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カンボジア現地セミナー報告

ドキュメント内 ■第25号 2006年01月号 法務省:ICD NEWS (ページ 35-56)

カンボジア 法曹養成 向けて 民事模擬裁判

国際協力部教官 柴 田 紀 子

こ ま ICD NEWS いても度々紹介してい う ,日本 ,カンボジア 支 援要請を受け,JICA 国際協力機構 支援 枠組 ,民法及び民事訴訟法草案 起草を中心 した法整備支援プロジェクトを実施し,既 完成した両草案 現在カンボジ ア国内 審議中 あ

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加えて,カンボジア 上記草案 基 いた民事裁判制度 確立す ,カンボジア 実務法曹 同草案を理解し,運用す 能力を身 付け け い。し し,長年 わた 国内 混乱 ,現在 カンボジア法曹 大半 十分 法学教育を受け いまま

法曹 して任命さ て活動してい 上,そ 数も決して十分 い。こ う 状況 を改善す た ,カンボジア いて ,2002年 裁判官及び検察官 新規教育及び 続教育を担う機関 して王立 法官職養成校 以下, 養成校 いう 設立さ ,今 後 同校を卒業した者 裁判官又 検察官 任命さ こ さ た。養成校 年 間余 準備期間を経て200 年 月 開校し,入学試験 合格した第一期生55

対す 法曹教育を開始した。そして,日本 ,こ 養成校 対す 支援を開始し,20 0 年 月 ,三澤あ 国際協力部教官 JICA 短期専門家 してカンボジア 赴

,同校 実態を調査す し

,そ 後,200 年 月 ,関根澄子国際協 力部教官及び三澤教官 相前後して JICA 短期専門家 してカンボジア 赴 ,養成校教 官 構成さ ワーキン ループを結成し,上記ワーキン ループ も 民事裁判 教材 作成 着手す した。 ,2005年 月,裁判所書記官養成校及び王立 法学院 設立さ ,養成校 裁判所書記官養成校 も ,王立 法学院 下位機関 位 置 け こ ,同年 月,王立 法学院長 して,テップ ロン氏 任命さ

た。

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日本 カンボジア 対す 民法 民事訴訟法起草支援 いて ,本 2号 頁~ 特集 カンボジア民事訴訟法起草支援 ,同 号 頁~ 特集 カンボジア民法 民事訴訟法 起草支援 ,同 号 頁~ 特集 カンボジア民法草案 起草支援事業 携わ て カン ボジア王国民法典草案 ,同 2号5頁~ 特集 カンボジア王国民事訴訟法典草案

いて紹介さ てい 。

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養成校 対す 支援 経緯や実態調査 内容 いて ,本 号 頁~ 国際研修 カ ンボジア け 裁判官 検察官養成 動向 そ 支援 いて紹介さ てい 。

」『

また,日本国内 いても,2005年5月 , 法研修所教官 裁判官 弁護士 て構成さ カンボジア法曹養成共同研究会を結成し,日本国内 養成校を支援 す 体制も整えた。

こ う ,養成校を支援す 体制 整い あ 中,2005年 月20日 同月 29日ま 間,プノンペン所在 養成校 いて,民事模擬裁判を中心 す 現地セミ ナーを開催した。本稿 ,こ 現地セミナーを開催した目的,活動内容及び成果等 い て,紹介したい。

2 現地セミナー 開催 目的

現地セミナー ,養成校 研修生及び教官 カンボジア民事訴訟法草案 た 民事裁判 流 を模擬体験す こ 民事裁判 流 を理解す こ を,第一 目的

した。

養成校 いて ,研修期間 2年間 さ ,前期研修 ヶ月 実務研修 2ヶ月 後期研修 ヶ月 分け てい 。前期研修 ,プノンペン所在 養成校 いて,

講義を中心 した合同研修 実施さ ,実務研修 ,地方 裁判所 配属さ て実務的 指導を受け,後期研修 ,再度,養成校 集合し,任官 向けた講義や試験 実施さ

。模擬裁判当時 2005年 月 ,200 年 月 入学した第一期生たち ,実 務研修を間も く終え う して ,後期研修を経た数ヶ月後 ,裁判官あ い 検 察官 して

,現実 法を適用す こ 予定さ ていた上,そ こ ,日本 起草を 支援した民法 民事訴訟法 成立し,新法 基 いた民事訴訟 始ま こ 想定さ た。

そこ ,第一期生 ,両草案 基 いた民事訴訟 流 を模擬体験させ こ を,第一 目的 した あ 。

第 ,養成校 教官たち ,模擬裁判 いう手法 指導方法を学 も う も ,新しい民事訴訟 流 を体験しても うこ も目的 した。先 も述べた う , カンボジア いて ,長年 わた 国内 混乱 ,裁判官 兼任 あ 養成校教 官 いても,自 十分 法曹教育を受けてい いた ,研修生 対す 指導方法を十 分 してい い上,民法 民事訴訟法両草案 対す 知識 理解も必 しも十分 言 え た あ 。

,カンボジア 法曹養成 ,裁判官 検察官 養成機関 養成校 ,弁護士 養成機 関 弁護士養成校 分さ てい こ ,当初,こ 現地セミナー ,裁判官 検察

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日本 ,人事訴訟手続 限 検察官 立会い 認 て ,通常 民事訴訟 検察 官 関 す こ い。し し,カンボジア 現行民事実務 いて ,通常 民事訴訟 いても,検察官 口頭弁論 立ち会うこ さ てい 。カンボジア民事訴訟法草案第 条第 項 裁判所 ,公益上必要 あ 認 ,検察官 訴状 受理さ たこ を通知し け い。 規定し,同条第2項 検察官 ,第1項 通知 い場 合 いても,公益上必要 あ 認 ,民事訴訟 手続 立ち会い,意見を述べ

こ 。 規定してい 。

官 養成機関 あ 養成校 対す 支援 一環 して実施し う したも あ た。し し,弁護士養成校

いても,抱え 問題 同様 あ たた ,弁護士養成校 も研 修生を参加させ も ,弁護士養成校教官 も指導を担当しても う して,弁護 士養成校 研修生 教官 も民事模擬裁判を体験しても うこ ,カンボジア 法曹 養成 て 意義あ こ 考えたた ,弁護士養成校 研修生や教官 も参加しても うこ た。そして,日本 も,弁護士養成校 対す 支援をしてい 日本弁護士 連合会 ,木内 行弁護士を派遣していた いた。また,研修生や教官 民法 民事訴 訟法両草案 理解を深 いう観点 ,法整備支援プロジェクト 神木篤,坂 一生 両専門家 全日程参加していた ,日本 法曹養成 関す 知見 ,民法 民 事訴訟法両草案 起草支援 携わ 立場 , 益 指導 助言をいた いた 参加者

いて ,資料 参照 。

模擬裁判教材

研修生 ,模擬裁判教材 して,弁論準備手続調書,訴状,答弁書,準備書面,書証 目録,証人等目録,書証,証拠申出書 原告 被告 本人尋問 申出 ,訴訟委任状,送達 報告書を配 した。そして,模擬裁判 ,弁論準備手続を経た第 1 回口頭弁論 開始す

こ した

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~模擬裁判教材 事案概要~

事案 , 500 ル 消費貸借契約 基 く貸金返還請求事件 あ 。被告 請求原 因事実を全面的 否認し,消費貸借契約 締結やこ 基 く金銭授受を直接裏付け 書 証や目撃者等 証人 存在し い。

本件 け 重要 書証 して,被告 作成した, 原告 借 た 返す 書

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カンボジア け 法曹教育 , 主国 あ フ ンス 影響を受け,裁判官 検察官 対す 教育を担う王立 法官職養成校,弁護士 対す 教育を担う弁護士養成校 分さ てい 。カンボジア いて , 995年 弁護士法 制定さ ,2000年度 カ ンボジア王国弁護士会支援プロジェクト 開始さ ,矢吹公敏弁護士 日本弁護士連合会国 際室長 を中心 して,日本弁護士連合会 カンボジア王国弁護士会をカウンターパート し,弁護士教育 法 扶助制度 確立 向けた支援を開始し,2002年 月 弁護士養成 校 開講した。日本弁護士連合会 カンボジア王国弁護士会支援 いて ,本 5号

頁~ 特集 日本弁護士連合会 法整備支援活動 いて紹介さ てい 。

5 カンボジア民事訴訟法草案 ,口頭弁論 前 弁論準備手続を開 ,そこ 争点整理等 をす こ さ てい 。 ,同草案第 0条第 項 訴え 提起さ た ,裁判所

,速や 弁論準備手続 期日を指定し,当事者を呼び出さ け い。,同草案 第 0 条 弁論準備手続 いて ,裁判所 ,当事者 主張を整理し,事件 争点を明

し, ,争点 関す 証拠を整理して,口頭弁論 け 集中的 審理 可能 う 努 け い。 参照。

」6

た借用証 XE 存在す ,こ 借用証 金 記載 い上,そ 作成日 貸付日 く,原告主張 当初 返済期日 てい 。被告 ,こ 借用証を作成し たこ 認 てい ,そ 作成経緯 いて 原告 全く異 主張をしてい 。

また,原告 預金通帳 XE2 ,原告 ,そ 主張す 貸付日 ,銀行 いて,

00 ル 定期預金を解約す も , 00 ル 普通預金を引 出した事実 認 。一方,被告 預金通帳 YE ,原告主張 貸付日 ,被告 銀行

合計 00 ルを複数箇所 送金してい こ 認 。また,原告 口 あ 銀行 ,同日,被告 原告 共 赴いた事実及びそ 後被告 口 あ 銀行 原告 いて行 たこ いて 争い い ,そ 銀行 同行した経緯 いし理 いて 争い あ 。

~模擬裁判教材作成~

カンボジア 研修生たち た 模擬裁判を行う以上,カンボジア 起 た事件を基 , 模擬裁判教材を作成す 望ましいこ 言うま も い。日本側 支援組織 あ カ ンボジア法曹養成共同研究会 も,事実認定を問題 す 以上,カンボジア 実情 応

た事例 基 いた教材を作成す 必要 あ 指摘を受けていた。

し し,当時,民法 民事訴訟法 い も草案段階 あ ,こ 法

た実際 裁判 記録 存在し い上,裁判実務 兼任 あ 養成校教官 ,新法 基 いた教材を作成す 技術 能力 時間 た。また,前述 う ,日本側 支援 体制も うやく活動を始 た あ ,日本側 いても,カンボジア 慣習 文化 実情 即した教材を新た 作成す 時間的余裕 た。

そこ ,日本 法協会発行 事実認定教材をクメール語 し,カンボジア 慣習 文 化 実情 即し, ,民事訴訟法草案 則した形 修正

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して使用す こ した。し し,以下 述べ う ,現地セミナーを通 て,や ,カンボジア 慣習 文化 実 情 即した教材作 必要性を痛感す こ た。

~ ATM 知 た事実認定 意味~

現在 日本 ,ATM 珍しいも いこ 言うま も い。コンビニエンス ストア 設置さ たATMを利用す ,2 時間,預金や引 出し,振込 ,キャッ シン ま 。

模擬裁判教材 元 た事実認定教材 いても,ATM 振込 ,事実認定

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例え ,前述 う ,カンボ ア民事訴訟法草案において ,弁論準備手続 口頭弁論手 続 に 前 置 さ て い る , 弁 論 準 備 手 続 に お い て ず 和 解 を 試 み け ば い 規 定 し て い る 同草案第 0 条 弁論準備手続 いて ,裁判所 ,相当 い 認 場合を除 , ま 和解を試 け い。 参照 。

ドキュメント内 ■第25号 2006年01月号 法務省:ICD NEWS (ページ 35-56)

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