ここでは,PFM - Agent for WebLogic Server をアンインストールおよびアンセットアップする手順に ついて説明します。
3.2.1 アンインストールとアンセットアップ時の注意事項
ここでは,PFM - Agent for WebLogic Server をアンインストールおよびアンセットアップするときの 注意事項を次に示します。
(1) アンインストールに必要な OS ユーザー権限に関する注意事項
PFM - Agent をアンインストールするときは,必ず,スーパーユーザー権限を持つアカウントで実行して ください。
(2) ネットワークに関する注意事項
Performance Management プログラムをアンインストールしても,servicesファイルに定義されたポー ト番号は削除されません。
(3) プログラムに関する注意事項
• Performance Management のプログラムおよびサービスや,Performance Management のファイ ルを参照するような他プログラムを起動したままアンインストールした場合,ファイルやディレクトリ が残ることがあります。この場合は,手動でインストール先ディレクトリ以下をすべて削除してくださ い。
• PFM - Base と PFM - Agent がインストールされているホストの場合,PFM - Base のアンインストー ルは PFM Agent をアンインストールしないと実行できません。この場合,PFM Agent,PFM -Base の順にアンインストールしてください。また,PFM - Manager と PFM - Agent がインストール されているホストの場合も同様に,PFM - Manager のアンインストールは PFM - Agent をアンイン ストールしないと実行できません。この場合,PFM - Agent,PFM - Manager の順にアンインストー ルしてください。
(4) サービスに関する注意事項
PFM - Agent をアンインストールしただけでは,jpctool service listコマンドで表示できるサービス の情報は削除されません。この場合,jpctool service deleteコマンドを使用してサービスの情報も削除 してください。PFM - Web Console ホストにサービス情報の削除を反映するためには,jpctool service syncコマンドを実行して,PFM - Manager ホストと PFM - Web Console ホストのエージェント情報 を同期する必要があります。
サービス情報の削除方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」
の,インストールとセットアップの章のサービスの削除について説明している個所を参照してください。
(5) その他の注意事項
PFM - Web Console がインストールされているホストから,Performance Management プログラムを アンインストールする場合は,Web ブラウザの画面をすべて閉じてからアンインストールを実施してくだ さい。
3.2.2 アンセットアップ手順
ここでは,PFM - Agent for WebLogic Server をアンセットアップする手順について説明します。
(1) インスタンス環境のアンセットアップ
PFM - Agent for WebLogic Server のアンセットアップでは,次の項目を実施します。複数のインスタ ンス環境をアンセットアップする場合は,この項目を繰り返し実施します。
• インスタンス環境の削除
(a) インスタンス環境を削除する
インスタンス名を確認し,インスタンス環境を削除します。インスタンス環境の削除は,PFM - Agent ホ ストで実施します。
インスタンス名を確認するには,jpcconf inst listコマンドを使用します。また,構築したインスタン ス環境を削除するには,jpcconf inst unsetupコマンドを使用します。
インスタンス環境を削除する手順を次に示します。
1. インスタンス名を確認する。
PFM - Agent for WebLogic Server を示すサービスキーを指定して,jpcconf inst listコマンドを 実行します。
/opt/jp1pc/tools/jpcconf inst list -key WebLogic
設定されているインスタンス名が APSV の場合,APSV と表示されます。
2. インスタンス環境の PFM - Agent のサービスが起動されている場合は,停止する。
サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,
Performance Management の起動と停止について説明している章を参照してください。
3. インスタンス環境を削除する。
PFM - Agent for WebLogic Server を示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst unsetupコマンドを実行します。
設定されているインスタンス名が APSV の場合,次のように指定します。
jpcconf inst unsetup -key WebLogic -inst APSV
jpcconf inst unsetupコマンドが正常終了すると,インスタンス環境として構築されたディレクトリ,
サービス ID が削除されます。
注意
インスタンス環境をアンセットアップしても,jpctool service listコマンドで表示できるサービス の情報は削除されません。この場合,jpctool service deleteコマンドを使用してサービスの情報を 削除してください。
PFM - Web Console ホストにインスタンス環境の削除を反映するためには,jpctool service sync コマンドを実行して,PFM - Manager ホストと PFM - Web Console ホストのエージェント情報を 同期する必要があります。
次に指定例を示します。
• インスタンス名:APSV
• ホスト名:host03
• Agent Collector サービスのサービス ID:SA1APSV[host03]
• Agent Store サービスのサービス ID:SS1APSV[host03]
jpctool service delete -id S?1APSV[host03] -host host03
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについ て説明している章を参照してください。
3.2.3 アンインストール手順
PFM - Agent for WebLogic Server をアンインストールする手順を説明します。
1. PFM - Agent for WebLogic Server をアンインストールするホストにスーパーユーザーでログインす るかまたはsuコマンドでユーザーをスーパーユーザーに変更する。
2. ローカルホストで Performance Management のプログラムおよびサービスを停止する。
サービス情報を表示して,サービスが起動されていないか確認してください。
ローカルホストで Performance Management のプログラムおよびサービスが起動されている場合は,
すべて停止してください。なお,停止するサービスは物理ホスト上および論理ホスト上のすべてのサー ビスです。
サービス情報の表示方法およびサービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Management の起動と停止について説明している章を 参照してください。
3. 次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installer を起動する。
/etc/hitachi_setup
Hitachi PP Installer が起動され,初期画面が表示されます。
4. 初期画面で「D」を入力する。
アンインストールできるプログラムの一覧が表示されます。
5.「JP1/PFM - Agent Option for Oracle WebLogic」を選択して,「D」を入力する。
選択したプログラムがアンインストールされます。なお,プログラムを選択するには,カーソルを移動 させ,スペースキーで選択します。
6. アンインストールが正常終了したら,「Q」を入力する。
Hitachi PP Installer の初期画面に戻ります。