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その他関連施策の推進

ドキュメント内 港区耐震改修促進計画 (ページ 34-43)

第4章 総合的な施策の展開

4 その他関連施策の推進

・地震時における建築物の安全対策として、落下物など防止対策、ブロック塀の倒壊防止 対策、エレベーターの閉じ込め防止対策などを促進します。

・新たに建築される住宅・建築物については、現行の耐震基準に従って適切に設計及び施 工が行われるよう、建築基準法に基づく建築確認、中間検査及び完了検査の実施を徹底 します。

(1)家具類の転倒防止対策

・阪神・淡路大震災の被災地域では、室内においても、揺れのために家具が転倒したり、

ガラスが飛び散るなどして、深刻な人的被害が生じました。

・区は、地震の際の家具転倒による被害を最小限に抑えるために、家具転倒防止器具の助 成制度を行っています。また、あわせてガラス飛散防止フィルムなどの防災用品も助成 しています。

・家具の転倒防止に関するパンフレットの配付などの実施により、転倒防止対策の普及・

啓発を図ります。

(2)窓ガラスなどの落下物防止対策

・区は、東京都震災予防条例第 25 条の規定に基づき、昭和 57 年度から、既存窓ガラスな どの落下物実態調査を実施し、落下するおそれのあるものについては所有者に対し改修 などの指導を行っています。今後も未改修ビルなどの所有者に対する定期的な改善指導 を実施します。

(3)エレベーター閉じ込め防止対策

・平成 17 年7月に発生した千葉県北西部地震では、首都圏で多くの住宅・建築物でエレ ベーターが緊急停止し、かご内に利用者が長時間にわたり閉じ込められるなどの被害が 発生しました。

・区は、ビルやマンションの管理事業者・団体などに働きかけ、エレベーターの閉じ込め 防止装置の普及を図ります。

(4)工作物の倒壊・落下・脱落防止対策

・看板などの工作物に関しては、注意喚起も含め所有者などに文書を送付しています。

・地震の際、高置水槽、看板などの工作物が脱落し被害をもたらすことがないよう、東京 都屋外広告物条例、道路法及び建築基準法に基づき、工作物の許可・確認申請時に表示 者などに対し指導をします。

・現状の把握に努め、倒壊、落下または脱落の可能性のある工作物については、所有者な どに改善指導を実施します。

(5)ブロック塀の改善対策

・昭和 53 年6月の宮城県沖地震では、16 人がブロック塀などの倒壊により死亡し、ブロ ック塀の危険性が問題になりました。

・区は、区民がブロック塀の安全点検や改修を行えるよう、塀の高さや控え壁の間隔など の正しい技術的基準について、パンフレットなどを作成し配付するなど啓発に努めます。

・現行の生垣助成制度の周知を進め、倒壊の危険がない生垣への改善を促します。

(6)がけ・擁壁の改善対策

・港区の地形は起伏に富んでいます。

・『港区防災街づくり整備指針』において、緊急性の高い施策としてがけ・擁壁のリスク の周知及び斜面対策を重点的に実施します。

・東京都は、平成 11 年度から 13 年度にかけて急傾斜地危険箇所及び土石流危険渓流の調 査を行いました。

・その結果によると、区内には急傾斜地崩壊危険箇所※20が 118 箇所存在しますが、急傾斜 地崩壊危険区域※21に指定されたものはありません。

・区独自の目視調査結果による 17 箇所の安定度の低い急傾斜地については、区民等に斜 面の改修や保護に対する指導を行います。

・区は、建築確認の際、がけ・擁壁が近接する敷地については、申請者にがけ・擁壁の状 況調査を行うよう、指導しています。なお、危険と判断されたものに対しては、安全化 の指導を行います。

・住宅リフォームなど支援として、自己の敷地内の危険ながけ・擁壁の整備に必要な資金 を金融機関から借り入れた場合、利子の一部を補給することにより、安全化の支援を行 います。

※20 急傾斜地崩壊危険箇所

次の①、②の地形条件を満たす箇所のことです。

①がけ地の傾斜度が 30 度以上であること。

②がけ地の高さが5m以上であること。

このような箇所の、斜面内、斜面の上端(法肩)からがけ地の高さ及び下端(法尻)からがけ地の高さの2倍の範囲 をいいます。

30°以上

H:高さ(5m以上) 20°以下

2H(かつ50m以下)

被害想定区域

法尻

法肩

傾斜度 30 度以上、高さ5m 以上の斜面という地形的基準を満たせば、急傾斜地崩壊危険箇所に該当します。斜面に 対して擁壁を構築したり改修を行ったりしても、上記の地形的基準から外れない限りは、急傾斜地崩壊危険箇所でなく なることはありません。

※21 急傾斜地崩壊危険区域

急傾斜地崩壊危険箇所のうち、被害想定区域内に人家が5戸以上あり、急傾斜地法に基づき、都道府県知事が公報な どに告示し指定した区域のことです。

(7)大規模空間の天井脱落対策

・東日本大震災では、庁舎や公共施設の一部において、天井材の一部落下などが発生し、

死傷者が出るなどの被害がありました。

・新たに建築される建築物に関しては、建築基準法に基づき、特定天井※22が構造耐力上安 全な構造方法で設計、施工されるように指導していきます。

・天井落下による被害を防止するため、東京都と連携し、建物所有者に対する、建築基準 法に基づく定期報告制度や建築物防災週間を活用した改善指導などの取組を推進して いくとともに、国の技術基準に適合した脱落防止対策の普及啓発を実施します。

(8)液状化対策

・東日本大震災では、区内においても液状化現象が確認されました。

・平成 25 年3月に『港区防災街づくり整備指針』を改定しました。液状化リスクを低減 するため、液状化マップを作成し、液状化対策に関する情報提供を行いました。

※22 特定天井

建築基準法施行令第 39 条第3項の規定に基づき平成 25 年国土交通省告示第 771 号に定められており、吊り天井 であって、次の①、②、③のいずれにも該当するものを言います。

①居室、廊下その他の人が日常立ち入る場所に設けられるもの

②高さが6mを超える天井の部分で、その水平投影面積が 200 ㎡を超えるものを含むもの

③天井面構成部材等の単位面積質量(天井面の面積の1㎡当たりの質量をいう。)が2㎏を超えるもの

港区における耐震化に関する支援策

名称・担当部署 開始年度 支援内容 対象・条件など

すまいの専門相談 平成 住まいに関する専門的な無料相談窓口を 開設し、税務・不動産・建築・マンション 管理問題など幅広く相談をお受けしてい ます。

21 年度

・都市計画課住宅支援係

耐震アドバイザー相談

耐震診断に先立って、その必要性及び耐震 化の進め方についての助言や、耐震化に向 けた区分所有者の合意形成に対する助言 を行うアドバイザーを派遣します。

派遣内容

5回まで限度、無料

昭和 56 年5月 31 日 以 前 に 建 築 確 認 を 受 け て 建 築 し た 区 内 の 分 譲 マ ン シ ョ ン

構造が S、RC、SRC 造であること 分譲マンション耐震化支援 平成

21 年度

・都市計画課住宅支援係

簡易診断 ア ド バ イ ザ ー 相 談 の結果、耐震診断の 必 要 性 が 明 ら か に なったもの アドバイザー派遣の結果、簡易診断の必要

があると判断した分譲マンションに対し て区が派遣する技術者が簡易な耐震診断 を行います。

派遣内容 1回、無料

建替え等支援コンサルタント派遣 老朽化した分譲マンションの建替えを円 滑に進めるために、建替え等支援コンサル タントを派遣します。

派遣内容

概ね、5回程度、無料

老 朽 化 し た 分 譲 マ ン シ ョ ン の 管 理 組 合 や 居 住 者 の グ ル ープ

分譲マンションの建替え支援 平成 18 年度

・都市計画課住宅支援係

劣化診断助成 建 築 後 5 年 以 上 経 過 し て い る マ ン シ ョ ン で 延 べ 面 積 の 1/2以上が住宅と し て 使 用 さ れ て お り、区分所有者の1 /2以上の賛成者が いること(分譲マン ションの場合)

マンションの建物・設備について老朽度の 調査・診断を実施した場合に、これに要し た費用の一部を助成します。

助成額

・劣化診断費総額の1/2

(助成限度額 50 万円)

建替え計画案等作成助成 建築後 30 年以上経 過 し た 分 譲 マ ン シ ョ ン で 延 べ 面 積 の 1/2以上が住宅と し て 使 用 さ れ て お り、区分所有者の1 /2以上の賛成者が いること

老朽分譲マンションの建替えを検討する 場合、建替え計画案等作成に要した費用の 一部を助成します。

助成額

・作成に要した費用の1/3

(助成限度額 150 万円)

分譲マンション管理アドバイザー派遣 区 内 の 分 譲 マ ン シ ョンの管理組合等 分譲マンションの適正な維持管理や老朽

化対策について、管理組合等に対してアド バイザーを派遣します。

派遣内容

年度にかかわらず合計 10 回まで、無料

木造住宅の耐震診断支援 平成 木造の専用又は兼用住宅を対象として、区 が無料で耐震診断を行います。

昭和 56 年5月 31 日 以 前 に 建 築 確 認 を 受 け て 建 築 し た 建 築物で、2階建て以 下の木造住宅(個人 所有に限る。) 17 年度

・都市計画課住宅支援係

昭和 56 年5月 31 日 以 前 に 建 築 確 認 を 受 け て 建 築 し た 建 築物で、住宅、下宿、

長屋、共同住宅、幼 稚園、診療所、病院、

公衆浴場、児童福祉 施設等、集会所(町 会・自治会会館)

木造建築物の耐震診断を行う場合に、これ に要した費用の一部を助成します。

助成額

・耐震診断に要した費用の2/3 住宅、下宿(助成限度額 20 万円)

長屋、共同住宅、幼稚園、診療所、病院、

公衆浴場、児童福祉施設等、集会所(町会・

自治会会館)(助成限度額 24 万円)

建築物の耐震診断支援 平成 8年度

・都市計画課住宅支援係

昭和 56 年5月 31 日 以 前 に 建 築 確 認 を 受 け て 建 築 し た 建 築物で、耐震診断の 結果、耐震改修が必 要 と 判 断 さ れ た も の

非木造建築物の耐震診断を行う場合に、こ れに要した費用の一部を助成します。

助成額

・耐震診断に要した費用の2/3

住宅、長屋、下宿(助成限度額 100 万円)

幼稚園、診療所、病院、公衆浴場、児童福 祉施設等、集会所(町会・自治会会館)、

災害時協定建築物(助成限度額 150 万円)

耐震診断の結果、耐 震 化 基 準 未 満 で あ ることについて、評 定 等 機 関 が 行 う 評 定 等 を 受 け て い る こと

共同住宅(助成限度額 300 万円)

昭和 56 年5月 31 日 以 前 に 建 築 確 認 を 受 け て 建 築 し た 緊 急 輸 送 道 路 沿 道 建 築 物 で 道 路 幅 員 の 概ね1/2以上の高 さの建築物 緊急輸送道路沿道建築物の耐震診断を行

う場合に、これに要した費用の一部を助成 します。

助成額

・耐震診断に要した費用の2/3

(助成限度額 300 万円)

ドキュメント内 港区耐震改修促進計画 (ページ 34-43)

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