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ドキュメント内 レクリエーション研究 (ページ 94-116)

40.0  47.8 

p<0.05  p0.01

3、野外活動・野外教育に対する意識と自分自身の子どもに対する野外教育の考え方

図2・図 3は、野外活動・野外教育に対する意識と自分自身の子どもに対する野外教育の考え 方について、 5段階評価をしたものである。図 2は、子どもたちの成長に必要な場であるかどうか を質問したものである。組織的キャンプに参加した経験が多いものほど、「子どもたちの成長に必要 な場であるjと実感しているようである。図

3

においても、子どもの頃に組織的キャンプに

8

回以 上参加した経験のある者は、自分自身の子どもに対して f何らかのキャンプに参加させたいJと考 えているものが多いことが伺える。

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Qd  

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8

車 両

A

4.86 

日間以上の経験者 7回以下の経験者 未経験者

l と t 」 ! と 」

p<O.05 

2:子どもたちの成長に必要な渇である

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4 4 8 hR Mm

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4.86 

8回以上の経践者 7回以下の経験者 未経験者

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p<O.01 

3:子どもを何らかのキャンブに参加させたい

1V.まとめ

これらの結果から、子ども頃に組織的今ヤンプへの参加の程度が高い者は、現在も多くの野外活 動を経験し、子どもの頃に行った野外活動をしている。また、野外教育・野外活動の教育的な要素 に対して期待や意識が強く、子どもの教育に野外教育や野外活動を取り込みたいと考えている傾向 が見られた。つまり、子どもの頃の組織的キャンプへの参加の程度により、現在の野外活動経験に

「差Jがあることが明らかになった。

V.

今後の研究の進め方

今後は、本研究で明らかになった子どもの頃の組織的キャンプへの参加経験の有無や参加の程度 による現在の野外活動経験の「差jがどのような理由によるものなのかを探りたい。その「差jが 組織的キャンプに参加したことに強く影響を受けている「差jなのか、それとも、社会的要因、経 済的要因が関係しての「差Jなのかなどが具体的に明らかになり、さらに組織的キャンプに参加し たことの「影響Jを論ずる手がかりが得られるのではないかと考える。本研究の調査で得られたデ ータが少なかったことから、今後この研究を進めていくにあたり、データを増やすための工夫をし ていきたい。

参考文献

1)阻tchell,A. V. and Crawford, 1. B.共著兼松保一訳「村ン70 サ抑制ングJ (ぷースポサ・ 7j(

γ

ン社, 1966, pp.3539)

2)  Patrick, C.  rRelation of Childhood and Adult Leisure ActivitiesJ  (Journal of Social Psychology,  1945,21,pp.6579)

3)  So.anko,A.J. and Nolan, M.F. rEarly Life Eeriencesand Adult SpotsParticipationJ  (Journal of Leisure Research, 1972, Vol

pp.618)

4)  Yoesting, D.R. and Burkhead, D.L.  rSignC ceof Childhood Recreation Experience on Adult  Leisure  Behavior: An Exploratory Analysis. J (Journal  of Leisure  Research, 1973, VoL5,  pp.2536)

5 )

吉原・西野「活動歴と!I

: . ‑ ‑ t ‑

経験一小学生時代の野外活動経験の有無による比較‑Jレ(

γ

十・レ灯エサョ ン研究,第49号,2002,pp.24‑25)

6)飽戸弘著「社会調査入門 調査を生かす12章J(日経新書,1975,p.29)

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庄三回

地 域 社 会 に お け る 神 楽 の 社 会 学 的 研 究

迫 俊 道 ( 広 島 市 立 大 学 大 学 院 国 際 学 研 究 科 ) 1 .研究対象としての神楽

ス ポ ー ツ は 明 治 以 降 に 西 欧 か ら 日 本 に 輸 入 さ れ 普 及 し て き た 。 こ れ ま で 近 代 ス ポ ー ツ は 、 Citius, Altius, Fortius" ( よ り 速 く 、 よ り 高 く 、 よ り 強 く ) の 標 語 を 極 限 に ま で 追 求 し て き た 。 今 で は 新 記 録 の 樹 立 が 困 難 で あ る こ と に 象 徴 さ れ て い る よ う に 、 近 代 ス ポ ー ツ の 標 語は限界に直面している(中村, 1999)。 そ し て 、 近 代 ス ポ ー ツ 競 技 を 支 え て き た 価 値 観 の 反 省 が 提 起 さ れ 始 め て い る 。

今 後 は 、 こ れ ま で の 標 語 と は 異 な る 新 た な 価 値 観 を 模 索 す る こ と が 必 要 と な っ て く る 。 そ の 新 し い 価 値 観 は 、 近 代 ス ポ ー ツ 競 技 の 本 質 的 特 性 で あ る 「 競 争Ji勝 敗 」 と い う 内 的 契 機 を 有 し て い な い 活 動 、 特 に 日 本 の 芸 道 な ど に 見 出 せ る の で は な い か ( 樋 口 , 2002) とい う 指 摘 は 見 聞 さ れ る 。 日 本 の 芸 道 に 可 能 性 が 示 唆 さ れ て い る が 、 実 際 に 日 本 の 芸 道 を 考 察 す る こ と に よ っ て 、 近 代 ス ポ ー ツ の 新 た な 価 値 観 を 提 示 す る 研 究 は 、 ほ と ん ど 未 着 手 の 状 態である。

本 報 告 者 は 、 芸 道 の 中 で も 「 神 楽Jに 注 目 し た い と 考 え て い る 。 神 楽 は 日 本 の 各 地 で 数 百 年 も 民 衆 的 な 楽 し み と い う 文 化 的 な 要 素 か ら 切 り 離 さ れ る こ と な く 継 承 さ れ て き た 。 集 団 と し て の 連 帯 感 ・ 共 生 感 を 作 り 出 し て き た 神 楽 に は 、 近 代 ス ポ ー ツ に は 見 ら れ な い 特 有 の 価 値 観 が あ る の で は な い か と 思 わ れ る 。

2.

広 島 県 の 神 楽 に つ い て

全 国 に は 約 300以 上 の 多 様 な 神 楽 が 存 在 し 、 神 楽 と 呼 ば れ る も の は 、 今 日 で は ほ と ん ど 全 国 津 々 浦 々 で 行 わ れ て い る 。 広 島 県 は 、 そ の 中 で も 最 も 神 楽 が 盛 ん な 地 域 と 言 わ れ 、 県 の 無 形 重 要 文 化 財 に 指 定 さ れ て い る 神 楽 団 も あ る 。 神 楽 は 昔 か ら 農 村 や 山 村 で は 神 事 と し て の 意 味 合 い も 強 か っ た が 、 同 時 に 唯 一 の レ ク リ エ ー シ ョ ン で も あ っ た 。 広 島 県 内 に お い て も 、 神 楽 は 地 域 に よ っ て 多 様 な 形 態 を と っ て い る 。 米 田 ら に よ っ て 2000年 に 実 施 さ れ た 調 査 に よ れ ば 、 広 島 県 内 の 52市 町 村 で 194の 神 楽 団 体 が 確 認 さ れ て い る 。 そ の 中 の 神 楽 団 に は 、 江 戸 期 以 前 の 結 成 の 団 も 見 ら れ る 。 ま た 、 文 部 省 の 学 習 指 導 要 領 が 改 正 さ れ た こ と に 伴 い 、 学 校 現 場 に お い て 、 芸 能 活 動 の 環 境 が 整 え ら れ る 動 き も 見 ら れ る 。 広 島 県 に は 地 域 の 人 た ち の 活 動 の 場 と し て も 活 用 さ れ る 複 合 施 設 と し て 、 神 楽 や 盆 踊 り を 行 う こ と が で き る 小 学 校 体 育 館 も 登 場 し た 。 こ れ は 教 育 の 現 場 に も 住 民 の 方 々 の 知 識 や 経 験 を 取 り 入 れ よ う と す る 試 み の 現 わ れ で あ る 。 ま た 、 実 際 に 学 校 体 育 の 授 業 の 中 に 「 神 楽Jを 取 り 入 れ よ う と す る 実 践 的 試 み も 見 ら れ る 。

3.神 楽 に お け る フ ロ ー 体 験 の 特 性

こ れ ま で に 筆 者 は 、 能 の 大 成 者 で あ る 世 阿 弥 の 残 し た 課 題 を 乗 り 越 え る た め に 、 能 と 近 接 関 係 に あ る 神 楽 に 注 目 し 、 神 楽 に お け る フ ロ ー 体 験 に 関 す る 研 究 を 行 っ て き た 。 全 国 に

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は 様 々 な 形 態 の 神 楽 が あ る が 、 本 報 告 者 が 研 究 対 象 と し た の は 、 神 楽 ど こ ろ と し て 有 名 な 広 島 県 の 芸 北 神 楽 で あ る 。 フ ロ ー と は 、 ア メ リ カ の 心 理 学 者 、 チ ク セ ン ト ミ ハ イ に よ っ て 、

「 全 人 格 的 に 行 為 に 没 入 し て い る 時 に 人 が 感 ず る 包 括 的 感 覚 」 と 定 義 さ れ て い る 。 先 行 研 究(迫,2003)で は 、 神 楽 団 員 ( 舞 手 、 楽 人 ) 、 観 客 に 対 す る イ ン タ ビ ュ ー 調 査 を と お し て 、 神 楽 に お い て フ ロ ー 体 験 が 生 成 さ れ る 過 程 を 明 ら か に し て い る 。 そ の 特 徴 は 、 「 差 異 化 」 と

「 統 合 化 」 の 結 合 、 相 互 依 入 的 関 係 と い う 言 葉 に よ っ て 示 さ れ て い る 。

4.神 楽 に お い て 追 及 さ れ る 価 値 観

神 楽 は 地 域 と 密 接 な つ な が り を 持 ち な が ら 、 地 域 と 分 断 す る こ と な く 、 長 年 地 域 で は ぐ く ま れ た 伝 統 的 な 文 化 活 動 で あ る 。 日 本 に お い て 伝 統 的 身 体 技 法 を 継 承 す る 集 団 の 中 で 、 こ れ ほ ど 長 く 存 続 し て い る 集 団 は ほ と ん ど な い と 思 わ れ る 。 ま た 、 神 楽 に は 、 家 元 制 度 が な く 、 ボ ラ ン テ ィ ア で 行 わ れ て き た と 言 わ れ て い る o

本 報 告 の 目 的 は 、 神 楽 に 関 す る 文 献 、 資 料 、 筆 者 が こ れ ま で に 行 っ て き た 神 楽 団 に 対 す る フ ィ ー ル ド ワ ー ク 、 神 楽 の 稽 古 の 観 察 内 容 、 イ ン タ ビ ュ ー 調 査 の 結 果 を 検 討 し 、 神 楽 の 伝 承 が ど の よ う な 価 値 観 の も と に 行 わ れ て き た の か 、 そ の 内 実 に 迫 る こ と で あ る 。

神 楽 団 員 を 対 象 と し た イ ン タ ビ ュ ー 調 査 で は 、 そ の 中 で は 、 「 奉 納 神 楽 ( 主 に 秋 の 祭 礼 に 奉 納 さ れ る )Jと 「 競 演 神 楽 ( 競 演 大 会 で 行 わ れ る )J、 ど ち ら を よ り 強 く 志 向 す る か と 尋 ね た 結 果 、 被 験 者 全 員 が 「 奉 納 神 楽 」 を 志 向 す る 傾 向 に あ っ た 。 「 奉 納 神 楽 」 と 「 競 演 神 楽 」 を 比 較 考 察 す る こ と は 、 「 競 争 原 理Jを 内 包 す る 近 代 ス ポ ー ツ の 限 界 性 を 見 出 し 、 神 楽 に 特 有 な 新 た な 価 値 観 を 提 示 す る こ と に な る の で は な い だ ろ う か 。 発 表 当 日 は 、 身 体 技 法 の 稽 古 の 特 徴 に つ い て も 言 及 し た い 。

参 考 文 献

樋口聡.(2002).オ リ ン ピ ッ ク の 標 語 と 「 日 本 的 感 性 」 を め ぐ る 美 学 的 断 章 . 中 村 敏 雄 編 . オ リ ン ピ ッ ク 標 語 の 考 察 , 創 文 企 画 社 .

今 道 友 信 .(1998).芸 道 と は 何 で あ る か . 日 本 の 美 学(28),ペリカン杜.

稲 垣 正 浩 .(2001).ス ポ ー ツ 文 化 の 脱 構 築 , 叢 文 社 . 稲 垣 正 浩 .(1995)・ ス ポ ー ツ の 後 近 代 , 三 省 堂 . 真 下 三 郎 .(1981).広 島 県 の 神 楽 , 第 一 法 規 出 版 .

中 村 敏 雄 編 .(1999).境 界 を 越 え る ス ポ ー ツ . ス ポ ー ツ 文 化 論 シ リ ー ズ ⑮ , 創 文 企 画 . 中 村 敏 雄 編 .(2001).異 文 化 と の 接 点 で . 現 代 ス ポ ー ツ 評 論 4,創文企画.

迫俊道.(2003).芸 北 神 楽 に お け る フ ロ ー . 今 村 浩 明 ・ 浅 川 希 洋 志 編 . フ ロ ー 理 論 の 展 開 , 世 界 思 想 社 .

佐 々 木 順 三 .(1999).神 楽 , 広 島 県 高 田 郡 美 土 里 町 本 郷 美 土 里 町 観 光 協 会 . 新 藤 久 人 .(1973).広 島 の 神 楽 , 広 島 文 化 出 版 .

米 田 雄 介 .(2001)・ 神 楽 の 変 容 と そ の 社 会 的 基 盤 に 関 す る 研 究 , 平 成 十 二 年 度 県 立 大 学 重 点 研 究 事 業 研 究 成 果 報 告 書 .

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区三百

余暇活動としてのボランティア学習に対する福祉施設の役割と課題 0

外崎紅馬(日本大学大学院)・佐近慎平(仙台大学大学院)

金子勝司(福島大学大学院) I.研究の目的

少子高齢社会が進行している現在、人々の社会福祉に対する関心は高まり、それととも に、余暇を利用した生涯学習としての「社会福祉」への学習ニーズも高まってきている。

また、社会福祉を学習するうえで、学習の場としての福祉施設の役割が期待され、学習者 の社会活動への参加意欲の高さから、学習の成果を活かす場としての福祉施設の役割の重 要性も増している。そこで、本研究では社会福祉を生涯学習として学ぶことの重要性に鑑 み、まず第

1

に、学習内容について、第

2

に、学習の場としての福祉施設活用の意義につ いて、第 3に、学習の成果を生かすという意味におけるボランティア活動について、福祉 施設と学習者双方に調査を実施し、生涯学習社会における福祉施設の学習援助機能につい て考察することを目的とする。

n .

調査の概要

調査対象と方法は以下のとおりである。

1.社会福祉施設

政令指定都市である宮城県仙台市を調査対象地域とし、仙台市内にある社会福祉施設

125

施設を調査対象施設とした。調査方法は質問紙法による郵送調査とし、調査対象であ る福祉施設に調査票を配布し、後日郵送により返送してもらい回収した。回収数は

109

、 有効回収率

87.2%

であった。調査は平成

13

6

1

日 平成

13

6

30

日の期間で実 施した。

2.

学習者

宮城県仙台市の自治体が平成

1 3

年度に実施した学習講座「ボランティア講座」の受講 生

92

名を対象に集合調査を行い、その場で調査票の配布・回収を行った。調査は平成

1 3

6

. ‑ . . . . . ‑ 1 2

月に実施した。

m .

結果と考察 1.学習内容

学習講座「ボランティア講座

J

の学習内容に期待することは何であるかという質問に対 し、学習者の回答の高かった項目は、「社会福祉援助技術の理解

J(58.7%)

、「福祉サービ ス利用者の理解

J (50.0%)

、「福祉施設・現場の理解

J(45.7%)

という順になっている。

一方、福祉施設で回答の高かった項目は、「福祉施設・現場の理解J

(70.6%)

、「倫理観・

人権擁護意識の形成

J(44.0%)

、「専門知識の習得

J(42.2%)

という順になっており、学 習者、福祉施設それぞれの上位の項目で共通しているものは「福祉施設・現場の理解」と いう項目であり、「福祉施設の社会化」が言われて久しいが、学習者にとっては、まだまだ 福祉施設は未知の部分が多く、理解を深める対象になっており、福祉施設の側からも、い まだ十分な理解が得られていないという実感がこの結果に現れたのではないかと考えられ

‑96‑

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