コミュニティ緩和ケア推進ネットワーク 「みんなで語ろう!在宅の輪」
~ナイトカフェ~
本日のメニュー
主催:コミュニティ緩和ケア推進ネットワーク 共催:みやぎ在宅支援ドクターネット
*この講座は公益財団法人 在宅医療助成勇美財団の助成により運営されています。
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第2回コミュニティ緩和ケア推進ネットワーク
「みんなで語ろう!在宅の輪」
日時:平成 24 年9月9日 19時から 会場:宮城県大崎市田尻えっちゃん家
大切な命を看取って
北澤昭六の妻 北澤康子
<最初に>
今晩は、今日はこれまでのことを振り返ってお話したいと思います。
平成19年 4 月~20年5月までは、入退院をしながらの闘病生活でした。在宅で 診療を受ける場合には、2人暮らしなので当然手助けが必要です。娘が探してくれて 手続きをしてもらい、穂波の郷クリニックの三浦院長先生と緩和ケア支援センター はるか大石さん達、看護ステーション訪問看護師さん、ヘルパーさん達、皆さんの お世話になりました。本当にどうもありがとうございました。在宅診療、訪問を受 けた期間は、患者と会話して頂きまして家族も共々癒されました。
<心癒される日々>
患者家族をつなぐ連絡ノートはいいですね。その中でも飛び出せお茶会で和んだ 雰囲気が漂う様子を写した写真を頂いたので、はっています。なつかしく思い出さ れます。当時、感じたことを詩にして書いて残しました。
・病んで知る 皆さんからの 御好意に感謝です
・写真贈られ 心あったか ありがとう ありがとうと言葉かさねて
・希望という字に願いを込めて 今日もいきいきスタートライン
我が家は、病人のベッドから桜の花が咲いている風景がよく見えます。
「あっ 咲いている 咲いている あっちにも咲いているよ。」と
<新しい記念樹とひとり暮らし>
我が家の庭には何本も植えてあるけど、平成22年春にコミュニティケア研究会 の皆さんの集りの時に、馬寄せの造園師さん達に植えてもらった記念樹も大きくな っています。我が家の里山もきれいにしておこうと思うので私は、つたを見ればそ れでカゴあみしたり、山野草では草木染めを染めたりして居ながらにして趣味の世 界にのめり込んでいます。初めて来て下さる人達の和みを感じてもらえればと思っ ての日々の暮らしです。
<昭六さんを感じながら暮らす>
昭六さんには色々な所をまわってもらったね。地方探訪とでもいいましょうか ね。ありがとうございました。昭六さんは数字に強い人だと言われていましたね。
よくいろんな事を聞かれていましたがすぐの返答には困らない人でしたね。思い出 せばたくさんの会話も風景も思い出します。そういえば、不思議なことも昭六さん が、いなくなってからあったんですよ。それは、平成22 年まで続きました。
<ふしぎなこと> 前の庭に(庭に咲く花の写真スライド)
・コスモス花 2輪 寄り添うようにそこに咲いていました。
・チューリップも 2 つが真っ直ぐにまた、微笑んでるかのように同じ高さで咲いて いました。
・タケノコ 不思議です、寄り添って2本が並んではえてきました。
・黄花…2本のびてよりそって昭六さんが咲かせてくれたんだね と思っています よ。写真に撮っています。ご覧下さい。
康子(私) 書いておいたからね ふしぎな事たくさんあったよ。ちっとも怖くな いよ、嬉しかったんだから・・・。
<栗原地震の日>
三浦先生、大石さんが往診に来てくれました。ゆれが激しかったですね。みんなで 柱に捕まったり、ベットの上の昭六さんは 『先生大丈夫だよ』 とくりかえし言 っていましたね。いつも耳を澄ませていました、『車の音がしたな 先生の車だな ありがたいありがたい』とよく言っていました。
<記録と記憶>
北澤昭六さんは78才の生涯でした。今思うことは、生前の元気な中に声の録音 をしておけばよかったと思われます。平成20年6月15日が命日です。昭六さん は、康子の自主性を傷つけない人でした。思うようにやれてよかったです。
<療養中の大切なポイント>
「人は人の中で癒される よろこびを共有する場の雰囲気が元気のエネルギー それこそがあったかい薬」穂波の郷クリニック 緩和ケア支援センターはるか 大 石春美さんの言葉です。康子は実感しています。先生といろんな方が一緒においで になりその度、四季の里山の風景写真をお見せしたり、また桜、筍、水仙、銀杏、
紅葉、つつじ、ポポロもご馳走したり、里山を歩いて案内してました。今思えばケ アしながらケアされていました。ありがとうございます。
<ホームケアサポーターになって・・・>
看取りした患者家族の一員として、クリニックで行事がある場合には、参加させ て頂いて心のケアをして頂いています。また癒しを求めている方には、里山を解放 し一緒に歩きながらお話を伺います。看病している方の心をほぐして笑顔になれる ように側で見守りながら、昭六さんの見える和室に案内してお茶にします。一度に 20 人もの人が来た時もありました。温かなひと時がなにより嬉しく、とてもありが たく心より感謝いたして居ります。
平成25 年9月9日 北澤 康子
○北沢氏 肺がん 77 歳 在宅日数38日間
○ドクターネット応援団99やケアNPOひとあかりの方々から支援
○平成21年 ホームケアサポーター任命される
取材 記 録:緩和ケアコーディネーター大石春美