区では、ごみの発生・排出を抑制し、資源を有効に再生利用することで、環境への 負荷が少ない「環境に配慮した持続可能な社会の実現」をめざしている。
その実現に向け、「区民・事業者主体による取組みの推進」「拡大生産者責任の考え 方に基づく発生・排出抑制の推進」「環境への負荷低減などの効果と費用を勘案した 効率的な事業の展開」を基本方針とした世田谷区一般廃棄物処理基本計画を策定し、
具体的な取組みの推進を図っている。
条例・計画
世田谷区清掃・リサイクル条例を平成11年 12月に制定した。この条例において、区民・
事業者および区が相互の理解と協力のもとに廃 棄物の減量・再利用の促進に取組み、循環型社 会の形成をめざしていくことを示した。
平成15年12月には、区民からの強い要望に 応え、資源を資源・ごみ集積所から持ち去る行 為を禁止する条例改正を行い、対策を強化した。
平成27年3月に新たな世田谷区一般廃棄物 処理基本計画(平成27年度~平成36年度)を 策定し、3R の推進から発生抑制「リデュース」
と再使用「リユース」の2R に重点を置き、具 体的な施策を進めている。
【ごみの減量目標】
区民1人1日あたりのごみの排出量
579g(平成25年度実績値)※基準年 ↓
532g(平成31年度中間目標)
↓
目標 492g(平成36年度最終目標)
※ 87g の減量(S サイズのみかん1個相当の 減量)
組織
清掃事業を所管する区の組織として清掃・リ サイクル部を設置している。
清掃工場などの中間処理施設の運営など、
23区で共同処理する事務を行うため、東京 二十三区清掃一部事務組合および東京二十三区 清掃協議会を共同で設置している。
世田谷区清掃・リサイクル審議会
世田谷区清掃・リサイクル条例に基づき、区 長の附属機関として清掃・リサイクル審議会を 設置し、区が責任をもって区内のごみを減らし 適正に処理するための施策について調査審議し ている。
1 調査審議事項
⑴ 廃棄物の減量および適正な処理に関する 基本方針
⑵ 廃棄物の減量および適正な処理に関する 重要事項
2 委員
学識経験者、区民および事業者17人以内
(清掃・リサイクル部管理課)
普及啓発・環境学習の推進
ごみ問題や清掃・リサイクル事業についての 理解を深め、区民・事業者の主体的な行動につ ながるよう、効果的な情報提供を行っている。
1 広報紙などによる普及啓発 区のおしらせ「せたがや」
定期号を中心に、年間を通じて効果的な情報 提供・普及啓発を行っている。
「資源・ごみの収集カレンダー」
ごみ減量推進のため、資源とごみの正しい分 け方・出し方や収集日等が一目で分かる冊子「資 源・ごみの収集カレンダー」を全戸配布している。
【配布期間】平成29年11月1日~
平成29年11月30日
【配布対象】 配布期間中における区内全世帯及
び小規模事業所
(公共施設は除く)
平成29年度実績
発行部数 595,200部 児童向け啓発リーフレット
「できることからごみへらし」
小学校4年生以上を対象に作成し、清掃・リ サイクル関連施設見学者や、環境学習の際など に区内小学校等の児童を対象に配布している。
平成29年度実績 6,400部
ホームページ
区のホームページで資源 ・ ごみの出し方、収 集カレンダー等の情報提供を行っている。
メール配信サービス
区のメールマガジン配信サービスにより、「資 源・ごみ収集日お知らせメール」を配信している。
登録数(※)10,265人(平成30年3月末現在)
※ 資源・ごみの種別(可燃ごみ・不燃ごみ・
資源・ペットボトル)の登録者数の合計
2 環境学習の推進
区内小学校などの環境学習への講師派遣や清 掃工場、資源循環センター、普及啓発施設との 連携による、波及効果の高い環境学習を行って いる。
また、町会・自治会や PTA、消費者団体等 各種の団体が開催する学習会や会合等に職員を 派遣し、ごみの出し方や減量・リサイクルにつ いての説明などを行っている。
平成29年度実績
派遣117回、 延べ 7,539人参加
3 再生製品の利用促進
区内で回収されたオフィス古紙、紙パックを 原料とした「世田谷ロール」を区内等の販売協 力店の店頭やイベントなどで販売し、再生製品 の利用促進を図っている。
販売協力店 49店舗(平成30年3月末現在)
※1 「世田谷ティッシュ」は、平成26年9 月にメーカーが生産を終了した(在庫品 の完売をもって推奨を終了)。
※2 販売協力店舗数は、店舗の改廃や取扱 情報等を把握(区に情報提供)している
店舗数で、取扱店舗数とは異なる。
平成29年度実績
販売量 (単位:パック)
ロール・シングル ロール・ダブル 113,740 6,680
※1パック:世田谷ロール6個入り
4 普及啓発施設の運営
エコプラザ用賀、リサイクル千歳台の施設運 営や、家具などの修理講習会等を通し、発生抑 制(リデュース)、再使用(リユース)、再生利 用(リサイクル)の3R の普及啓発を図っている。
また、粗大ごみとして排出された家具等で十 分使用できるものの展示と希望者への提供を 行っている。(一部有償)
(清掃・リサイクル部事業課/清掃事務所)
区民 ・ 事業者のごみ減量 ・ リサイクル活動促進
1 区民主体の取組み
⑴ 集団回収の支援
区民の主体的な資源再利用活動を支援し、町 会・自治会・集合住宅などによる集団回収への 排出の協力を呼びかけ、行政回収から区民主体 の資源回収への移行を図っている。
団体数(平成30年3月末現在)
集団回収団体 703団体
(うち行政回収休止450団体)
平成29年度実績
回収品目 資源回収量
古紙 6,649 t
ガラスびん 256
缶類 290
布類 647
その他 238
報奨金の支給
資源再利用活動団体に対して、資源回収量に 応じた支援金を支給している。
物品の貸し付け・助成
資源再利用活動団体に対して、空き缶プレス 機、物置などの機材を貸し付けるとともに、活 動に必要な消耗品(新規団体の登録後1年以内、
1回限り)を助成している。
区政のしくみ区政の目標区政の推進健康・福祉 子ども若者・教育 暮らし・コミュニティ 都市づくり区内の官公署事業区政資料索引 貸し付け件数 (平成30年3月末現在)
空き缶プレス機 物置 のぼり旗 のぼり旗設置用ポール
33 21 25 13
⑵ ごみ減量・リサイクル推進委員会の活動支援 ごみの減量とリサイクルに積極的に取り組む 地域住民による「ごみ減量・リサイクル推進委 員会」が地区単位に設置されている。委員会で は、各種イベントや地区のおまつり等でごみの 発生抑制、リサイクル推進に関する普及啓発や 施設見学会、学習会等の開催、古着、古布の回 収支援などの活動を行っており、区ではこれら の委員会活動を支援し、区民の自主的活動の促 進を図っている。
⑶ 生ごみ減量の促進
可燃ごみの約3~4割を占める生ごみの減量 に向け、区民・事業者の自主的な取組みの促進 を図っている。
生ごみ堆肥を活用した野菜作り講習会
「生ごみ堆肥作り」と「生ごみ堆肥を活用し た野菜作り」をセットにした講習会を実施して いる。
平成29年度実績
開催数 8回 参加者数142人 水切り・風乾による生ごみの減量講習会 通気式生ごみ保管排出容器(水分を取った生 ごみを風通しの良い状態で保管し、乾燥させる 容器)を活用し、生ごみの排出量抑制を促す講 習会を実施している。
平成29年度実績
開催数 4回 参加者数64人
(清掃・リサイクル部事業課/清掃事務所)
未使用食品等の回収(フードドライブ)
食品ロス削減のためイベントや講習会等にお いて、フードドライブを実施。①エコプラザ用 賀、②リサイクル千歳台、③清掃・リサイクル 部事業課では常時受付を実施している。(①② は平成29年4月開始、③は平成30年4月開 始)
2 事業者主体の取組み
⑴ 事業者主体の取組みの促進
「区のホームページ」や「資源・ごみの収集 カレンダー」などに、店舗での資源の自主回収
やレジ袋の不使用などの事業者独自の取組みを 掲載するなど、主体的な取組みの促進を図って いる。
⑵ 事業系リサイクルシステムの利用促進 区内事業者の自主的なリサイクル活動の仕組 みづくりを支援している。
【回収品目】 新聞、雑誌類、オフィス古紙、シュ レッダー古紙、段ボール、びん、
缶
利用事業所数(平成30年3月末現在)
856事業所
(清掃・リサイクル部事業課)
ごみの収集・運搬、行政による 資源回収等
区は、埋立処分場の延命化や資源の有効利用 の観点から、発生抑制、再使用、再生利用を 図った上でなお残る焼却可能なごみは、熱エネ ルギーとして有効利用する方針である。
世田谷区一般廃棄物処理実施計画に基づき、
家庭およびごみの排出量の少ない事業者から排 出される可燃ごみ・不燃ごみ、並びに家庭から 排出される粗大ごみを収集し、清掃工場などに 運搬している。
1 ごみの収集
⑴ 可燃ごみ・不燃ごみ・粗大ごみ
①可燃ごみ(生ごみ・紙くず・プラスチックなど)
週2回
②不燃ごみ(金属・陶磁器・ガラスなど)
月2回
※収集場所 資源・ごみ集積所(平成30年 4月現在・約78,000か所)
③ 粗大ごみ(一辺の長さが30cm を超える耐久 消費財など)世田谷区粗大ごみ受付センター へ電話またはインターネット(パソコン・ス マートフォン・携帯電話)で事前に申し込む
(収集方式または持込方式(土・日限定))
※ 家電リサイクル法対象品目(エアコン、テ レビ、冷蔵庫・冷凍庫(保冷庫、冷温庫含む)、
洗濯機・衣類乾燥機)と家庭用パソコンを 除く。