2. 概念
2.5 エクスキュータブル動作管理
2.5.3 エクスキュータブル動作の状態
エクスキュータブル実行インスタンスは,以下に記述された状態遷移で振る舞う【rte_sws_2697】.
タスクから起動するランナブルのステートマシン stm
ExecutableEntity実行インスタンスがスケジュール可能
メイン状態
開始済状態
開始待ち状態 休止状態
[所属パーティションが開始している]
実行状態
実行可能状態
[所属パーティションが停止した]
プリエンプト 再開
終了
開始
起動
タスクの「実行可能状態」に対応
図 2-6 エクスキュータブル実行インスタンスの状態遷移
表 2-1 エクスキュータブル実行インスタンスの状態
エクスキュータブル 実行インスタンスの状態
説明
エクスキュータブル実行イン スタンスがスケジュール可能
本状態はエクスキュータブル実行インスタンスのライフタイムを示し ている.エクスキュータブル実行インスタンスの状態遷移は,所属す るパーティションが開始している場合のみ有効となる.
メイン状態 休止状態 エクスキュータブル 実行インスタンスは開始されておらず,エクスキ ュータブル 実行インスタンスへの開始要求もない.
開始待ち状態 エクスキュータブル 実行インスタンスは起動されているが,動作を開 始していない.
実行状態 エクスキュータブルのエントリポイント関数が実行されている.
実行可能状態 OSタスクが,エクスキュータブルのエントリポイント関数を実行中に プリエンプトされた.
開始済状態 エクスキュータブルが開始され,終了されていない.
本状態は,「実行状態」,「実行可能状態」を含む親状態である.2.9排 他エリアにおけるエクスキュータブル実行時入退場は,本状態への入 退場に相当する.
表 2-2 エクスキュータブル実行インスタンスの遷移
エクスキュータブル 実行インスタンスの遷移
説明 (箇条書きはアクションの内容)
起動 エクスキュータブル実行インスタンスの開始要求があった.
開始 エクスキュータブル実行インスタンスのエントリポイント関数が呼び出さ れた.
・ 2.9節の排他エリア入退場方法で「エクスキュータブル実行時入退場」
が有効な場合,排他エリアへの入場を行う.
プリエンプト OSタスクの状態が実行状態から実行可能状態となった.
再開 OSタスクの状態が実行可能状態から実行状態となった.
終了 エクスキュータブル実行インスタンスの処理が完了した.
・ 2.9節の排他エリア入退場方法で「エクスキュータブル実行時入退場」
が有効な場合,排他エリアからの退場を行う.
表 2-3 エクスキュータブル実行インスタンスの状態遷移表
遷移 エクスキュータブルの状 態
起動 開始 プリエンプト 再開 終了
休止状態 (初期状態) 開始待ち状態 - - - -
開始待ち状態 - 実行状態 - - -
開始済 状態
実行状態 - - 実行可能状態 - 休止状態 実行可能状態 - 実行状態 - 実行状態 休止状態