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第1条(この特約の適用条件)

この特約は、保険証券にこの特約を適用することが記載されている場合に適用されます。

第2条(用語の定義)

この特約において、下表の用語は、それぞれ次の定義によります。

① 家財 建物内(*1)に収容される生活の用に供する家具、衣服その他の生活に必要な動産をいいます。

② 生活用家財 家財のうち、高額貴金属等を除いたものをいいます。

③ 高額貴金属等 家財のうち、貴金属、宝玉および宝石ならびに書画、骨とう、彫刻物その他の美術品で、1個または1組 の再取得価額(*2)が30万円を超えるものをいいます。

(*1) 建物内には軒下を含みます。

(*2) 高額貴金属等の再取得価額とは、損害が生じた地および時におけるその保険の対象と同等と認められる物の市場流通価額をいいます。

第3条(この特約の補償内容)

(1) 当会社は、第4条(保険の対象の範囲)に定める保険の対象について、下表の損害保険金および費用保険金を支払います。

① 普通保険約款住まい条項第1条(この条項の補償内容)(1)に規定する損害保険金

② 普通保険約款住まい条項第1条(4)に規定する費用保険金 (2) 当会社は、下表の費用保険金を支払います。

① 普通保険約款住まい条項第1条(5)①に規定する失火見舞費用保険金

② 普通保険約款住まい条項第1条(5)②に規定する水道管凍結修理費用保険金

③ 普通保険約款住まい条項第1条(5)③に規定する地震火災費用保険金

(3) 当会社は、保険証券の「補償の内容」欄の「盗難・水濡れ等」に「○」が付されている場合には、保険証券記載の建物内(*1) に収容される、次の①または②に規定するものについて生じた盗難による損害に対して、損害保険金を支払います。なお、い ずれの損害についても普通保険約款基本条項第3節第1条(事故発生時、損害発生時または傷害発生時もしくは疾病発病時の 義務)⑦に規定する届出をしなければなりません。

① 生活用の通貨等。ただし、生活用の通貨等のうち、小切手、手形、電子マネーおよび乗車券等については、それぞれ下表 の左欄に規定するものに対応する下表の右欄の条件をすべて満たす場合の、盗難による損害に限ります。

条件

ア. 小切手 (ア) 保険契約者または被保険者が、盗難を知った後直ちに小切手の振出人に盗難を通知し、かつ、振出人を 通じて小切手の支払停止を支払金融機関に届け出たこと。

(イ) 盗難にあった小切手に対して支払金融機関による支払いがなされたこと。

イ. 手形 (ア) 保険契約者または被保険者が、盗難を知った後直ちに手形の振出人または引受人に盗難を通知し、かつ、

振出人または引受人を通じて手形の支払停止を支払金融機関に届け出たこと。

(イ) 遅滞なく公示催告の手続を行ったこと。

(ウ) 盗難にあった手形に対して振出人または引受人による支払いがなされたこと。

ウ. 電子マネー (ア) 電子マネーを記録したICチップ等が搭載されたカードまたは携帯電話等が盗難されたこと。

(イ) 保険契約者または被保険者が、盗難を知った後直ちに使用停止の手続をとったこと。ただし、使用停止 手続が可能な場合に限ります。

エ. 乗車券等 保険契約者または被保険者が、盗難を知った後直ちに乗車券等の運輸機関または発行者へ届け出たこと。なお、

宿泊券の場合は、宿泊施設または発行者へ届け出るものとします。

② 生活用の預貯金証書。ただし、下表に規定する条件をすべて満たす場合の、盗難による損害に限ります。

ア. 保険契約者または被保険者が、盗難を知った後直ちに預貯金先あてに届け出たこと。

イ. 盗難にあった預貯金証書により預貯金口座から現金が引き出されたこと(*2)。

(*1) 建物内には軒下を含みます。

(*2) 現金自動支払機用カードに付帯されるデビットカード機能を第三者に不正に利用され、預貯金口座から現金が引き落とされた場合も同様とします。

〈家財補償特約 第3条(3)〉

生活用の通貨等・預貯金証書は保険の対象ではありませんが、盗難による損害が生じた場合で、かつ第3条(3)の条件に合致する場合は保険金をお支払いし ます。生活用の通貨等・預貯金証書の盗難に対する損害保険金の限度額は、第6条(2)②に規定しています。

超保険ご契約のしおり改定 初校2011年2月4日提出

新総合保険  特約 第4条(保険の対象の範囲)

(1) この特約における保険の対象は、保険証券記載の建物内(*1)に収容される保険証券記載の保険の対象の所有者の家財のうち 生活用家財および高額貴金属等とします。

(2) 保険証券記載の保険の対象の所有者と生計を共にする親族の所有する生活用家財および高額貴金属等で保険証券記載の建物 内(*1)に収容されているものは、特別の約定がないかぎり、(1)の保険の対象に含まれます。

(3) 建物と家財の所有者が異なる場合において、下表のいずれかに該当する物のうち、保険の対象の所有者の所有する生活用の ものは、特別の約定がないかぎり、保険の対象に含まれます。

① 畳、建具その他これらに類する物

② 電気、通信、ガス、給排水、衛生、消火、冷房・暖房、エレベーター、リフト等の設備のうち建物に付加したもの

③ 浴槽、流し、ガス台、調理台、棚その他これらに類する物のうち建物に付加したもの

④ 保険証券記載の建物の共用部分に収容されている物

(4) 下表のいずれかに該当する物は、この特約の保険の対象に含まれません。

① 自動車(*2)、船舶または航空機およびこれらの付属品

② 通貨等、預貯金証書その他これらに類する物。ただし、第3条(この特約の補償内容)(3)に規定する損害保険金は支払い ます。

③ クレジットカード、ローンカードその他これらに類する物

④ 稿本、設計書、図案、証書、帳簿その他これらに類する物

⑤ 業務の目的のみに使用される設備・什じゅう器等

⑥ 商品・製品等

⑦ 動物、植物等の生物

⑧ 法令により被保険者の所有または所持が禁止されている物

⑨ データ、ソフトウェアまたはプログラム等の無体物 (*1) 建物内には軒下を含みます。

(*2) 自動車には自動三輪車および自動二輪車を含みます。なお、原動機付自転車は保険の対象に含みます。

第5条(保険金をお支払いしない場合の追加)

(1) 当会社は、普通保険約款住まい条項第5条(保険金をお支払いしない場合)に加えて、保険の対象が保険証券記載の建物内 (*1)に収容されていないときに生じた損害に対しては、保険金を支払いません。

(2) 当会社は、普通保険約款住まい条項第6条(保険金をお支払いしない場合-破損等)に加えて、普通保険約款住まい条項第 1条(この条項の補償内容)(1)の表に規定する破損等の事故によって、保険の対象のうち、楽器について生じた下表のいず れかに該当する損害に対しては、保険金を支払いません。

① 弦のみまたはピアノ線のみが切断した場合の弦またはピアノ線の損害

② 打楽器の打皮のみが破損した場合の打皮の損害

③ 音色または音質の変化の損害

(3) 当会社は、普通保険約款住まい条項第1条(この条項の補償内容)(1)の表に規定する破損等の事故によって、下表のいず れかに該当する物に生じた損害に対しては、保険金を支払いません。

① 自動車以外の車両、雪上オートバイまたはゴーカートおよびこれらの付属品

② ハンググライダー、パラグライダー、サーフボードまたはウィンドサーフィンおよびこれらの付属品

③ ラジコン模型およびこれらの付属品

④ 移動電話等の携帯式通信機器、ノート型パソコン等の携帯式電子事務機器およびこれらの付属品

⑤ 義歯、義肢、コンタクトレンズ、眼鏡その他これらに類する物 (*1) 建物内には軒下を含みます。

〈家財補償特約 第4条(1)〉

保険証券記載の建物に付属する屋根つきの自転車置場、車庫等の付属建物の中に置かれている自転車は保険の対象に含まれます。

〈家財補償特約 第4条(4)の表の②〉

生活用の通貨等・預貯金証書は保険の対象ではありませんが、盗難による損害が生じた場合で、かつ第3条(3)の条件に合致する場合は保険金をお支払いし ます。生活用の通貨等・預貯金証書の盗難に対する損害保険金の限度額は、第6条(2)②に規定しています。

〈家財補償特約 第4条(4)の表の⑤〉

業務用の設備・什じゅう器等に関しては 「設備什じゅう器補償特約」をご契約いただくことにより保険の対象に含まれます。

〈家財補償特約 第4条(4)の表の⑥〉

商品・製品等に関しては「商品製品補償特約」をご契約いただくことにより保険の対象に含まれます。

〈家財補償特約 第5条〉

◦カギが盗まれたことによる、カギおよびドアの錠の交換に必要な費用は補償されません。(住まい条項第5条の表の⑩)

◦「借家人賠償責任補償特約」をご契約いただいている場合で、盗難によりドアの錠に損傷が生じたときは、その修理・交換費用をお支払いします。

第6条(支払保険金の計算)

(1) 第3条(この特約の補償内容)(1)の規定に従いこの特約の保険の対象に対して損害保険金を支払う場合には、普通保険約 款住まい条項第7条(支払保険金の計算)(1)の規定にかかわらず、当社の支払う損害保険金の額は、1回の事故につき、損 害額から、生活用家財および高額貴金属等それぞれについて下表に定める算式によって算出される免責金額(*1)を控除した額 とします。

① 生活用家財の

免責金額算出方法 保険証券記載の免責金額 - 建物の損害額(*2) = 生活用家財の免責金額(*1)

② 高額貴金属等の

免責金額算出方法 保険証券記載の免責金額 - 建物の損害額(*2) - 生活用家財の

損害額    = 高額貴金属等の 免責金額(*1)  (2) 普通保険約款住まい条項第7条(支払保険金の計算)(1)の規定にかかわらず、普通保険約款住まい条項第1条(この条項

の補償内容)および第3条(この特約の補償内容)の規定に基づき支払われるこの特約の損害保険金は、1回の事故につき、

次の①または②に定める額を限度に支払います。

① 第3条(この特約の補償内容)(1)の損害保険金

事故の種類 保険の対象 支払限度額

ア. 破損等(*3) (ア) 生活用家財 保険証券記載の家財破損等支払限度額

(ただし、破損等(*3)の事故により生活用家財および高額貴金属等に同時に損害が発生し た場合には、それぞれの保険の対象について限度額がないものとして算出した損害保険金 の額を合算し、保険証券記載の家財破損等支払限度額を適用します。)

(イ) 高額貴金属等 イ. 上記以外の

事故

(ア) 生活用家財 保険証券記載の家財支払限度額(保険金額)

(イ) 高額貴金属等 保険証券記載の高額貴金属等(家財)支払限度額(保険金額)

② 第3条(この特約の補償内容)(3)の損害保険金

損害が生じた対象 支払限度額

ア. 生活用の通貨等 30万円

イ. 生活用の預貯金証書 500万円

(*1) 免責金額は、算出された金額が0円を下回る場合、0円とします。

(*2) 建物とは普通保険約款で規定する保険の対象をいい、この保険契約の保険の対象としていない場合には、建物の損害額はないものとして取り扱います。

(*3) 破損等とは普通保険約款住まい条項第1条(この条項の補償内容)(1)の表に規定する事故をいいます。

第7条(貴金属および宝石等の損害額の決定)

保険の対象である家財のうち、貴金属および宝石等(*1)が、損害を受けた場合には、普通保険約款住まい条項第8条(損害 額の決定)の規定中、再取得価額とあるのは損害が生じた地および時における貴金属および宝石等(*1)と同等と認められる物 の市場流通価額とします。

(*1) 貴金属および宝石等とは、貴金属、宝玉および宝石ならびに書画、骨とう、彫刻物その他の美術品をいい、高額貴金属等を含みます。

第8条(手形の損害に関する取扱い)

(1) 第3条(この特約の補償内容)(3)①に規定する公示催告手続に要する費用は損害の額に含まれるものとします。ただし、

いかなる場合でも被保険者の被る金利損害は、損害の額に含まないものとします。

(2) 手形に盗難による損害が生じた場合、当会社は、普通保険約款基本条項第4節第2条(保険金の支払)の規定にかかわらず、

事故が生じた手形の満期日または除権決定手続終了日のいずれか遅い日以降に、保険金を支払うものとします。

第9条(乗車券等の損害に関する取扱い)

第3条(この特約の補償内容)(3)①に規定する乗車券等の盗難による損害については、普通保険約款基本条項第7節の残 存物および盗難品の帰属の規定にかかわらず、払戻期間を過ぎて回収された場合、損害が生じたものとみなします。また、払 戻期間内に回収された場合であってもその払戻額が損害額より小さいときは、その差額についても損害が生じたものとみなし ます。

第10条(保険の対象を移転した場合における自動補償)

この特約の保険の対象を他の場所に移転した場合において、下表の条件をすべて満たすときに限り、移転日(*1)以後②の通 知までの間は、当会社は、移転後の場所(*2)を第4条(保険の対象の範囲)における「保険証券記載の建物」とみなして、こ の保険契約を適用します。

〈家財補償特約 第6条(1)〉

免責金額は保険の対象ごとに適用するのではなく、1契約ごと(明細型の場合は明細ごと)に1回の事故について一括して適用します。生活用の通貨等・

預貯金証書においては免責金額を適用しません。

〈家財補償特約 第6条(2)①の表のア.イ.〉

破損等の事故(住まい条項第1条(1)の表の⑨)により、生活用家財と高額貴金属等が同時に損害を受けた場合は、損害保険金の額を合算した金額に対して

「家財破損等支払限度額」が適用されます。