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ドキュメント内 は し が き (ページ 75-111)

(g)都が巨大念規模であるためK,上水,下水,交通規制,旅客輸送,住宅,公園,

運動場,都市計画等の行政サービス

K

関して特殊な問題を起ζしている。とれらの 問題は,技術上,財政上なよび行政上のものである。そしてとれらは地価の暴騰に

よっていっそう深刻化している。」(ロプソン1968:9‑10)

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東京の2つの基本的問題

「東京(I( 関するいかなる研究(l(:.t~いても強調されなければならない 2 つの基本的な問 題がある。 1つは,中央政府と国会が,日本の確固たる都市政策をもっていないζとで ある。日本の場合,放任主議が都市化K関する限り,まととによく行き渡っている。

都に立地しようとする工場や高等教育の場所を制限しているととを除けば,東京をは じめ他の大都市のほう張を制限しようとする試みが今までとられてきていない。小規模 都市や町の発展を促進したり.東京一横浜一大阪一名古屋一神戸の合成物と開 発の遅れた地域のあいだKうまれた生活水準の不均衡を除去念いし是正するための効果 的念試みもなされていない。

もう 1点は.中央政府が東京都が直面する緊急な問題の処理K本気で努力してい念い というととである。その規模の故K起とっている諸問題.国の首都であるための特別な 条件,東京の閣発を周辺地域にないて考え左ければなら左い必要性がほとんど無視され ている。東京都は.時代遅れの機構,不満足走権限,不十分な財源,不当な起債制限,

そして,混乱細分された都市交通によって, 19 7 0年代の諸問題Kたち向かなうとや っきにをっている。東京は,ニュータウン.都市開発,都市再開発,交通,その他無数 の問題を処理するためK行財政上の権限のうえで現在よりももっと装備されるべきであ

る。 J(ロプソン19 6 9:一般的考察)

(の東京の計画と開発 都市計画

「国の首都Kないて適正念計画と開発が行念われるととは,きわめて重要左ととであ る。しかし,現状は満足な形で行なわれているとはいい難い。現在の状況の主左欠陥は,

次の通りである。

(坊市働也の無計画念平面的な膨張(スプロール)は,東京のいたる所や,市街地の まわりの郊外や周辺地域Kみられる。

(b)  あらゆる種類のリボン状の発展が,多くの主要道路沿いに起とっている。

(c)大規模な工場や大学施設を除いて,開発K対する効果的念コントロールが明らか に欠けている。その結果,都や他の計画当局が作成する計画は実施されず.違反が 罰ぜられるととをく横行している。都や首都劉整備委員会の計画は, 机上演習

とほとんど選ぶとζろがない。住宅,商店.事務所の建設やその他の開発は,しば しば計画の要求するととろを無視して進められている。

同住宅建設,公共輸送施設,道路等の開発の間の相互調整がをされていない。 ζれ は1つKは, ζに欄発の仕事を所管する各省がそれぞれの仕事をカラ(water‑

t i g ht  c o mp a r t men t )の中K閉じ込もって行なっているととと.1つには.

各々の開発機関相互間の協力体制の欠如に原因が求められる。

(e)主として.との相互調整体制の不備の結果として,都全域にわたって闘発を全体 としてみるととがほとんど行なわれない。東京では一部の荒廃あるいは老朽した地 域Kないて,きわめて切実K要求されているKもかかわらず.総合的左崩発が行を われている地域はほとんどない。

(f)  日本の首都の心臓ともいうべき東京の都心部K関して,都市計画上の明確な政策 は何もないようKみえる。たしかK個々の建築物にはすぐれたものがある。例えば.

東京文化会館,オリンピック競技場,国立劇場,帝国劇場などである。しかし.と れらは総合的な計画とは何ら無関係K,個々パラパラKなぎれたもののようKみえ

る。 J(ロプソン1968:22‑23)

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ニュータウンの一般原則

「すべてのニュータウンK当てはまる普遍的な理論があるといったらいいすぎになる かもしれない。しかし,次のととは確信を持って断言しうる。

( 1)衛星都市ニュータウンは大都市から人口と雇用を分散ぎぜる点で大き友成果をあ げている。また,大都市の人口増大と市街地の拡張を抑制し.大都市内の都市再開 発や新開発を衛星都市が存在し念レ場合

K

くらべ,よりよい条件で行なうζとを可 能Kした。

(2)  衛星都市ニュータウンは自立的であるととを目標としている。その狙いの一つは 大都市への通勤者の割合をほんのわずかに滅らすととにある。−−…−−−

(劫大都市Kなける通勤問題とはそのほとんどは事務所,及び卸・小売業の雇用者の 毎日の通勤交通のととである。・一一−−

事務所雇用を衛星都市K誘致するためK確固たる努力が必要である。……

(4)  ニュータウン政策やその具体的計画は全国的念観点で作成されねばまら念い。…

(司 ニュータウンの計画作成,建設,開発の責任は単独の開発当局,できれば公的左 法人Kゆだねるべきである。……(しかし)計画,建設,開発K関する開発当局の 仕事と民主的な地方自治体の機能とは全く別のものである。したがって,開発当局 と並んで同時

K

地方自治体が存在し活動すべきであり.日・

(6)  ニュータウンはその立地するリージョン全体の必要性との関連で考慮されるべき である。……

(7)衛星都市は大都市や大都市圏K対しても役Kたつサービスを提供するが,同時

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その衛星都市

K

職場と家を持つ人口

K

良好友生活環境を提供し,衛星都市自身が高 度の経済成長地域として機能するという点K価値がある。

紛 ニュータウン建設の経費は中央政府が負担すべきである0

(9)  ニュータウン内の土地を公有化するととはさまざまの観点からきわめて望ましい。

エュータウンK立地しようとする商業及び工業の企業K土地を売却するζとは避 けるべきである。…・・づ(ロプソン1969:10‑12)

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都市再開発

「都市の再開発Kとって不可欠の要素は,一般に.保存(Conservation),

修復(Rehabilitationわなよび再開発( Re d e v e I o pm e n t )とされている。

保存とは,文字どなり,それぞれの地区の特性K応じて,質的K良好ではあるが,放 置されていたり.その他何らかの理由で衰退してきた建築物や街区,あるいは地域K対

して適用される防護的プロセスである。……

修復は.建築物が構造的には健全であるが,部分的に荒廃しているような場合K適用 ぎれるプロセスである0 • • • • • • •

再開発は,さらKいっそう徹底的なプロセスである。街区または地区全体の既存建築 物をー婦するととを意味する。……

東京の大部分の地区は,色々な理由で再開発の気運が十分熱している0 ・ー・・J (向上 :46‑47) 

(訪 中央政府と市民のあり方

中央政府と地方政府との関係

「中央政府と地方政府との関係は.以下K述べる諸原則K立脚すべきである。

(材 中央政府の責任は.地方政府の組識が,その機能と役割を果たすのによく適合す るととを保障するととにある。 ζの場合,組識とは.機構,区域,権限,財源,な よび各地方団体聞の関係を意味する。東京K関する繰り中央政府はとの重要な義務 を完全K怠っている。...・H・−−

(b)  中央政府は,国会との連携を保って地方団体が主要な機能を果たすうえで準拠す べき政策の基本方向を作成すべきである。

(c)地方団体の主要な行政サーピスは,常K満足すべき基準K達しているようK,関 係者の監査K従うべきである。とれは.筈察.住宅,道路,消防,病院,保健,教 育卦よび福祉の各分野で必要である。

(<l)  各省は諸外国からの情報を収集し.技術的な助言を行なうととによって地方団体 の仕事を補完するべきである。との目的のためK各省は.普通よりもいっそう高い 水準の研究・情報サービスの開発Kつとめるべきである。

(的 主要な機能,または地方の税源を補填するために.補助金が提供されるべきであ

る。しかしζの場合,東京都が受ける補助金の額は.地方税収入より少念いようK 気をつけねばならない。さもないと.地方自治がなびやかされるζとKなる。」

(ロプソン1 9 6 8 : 1 0 6 )

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市民の関心

「最後に私は.市民のその町や市の行政K対する関心という重要な問題Kついて述べ よう。とれはとくV'C.現代の特徴的現象である大活E市になける重大を問題である。その 理由は少なくとも部分的Kは明瞭である。小ぎな閉鎖的山村Kないては,各住民は隣人 をすべて知ってまpり.すべての住民の間K強い同族意識がある。小ぎな町

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沿いては.

行政サーピスK関する限り,ほとんどすべての住民が同じよう念要求をもっているので.

住民意識を発展させるととは比較的容易である。そして住民の関心の一部と隣人意識は 組織が小さい場合ほどはっきりする。しかし規模が拡大し,数百.数千を越えて数百万.

の人口をかかえる大都市Kなると,膨大念住民の胡K住民意識を育てあげるととはきわ めて難しい。彼らは広範囲の地域K住んでなり.接触の機会も限られている。普通の市 民Kとっては.自分の住んでいる区,地区.居住地周辺を理解する方が,ぞれが一部分 である大都市地域全体を理解するより.はるかK容易である。住民意識は市民の聞の関 心の一部から生まれる今そして.都市行政K対する住氏の関心を高め.維持してゆく上 で,住民意識は最も重要な要素である。

υとれを達成する最良の方法はe地方自治体機関の政策や活動は1人1人K直接 関係があるのだ.というζとを住民K知らせるζとである0HH ・−」(同上: 10 9 ‑

1 1 0 )  〔千葉正士

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松 下 圭 一

( 1 9 2 9ー )。法政大学教授の政治学者。主著,『市民政治理論の 形成』 1 9 5 9。本稿使用書は,『シピル・ミエマムの思想』 1 9 7 1。

( 1)都市科学の課題

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