“見た目”に関する要素
リーマンショック時の 09 年を除き、輸出入ともに、安定的に増加。近年衣料品の輸入も増加傾向にある。
③ ウール
日本のウールは正直高すぎる。もう少し価格が合えば購入したい。今後は、日本のウールを使ったイベントを企画して も面白いかもしれない(イタリア・テキスタイル・アパレル)82
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海外企業が考える「日本企業の現状の課題」
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① 日本製商品に関する情報量の少なさ
日本製商品の取り扱いは皆無である。その理由は、単純であり、これまで取り扱う機会が無かった、それだけである。バイヤー側も十分な情報を持ちあわせていなかった(イタリア・小売)
日本人は商品の目利きができ、イタリアなどから日本に素晴らしい商品を輸入している。しかし、イタリアには輸出でき ない。なぜ日本の良い商品を海外に持って行くことができないのだろうか、不思議に感じる(イタリア・小売)② 現地ニーズに合致した商品提供
現地のスタイルに合わせることが重要である。例えば、日本人は色・柄・デザインの他に、フィット感にこだわる国民性 である。商品もベーシックでありながら、色んな仕掛けを好む。イタリアの企業は日本人が好む製品を提供している。現地に合致する商品提供が大切である(イタリア・アパレル)
良いものを作ってもフランスではプレーンな生地は売れない。日本ならではの製品であって、現地で受け入れられると いった、一見トレードオフの関係にある要件を同時に満たす製品でなければ売れない(フランス・エージェント)
フランス人は製品以外にもパッケージに拘る国民性である。綺麗なパッケージであることで、さらにモノ自体に愛着が 湧いてくる(フランス・小売)③ ハイエンドに対する過度なこだわり
日本の得意分野はハイエンドであることは理解している。ただし、ミドルレベルの商品を展開することについても戦略を 構築することが必要である。マーケットサイズとして、ミドルレベルは無視できない。(対応できるロット数という観点は あるものの)あえて外すのではなく、ミドルレベルも検討の対象にいれても良いのではないか(イタリア・小売)Copyright(C) 2013 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved.
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④ 卸に依存した既存の商習慣
日本型のビジネスはなかなかうまくいかない。特に商社や問屋が介在する場合、中間マージンが上乗せされ、コスト競 争力が落ちる。E-mailやインターネットが普及する時代にあって商社や問屋に頼っているようでは日本の繊維産業の これからは厳しい(タイ・テキスタイル)⑤ 現地の商習慣の理解不足
日本人は「この商品は売れていますよ」「お客がたくさん付いていますよ」という声に安心感を得て、発注する。フランス ではこの言葉が出た時点で売れなくなる。他社に提供している製品は売れない(フランス・エージェント)
日本企業は「○○という企業との取引がある」といった情報を営業トークに使う傾向にあるがフランスではマナー違反 である。信頼されず、取引が長続きしなかったというケースがある(フランス・エージェント)
フランスは保守的であり、展示会に1,2年出た程度では成果が出づらい(フランス・アパレル)⑥ スピード感のなさ
日本は事業にスピード感が無い。特に意思決定が遅く、1,2年かかることも多い(タイ・アパレル)Copyright(C) 2013 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved.
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【自社内での取り組み】
① 試作品の提供とフィードバックの活用
フランス企業は、試作品(プロトタイプ)を持参すれば、すぐに「見せて欲しい」と依頼する。即座に契約には至らなくても そこで得たフィードバックを踏まえて、再度試作品を作り直し、持参する。この繰り返し(いわゆるラピッドプロトタイピン グ)を短期間のうちに動かすことで、お客さんの欲しい製品を作り出すことが可能になる(フランス・エージェント)② 製品の物語の伝達
日本の製品には多くのセールスポイントがある。しかし、そのセールスポイントがわかりづらい。「こういう技術を活用し たからこそ世界で一番薄い生地が生産できた」など、製品を作る上での背景なども含めて、もっとストーリーを打ち出す べきである(フランス・アパレル)③ クロスファンクションを通じた、営業情報の活用
自社では営業担当が「こういった商品がマーケットで受け入れられるのではないか」などユーザー目線で製品に対して 意見を出すことがある。こういった組織を超えた(クロスファンクションの)取組が重要である。(イタリア・アパレル)④ 現地小売に対する情報提供の強化
これまで日本の商品は、情報がほとんど無かったため、取り扱っていない。当然関心はあるので、日本製素材を見せ てもらえる機会があれば日本に行きたいし、こちらに来て頂ければ会って説明を聞きたい(イタリア・小売)Copyright(C) 2013 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved.
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【他社との取り組み】
① 現地とのコラボレーション
複数の日本企業がイタリアの百貨店に直接提案するという企画があればぜひ乗りたい。オリジナルのハウスブランド を保有しており、そのブランドを活用して、日本企業とコラボレーションプロジェクトとして、オリジナル商品を一緒に開 発することも可能である(イタリア・小売)
日本企業と日本の学生がコラボレーションすることは理解する。さらに発展させて、海外の学生とコラボレーションして はどうか。ハードルが高いが、様々な可能性を視野にいれておくことが大切である。経済産業省が支援してそのような 仕組みを作ることができるとさらに面白いのではないか(フランス・学術機関)
企業同士のミーティングの場などもぜひセッティングしたい(マレーシア・団体)② 異業種との連携
新しい考えやイノベーションを創出するためにも、異業種なども交え、様々な観点から物事を見るようにすることが必要 である(タイ・テキスタイル)Copyright(C) 2013 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved.
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【業界全体としての取り組み】
① 日本企業と現地企業が話し合える場の設定
日本の既存の商習慣を打破するためには、日本と現地の繊維関連企業を一同に集めて、同じテーブルで話あう機会 を作ることが必要であり、これがもっとも有効な手段である(タイ・テキスタイル)② 現地エージェントのリスト化
すべてを自社で完結させることが難しい場合、各地のエージェントを有効に活用することが必要である(フランス・アパ レル)
現地エージェントとしてどういった人が居るのか、把握していないという話を聞く。得意分野を含めて、リスト(連絡先を 含む)の作成が急務だろう(フランス・エージェント)③ ブランド開発の推進
日本発のブランドの育成を進めるべきである。優秀なデザイナーに対しては、ブランドとして確立できるよう、経営の分 かる人材を付けるなど、ビジネスサポートが必要である。国内外で若手、特に学生がデザインに関する賞を獲得しても 日本のアパレルメーカーに就職してそれまでとなってしまうケースも多い(フランス・アパレル)④ 日本製であることの打ち出し
日本人はメイドインイタリーであること、イタリア国内で作られていることを好む日本人はやはり多い。メイド・イン・イタ リーであることは出す(イタリア・アパレル)Copyright(C) 2013 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved.