第4章 滝沢村の公共交通計画
第4節 エリア別公共交通ビジョン
これまで、滝沢村全域における公共交通の将来指針を示してきました。
今度は、この将来指針である「たきざわ将来公共交通ビジョン」などの内容に基づ き、公共交通体系上から4つのエリアに区分をして、そのエリア毎における公共交通 のビジョンについて示すこととします。
なお、4つのエリアは、次のように村内 10 地域を区分するものとします。
1.南西エリア(小岩井、大釜、篠木、大沢)
新しい住宅地域と古くからの農業地域が混在するこのエリアには、ミニ新幹線 も走る地方鉄道路線であるJR田沢湖線と田沢湖線に並行する国道 46 号線を運 行する広域生活バス路線の2つの公共交通機関が存在しています。
しかし、この2つの公共交通機関は、村内で連携や接続がされることはなく、
これ以外の公共交通網は発達していない状況にあります。
2.中央エリア(鵜飼、元村)
新旧の住宅地域が混在するこのエリアは、バス路線網が発達しており、高頻度 の路線バスのサービスが提供されています。
しかし、住宅地域によって路線バスのサービス内容に偏りがあるほか、ほぼ全 ての路線がボトルネック地点の通行によって定時性確保が課題となっているほ か、村内の他の地域へ向かう路線網は未発達のままになっています。
3.北東エリア(川前、一本木)
住宅地域が中心の川前地域と国道沿いの集落と農業地域によって構成される 一本木地域によるこのエリアは、第3セクター鉄道に加え、広域生活路線とベッ ドタウン輸送の路線バスがお互いに高頻度のサービスを提供しています。
しかし、鉄道と路線バスの競合が顕著であるほか、地域内の駅を中心とした路 線網や村内の他の地域へ向かう路線網は未発達のままになっています。
4.山麓エリア(姥屋敷、柳沢)
岩手山麓の中山間地域であるこのエリアは、バス路線網が未発達であるため、
公共交通は村の公共輸送事業を中心として提供されています。
しかし、村の公共輸送事業の効率化や利便向上が求められる一方で、いかに地 域住民の公共交通の確保に対する関心を引き出すかが課題になっています。
第4章 滝沢村の公共交通計画
1 南西エリアの公共交通ビジョン
(小岩井、大釜、篠木、大沢)
役場 ○
大釜駅
小岩井駅
JR 田沢湖線 観光の利便にも配慮された
岩手山麓の公共交通の整備
村内の移動を容易にする 横軸バス路線の整備
雫石町に向かう公 共交通網の拡充
駅の拠点性、利便性を 高めた地域づくり
狭隘道路上にある公共交通 空白地域の輸送手段の検討
鉄道と路線バスの連携 による幹線交通の充実
盛岡市西部に向かう バス路線の整備
2 中央エリアの公共交通ビジョン
(鵜飼、元村)
青山駅
厨川駅
盛岡駅 大釜駅
JR 田沢湖線
IGR いわて銀河鉄道線 役場 ○
駅に接続するバス路 線と乗継環境の整備
パークアンドライドやバスア ンドライドによる利用促進
村 内 の 移 動 を 容 易 に す る横軸バス路線の整備
公共施設などを活用し たバスターミナル化
支線系統のコミュニティ 路線化による高頻度運行
幹線バス路線の輸送改善(ボトルネック地点 を回避した定時性向上と運行本数の再配分)
狭隘道路上にある公共交通 空白地域の輸送手段の検討
第4章 滝沢村の公共交通計画
3 北東エリアの公共交通ビジョン
(川前(巣子・長根を含む)、一本木)
△ 岩手山
渋民駅
滝沢駅
巣子駅
厨川駅
IGR いわて銀河鉄道線 駅の拠点性、利便性を
高めた地域づくり 観光の利便にも配慮された
岩手山麓の公共交通の整備
村 内 の 移 動 を 容 易 に す る横軸バス路線の整備
広 域 バ ス 路 線 網の改善・拡充
公共施設、学校などを 経由する路線の充実
狭隘道路上にある公共交通 空白地域の輸送手段の検討
鉄道と路線バスの連携 による幹線交通の充実 新 し い 駅 を 拠 点 と し た
公共交通の整備と連携
4 山麓エリアの公共交通ビジョン
(姥屋敷、柳沢)
役場 ○
△ 岩手山
滝沢駅
巣子駅
小岩井駅
JR 田沢湖線
IGR いわて銀河鉄道線 観光の利便にも配慮された
岩手山麓の公共交通の整備
交通結節点における 乗継環境の整備
乗継可能な公共 交通網の整備 近接する地域を結ぶ
公共交通網の検討 よりきめ細かい公共
輸送方法の検討
第4章 滝沢村の公共交通計画