Y:5年
生。それか ら、今のこの子たちが、6年
生になつた時に、その、学校全体をまとめ てい くつてい う役割を見習つてい くので、その、全段階 として、5年
生が最後に「あ りが とう」を過 ぎるつてい うことを、経験 をした うえで、6年
生に上がってるんです。って
い うのが、計画的にやっています。
Q:な
るほど、あ りがとうございま した。考察 :
Y先
生の話か ら、今回の「あ りが と ううれ しの班」とい う活動は、子供たちにお互いに「あ りが とう」を伝 えるための活動であるこ とが分か る。そ して、今回の活動は、役割分担 とい う方法で行われ た。つ ま り、役割分担 を通 して、協力 し合 いなが らや つてい くこの活動は、子供たちの役割取得能力 を育 つてい ると考 え られ る。
また、この活動 は子供 たちに、お互 いの感 謝の気持 ちを伝 えることで、お互いの仲間関係 をよ り深 くなってい くことが 目標 の一つ だ と感 じられ る。いろいろ協力 して、一緒 に頑張つ て、仲間関係 の構築 も容易 にできる と考 える。
5年
生が主力 としてや つてい くのは、6年
生 になるための、高学年生 に上が るための試練、あるいは、活動 を計画す る能力や組織す る能 力 な ど、人 とのや り取 りが円滑に進 める よ うな能力 を鍛 えてい る とも言 える。 このよ うに、「は じめま して うれ しの班」か ら「あ りが とううれ しの班」まで、1先生か ら
6年
生まで、長 時間の縦割 り班活動の中で、役割分担 をす るこ とで、子供 た ちの関わる力や、役割取得能 力が育て られ てい る と実感す る。
活動名称 なか よ し遠足の顔合 わせ会 活動時間 2016ノ04ノ25 (9:40〜11:30) 活動場所 体育館
観察対象
2年
生 と4年
生 と先生た ち 活動過程1.体育館 に集合
2.なか よ し遠足 に随行す る先生の紹介
3.班での 自己紹介 (約
20分
間、なか よ し遠足 についての詳 しいお話や遊びな ど の相談 も含 めている)4.各班 の班活動
表
2
活動説 明床 よ り高い ところ
自己紹介の時の先 生の居場所 集合場所及び活動場所
(床)
ドア
(体育館 の見取 り図、丸 は出来事の場所)
時間 場所 内容 人物 状況
2016ノ04/25, 体育館
随行す る先生の紹介
X(男
の先生)子供たちが体育館 に集合 した後、随行 の先生た ちが 自己紹介 をす る時の こと。
観察記録3「
X先
生の話」X先
生 :お はようございます。(子供たち :お はようございます)X先
生 :。 ・・4年
生のみなさん とはあま り関わ りがなかつたので、は じめてで どうなるの かなつて楽 しみにしています。で、2年
生のみな さん とは1年
生の時によく会いましたよね。(子供たち :は い)
X先
生 :え つと、今年 も4年
生のみな さん と、一緒に、2年
生の人 とどうい う関わ りができ るのかな、そ して、遠足場所 もちょつと今年変わつていますので、4年
生が どんな リー ドして くれ るかな、楽 しみに してお りますので、みなさん、一緒に楽 しみに し ま しょう。(子供たち小 さい声で :は い)考察 :
X先
生の話か ら、関わ りとい う言葉は2回
出てきた。話の中で、2年
生 と4年
生、また、先生たちと子供たちとどのよ うな関わ りができるのか、とい う二つの期待が読み取れ る。つ ま り、今回の遠足は単なる遊びではない。もちろん、楽 しむことも含 めているが、そのほか に仲間や先生 との関わ りがもつと重要だ とい うメッセージを子供たちに伝 えたかったに違 いない。「関わ り」 とい う言葉を強調す ることで、子供たちに遠足に行 くとき、関わ りとい
うことに意識 させていると考えられ る。
また、
4年
生の リー ドを期待 していると話 したのは、リー ドする立場にある4年
生は、関 わ りの少 ない2年
生に対 して、面倒を見てあげた り、お互いの関わ りを深めた りす るとい う 役 目があつて、それ を果た してほ しい と伝 えたいに間違いない。このよ うに、意識 させることを通 して、子供たちの関わる力 と役割取得能力を育成 したい と感 じられる。
時間 場所 内容 人物 状況
2016ノ04/25 体育館
随行す る先生の紹介
D(小
4・ 女)、E(小
2・ 男)、 FC/1ヽ 4。 男)、G(小
2・ 男)、H(小
2・ 女)、I(小
2・ 男)、
J(小
2・ 男)、K(男
の先生)先生たちが 自己紹介 をす る途 中、子供 たちに感想 を開 くときの こと。
観察記録4「子供たちの言葉」
Dさ
ん えつ と、昔の遠足はなんか、安全 にできて、す ごく楽 しかった し、隣にい る人 とし ゃべれ て、仲 良 くで きた。遊 んでいる ときで も、
4年
生がい ろいろ考 えて くれ て、助 けて くれ て、す ごいなっ て思いま した。僕 は、僕のペ アがは しゃぎ回 るので今回はち ょつ としん どいかな と思いま した。
ごめんな.さい。
そ うですか
?ペ
ア (Gく んに向か つて)は
楽 しか つたですか? 楽 しか ったです。よかった。楽 しかったって言 いま した よ。 (Fく んは納得 した よ うに領いた。)
あの う、自己紹介 を した ときに、去年 はす ごく緊張 したけ ど、今年 は
4年
生がや さ しいってい うか、かかわ りが あって、す ごく楽 しかつた し、なか よ し遠足 も楽 しく や つていける と思います。自己紹介 を した とき ドキ ドキ した け ど、 ちゃん とペ アがで きて楽 しか ったです。
みんな と仲 良 くできて、楽 しかつたです。
Eく ん Fく ん
Gく
んK先
生Gく
んK先
生Hさ
んIく ん Jく ん 考察 :
Dさ
んの話か ら、去年の遠足 を通 して、ほかの人 と仲 良 くなれ た ことや、他人 とかかわ り ができた こ とを確認す ることがで きる。Eく
んの話か ら、4年
生は先輩 として、2年
生 に気 を使 つてあげた り、助 けてあげた りす る行動は、高学年 として、 自分 の役割 を果 た した ことが分 か る。そ して、
2年
生のHさ
んは、 自己紹介 について、4年
生 の先輩 が優 しいか ら、去年 よ り緊 張 しなか った ことで、4年
生 は2年
生 に対 して、確 かにいろい ろ気 を使 つてや った ことが感 じられ る。 また、4年
生 とかかわ りができて、いろいろ助 けて くれ る とい う信頼が形成 したか ら、「なか よ し遠足 も楽 しくや つてい け る」と言い出 した と考 える。Iく ん とJく んの話か らも、仲 間関係 の構築 が確認 で きる。
それ か ら、Fく ん とGく んの対話 か ら、関係 の構 築 はいつ も うま くい つてい るわけではな い ことが分かる。4年生は、2年 生の面倒 を見てあげた り、助 けてあげた りす ることが、しん
どい とか、面倒 くさい とかの考 えが あるの も当然 の ことである。 だか ら、Fく んはGく ん と のや り取 りの中で、 しん どい と感 じて、それ を正直に言つた。Gく んは、 自分の行 動が先輩 に迷惑 をか けた ごとに気付 き、「ごめんな さい」 と謝 つた。 この よ うな葛藤 に対 して、耽 生 は、先輩 に迷惑 をか けたGく んを責 めるのではな く、Gく んの気持 ちを考 えてか ら、Gく んがは じゃ ぎ回 る原 因 を考 えてか ら、楽 しかつたか と質問 した。Gく んに 自分の気持 ちを言 わせ るこ とで、Fく んにGく んは楽 しいか らは じゃいだ と理解 させているのだ。「よかった。
楽 しかつた つて言いま した よ」 とい つたの も、 しん どいけ ど、Fく んの努力 には価値がある とFく んの こ とを認 めてい る。そ うす るこ とで、Fく ん も改 めてGく んの気持 ちを考 えて、理 解す るこ とがで きた と考える。 だか ら、最後 は納得 した よ うに領 いたではないか。 ここで、
K先
生の行動 はお互いが理解 しあ う架 け橋 になった と考察できる。時間 場所 内容 人物 状況
2016ノ04r25 体育館
班 での 自己紹介
D(小
2・ 男)、E(小
4・ 女)子供 たちがグループで話 し合 つてい る。周 りか らの笑い声で、観察 したい グルー プの 話が よく聞き取れないため、 もつ と近づ こ うとしていた時の出来事だつた。
観 察記録 5「 背 中をたた く
E子
」私 の接近 につれて、
Dく
んは話 さな くなつた。そ して、俯 いて 自分の手元にある しお りを あつけない よ うに触 つていた。時々私 の方 をち らつ と見て、私 が彼 の ことを見てい ると気づ いた ら、す ぐ頭 を下げて、自分の しお りを遊んでい るよ うに見せかけた。みんなの会話に混 ざるよ うな動 き もなか つた。その とき、Dく
んの隣にい る女の子Eさ
んは、Dく
んの異常 に気付 き、心配 そ うにDく
ん を見ていた。 そ して、彼 女はDく
んの背 中をや さしく、軽 く 叩いた。す ると、Dく
んは頭 をあげて、Eさ
んの ところに顔 を向けた。Eさ
んは、「ど うし たの」 とDく
んに聞いた。 しか し、Dく
んは頭 を振 りなが ら、何 も言 わなかった。Eさ
ん も何 も言わないまま、手をDく
んの背 中において、ただDく
ん を見て優 しく叩いた。 しば らくす る と、Dく
んはまた話せ るよ うになった。考察 :
Dく
んは見知 らぬ人 (筆者)の
接近につれて、緊張 して話 さな くなつた と感 じられ る。そ して、Eさ
んは話 を していたDく
んが急 に話 さな くなって、それ に気づいて、何 があつた の?ど
うした らいいか?とかの考 えで、Dく
んの背 中を軽 く叩 く行動 を取 つたに違 いない。自分が先輩 だか ら、同 じグループの仲間だか ら、心配 しないわ けがない。何 があつたのは知 らないが、「大丈夫、 ここにい る」 と、言葉ではな く、行動 を通 して伝 えた。だか ら、
Dく
んが緊張 を解 いて、また話せ るよ うになった と推測できる。そ して、
Eさ
んがなに も話 さな いの も、Dく
んの気持 ちを考 えたか らと思 う。ひたす ら、理 由を問 うではな く、自分な りの 気遣いで、そばにい る とい うメ ッセージを行動 で伝 えた。時 間 場所 内容 人物 状況
2016ノ04/25 体育館
班活動 「だ るま さんが ころんだ」
F(小 40男
)、G(小
2・ 男)自己紹介 の後 、みんなが 「だ るま さんが ころんだ」 を遊ぶ ときの こ と。
観 察記録 6「 鬼 になった
F子
」ジャンケ ンで負 けた
Gく
んは鬼 になつた。Gく
んは嬉 しくない よ うに壁 に向か つて、い や いや なが ら始 ま りの声 を上 げた。そ して、Gく
んの顔 は憂鬱 で、声 も小 さくて、元気 がな か つた。適 当に掛 け声 を唄 え、不機嫌 の よ うに後 ろを見渡 していた。い くらほかの子供 が楽 しんでゲームを進 んでいて も、Gく
んは笑顔す ら見せ なか つた。そ こで、リー ダー としての Fく んはゲー ムを盛 り上げ よ うと、大 きな声で笑 い、笑 わせ るよ うな動 きを した。眺ね る と きはわ ざと転 んだ りした。 そ して、時々 「しまつた !」 とか、「や ばい !」 とか、大 きな声 を出 しなが ら、滑稽 な顔 を していた。 ほかの子はFくん を見て、グラグラ と笑 つていたが、Gく
んはや は り笑 わなかつた。そ して、一回 目のゲームが終わ つて、2回
目のジャンケ ンで 負 けたGく
ん はまた鬼 になった。「なんや?!」 とGく
んは大声 を出 して、「また、僕 か !」と怒 つてい るよ うに見 えた。他 の子 は ど うした らいいかわか らない よ うな顔 を して、隣の人 と話 し合 つていた。す ると、Fく んは
Gく
んの ところに行 つて、「じゃ、今回、僕 がや りま しょう」 と言い出 した。Gく
んはす ぐ、飛 び出 して、楽 しそ うに仲間の中に入れ た。み んな も、ほつ とした顔 を して、Gく
ん と一緒 にゲー ムを続 けていた。Fくんは何 もなか つた よ う に、相変わ らず 、ふ ざけなが ら、みんな とゲームを した。や つ と、Gく
んの笑い声 が聞 こえ た。考察 :
Gく
んはは じめか ら鬼になったのは嫌 だつた。だか ら、それ をみんなに伝 えるため、わ ざ と憂鬱 な表情 を した り、声 を小 さくした りした と推測で きる。そ して、Gく
んの不機嫌 に気 付 いたFくんは、Gく
んを楽 しませ るた め、わ ざと滑稽 な顔 を した り、笑わせ るよ うな行動 を取つた りした と考 え られ る。ところで、
Gく
んがあま りに もや る気 がないた め、ゲー ムに負 けて再び鬼 になつた。そ し て、また鬼 になつて しまつた ことに苛立って、今 まで溜 まつて きた不機嫌 を「なんや?!ま
た、僕 か !」 と、一気 に 口に出 して しまつたのだ。
Gく
んの怒 りに対 して、Fくんは「じゃ、今 回、僕がや りま しょ う」を言い出 した。 リー ダーだか ら、年上の先輩 だか ら、