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%を超えている(レベル 1b) 132) 。

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u.その他

では死亡率は 20 %を超えている(レベル 1b) 132) 。

また,急性膵炎の再発例は初発例に比較し,一般に死亡率は低い(レベル 2b)

2)

。 一方,剖検例で初めて死因が膵炎と診断されることも少なくない。80 年代の報告

(レベル 2b 〜4)

2)133)

では急性膵炎の死亡例の 30 〜 40 %が剖検で診断されていたが,

前述のプロスペクティブな研究(レベル 1b)

129)

で,急性膵炎患者死亡例 57 例のうち7 例(12 %)が剖検で初めて膵炎と診断されている。ちなみに,1958 年から 30 年間の 本邦剖検報告 107,754 例の成人例のうち,急性膵炎による死亡例は 3,554 例(3.3 %)

であった(レベル 2b)

134)

死因と死亡時期

急性膵炎では発症後早期に死亡する症例も多い。1970 〜 80 年代では死亡例のうち,

1週間以内での死亡例が 50 〜 60 %を占めたと報告されている(レベル 2c 〜4)

135)136)

。 近年の報告でも,30 〜 55 %が1週間以内の早期に死亡している(レベル 1b 〜4)

5)137)

。 1988 年の全国調査では,急性膵炎の死亡は2週間以内の早期には高度の脱水に伴 う循環不全によるものが過半数を超え,2週を超えてからの死亡例では腎不全,呼吸 不全,消化管出血,敗血症,循環不全が死因として挙げられている(レベル4)

8)9)

。 一般に,後期死亡例は主に感染性合併症,特に感染性膵壊死に起因する場合が多い

(レベル 2c 〜4)

136)-138)

壊死性膵炎の死亡率は高く,その予後は膵壊死の範囲や感染併発の有無(レベル

4)

138)139)

,手術術式の選択と術後ドレナージ法など種々の要因により左右される。壊

死性膵炎の全死亡率は 30 〜 40 %と報告されている(レベル4)

140)

。このうち無菌性 壊死では0〜 11 %(レベル 2c 〜4)

141)142)

,感染性壊死では平均で 40 %(レベル4)

143)

, 報告によっては 70 %を超える(レベル4)

144)

とされている。

長期予後

急性膵炎後の機能的予後に関しては,3分の1から約半数例に内分泌的あるいは外 分泌的機能障害(糖尿病,脂肪便)が生じるが,全身状態はおおむね良好であり,通 常の社会生活を送っているとの報告(レベル4)

145)-147)

が多い。脂肪便は経年的に軽快 する傾向があるが,糖尿病は悪化する(レベル 1b)

148)

。急性膵炎後の内分泌障害は外 科的切除により起こるとの主張(レベル 2b)

149)

もあり,重症膵炎に対し保存的治療を 行った群と外科的切除を行った群とでインスリン分泌能に有意な差がみられたとい う。急性膵炎発症後,治癒した患者の他疾患も含めた死亡率は,同年代と比較し高い が,65 歳以上では差がないとする報告(レベル4)

124)

がある。

1999 年,厚生労働省難治性膵疾患調査研究班は,1987 年に登録された重症急性膵

炎を対象とした全国的な予後調査(レベル4)を実施した

150)

。調査対象となった

5.死亡率 

31

2,098 例のうち 714 例(34 %)に有効回答が得られ,うち 15 %が死亡,再発が 22 %,

慢性膵炎への移行が 24 %,糖尿病が 13 %にみられた。80 %は発症前と同じ状況にま

で社会復帰していた。再発した症例の 46 %は1年以内の再発であった

150)

基本的診療方針の

フローチャート

34

第Ⅴ章 基本的診療方針のフローチャート

急性膵炎の診療内容を項目別に整理し,時系列としてまとめたフローチャートを以 下に示す。詳細については本文を参照されたい。

基本的診療方針

急性膵炎の診断  基本的治療  成因の検索 

重症度判定 

軽 症 

基本的治療の継続  臓器障害  高次医療施設注1  への搬送 

●造影CT注2 

●集中治療 

・適切な輸液管理 

・厳密な循環・呼吸管理 

・臓器不全対策 

・感染予防 

動注療法 

(option) 

CHDF注3 

(option) 

選択的腸管内除菌 

(option) 

膵膿瘍  感染性膵壊死 

感染なし 

経皮的ドレナージ  手術的ドレナージ  デブリドマン    necrosectomy注4

集中治療の継続 

中等症  重 症 

胆石性膵炎 

(②胆石性膵炎の診療方針を参照) 

 

注1)高次医療施設:消化器内科,外科医の常勤する施設 

注2)造影CT:腎障害や膵炎増悪の可能性もあるので注意が必要である  注3)CHDF:continuous hemodiafiltration 

注4)necrosectomy+continuous lavage/open drainage:症例に応じて施行する 

胆石性膵炎の診療方針

画像検査,生化学検査 

胆石性急性膵炎 

胆管炎,胆道通過障害  あり  なし 

緊急 ERC/ 

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