリーから、RDRを設定するディスクで右クリックし、[Add Physical Disk To RDR Virtual
Disk]を選択します。
1. ハードディスクドライブの操作
Express5800/R320e-E4, R320e-M4 メンテナンスガイド(Windows編)
131
2章 機能変更、増設
8. 同期が始まり、DISK ACCESSランプおよびRDR Utilityの表示が次のように変わることを確認します。
[同期中]
DISK ACCESSランプ
RDR Utility
状態 ステータス
同期元ディスク アンバー点滅または 緑点滅(DISKアクセス時
に緑点灯)
Simplex -
同期先ディスク アンバー点滅または 緑点滅(DISKアクセス時
に緑点灯)
Syncing -
RDR Virtual Disk - Simplex Resync x %
(x=0,4,8,・・・96)
同期中に本機を再起動するとディスクの二重化が完了しません。同期処理が完了するま で、再起動しないでください。
同期に必要な時間は、ディスクのパーティションサイズにより異なります。
279GBのパーティションの場合、約 160 分です。パーティションがない場合、RDR
設定後、すぐに同期が完了します。
ダイナミックディスクの場合は、パーティションの有無ではなくディスクサイズに 依存します。279GBのディスクの場合、約160分です。
ディスク上にパーティションが存在しない場合、同期元ディスクのDISK ACCESS ランプは緑点滅し、状態がOnlineになります。
DISK ACCESSランプは、ディスクへのアクセスがあると、その瞬間に緑色に点灯 します。そのため、同期中を示すアンバー点滅の間にディスクへのアクセスがある と、緑とアンバーが交互に点灯して見えます。
重要
ヒント
1. ハードディスクドライブの操作 2章 機能変更、増設
[同期完了]
DISK ACCESSランプ
RDR Utility
状態 ステータス
同期元ディスク 緑点滅 Duplex -
同期先ディスク 緑点滅 Duplex -
RDR Virtual Disk - Duplex None
ディスク上にパーティションが存在しない場合、同期元ディスク、および同期先ディスク でDISK ACCESSランプが消灯し、状態がOnlineになります。
二重化したディスクに新たにパーティションを作成すると、作成したパーティショ ンの同期が自動的に行われます。
強制シャットダウンなどにより、Windowsが正常終了しないで停止した場合、再起 動後、同期していたディスク上に存在するパーティション全領域の再同期が行われ ます。
ヒント
ヒント
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Express5800/R320e-E4, R320e-M4 メンテナンスガイド(Windows編)
133
2章 機能変更、増設
RDR 設定ディスクの二重化解除 1.2.3
PCI module10のslot1とPCI module11のslot1のディスクの二重化を解除するときの手順を例として以下に説
明します。
システムディスクに対してRDRの設定を解除しないでください。
コマンド実行後、RDRの設定は解除されますが、他のデータは残ります。
ダイナミックディスクに対してRDRを解除することはできません。
RDR Utilityの表示は自動的に更新されません。ディスクの状態を確認するときは、
その都度、メニューから[操作]−[更新]をクリック(または、F5キー押下)し、表 示を更新してください。
1. [スタート]画面-[
○
↓ ]-[RDR Utility](また は[スタート]メニュー-[すべてのプログラム]-[RDR]-[RDR Utility])をクリックし、RDR
Utilityを起動します。
2. 左フレームのツリーから、RDRを解除するディスク で右クリックし、 [Delete RDR Configuration on Physical Disk]を選択します。
3. 次のダイアログボックスでは、[はい]をクリックします。
重要
ヒント
1. ハードディスクドライブの操作 2章 機能変更、増設
4. 該当ディスクのRDRが解除されたことを確認します。
5. 同様に、対応するスロットのディスクのRDRを解除します。
1. ハードディスクドライブの操作
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135
2章 機能変更、増設
解除したディスクが[ディスクの管理]で正しく表示されない場合は、以下を実施してください。
1. [ディスクの管理]を終了します。
2. [コンピュータの管理]−[サービス]画面を開き、以下のサービスを再起動します。
Virtual Disk (vds)
3. [ディスクの管理]を開きます。
アンマウントできないパーティションを含むディスクの場合、再起動確認のポップアップが表示され、[はい]
をクリックすると、2分後に自動で再起動します。
RDR を解除したディスクに存在するパーティションは、任意のドライブ文字が設定され ます。パーティションのドライブ文字を設定し直す場合は、[ディスクの管理]を使用し、
ドライブ文字を適切に設定してください。(本書「2章(2. ドライブ文字の変更)」参照) ヒント
1. ハードディスクドライブの操作 2章 機能変更、増設
RDR Utility のその他の機能
1.2.4
(1)
物理ディスクに対するコマンド(a) Remove Physical Disk From RDR Virtual Disk RDR設定を含む、物理ディスクの全データを削除できます。
実行すると、該当する物理ディスクは、RDR未設定の空のベーシックディスクになります。
本コマンドはDuplex/Syncing状態の物理ディスクに対してのみ実行できます。
1. [スタート]画面-[
○
↓ ]-[RDR Utility](または[スタート]メニュー-[すべてのプログラム]-[RDR]-[RDR Utility])をクリックし、RDR Utilityを起動します。
2. 左フレームのツリーから、対象のディスクを右クリックし、[Remove Physical Disk From RDR Virtual Disk]を選択します。
3. [Remove Physical Disk From RDR Virtual Disk]ダイアログボックスで[はい]をクリックします。
4. [Remove Physical Disk From RDR Virtual Disk]ダイアログボックスで[OK]をクリックします。
(b) Clear Hard MTBF
[MTBF:ハード現在値]と[MTBF:ハードフォールト数]をクリアします。これらの値は、ディスクが故障 したときにカウントされます。
1. [スタート]画面-[
○
↓ ]-[RDR Utility](または[スタート]メニュー-[すべてのプログラム]-[RDR]-[RDR Utility])をクリックし、RDR Utilityを起動します。
2. 左フレームのツリーから、対象のディスクを右クリックし、[Clear Hard MTBF]を選択します。
3. [Clear Hard MTBF]ダイアログボックスで[OK]をクリックします。
(c) Clear Soft MTBF
[MTBF:ソフト現在値]と[MTBF:ソフトフォールト数]をクリアします。これらの値は、ディスクにソフ
トウェア上の障害が起きたときにカウントされます。
1. [スタート]画面-[
○
↓ ]-[RDR Utility](または[スタート]メニュー-[すべてのプログラム]-[RDR]-[RDR Utility])をクリックし、RDR Utilityを起動します。
2. 左フレームのツリーから、対象のディスクを右クリックし、[Clear Soft MTBF]を選択します。
3. [Clear Soft MTBF]ダイアログボックスで[OK]をクリックします。
ヒント