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本稿 既存 デー タ を再分 析し て、 育児 や 介護 ため 休 業制 度 また 短時 間勤 務制 度 を 利用し 、か つキ ャリ ア 意識 高い 人材 職 場 や人事 管理 に関 する 要 因を分 析す る

育児 や介 護に かか る 両立支 援を め、働き 手 仕 事と 生活 両 立 を支援 する 制度 以 、 ワ ー ク ・ラ イ フ ・ バ ラ ン ス 支 援制 度 と い い 、WLB 支 援 制 度 と記 す 利 用状 況 法 整 備 進 展 に 伴 い 、 企 業 等 に い て 年 々 制 度 入 や 運 用 進 つ つ あ る し か し 、 そ 一 方 WLB 支 援 制 度 利用 者 キ ャ リア に 対 す る 意 識 低 く る こ と を 危 惧 す る 企業 関 係 者 も 少 く い こ 働き 方 フル タイ ム勤 務 通常 勤務 から 変わ る ことに っ てキ ャリ ア 意 識に何 らか 影 響 生 る可 能性 を示 唆し て いる 佐 藤 2008 び脇 坂 2012 、働 き方 弾力 的に る こ とに って 仕事 や い 高ま る WLB 満足度 低 く るこ と 、 特に短 時間 勤務 につ い て WLB 満 足度 上 る 仕事 や い るこ とを 指摘 し て いる1 ま た、三菱UFJリサー チ& コン サル テ ィング 2012 、調 査時点 と子 を持 つ前 キャリ アに 対す る意 識 を男女 別に 比較 し、 女 性 子 を持 った 後に 昇 進・昇 格ま た 専門 性 向 上に対 する 意欲 低 する傾 向 強い こと を 明らか にし てい る 男 性 、 子 も 誕生 に 関 わら 働き 方 変わ ら い一 方 、女 性 出産 前 フ ルタ イム 勤務 働く 、出産 後 1年 程 度休業 し、 そ 後短 時 間勤務 復 職す る傾 向 ある 点を 考慮 する と 、働き 方 変わ るこ と に って キャ リア 意識 変化す る可 能性 あ る さら に松 原 2012 、短 時間 正社 員制 度 に 限定し てイ ンタ ビュ ー 調査を 行い 、同 制度 利用 長い 制度 利用 者 ほ キ ャリ アビ ョ ン 見えに くく る こと や 、職場 に って キ ャ リアロ ス 大き く 、本人 努 力し ても 遅 た分を 取 戻せ く る場合 もあ るこ とを 指 摘した2 WLB支 援制 度 充実 に 従 業員 WLB 進 、 離職 を 防 止 きる こ と 重 要 あ る 、 雇 用 主 側 と し て 従業 員 能 力 向 上 も合わ せて 重要 あ る

後 、わ 国 少 子 化と高 齢化 両 方 課 題解決 に向 け取 組 必要 さら に高 ま 、 従 業員 WLB 支援 こ ま 以上 に必 要に ると思 わ る 、同 時 に従業 員 キャ リア 支 援 も進め け 、企 業 と従業 員 共にwin-win 関 係と る 難 しい

以上 問 題意 識を 踏 まえて 、本 稿 WLB 支 援制 度を 利用 し らも 高い キャ リア 意 識 を有す るた めに 必要 要因を 職場 や人 事管 理 側面 から 男女 別に 分 析する 後、 親 介 護

1 短 時 間 勤 務 に つ い て 、 脇 坂 2012 分 析 し て い る

2 同 調 査 、 短 時 間 勤 務 と 休 業 を 合 わ せ て5年 以 上 フ ル タ イ ム 勤 務 を し て い い 短 時 間 正 社 員 対 象 あ っ た た め 、 イ ン タ ビ ュ ー 対 象 ほ ぼ 女 性 あ っ た 、 短 時 間 勤 務2年 半 男 性 も 制 度 を 利 用 し 続 け る 中 キ ャ リ ア ョ ン を 描 き に く く る こ と を 不 安 視 し て い た

-買監-

等 WLB支援 制度 を活 用する40代以 降 従業 員 増 える あ ろう こ と 周 知 こと あ る

、東京 大学 社会 科学 研究所 ワー ク・ラ イフ・バラン ス推 進・研 究プ ロ ェ クト(2012 、 男性 仕事 と介 護 両 立に直 面し た際 、休 業 や短時 間勤 務 く 、有給 休暇 を活 用 し ら 両立 を図 ろう と 考える 傾向 あ ると し ている ラ イフ イベ ン トに係 る問 題に 直面 し た 際、男 女 対応 方法 異 る あ 、 企 業 幅 広に 選択 肢 を用意 する 必要 あ る ろう した っ て、 本 稿 男女 WLB 支 援 あ 方 に違 い あ るかを 考察 し ら 、 後 企 業に るWLB支援 あ 方を 検討 す ること とし た

、キ ャリ ア意 識 、役 職や 年代 に っ て異 るも ある たとえ 、 本人 思 い 描 く ま た 会社 期 待 する キャ リア ビ ョ ンに向 けて 多様 仕 事 を経験 し ら 能力 を 開 発する キ ャリ ア形 成 期 20代~30代 か 、また キ ャリ ア形 成 過程 培 わ た能 力 を 発揮す る 能力 発揮 期 40 代以 降 か に って大 きく 異 ると 思 わ る し かし 、本 稿

、利 用す るデ ータ 後述 制 約か ら、 回 答者 時点 WLB 支 援制 度を 利用 した か を 把 握 する こ と き い した っ て 、WLB 支 援 制 度 を 利用 し た タ イ ミ ング を 考 慮 せ に要因 分析 を行 う 当 点につ いて 後 課 題とす る

2 デ ー タ と 変 数 1 デー タ

使用 した デー タ 、経 済産業 研究 所と 内 府 経済社 会総 合研 究所 2009年12月 から2010 年1月に 実施 した 仕 事と生 活 調査 ワ ー ク・ラ イフ・バラ ンス に関す る国 際比 較調 査

日本 を対 象と した 企 業調査 と従 業員 調査 マッチ ング デー タ あ る3

2 主 変数 説 明

①キャ リア 意識 高 いWLB支援 制度 利用 者4

キャ リア 意識 高 いWLB 支 援制 度利 用者 を 目的変 数と する にあ た 、以 手順 変 数 を作成 した

ま 、WLB 支援 制 度 利 用者 に つ い て 、 従 業 員調 査 票 、 現 在 勤 め先 に い て 通 常 勤務 形態 と 異 る 働き方 制 度利 用を た た 設問 を用 いて 育 児休業 制度 、育 児以 外 理由に る6ヶ月 以上 長期 休暇 制度 、育児 ため 短 時間 勤務 制 度、育児 以外 理 由に る短時 間勤 務制 度 い か 制 度を 利用 し た者を 抽出 した5 こ ら 制度 に限 定し た理 由

、先 行調 査等 から キ ャリア 意識 変 化 フ ルタイ ム勤 務を 一定 期 間以上 して い いこ と に って 生 る可 能 性 指 摘さ て いる た め あ る こ に該 当 す る サ ンプ ル 全体 7.8%

3 調 査 概 要 序 章 を 参 照 本 調 査 、 イ リ ス 、 ド イ ツ 、 ス ウ ェ ー デ ン 、 ラ ン び 日 本 5カ 国 を 対 象 に 実 施 し て い る 、 本 稿 う ち 日 本 を 対 象 と し た デ ー タ を 使 用 す る

4 制 度 利 用 経 験 者 と 現 在 も 制 度 を 利 用 し て い る 者 も 含

5 本 設 問 ら 以 外 WLB支 援 制 度 に 関 す る 選 択 肢 と し て 、 フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 度 、 在 宅 勤 務 制 度 、 勤 務 地 限 定 制 度 、 そ 他 柔 軟 働 き 方 制 度 て い る

-買買-

男性 :3.4% 、女 性:17.0% あ った 表4-2-1参照

次に 、キ ャリ ア意 識 高い 人に つい て 、 従業員 調査 票 職 場 昇進 する こと び 仕事 に関 する 専門 性 を高め るこ と に対 す る重要 度を 重 要 あ る か ら 重要 い

5段階 た た設 問を用 い、い か に 重要 あ る ま た ち らか とい え 重 要 ある と 回答 した 者を 抽出し た こ に該 当す るサン プル 全 体 81.8% 男性:84.9% 、 女性:75.4% あっ た 表4-2-2参 照

最後 に、 上 記2 目 に該当 する キャ リア 意 識 高 いWLB支 援制 度利用 者を 抽出 した と こ ろ、全 体 6.1% 、男 性 2.8% 、女 性 12.8%と っ た 表4-2-3参照 こ ら を目 的 変数と し分 析を 進め る ことと する

4-2-1 育 児 ま た 以 外 休 業 ま た 短 時 間 勤 務 制 度 利 用 者 割 合 休 業 ま た 短 時 間

勤 務 利 用 者

※ 1

育 児 休 業 ま た 休 業 者

育 児 ま た

短 時 間 勤 務 者

休 業 と 短 時 間 勤 務 両 方 利 用

全 体 貧 駆 = 重 重 買 買 週 貸 沢 8 財 買 沢 重 財 害 沢 宴 財 「 沢 宴 財

男 性 貧 駆 = 買 貸 0 8 週 害 沢 宴 財 「 沢 貸 財 1 沢 買 財 0 沢 重 財

女 性 貧 駆 = 害 「 監 8 週 1 貸 沢 0 財 1 監 沢 買 財 貸 沢 0 財 監 沢 買 財

1 休 業 ま た 短 時 間 勤 務 利 用 者 に 育 児 休 業 制 度 育 児 休 業 以 外 理 由 に 6カ 月 以 上 長 期 休 業 制 育 児 た め 短 時 間 勤 務 制 度 育 児 以 外 理 由 に る 短 時 間 勤 務 制 度 利 用 者 含 ま う ち 、現 在 も 短 時 間 勤 務 制 度 を 利 用 し て い る 者 68 あ る

4-2-2 キ ャ リ ア 意 識 高 い者 割 合

以 外 高 い

全 体 貧 駆 = 重 重 「 重 週 1 8 沢 「 財 8 1 沢 8 財 1 0 0 沢 0 財 男 性 貧 駆 = 買 買 重 1 週 1 監 沢 1 財 8 宴 沢 重 財 1 0 0 沢 0 財 女 性 貧 駆 = 害 「 害 8 週 「 宴 沢 買 財 貸 監 沢 宴 財 1 0 0 沢 0 財

キ ャ リ ア 意 識

合 計

※ そ 以 外 : ち ら と も い え ち ら か と い え 重 要 重 要

4-2-3 男 女 別 キ ャ リ ア意 識 高 い制 度 利 用 経 験 者 割 合 キ ャ リ ア 意 識 高 い

制 度 利 用 者

以 外 合 計

合 計 貧 駆 = 重 重 「 重 週 買 沢 1 財 重 害 沢 重 財 1 0 0 沢 0 財 男 性 貧 駆 = 買 買 重 1 週 「 沢 8 財 重 貸 沢 「 財 1 0 0 沢 0 財 女 性 貧 駆 = 害 「 害 8 週 1 「 沢 8 財 8 貸 沢 「 財 1 0 0 沢 0 財

-買貸-

職場 要因

キャ リア 意識 やWLB 支 援制 度 利用 に影 響する 変数 とし て、 仕 事や職 場に 関係 する 要 因 考え ら る こ ら につい て 、従 業員 調 査に ける 、自 分 担 当する 仕事 特 徴 10 目 、 上司 職 場管 理 特徴 12 目 、 職場 特徴 9 目 3 分野31 目に ついて 自 分自身 置 か てい る 状況に あ て まる あて まら い 5 択 回 答す る設 問を 用 いるこ とと した そ 際、こ ら 目を 集 約する 必要 あ るた め 因子分 析を 行い 、以

つ 因子 を抽 出し た

a. 仕事 特徴

1 仕 事 多さ: 仕 事 量 多い 締 や 納 期にゆ と い 突 発的 業務 起 こるこ と 頻繁 にあ る 3 目

2 職 務 明 確 性 、 職 務 遂 行 裁 量 性 : 担 当 業 務 内 容 明 確 に さ て い る 仕 事 手順を 自分 決 める こ と きる 職務 遂行 に必要 能 力 知 識・技 術 要 件 明確 ある 自分 仕 事上 知識 ・技 能 他 社に転 職し ても 役立 つ 4 目 3 連 携 ・ 調 整 業 務 : 自 分 仕 事 他 と 連 携 し て チ ー ム と し て 行 う も あ る 仕

事を進 める うえ 他 部 門と 折衝 必 要 場 合 多 い 仕 事を 進め るうえ 非 公式 調整 に時 間 かか る 3 目

b. 上司 マネ メ ント

4 残 業や 休日 出勤 を評 価: 残 業や 休日 出勤 に 応 る 人 高く 評価 さ る 1 目 5 支 援的 上 司: 業務 量や重 要 業務 特 定 部 に偏 ら い う に配慮 して いる

部 キャ リア びラ イフ ビ ョン を く理解 した うえ 時 間 をかけ て目 標等 を設 定し 業務 を配 分し てい る 業務 進 捗を 適 タイ ミン グ 確 認して く る

評 価 結 果 を 納 得 い く う に キ チ ン と フ ィ ー ド バ ッ ク し て く る 部 育 成 に熱 心 ある 部 と コミ ュニ ケー ショ ン く 取 てい る 部 門 メ ンバ ー 内 情報 を共 有す る うに 工夫 して いる メリハ リを つけ た仕 事 仕方 をし てい る 部 仕 事以 外 生活や 家庭 こ とも 配 慮して いる 男性 部 も女 性 部

も公 に 扱っ てい る 10 目

c. 職場 特徴

6 助 け 合 い 職 場 : 職 場 同 僚 間 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 良 好 あ る 職 場 に 同 僚 同 士 仕 事 ウ ハ ウ を 教 え 合 う 風 土 あ る 職 場 メ ン バ ー 仕 事 を 替 わ る こと き る人 職 場 にいる 性別 に関 わ く能 力を 発揮 き る 4 目 7 付 き合 い職 場: 仕 事 終 わっ ても 人 残 って いる と退 社 しにく い 1

会社 人 事管 理要 因

人事 制度 につ いて 、多様 働 き方 に関 す る制度 とキ ャリ ア 自 立性を 支援 する 制度 有

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