1 趣 旨
社会全体で子どもを育てることや子育ての在り方を見つめ直すことが重要になっている今 日、家庭教育に関する講座を全国にくまなく設置している公民館に衛星通信システム(エル・
ネット)を活用して配信することによって、地域における家庭教育学習を支援し、全国津々 浦々の地域で子どもを育てる環境の整備に資する。
2 期 日
平成12年5月17日〜平成13年3月31日
3 プログラムの概要
(1)「エル・ネット 家庭教育セミナー」の企画・制作・放送
文部科学省は、国立女性(婦人)教育会館(以下「会館」)に番組の企画・制作・放 送を委嘱する。会館は、家庭教育番組を企画・制作し、体系的に番組を編成して、全国 各地の公民館に配信する。
(2) 企画協力者
番組の企画、制作、編成に当たって、下記の方々から企画協力者として協力を依頼す る。
企画協力者
鹿嶋 敬 日本経済新聞社編集委員
河野真理子 (株)キャリアネットワーク代表取締役社長 西東 桂子 フリーエディター
残間里江子 メディア・プロデューサー 広岡 守穂 中央大学教授
三上 欣也 日本PTA全国協議会副会長 渡辺 秀樹 慶応義塾大学教授
(3) 放送回数等
月2回隔週で放送(15回程度)
4 プログラムの内容
Ⅰ しつけ集中シリーズ
月 日 テーマ・講師 内 容
1 7/14(金)
「親子のコミュニケーション」
河合 隼雄 国際日本文化研究センター所長 残間里江子 メディア・プロデューサー
世代間のギャップが言われる中で親子 の絆を深めるためのコミュニケーショ ンについて考えた。
「家庭教育手帳解説①」
渡辺 秀樹 慶応義塾大学教授
中野 洋恵 国立女性(婦人)教育会館事業 課主任研究官
家庭教育手帳、ノートについて
Ⅱ 父親の家庭教育参加のためのシリーズ
月 日 テーマ・講師 内 容
2 7/28(金)
「親から学んだもの」
和泉 元彌 狂言師
残間里江子 メディア・プロデューサー
伝統ある狂言の世界に生まれ育った和 泉元彌さんをゲストに親から学んだこ とや伝統について考えた。
「家庭教育手帳解説②」 家族のコミュニケーション
3 8/4(金)
「基本的な生活習慣としつけ」
藤崎眞知代 明治学院大学教授
子どもの発達過程について理解し、ど のようなしつけが必要なのかを明らか にした。
「家庭教育手帳解説③」 しつけって何?
4 8/18(金)
「子どもの社会性を育てる」
汐見 稔幸 東京大学助教授
他人に迷惑をかけない、差別をしない など、子どもの社会性について理解を 深めた。
「家庭教育手帳解説④」 ルールをつくる
5 9/1(金)
「私の子育て論」
鈴木 光司 作家
残間里江子 メディア・プロデューサー
文壇最強の子育てパパの異名を持つ作 家鈴木光司さんの経験談をもとに父親 の意味について考えた。
「家庭教育手帳解説⑤」 家庭で育む思いやり
月 日 テーマ・講師 内 容
1 10/6(金)
「夫婦のコミュニケーション」
広岡 守穂 中央大学教授
河野真理子 ㈱キャリアネットワーク代表取 締役社長
家庭教育、子育てを考える上で父親と 母親のパートナーシップが重要であ る。夫婦のコミュニケーションや家族 のつながりについて考えた。
「家庭教育手帳解説⑥」 夢は人を育てる
2 10/20(金)
「父親の地域参加」
岸 裕司 秋津コミュニティ会長
三上 欣也 日本PTA全国協議会教育問題委 員長
金 朝子 国立女性(婦人)教育会館事業 課専門職員
様々な地域参加は親子のコミュニケー ションの場として、また自然活動の場 としても大きな意味を持っている。父 親が多様な地域活動に子どもとともに 参加し、子どもとともに育っていくこ との重要性を話し合った。
「家庭教育手帳解説⑦」 遊びが子どもを大きくする
3 11/3(金)
「父母の子育て経験」
牧野カツコ お茶の水女子大学教授 中村 克洋 フリーアナウンサー
父親の家庭教育への参加は、諸外国と 比較して少ないといわれる。諸外国の 実状とも比較しながら日本の父母の子 育て経験の実態を明らかにした。
「家庭教育ノート解説①」 家族の在り方を考える
Ⅲ 明日の親のためのシリーズ
月 日 テーマ・講師 内 容
4 11/17(金)
「家庭での父親の役割」
ケント・ギルバート タレント 太田 睦 会社員
千葉まゆみ アナウンサー
父親の役割とは何かについて、諸外国 の実例も示しながら父親像を考えた。
「家庭教育ノート解説②」 家族のコミュニケーション
5 12/8(金)
「仕事と子育て」
下村 健一 元TBSキャスター 西東 桂子 フリーエディター
父親の子育て参加が言われるように なってきたが、父親の子育て参加は進 んでいるのか、父親も母親も子育てに 関わる時間をどのように確保していけ ばいいのか。子育てと職業のバランス について考えた。
「家庭教育ノート解説③」 しつけへの姿勢
月 日 テーマ・講師 内 容
1 1/12(金)
「今どきの妊娠・出産事情」
子どもを産むということ
中村 克洋 フリーアナウンサー 山田まりや タレント
安達 知子 東京女子医科大学助教授 大日向雅美 恵泉女学園大学教授
最近の妊娠・出産をめぐる状況につい て紹介するとともに、乳児期の子ども へのかかわり方や子どもを産み育てる ことの意味についてパネルディスカッ ションを実施し、2回にわたって放送 した。
「家庭教育ノート解説④」 子どもの非行
2 1/19(金)
「今どきの妊娠・出産事情」
子どもを育てるということ 中村 克洋 フリーアナウンサー 山田まりや タレント
安達 知子 東京女子医科大学助教授 大日向雅美 恵泉女学園大学教授
「今どきの最近の妊娠・出産事情」の 2回目として子どもを産み育てること の意味について考えた。
「家庭教育ノート解説⑤」 家庭でのルール
3 2/2(金)
「いろいろな子育て・外国の子育て事情」
西東 桂子 フリーエディター
ミュリエル・ジョリヴェ 上智大学教授 ペマ・ギャルポ 岐阜女子大学教授
各国の子育て事情や日本との比較をと おし、どのように子どもを育てるかに ついて、視聴者の意見や感想を交えて 考えた。
「家庭教育ノート解説⑥」 思いやり
4 2/16(金)
「みんなで支える子育て」
上出 弘之 子どもの虐待防止センター理事 長
河野真理子 ㈱キャリアネットワーク代表取 締役社長
西田百合子 フリーアナウンサー
子どもを持つ家庭を支援するための 様々な制度の現状について理解し、子 育てしやすい社会にしていくためには どのような制度の充実が必要か考え た。
「家庭教育ノート解説⑦」 個性をのばす
5 今後の課題・展望
今回の「エル・ネット家庭教育セミナー」では番組を制作し、それを放送するという方法 をとったが、今後は遠隔地を結んだ双方向の番組構成が必要がある。新しい技術を活用した プログラムの内容の検討が求められる。またまだ視聴者が少ないので効果的な広報が必要で ある。
(事業課主任研究官 中野 洋恵)
月 日 テーマ・講師 内 容
5 3/2(金)
「21世紀の子育てのために」
鹿嶋 敬 日本経済新聞社編集委員・論説 委員
椋野美智子 日本社会事業大学教授 山田 昌弘 東京学芸大学助教授
急速な少子高齢化にともない21世紀の 日本がどのような社会になっていくの か、子どもが育つ環境がどのように なっていくのか、今後の展望を議論し た。
「家庭教育ノート解説⑧」 不登校やいじめなどへの対応