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エンベロープ

ドキュメント内 NordLead2X (ページ 94-98)

ADSR エンベロープ

エンベロープは、ピッチ、アンプリチュード、フィルターのカットオフ周波数、その他、音の構成要素を変調す るのに使用されます。エンベロープは、鍵盤を押す瞬間から放す瞬間までの、時間的な特性の変化を音に 与えます。

古典的なシンセサイザーのエンベロープには、アタック、ディケイ、サスティン、リリースという4つのパラメータ ーがあり、このため ADSR エンベロープ とよく呼ばれます。

鍵盤を弾いたときに、エンベロープが始動してゼロから最大値へと上昇を始めます。最大値に到達するまで の時間はアタックのパラメーターで決定されます。アタックタイムが0に設定されているときは、エンベロープ が瞬時に最高値まで達します。アタックタイムを上げると、最高値に達するまでの時間が長くなります。

たとえばエンベロープでボリュームをコントロールしている場合、アタックを上げると音が柔らかくなります。

エンベロープをフィルターに送れば、音が ワウ という感じで始まります。

エンベロープが最大レベルまで達すると、レベルが再び下がっていきます。下がりきるまでの時間は、ディケ イパラメーターで設定します。

エンベロープのレベルが、ディケイの最後の部分で必ずしもゼロまで下がりきるとは限りません。ADSR エン ベロープには、 サスティン と呼ばれる設定があり、ディケイが終わったあとでエンベロープが保持するレベ ルを、このサスティンで決定します。たとえばフルートの音を作りたい場合、基本的にフルートを吹いている 間は音が一定レベルを保つので、ボリューム用エンベロープのサスティンをやや高めに設定するといいでしょ う。またピアノの音を作りたい場合、ピアノの鍵盤を長く押し続ければ音が減衰して最終的に無音になるの で、サスティンレベルを0に設定するといいでしょう。

アタック (時間)

ディケイ (時間) キーを押す

レベル

時間 アタック

(時間) キーを押す レベル

時間

11. シンセサイズの基本

すでに説明したように、鍵盤を放すまでエンベロープはサスティンレベルに留まります。鍵盤を放すと、レベ ルはゼロまで下がります。このとき、レベルがゼロになるまでの時間は、リリースパラメーターで設定します。

リリースパラメーターは、鍵盤から指を放したときにはじめて作動する点を除けば、ちょうどディケイと同じよ うに働きます。

◆ サスティンを最大レベルに設定した場合、その音のボリュームがディケイによって減衰することはあり得な いため、ディケイの設定を無視してかまいません。

サスティンを0に設定した場合、ディケイ部分が終わったあとで無音になります。アタックを短くしてデ ィケイを柔らげるようにすれば、撥弦楽器(ギター、ピアノなど)のように、しばらくすると減衰して無 音になる楽器の発音をシミュレートすることができます。

キーを押す キーを放す

レベル

時間 アタック

(時間)

ディケイ (時間)

サスティン (レベル)

リリース (時間)

キーを押す キーを放す

レベル

時間

サスティンパラメーターが レベル を表しているのに対し、他のエンベロープのパラメーターはすべて 時間 を表 していることに注意しましょう。

アタック (時間)

ディケイ (時間)

サスティン (レベル)

キーを押す レベル

時間

◆ エンベロープがサスティン部に到達する前に鍵盤を放すと、即座にリリース部へと移行します。次の図は、

この効果を表したものです。

◆ エンベロープのレベルは、鍵盤を叩く強さに応じて変化させることもあります。この効果を使えば、自分 の演奏スタイルに合わせて、たとえば音を明るくしたり(フィルターのエンベロープ)、大きくしたり(アンプ リファイアのエンベロープ)することができます。

AD エンベロープ

さらにシンプルなエンベロープの方式として、アタックとディケイパラメーターのみのエンベロープがあり、AD エンベロープと呼ばれます。AD エンベロープは、ちょうどサスティンレベルを 0 に設定した ADSR のように動 作します(このページの上の図をご参照ください)。この種のエンベロープは、モジュレーション量やインバー ト(プラスマイナス反転)のコントロールと組み合わせて、音の鳴り始めのみを変化させるような場合に便利 です。

Nord  Lead  2X の場合は、モジュレーションエンベロープが AD タイプとなっています。通常 FM のアンプリ チュードやオシレーター 2 のピッチを変調させることで、音のアタック部分の音色を変化させるのに使用しま す。

キーを押す キーを放す

レベル

時間

キーを押す キーを放す

レベル

時間

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11. シンセサイズの基本

LFO

LFO はオシレーターの一種で、シンセサイザーの音を作り出すオシレーターとよく似ていますが、次に挙げ るような点が異なります。

◆ LFO が作り出す信号は非常に低い周波数で、大半は可聴範囲以下(最大 20Hz)となります。

◆ LFO は音を作るのではなく、他のモジュールに接続してパラメーターに変調をかけるのに使用します。

たとえば LFO をピッチに送ればビブラート効果となります。フィルターのカットオフ周波数に送ればワウワウ 風の効果になります。アンプリファイアに送ればトレモロ効果となります。

LFO の主要3大パラメーターは、波形、レイト(周波数)、出力量です。

◆ LFO の波形は、標準的なビブラート(三角波またはサイン波)、ランプ(ノコギリ波)、ランダムといったビ ブラートの種類を決定します。

◆ レイトはビブラートのスピードを決定します。

◆ 出力量は、LFO が変調先に対して与える影響の深さを決定します。

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