第1条(この条項の補償内容)
当会社は、下表のいずれかに該当する損害に対して、この車両条項および基本条項にした がい、第4条(お支払いする保険金)に規定する保険金を支払います。
① 衝突、接触、墜落、転覆、物の飛来、物の落下、火災、爆発、台風、洪水、高潮その他 偶然な事故によってご契約のお車に生じた損害
② ご契約のお車の盗難による損害 第2条(被保険者およびご契約のお車)
(1) この車両条項において被保険者とは、ご契約のお車の所有者をいいます。
(2) この車両条項においてご契約のお車には、ご契約のお車の付属品を含みます。
(3) この車両条項において付属品とは、自動車または原動機付自転車に定着(*1)または装備 (*2)されている物をいい、車室内でのみ使用することを目的として自動車または原動機付自 転車に固定されているカーナビゲーションシステム(*3)およびETC車載器(*4)を含みます。
ただし、下表の物は含みません。
① 燃料、ボデーカバーおよび洗車用品
② 法令により自動車または原動機付自転車に定着(*1)または装備(*2)することを禁止され ている物
③ 通常装飾品とみなされる物
(4) (2)の規定にかかわらず、ご契約のお車がタンク車、ふん尿車等の場合には、ご契約のお 車に付属するホースは、ご契約のお車に含みません。
(*1) 定着とは、ボルト、ナット、ねじ等で固定されており、工具等を使用しなければ容易に取りはずせない状態
第2条(3)
ご契約のお車に定着されている カーステレオ、装備されているス ペアタイヤや標準工具、定着また は装備されている消火器や座席ベ ルト、オイル類のうち潤滑油や バッテリーの電解液等は付属品と して取り扱います。なお、ガソリ ン、軽油、プロパンガス(LPG)、
法 令 に 違 反 す る エ ア ー ス ポ イ ラー・マフラーカッター、マス コット類、クッション、花ビン、
膝ひ ざ
掛等は付属品として取り扱いま せん。
超保険ご契約のしおり改定 初校2011年2月4日提出
備 考
新総合保険 普通保険約款 (*2) 装備とは、自動車または原動機付自転車の機能を十分に発揮させるために備品として備えつけられている状
態または法令にしたがい自動車または原動機付自転車に備えつけられている状態をいいます。
(*3) 自動車用電子式航法装置のことをいい、これに準ずる物を含みます。
(*4) 有料道路自動料金収受システムの用に供する車載器のことをいい、これに準ずる物を含みます。
第3条(保険金をお支払いしない場合)
(1) 当会社は、下表のいずれかに該当する事由によって生じた損害に対しては、保険金を支払 いません。
① 次のいずれかに該当する者の故意または重大な過失 ア. 保険契約者、被保険者または保険金の受取人(*1)
イ. 所有権留保条項付売買契約に基づくご契約のお車の買主、または1年以上を期間 とする貸借契約に基づくご契約のお車の借主(*1)
ウ. ア.またはイ.に規定する者の法定代理人
エ. ア.またはイ.に規定する者の業務に従事中の使用人
オ. ア.またはイ.に規定する者の父母、配偶者(*2)または子。ただし、被保険者または 保険金の受取人に保険金を取得させる目的であった場合に限ります。
② 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変ま たは暴動
③ 地震もしくは噴火またはこれらによる津波
④ 次のいずれかに該当する事由
ア. 核燃料物質もしくは核燃料物質によって汚染された物(*3)の放射性、爆発性その 他有害な特性の作用またはこれらの特性に起因する事故
イ. ア.以外の放射線照射または放射能汚染
⑤ 次のいずれかに該当する事由
ア. ②から④までの事由によって発生した事故の拡大
イ. 発生原因が何であるかにかかわらず、第1条(この条項の補償内容)に規定する 損害の直接の原因となった事故の②から④までの事由による拡大(*4)
ウ. ②から④までの事由に伴う秩序の混乱
⑥ 差押え、収用、没収、破壊など国または公共団体の公権力の行使。
ただし、消防または避難に必要な処置として行われた場合を除きます。
⑦ 詐欺または横領
⑧ 次のいずれかに該当する事由
ア. ご契約のお車を競技または曲技(*5)のために使用すること。
イ. ご契約のお車を競技または曲技を行うことを目的とする場所において使用(*6)す ること。
(2) 当会社は、下表のいずれかに該当する損害に対しては、保険金を支払いません。
① 次のいずれかに該当する者が、運転する地における法令に定められた運転資格を持たな いでご契約のお車を運転している場合に生じた損害
ア. 保険契約者、被保険者または保険金の受取人(*1)
イ. 所有権留保条項付売買契約に基づくご契約のお車の買主、または1年以上を期間 とする貸借契約に基づくご契約のお車の借主(*1)
ウ. ア.またはイ.に規定する者の法定代理人
エ. ア.またはイ.に規定する者の業務に従事中の使用人 オ. ア.またはイ.に規定する者の父母、配偶者(*2)または子
② 次のいずれかに該当する者が、麻薬、大麻、あへん、覚せい剤、シンナー等の影響によ り正常な運転ができないおそれがある状態でご契約のお車を運転している場合に生じた 損害
ア. 保険契約者、被保険者または保険金の受取人(*1)
イ. 所有権留保条項付売買契約に基づくご契約のお車の買主、または1年以上を期間 とする貸借契約に基づくご契約のお車の借主(*1)
ウ. ア.またはイ.に規定する者の法定代理人
エ. ア.またはイ.に規定する者の業務に従事中の使用人 オ. ア.またはイ.に規定する者の父母、配偶者(*2)または子
③ 次のいずれかに該当する者が、酒気を帯びて(*7)ご契約のお車を運転している場合に生 じた損害
ア. 保険契約者、被保険者または保険金の受取人(*1)
イ. 所有権留保条項付売買契約に基づくご契約のお車の買主、または1年以上を期間 とする貸借契約に基づくご契約のお車の借主(*1)
ウ. ア.またはイ.に規定する者の法定代理人
エ. ア.またはイ.に規定する者の業務に従事中の使用人 オ. ア.またはイ.に規定する者の父母、配偶者(*2)または子
第3条
車両保険では、「台風、洪水また は高潮(P.81をご参照ください。)」
による損害は補償されます。
第3条(1)の表の⑧
競技とは、ロードレース(山岳ラ リー、タイムラリー)やサーキッ トレース等をいい、曲技とは、サー カスやスタントカー等をいいます。
第3条(2)の表の①
「法令に定められた運転資格を持 たないでご契約のお車を運転」と は、以下のいずれかに該当する者 がご契約のお車を運転している状 態等をいいます。
1.道路交通法等法令に定められ た運転免許を持たない者* 2.運転免許効力の一時停止処分
を受けている者
3.運転免許によって運転できる 自動車の種類以外の自動車を運 転している者
*運転免許証記載事項の変更届出 中、紛失等による再交付申請中 または運転免許証不携帯の者は 該当しません。
④ ご契約のお車に存在する欠陥、摩滅、腐しょく、さびその他自然の消耗 備 考
⑤ 故障損害(*8)
⑥ 次のいずれかに該当する損害
ア. ご契約のお車から取りはずされて車上にない部分品または付属品に生じた損害 イ. 付属品のうちご契約のお車に定着(*9)されていない物に生じた損害。ただし、ご
契約のお車の他の部分と同時に損害を被った場合または火災によって損害が生じた 場合を除きます。
ウ. タイヤまたはタイヤのチューブに生じた損害。ただし、ご契約のお車の他の部分 と同時に損害を被った場合または火災もしくは盗難によって損害が生じた場合を除 きます。
エ. 法令により禁止されている改造を行った部分品または付属品に生じた損害 (*1) これらの者が法人である場合は、その理事、取締役または法人の業務を執行するその他の機関をいいます。
(*2) 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含みます。
(*3) 核燃料物質には、使用済燃料を含みます。また、核燃料物質によって汚染された物には、原子核分裂生成物 を含みます。
(*4) 事故の形態や規模等がこれらの事由により大きくなることをいい、延焼を含みます。
(*5) 競技または曲技のための練習を含みます。
(*6) 救急、消防、事故処理、補修、清掃等のための使用を除きます。
(*7) 道路交通法第65条第1項違反またはこれに相当する状態をいいます。
(*8) 故障損害とは、偶然な外来の事故に直接起因しないご契約のお車の電気的または機械的損害をいいます。
(*9) 定着とは、ボルト、ナット、ねじ等で固定されており、工具等を使用しなければ容易に取りはずせない状態 をいいます。
第4条(お支払いする保険金)
(1) 1回の事故について、当会社は下表の規定にしたがい、被保険者に保険金を支払います。
ただし、同表の免責金額は、当会社が保険金を支払う事故の発生の時の順によって定めます。
ご契約のお車の 損害の状態
保険金の額 保険金額(*1)が保険価額(*2)と 同額または保険価額(*2)を 超える場合
保険金額(*1)が保険価額(*2)に 達しない場合
① 全損の場合。
なお、全損とは次のい ずれかに該当する場合 をいいます。
ア. ご契約のお車の 修理費が保険価額 (*2)以上となる場 合
イ. ご契約のお車の 損傷を修理できな い場合
ウ. ご契約のお車が 盗取され発見され なかった場合
保険価額(*2) 保険金額(*1)
② 分損の場合。
なお、分損とは①以外 の場合をいいます。
次の算式によって算出される額。
ただし、保険価額(*2)を限度と します。
(2)に規定す
る損害の額 - 保険証券記載 の免責金額
= 保険金の額
次の算式によって算出される額。
ただし、保険金額(*1)を限度と
(
します。(2)に規定す る 損 害の額 -保険証券記載の免責金額)
× 保険金額(*1) 保険価額(*2)
= 保険金の額 (2) 当会社が保険金を支払うべき損害の額は、下表に掲げる額とします。
① (1)の表の①の場合は、保険価額(*2)
② (1)の表の②の場合は、次の算式によって算出される額 修理費 - 修理に際し部分品を交換したために
ご契約のお車全体として価額の増加
を生じた場合は、その増加額 - 修理に伴って生じた残 存物がある場合は、そ
の価額 = 損害の額
第3条(2)の表の⑤
ご契約のお車に生じた故障による 損害は補償の対象外です。ただし、
車両搬送費用補償特約や車両搬送 時の諸費用補償特約をご契約の場 合、故障によって必要となる搬送 費用やその他の諸費用がお支払い の対象となることがありますの で、ご契約内容をご確認ください。
第4条
車両保険には車両価額協定保険特 約が自動セットされます(一部の ご契約を除きます。)。お支払いす る保険金は、同特約第4条をご確 認ください。