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アルゴリズム

ドキュメント内 2014 年度修士論文 (ページ 36-40)

第 4 章 実験

4.3 提案高階ポテンシャルを用いたセグメンテーション

4.3.1 アルゴリズム

本研究では,エネルギー最小化にグラフカットを使用する.また,QPBOを用いるこ とにより,劣モジュラ条件を満たさない時でもエネルギーの最小化を可能にする.セグ メンテーションにおいて扱うラベルは多値であるので,Fusion-move を用いることによ り,近似的に多値のセグメンテーションを行う.エネルギーの定義に高階のポテンシャ ルを用いる際は, Fix の階数削減[25]のコードを用いることにより,高階のエネルギー を 1 階のエネルギーに階数を落としてエネルギー最小化の計算を行う.

4.3.2 セグメンテーション結果の評価方法

セグメンテーション結果を評価する際には,正しいラベル付けがされた画像である

Ground Truth とセグメンテーションによってラベル付けされた画像の一致率を計算す

る.評価の尺度としては,Target Overlap, Jaccard Index,Dice Index,Recall rate,

Precision rate などがある[26][27].

Ground Truthでラベルr が割り振られているボクセルの集合をTr,セグメンテーショ

ンによってラベル r が割り振られたボクセルの集合を Srとすると

{ | }

図 4.3: L字型の 3ボクセル間の相互情報量の計算結果. 1 に近いほど,ボクセル間の ラベルに相関があると考えられる.

と表すことができ,

Sr⊂ L, Tr ⊂ L (4.2)

となる.このとき,背景のラベルであるr = 0 は計算に含めない.

各尺度での一致率の計算式は以下のようになる.

Target Overlap

ラベル r のみの一致率

T Or = |SrTr|

|Tr| . (4.3)

全ラベルの一致率

T O=

r|SrTr|

r|Tr| . (4.4)

Jaccard Index

ラベル r のみの一致率

J Ir= |SrTr|

|Sr

Tr|. (4.5)

図 4.4: 2ボクセル間の相互情報量の計算結果.相互情報量が大きくなる距離をセグメン テーションに用いた方が良いと考えられる.

全ラベルの一致率

J I =

r|SrTr|

r|Sr

Tr|. (4.6)

Dice Index

ラベル r のみの一致率

DCr = 2 |SrTr|

|Sr|+|Tr|. (4.7)

全ラベルの一致率

DC = 2

r|SrTr|

r|Sr|+∑

r|Tr|. (4.8)

また,Ground Truthと一致するボクセルの数を TP,Ground Truthと一致しないボク セルの数を FP,Ground Truth から見落とされたボクセルの数をFNとすると,Recall rate と Precision rate は次のように計算される.

Recall rate = TP

TP + FN, (4.9)

Precision rate = TP

TP + FP. (4.10)

Recall rate は, Ground Truth のうち,再現された割合, Precision rate は,セグメン テーション結果のうち, Ground Truthと一致した割合を示している.

本研究では,これらの尺度のうち, Jaccard Index を用いて結果の評価を行う.

4.3.3 ポテンシャル関数の学習

実験に使用するポテンシャル関数のうち,アトラス項とデータ項では, CT 画像と

Ground Truth からの学習が必要となる.

アトラス項

アトラス項で必要な統計は,座標v0(x, y, z)にラベルlが存在する確率 P(Lv0 =l|v0 (x, y, z))である.学習に使用できるCTの症例が N 人分あるとする.座標v0(x, y, z)に ラベル l が出現する頻度を nl,v0 とすると,

P(Lv0 =l|v0 (x, y, z)) = nl,v0

N (4.11)

を計算することによって取得される.

データ項

データ項で必要な統計は,確率 P(Xv0 |Lv0) である.Ground Truth でラベル l が付 けられているボクセルの数をnl ,ラベル l が付けられているボクセルのうち,CT 値が x であるボクセルの数をnx,l とすると,

P(Xv0 =x|Lv0 =l) = nx,l

nl (4.12)

を計算することによって取得される.

ドキュメント内 2014 年度修士論文 (ページ 36-40)

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