旧バージョンの NetBackup の再インストールを可能にする方法
1 マスターサーバーおよびリモートメディアサーバー上のすべてのデータベース (メ ディア、ボリューム、構成、デバイス) およびカタログのバックアップを行います。
2 旧バージョンの NetBackup に固有のすべての NetBackup パッチ、スクリプトおよ び bp.conf エントリのバックアップを行います。
この時点でクライアントをアップグレードする必要はありません。マスターサーバーお よびリモートメディアサーバーだけをアップグレードします。
アップグレード順序
NetBackup 6.x から 7.0 にアップグレードする場合は、タスクを次の順序で実行すること を推奨します。
■ 現在の 6.x NetBackup データベースをバックアップします。
■ 7.0 にアップグレードされるべきすべてのマスターサーバーの NetBackup アクセス制
御機能をアップグレードします (インストールされている場合)。
■ マスターサーバーをアップグレードします。
■ メディアサーバーをアップグレードします。
■ NetBackup リモート管理コンソールをアップグレードします。
■ NetBackup クライアントをアップグレードします。
■ NetBackup のすべてのアドオン製品 (言語パックなど) をアップグレードします。
メモ: 現在の NetBackup 環境がリモート EMM (メディアサーバーにインストールされた EMM) を使っている場合は、このサーバーを最初にアップグレードする必要があります。
リモート EMM をアップグレードした後、リモート EMM と通信するすべてのマスターサー バーを NetBackup 7.0 にアップグレードしてください。NetBackup では、7.0 EMM サー バーと 6.x マスターサーバーの併用はサポートされません。
インストール処理では、以前のバージョンの NetBackup がシステムにあるかどうかが自 動的に検索されて、判断されます。既存のバージョンが存在する場合、アップグレードの 実行が指示されます。
サーバーソフトウェアのバージョン 6.x から 7.0 へのアッ
すことを推奨します。このマニュアルはアップグレードする前によく理解する必要がある、
NetBackup 7.0 での重要な変更を記述したものです。
次の情報は、アップグレードに影響する NetBackup 7.0 の重要な変更点を示します。
NetBackup 7.0 以降、このプラットフォームはマスターサーバー または EMM サーバーを含んでいるメディアサーバーとしてサ ポートされません。これは完全なメディアサーバー (EMM なし) ま たは完全なクライアントとしてのみサポートされます。
HP-PARISC
VSM は廃止され、バージョン 7.0 以降でサポートされません。
バージョン 7.0 にアップグレードする前に、次のいずれの処理を 実行するかを決定する必要があります。
■ VSM を保持するには、サーバーを現在の 6.x バージョンの
ままにします。
■ バージョン 7.0 にアップグレードする前に、マイグレートしたす べてのファイルを戻し、VSM と関連製品を削除します。
VSM を削除する方法に関しては次のいずれかを参照してく ださい。
『NetBackup Storage Migrator Installation Guide』
VSM_README.txt ファイル (Solaris SPARC と HP-PARISC メディアの先頭にある)
Veritas NetBackup Storage Migrator (VSM)
NetBackup 7.0 サーバーソフトウェアは 64 ビットの互換性のみ があり、32 ビットシステムにインストールできません。
アップグレードしたい NetBackup 6.x マスターサーバーがインス トールされた 32 ビットシステムがある場合には、最初にサポート 対象の 64 ビットシステムに NetBackup カタログとデータベース をマイグレートしてください。
p.21 の 「NetBackup 7.0 でサポートされない種類の NetBackup サーバーの置換について」 を参照してください。
32 ビットシステム
第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード 67 サーバーソフトウェアのバージョン 6.x から 7.0 へのアップグレード
NetBackup 7.0 以降、アドオン製品およびデータベースエージェ ントのほとんどは NetBackup サーバーかクライアントパッケージ とともにインストールされるようになりました。これらの製品の別の インストールはもはや必要とされません。
次の製品が NetBackup サーバーパッケージに含まれるようにな りました (製品がプラットフォームでサポートされている場合)。
■ BMR マスターサーバー
■ NDMP
■ NetBackup Vault
次の製品が NetBackup クライアントパッケージに含まれるように なりました (製品がプラットフォームでサポートされている場合)。
■ BMR ブートサーバー
■ DB2
■ NetBackup Encryption
■ Informix
■ LiveUpdate エージェント
■ Lotus Notes
■ Oracle
■ SAP
■ Snapshot Client
■ Sybase
リストにある製品のバイナリはサーバーかクライアントパッケージと ともに配置されます。製品を有効にするには、有効なライセンス が必要です。製品構成が以前必要であった場合 (db2_config など) は、構成が必要になります。
メモ: Solaris サーバーのアップグレードの場合、このリストの製 品の古いバージョンは NetBackup 7.0 へのアップグレードの前 に削除する必要があります。たとえば、VRTSnbdb2、
SYMCnbdb2、VRTSnbenc、SYMCnbenc などです。インストー ルスクリプトは、削除する必要があるパッケージを検出してそのリ ストを表示します。
日本語と中国語の言語パッケージは別のアドオンのままです。こ れらの製品をインストールし、アップグレードする処理は変わりま せん。
警告: バージョン 7.0 にアップグレードした後に以前のバージョ ンを削除すると、NetBackup インストールの一部が破壊されて、
製品は機能しません。
UNIX パッケージの統合
NetBackup 7.0 以降、アクティブノードは非アクティブノードの前 にアップグレードする必要があります。
クラスタ
第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード サーバーソフトウェアのバージョン 6.x から 7.0 へのアップグレード 68
NetBackup 管理コンソールは、NetBackup をアップグレードす るとき閉じる必要があります。これを行わないと、NetBackup によ り、手順の再度実行を強制するエラーが発生することがあります。
NetBackup 管理コンソール
メモ: 現在 NetBackup アクセス制御機能 (NBAC) 6.x がインストールされている場合、
NetBackup 7.0 にアップグレードする前に、この製品をアップグレードする必要がありま す。アクセス制御機能のアップグレードの手順については、『Symantec NetBackup セ キュリティおよび暗号化ガイド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。
バックアップが実行されない時間にアップグレードおよび再構成をスケジュールすること をお勧めします。ただし、アップグレードの手順では、バックアップがアップグレードの妨 げにならないようにするため、すべてのポリシーを無効にするように指示されます。
NetBackup のアップグレードおよび再構成中にバックアップが実行されないようにポリ シーを一時的に変更することもできます。
サーバーソフトウェアをバージョン 6.x から 7.0 にアップグレードする方法
1 既存の NetBackup 6.x データベースをまだバックアップしていない場合は、バック アップします。アップグレード中にエラーが発生した場合は、以前のバージョンにロー ルバックして、データベースバックアップの情報を保持できます。
2 root ユーザーとしてサーバーにログインします。
3 すべての NetBackup ポリシーとストレージライフサイクルポリシーを次のように無効 にします。
■ マスターサーバーで NetBackup 管理コンソールを開きま す。
■ 左側のツリーで[ポリシー (Policies)]を選択します。
■ 右ペインに表示される NetBackup ポリシーをすべて選択し ます。
■ 選択したポリシーを右クリックし、次に、[無効化 (Deactivate)]
を選択します。
ストレージライフサイクルポリシーを無効にするには、次のコマン ドライン手順を参照してください。
NetBackup 管理コンソー ルを使用する場合
コマンドラインを使用する場合、該当するポリシー用の次のコマンドを入力します。
■ 次のディレクトリに移動します。
cd /usr/openv/netbackup/bin/admincmd
■ NetBackup ポリシーを無効にする場合:
/bpplinfo policy_name -modify -inactive
■ ストレージライフサイクルポリシーを無効にする場合:
第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード 69 サーバーソフトウェアのバージョン 6.x から 7.0 へのアップグレード
/nbstlutil inactive -lifecycle policy_name -modify -inactive
4 ディスクステージングストレージユニットを次のように無効にします。
■ マスターサーバーで NetBackup 管理コンソールを開きま す。
■ 左側のツリーで、[NetBackup の管理 (NetBackup Management)]>[ストレージユニット (Storage Units)]を展 開します。
■ 右ペインで、ディスクステージングストレージユニットをダブ ルクリックします。
■ [ストレージユニットの変更 (Change Storage Unit)]ウィンド ウが表示されたら、[ステージングスケジュール (Staging Schedule)]を選択します。
■ [ディスクステージングスケジュール (Disk Staging Schedule)]ウィンドウが表示されたら、[除外日の設定 (Exclude Dates)]タブをクリックします。
■ システムのアップグレードの日付と一致するカレンダーの日 付を選択します。
■ ディスクステージングストレージユニットごとに、これらの手順 を繰り返します。
NetBackup 管理コンソー ルを使用する場合
コマンドラインを使用する場合、次のディレクトリに移動します。
/usr/openv/netbackup/bin/admincmd 次のコマンドを入力します。
/bpschedulerep schedulename -excl mm/dd/yyyy
5 すべてのメディアサーバーを次のように無効にします。
■ マスターサーバーで NetBackup 管理コンソールを開きま す。
■ 左側のツリーで、[メディアおよびデバイスの管理 (Media and Device Management)]>[デバイス (Devices)]>[ホス ト (Hosts)]を選択します。
■ 右ペインに表示されるメディアサーバーをすべて選択しま す。
■ メディアサーバーを右クリックし、[無効化 (Deactivate)]を選 択します。
NetBackup 管理コンソー ルを使用する場合
コマンドラインを使用する場合:
/usr/openv/volmgr/bin/vmoprcmd -deactivate_host -h device_host
6 NetBackup 管理コンソールが開いている場合は、すぐに閉じる必要があります。
第 5 章 サーバーソフトウェアとクライアントソフトウェアのアップグレード サーバーソフトウェアのバージョン 6.x から 7.0 へのアップグレード 70