サーバー・プール
4. サーバー・プールの設定を変更
RAC
データベースおよびサービスが自動的に拡張される5. RAC データベースの拡張と縮退
ポリシー管理 RAC データベースの活用例
サーバー・プールの設定 最小数 : 0 (デフォルト)
最大数 : 4
重要度 : 0 (デフォルト)
サーバー・プールの設定 最小数 : 0 (デフォルト)
最大数 : 4
→ 5
重要度 : 0 (デフォルト)
Free
サーバー・プール1
RAC データベース
人事サービス物流サービス
会計サービス
Generic
Free
プール:障害/
拡張用のサーバーを配置するためのサーバー・プール5. RAC データベースの拡張と縮退
操作概要 : サーバープールの属性変更
• ユーザー定義サーバー・プール (srvpool1) の属性を変更し、
ポリシー管理 RAC データベース orcl の拡張・縮退動作を 確認
サーバー・プールの属性変更の流れ(例)
srvpool1
の構成を確認1
srvpool1 の最大値を変更(2 → 1)
2
srvpool1
の最大値を変更(1 → 2
)3
サーバー・プールの属性(最大値)の変更に
応じて
RAC
データベースが縮退、あるいは拡張される
※ データベースのサービスが構成されている場合は
サービスも同時に縮退、あるいは拡張される サーバー・プール srvpool1RAC データベース: orcl
ポリシー 最小数 : 0 最大数 : 2 重要度 : 0
サーバー・プール
Free
サーバー・プール srvpool1orcl
ポリシー 最小数 : 0 最大数 : 2 → 1 重要度 : 0
サーバー・プール
Free
サーバー・プールsrvpool1
RAC データベース: orcl
ポリシー 最小数 : 0 最大数 : 1 → 2 重要度 : 0
サーバー・プール Free
• oracle
ユーザーでログインしたターミナルを用意5. RAC データベースの拡張と縮退
事前準備
[oracle@node1 ~]$
操作を実行するターミナルの準備
1
•
本操作は、サーバー管理ユーティリティ(srvctl)
コマンドを使用して実施 コマンドはoracle
ユーザーで実行•
コマンドの実行例および出力例は次ページより紹介•
本資料の実行環境
データベース:2
ノードのポリシー管理型RAC
データベース
データベース名: orcl
サーバー・プール名: srvpool1•
現在のサーバー・プールの構成、およびデータベースの稼働状態を確認•
以下はデータベースの稼働状態の確認例5. RAC データベースの拡張と縮退
状態の確認 ( データベースの稼働 )
[oracle@node1 ~]$ srvctl status database -d orcl
インスタンスorcl_1はノードnode1で実行中です。インスタンスorcl_2はノードnode2で実行中です。
状態の確認
2
データベース・インスタンス(
orcl_1,
orcl_2
)が稼働中であることを確認サーバー・プール
srvpool1
orcl_1 orcl_2
•
続いてサーバー・プールの構成状態(サーバーの割り当て)を確認5. RAC データベースの拡張と縮退
状態の確認 ( サーバー・プールの構成① )
[oracle@node1 ~]$ srvctl status srvpool -a
サーバー・プール名: Freeアクティブ・サーバー数: 0 アクティブ・サーバー名:
サーバー・プール名: Generic アクティブ・サーバー数: 0 アクティブ・サーバー名:
サーバー・プール名
: srvpool1
アクティブ・サーバー数: 2
アクティブ・サーバー名: node1,node2
NAME=node1 STATE=ONLINE NAME=node2 STATE=ONLINE
srvpool1 に 2 台のサーバーが
割り当てられていることを確認•
続いてサーバー・プールの構成状態(サーバー・プールの属性)を確認5. RAC データベースの拡張と縮退
状態の確認 ( サーバー・プールの構成② )
[oracle@node1 ~]$ srvctl config srvpool
サーバー・プール名: Free重要度: 0、最小: 0、最大: -1 候補サーバー名:
サーバー・プール名: Generic 重要度: 0、最小: 0、最大: -1 候補サーバー名:
サーバー・プール名
: srvpool1
重要度: 0
、最小: 0
、最大: 2
候補サーバー名:srvpool1
のポリシー属性として、最大値 2 が設定されていることを確認
•
サーバー・プール(srvpool1)
の最大値を2
から1
へ変更5. RAC データベースの拡張と縮退
サーバー・プールの属性変更
[oracle@node1 ~]$ srvctl modify srvpool -g srvpool1 -u 1 –f [oracle@node1 ~]$
-u で最大数を指定
稼働しているインスタンスの停止を伴う 際には、
-f
の強制オプションを指定ポリシー 最小数 : 0 最大数 : 2 → 1
重要度 : 0 サーバー・プール
srvpool1
orcl_1 orcl_2
サーバー・プールの属性変更が完了す るまで(プロンプトが返るまで)待つ
srvpool1 orcl_2
サーバー・プールの属性変更
3
•
再度サーバー・プールの構成、およびデータベースの稼働状態を確認•
以下はデータベースの稼働状態の確認例5. RAC データベースの拡張と縮退
状態の確認 ( データベースの稼働 )
[oracle@node1 ~]$ srvctl status database -d orcl
インスタンスorcl_2
はノードnode2
で実行中です。状態の確認
4
データベース・インスタンスは
orcl_2
のみ稼働中であることを確認orcl_2
srvpool1
•
続いてサーバー・プールの構成状態(サーバーの割り当て)を確認5. RAC データベースの拡張と縮退
状態の確認 ( サーバー・プールの構成① )
[oracle@node1 ~] $ srvctl status srvpool -a
サーバー・プール名: Freeアクティブ・サーバー数: 1
アクティブ・サーバー名: node1
NAME=node1 STATE=ONLINE
サーバー・プール名: Generic アクティブ・サーバー数: 0 アクティブ・サーバー名:サーバー・プール名
: srvpool1
アクティブ・サーバー数: 1アクティブ・サーバー名: node2
NAME=node2 STATE=ONLINE
1
台Free
サーバー・プールへ配置され、srvpool1
には残りの1
台のサーバー のみ配置されていることを確認•
続いてサーバー・プールの構成状態(サーバー・プールの属性)を確認5. RAC データベースの拡張と縮退
状態の確認 ( サーバー・プールの構成② )
[oracle@node1 ~] $ srvctl config srvpool
サーバー・プール名: Free重要度: 0、最小: 0、最大: -1 候補サーバー名:
サーバー・プール名: Generic 重要度: 0、最小: 0、最大: -1 候補サーバー名:
サーバー・プール名
: srvpool1
重要度: 0
、最小: 0
、最大: 1
候補サーバー名:srvpool1
のポリシー属性として、最大値
1
が設定されていることを確認•
サーバー・プール(srvpool1)
の最大値を1
から2
へ変更5. RAC データベースの拡張と縮退
サーバー・プールの属性変更
[oracle@node1 ~]$ srvctl modify srvpool -g srvpool1 -u 2 [oracle@node1 ~]$
[oracle@node1 ~]$ srvctl status database -d orcl [oracle@node1 ~]$ srvctl status srvpool -a
[oracle@node1 ~]$ srvctl config srvpool
-u で最大数を指定
ポリシー 最小数 : 0 最大数 : 1 → 2 重要度 : 0
サーバー・プール
srvpool1 orcl_1 orcl_2
サーバー・プールの属性変更