NetBackup バージョン 7.0 は多くの新しい機能を含み、他の製品やプラットフォームとの 互換性に影響する多くの変更も含んでいます。
アップグレードする前に、NetBackup 環境のアップグレード方法に影響する可能性があ る変更の詳細について『Symantec NetBackup リリースノート UNIX、Windows および Linux』を参照してください。
UNIX サーバーの一般的なアップグレード要件を次に説明します。
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■ NetBackup 7.0 への直接アップグレード
6.x バージョンからのみ NetBackup 7.0 に直接アップグレー ドできます。どの 6.0 または 6.5 バージョンでも NetBackup 7.0 に直接アップグレードできます。
このインストールガイドは 6.x から 7.0 にアップグレードするた めの手順を含んでいます。
■ 5.x バージョンからのアップグレード
現在 NetBackup 5.x バージョンを使用している場合は、7.0 に直接アップグレードできません。最初に、NetBackup 6.0 または 6.5 にアップグレードしてください。シマンテック社は 6.5 にアップグレードすることを推奨します。
アップグレードガイドは次の場所のアップグレードポータルに 掲載されています。
http://seer.entsupport.symantec.com/docs/290185.htm。
6.5 にアップグレードした後、7.0 にアップグレードできます。
サポート対象のアップグレード 方法
アップグレード手順に進む前に、既存の NetBackup データベー スを必ずバックアップしてください。アップグレード中にエラーが 発生した場合は、以前のバージョンにロールバックして、データ ベースバックアップの情報を保持できます。
データベースのバックアップ
NetBackup サーバーのインストール要件の多くは、NetBackup のアップグレードにも適用されます。アップグレードする前にこれ らの要件を確認します。
p.16 の 「UNIX 版 NetBackup サーバーのインストール要件」 を 参照してください。
インストール要件の確認
アップグレードの実行時に、マスターサーバーをメディアサーバー に変更することはできません。この変更を行うには、以前のバー ジョンの NetBackup を削除してから新しいバージョンをインストー ルする必要があります。
マスターサーバーのメディア サーバーへの変換
NetBackup Enterprise のアップグレードにおいては、既存の フェールオーバー非対応サーバーを、高可用性 NetBackup フェールオーバーサーバーにアップグレードすることはできませ ん。
フェールオーバー非対応サー バーの NetBackup フェール オーバーサーバーへのアップ グレード
各サーバーの NetBackup のバージョンが、すべてのクライアン トのバージョンと同じかそれ以上であることを確認してください。
サーバーのソフトウェアバージョンが古い場合、クライアントの新 しいソフトウェアバージョンとともに使用すると、問題が発生する 可能性があります。
サーバーとクライアント間のバー ジョンのサポート
アドオン製品は、インストール先の NetBackup サーバーまたは クライアントと同じバージョンにする必要があります。
アドオン製品のバージョン
第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード NetBackup 7.0 に UNIX サーバーをアップグレードするための要件 62
現在 NetBackup 6.x 環境で NBAC を使用している場合は、次 の方法を使用してこの機能をアップグレードします。
■ マスターサーバー
NetBackup をアップグレードする前に NBAC をアップグレー ドする必要があります。
NBAC のインストールとアップグレードの手順については、
『Symantec NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。
■ メディアサーバーおよびクライアント
NBAC は NetBackup をアップグレードするとき同時にアップ グレードされます。個別のアップグレードは必要ありません。
NetBackup のアクセス制御 (NBAC)
NetBackup 7.0 でサポートされていない NetBackup クライアン トが存在する場合、今回のリリースの新しい機能で問題が発生す ることがあります。これらの以前のバージョンのクライアントをアッ プグレードしない場合は、別のポリシーにそれらを移動します。
以前のバージョンのクライアント と新しい機能との競合
gzip および gunzip コマンドがローカルシステムにインストー ルされていることを確認してください。これらのコマンドがインス トールされているディレクトリは、root ユーザーの PATH 環境変 数設定に含まれている必要があります。
gzip と gunzip の場所
NetBackup 7.0 にアップグレードすると、nblog.conf ファイル が新しいファイルで上書きされ、すべてのログレベルがデフォル ト値にリセットされます。NetBackup 6.x 環境でログレベルの値を デフォルトから変更した場合は、アップグレードの後でそれらを変 更する必要があります。
NetBackup 7.0 へのアップグレードは次の機能もリセットします。
■ ログレベル
この機能は NetBackup 6.0 GA で導入されました。7.0 にアッ プグレードすると、この機能がデフォルトにリセットされます (DebugLevel=1 と DiagnosticLevel=6)。
アップグレードの後でログレベルを目的の設定に変更するに は、『Symantec NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照し てください。
■ LogRecycle
この機能は NetBackup 6.0 MP4 で導入されました。7.0 に アップグレードすると、この機能は False (オフ) にリセットされ ます。
アップグレードの後で LogRecycle を目的の設定に変更する には、『Symantec NetBackup トラブルシューティングガイド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。また、
次の Web サイトで情報を参照してください。
http://seer.entsupport.symantec.com/docs/279590.htm nblog.conf ファイルの更新
第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード 63 NetBackup 7.0 に UNIX サーバーをアップグレードするための要件
次に、特定の構成に固有である NetBackup サーバーのアップグレード要件を記述しま す。
NetBackup 7.0 で、NOM は OpsCenter に置き換えられました。
新しい名前でも NOM と同じ機能を保有し、追加機能も含まれて います。
すべての NOM 6.0 MPx と 6.5.x バージョンは OpsCenter (NetBackup 7.0) にアップグレードできます。
NetBackup Operations Manager (NOM)
インストールを行う際に、代替ルートパス名の入力を求めるメッ セージが表示されます。このパスを代替ルート環境で使用する と、別のファイルシステムに NetBackup をインストールできます。
たとえば、ホスト B の root、usr および var ファイルシステム が、それぞれ /alt、/alt/usr および /alt/var としてホスト A にマウントされている場合、ホスト A にログインすると、代替ルー ト環境として /alt を指定して、NetBackup をホスト B にインス トールできます。
この機能は NetBackup サーバーにのみ適用され、別ライセンス 製品やクライアントには適用されません。
Solaris システム
第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード NetBackup 7.0 に UNIX サーバーをアップグレードするための要件 64
■ 使用するクラスタ環境に固有の、クラスタインストールに関す る前提条件および注意事項については、『Symantec NetBackup High Availability 管理者ガイド UNIX、
Windows および Linux』を参照してください。このインストー ルガイドではクラスタインストールについて説明していますが、
特定の構成については詳しく説明していない可能性がありま す。
■ 既存のフェールオーバー非対応サーバーを、高可用性フェー ルオーバー対応の NetBackup サーバーにアップグレードす ることはできません。
■ アップグレードを行う前に、クラスタフレームワークをインストー ルして構成し、起動しておく必要があります。
■ クラスタ環境は NetBackup Enterprise Server によってのみ サポートされます。
■ NetBackup サーバーのアップグレード中に入力する名前は、
実際のローカルホスト名ではなく、仮想サーバーの名前であ る必要があります。
■ NetBackup をインストールするクラスタ内の各ノードで、rsh コマンドまたは同等のコマンドを実行できることを確認します。
(HP-UX では、コマンドは remsh です) 。
root ユーザーとして、パスワードを入力せずにクラスタ内の各
ノードにリモートログインできる必要があります。パスワードを 入力しないリモートログインは、NetBackup サーバー、
NetBackup エージェントおよび別ライセンス製品のインストー ルと構成を行うときにのみ必要です。インストールおよび構成 を完了した後は不要になります。
■ DNS、NIS または /etc/hosts を使用して、仮想サーバー 名を定義しておく必要があります。IP アドレスも同時に定義し ます。(仮想名は IP アドレスのラベルです。)
■ CLUSTER_NAME は、各 bp.conf 構成ファイルで同じであ る必要があります。この要件によって、EMM データベースの 各クラスタノードのデバイス構成情報は正しく格納されます。
この要件を満たさないと、アップグレード時に一部のクラスタ ノードが検出されない場合があります。
クラスタ環境の場合
旧バージョンの NetBackup の再インストール
アップグレードの実行後に旧バージョンの NetBackup を再インストールする予定がある 場合は、バックアップが必要です。再インストールが必要な場合、バックアップに最新の データを含めます。
メモ: クラスタ環境では、以前のバージョンの NetBackup は再インストールできません。
第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード 65 NetBackup 7.0 に UNIX サーバーをアップグレードするための要件
旧バージョンの NetBackup の再インストールを可能にする方法
1 マスターサーバーおよびリモートメディアサーバー上のすべてのデータベース (メ ディア、ボリューム、構成、デバイス) およびカタログのバックアップを行います。
2 旧バージョンの NetBackup に固有のすべての NetBackup パッチ、スクリプトおよ び bp.conf エントリのバックアップを行います。
この時点でクライアントをアップグレードする必要はありません。マスターサーバーお よびリモートメディアサーバーだけをアップグレードします。
アップグレード順序
NetBackup 6.x から 7.0 にアップグレードする場合は、タスクを次の順序で実行すること を推奨します。
■ 現在の 6.x NetBackup データベースをバックアップします。
■ 7.0 にアップグレードされるべきすべてのマスターサーバーの NetBackup アクセス制
御機能をアップグレードします (インストールされている場合)。
■ マスターサーバーをアップグレードします。
■ メディアサーバーをアップグレードします。
■ NetBackup リモート管理コンソールをアップグレードします。
■ NetBackup クライアントをアップグレードします。
■ NetBackup のすべてのアドオン製品 (言語パックなど) をアップグレードします。
メモ: 現在の NetBackup 環境がリモート EMM (メディアサーバーにインストールされた EMM) を使っている場合は、このサーバーを最初にアップグレードする必要があります。
リモート EMM をアップグレードした後、リモート EMM と通信するすべてのマスターサー バーを NetBackup 7.0 にアップグレードしてください。NetBackup では、7.0 EMM サー バーと 6.x マスターサーバーの併用はサポートされません。
インストール処理では、以前のバージョンの NetBackup がシステムにあるかどうかが自 動的に検索されて、判断されます。既存のバージョンが存在する場合、アップグレードの 実行が指示されます。