4. 施設類型ごとの管理に関する基本的な方針
4.2 インフラ施設
(1) 道路(橋梁以外の施設)
①点検・診断等の実施方針
■国が定める舗装点検要領に基づく路面性状調査を定期的に実施し、「損傷レベル」や「ひび割れ」等のデータ を取得し、劣化状況等について診断を実施します。
■道路施設(トンネル、大型カルバート、横断歩道橋、標識、街路灯等)については、施設類ごとの点検基準に従 い、定期点検を実施します。
■日常点検や道路パトロールについては、点検・診断結果の記録や活用業務を効率的に行う方法についても検 討し、予防保全的な維持管理への移行を図ります。
②維持管理・修繕・更新等の実施方針
■長寿命化計画(個別施設計画)に従い、効率的かつ計画的な維持管理の実現を図ります。
■長寿命化計画(個別施設計画)の見直し・更新に当たっては、点検・診断結果を蓄積し、優先度の検討を行い ます。
■上・下水道の長寿命化等に係る工事計画を加味した修繕計画を検討し、市全体としての更新等費用縮減を 図ります(庁内 GIS*の活用 等)。
③安全確保の実施方針
■点検・診断の実施により、緊急的な対応が必要と判断された箇所について、安全確保のための緊急対処(利 用の制限、緊急工事等)を行う等、予防保全の推進による事故等の未然防止を図ります。
④耐震化の実施方針
■該当なし
⑤長寿命化の実施方針
■長寿命化計画(個別施設計画)の長期的な推進と、PDCA サイクル*による継続的な計画の更新・改善を図り ます。
■点検・診断結果を基に、全体的な長期の管理計画(30 年間)と、短期の具体的な予算計画(5 年間)をそれぞ れ策定・更新していきます。
⑥統合や廃止についての推進方針
■道路の必要性に関わる社会情勢の変化に対応していくため、財政状況、人口動態、公共施設等へのニーズ 変化等、状況に応じて道路や関連施設の廃止を含めた検討を行っていきます。
(2) 橋梁
①点検・診断等の実施方針
■「岐阜県橋梁点検マニュアル」を用いた定期的な点検を行い、岐阜県のアセットマネジメント手法の検討資料を 参考として、劣化状況等の健全度診断を実施します。
■道路法施行令や同法施行規則において定められるそのほかの道路関連工作物等(トンネル、その他ストック*) についても、舗装の点検と併せた効率的な点検について検討し、実施していきます。
■日常点検や道路パトロールについては、点検・診断結果の記録や活用業務を効率的に行う方法についても検 討し、予防保全的な維持管理への移行を図ります。
②維持管理・修繕・更新等の実施方針
■「橋梁長寿命化修繕計画」(個別施設計画)に従い、点検・診断結果を基に補修優先順位を決め、補修費用 の平準化を含め、効率的かつ計画的な維持管理の実現を図ります。
■予防保全型の維持管理を推進することにより、橋梁の長寿命化を図り、ライフサイクルコストの縮減を図ります。
③安全確保の実施方針
■「橋梁長寿命化修繕計画」(個別施設計画)において検討対象とした橋梁以外にも、地域の交通において重要 な役割を果たす橋梁が多くあることから、橋梁の劣化・損傷に起因した事故による人命・財産への危険を未然 に防止するため、予防保全的な維持管理の推進を図り、事故等の未然防止を図ります。
④耐震化の実施方針
■地震等の災害時における緊急輸送ルートとして機能するように、耐震補強がなされていない重要橋梁から順 次耐震化を進めていきます。
⑤長寿命化の実施方針
■「橋梁長寿命化修繕計画」(個別施設計画)にて検討対象とした橋梁の維持補修を計画的に推進しつつ、その 他の橋梁についても点検・診断結果を基に長寿命化の検討を行います。
■長寿命化修繕計画の継続的な推進のため、PDCA サイクルを活用した定期的な見直しを図るとともに、点検・
診断に係る新技術の導入によるコスト縮減についても検討を行っていきます。
⑥統合や廃止についての推進方針
■橋梁の必要性に関わる社会情勢の変化に対応していくため、財政状況、人口動態、公共施設等へのニーズ 変化等、状況に応じて橋梁や関連施設の廃止を含めた再配置の検討を行っていきます。
(3) 公園
①点検・診断等の実施方針
■公園施設製品安全管理士と公園施設製品整備技士等により、「遊具の安全に関する規準 JPFA‐S:2014」に 基づいて「公園施設点検調査票」を作成し、調査判定を定期的に行います。
■また、その判定結果を蓄積し、効率的な予防保全実施のための資料として継続的に整備します。
②維持管理・修繕・更新等の実施方針
■「都市公園長寿命化修繕計画」に従い修繕等を実施し、維持管理予算の縮減や平準化を図っていきます。
■計画的・総合的な都市公園施策全体の中で、必要に応じて長寿命化修繕計画の見直しを行い、点検・診断 結果を基に決定した補修優先順位に基づいて補修費用の平準化を検討するなど、効率的かつ計画的な維持 管理を推進します。
③安全確保の実施方針
■「健全度調査票」を作成し、公園施設の設置状況や構造材・消耗材の劣化・損傷状況を目視により確認すると ともに、施設本体とその周辺に存在する危険性等の有無について、定期的な点検を実施します。
④耐震化の実施方針
■災害発生時の緊急避難場所(避難広場・一時退避広場)として指定されている公園に設置されている屋外便 所等の建物については、点検結果に基づき必要に応じて耐震化を図ります。
⑤長寿命化の実施方針
■「都市公園長寿命化修繕計画」にて検討対象とした公園の維持補修を計画的に推進しつつ、その他の公園に ついても点検・診断結果を基に長寿命化の検討を行います。
■長寿命化修繕計画の継続的な推進のため、PDCA サイクルを活用した定期的な見直しを図るとともに、点検・
診断に係る新技術の導入によるコスト縮減についても検討を行っていきます。
⑥統合や廃止についての推進方針
■地区別の人口推移等、公園の必要性の変化に対応し、緊急避難場所の適切な分布状況を維持しつつ、状況 に応じて施設の廃止を含めた再配置の検討を行っていきます。
■市民のニーズに対応して、良好な生活空間確保のための公園の再配置についても併せて検討していきます。
(4) その他(農業用施設)
①点検・診断等の実施方針
■灌漑用水利用者による日常点検とともに、職員による定期点検を確実に実施します。
■岐阜県土地改良事業団体連合会による施設診断・管理指導を基に施設改修の優先度を判定し、補修費用 の平準化を図ります。
②維持管理・修繕・更新等の実施方針
■点検、診断結果及び施設の利用状況に基づき、優先度の高い施設から修繕、更新を実施します。
■灌漑用水利用者と連携し、情報共有により予防保全的な維持管理への移行を進めていきます。
③安全確保の実施方針
■点検、診断結果及び修繕、改修履歴を蓄積、管理し、これらのデータを施設の保全に活用することで安全確 保を図ります。
④耐震化の実施方針
■一定規模以上の農業用ため池では耐震診断が実施されており、今後耐震化が必要と判断された施設につい ては県営事業による計画的な施設改修を実施し、耐震化を図ります。
⑤長寿命化の実施方針
■点検及び診断によって得られた施設の劣化状況を基に計画的な維持補修を行います。
■灌漑用水利用者による日常点検及び維持管理の実施状況を把握し、安定的な維持管理を実施します。
⑥統合や廃止についての推進方針
■灌漑用水の利用状況及び調整池機能の有無などを基に、必要がなくなった農業用ため池等の施設について は廃止を検討していきます。