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m 示から出産準備、子育て準備へとつながる継続ケア

│目

出生前診断の結果 1 m 示から出産準備、子育て準備へとつながる継続ケア

浅 野 浩 子

大 阪 府 立 母 子 保 健 総 合 医 療 セ ン タ ー 母 性 看 談 専 門 宥 諮 師

略 歴

助産師母性看雄専門看護師

20例年 大阪府立看護大学 樽士前期観程

母性晋!lCNSコース卒量、周年、大阪府立 母子保健総合医療センターに就職、2006年 母性肴撞専門看瞳師認定、 2012年よリ山梨 大学大学院医学工学総合教育部 博士標程 ヒュ マンヘルスケア学専攻在学中現在に 至る

58  ,‑,本WJ産学会誌 273(2014)

/u生前診断の後、

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までの問、親となった夫婦はどのように成 長するのか、またどのような支媛が求められているかをここで紹介

したい。

!治児異常の診断により、夫婦は大きな心理

n

的衝撃をうけ、子ども

1 ' 1

分の将来に不安をもち、子どものことを考えること門体が困難 となり、子どものイメージができなくなる。まず、夫婦が自分の不'/,i: について十分に表出することにより、自分の気持ちを答観的に見つ めなおす機会ができ、 fどもの疾!1<について埋解し、山産と育児に 臼を向けられるようになっていく。このため、夫婦が気持ちの鐙哩 をする過程に支持的に、継続的に関わりながら、不安を受け止め、そ の変化を支援することが重要となる。

また、提供された医学的な情報が不足、もしくは不必嬰な情報の 過多などにより、夫婦は綴としての自己をイメージする過程で、 子 どもや子どもを育てる自分をイメージできないと感じてしまう。こ のため、情報によって生じる悲嘆や混乱に妊

% 1

と家紋が対処し、デ どもの出産や育児に対して前向きに与えられるようなかかわりが必 愛である。犬品,1は、産科、小児科の医師がそれそやれの専門の立!gから 関わること、そして、 (1分たちの山産、育児などをサポートする医療 有として、その問題に熟練した助産師のかかわりをj別待している。

とのため、医療者それぞれの,'iI

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性を活かした両親への関わりと、

その関係性が親密であるような関わりが重要である。

さらに、胎児異常の診断後、夫知iや家飯のLIは子どもに向きがち となり、また、妊娠lr'の過ごし方や分娩様式も子どもの状態に合わ せることが多くなる。夫婦が主体的に取り組めるのは、妊娠中の自 分の健康管J1!1であるため、セルフケアを高められるようなかかわり が必要である。夫婦の臼律性が保たれることにより、 夫婦にとって 達成感のある妊娠と分娩の休験ができるよう支援することが重要と なる。

したがって夫婦へのケアには、

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Jh児異N;の

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診断によって引き起こ された妊婦と家族が精神的衝撃、苦痛と不安に対処する力を得、同 時に子どもを産み育くむ準備を進められるよう、様々な医療と

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の.I,

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家が、,'I.{門的な立場から継続的に支援するζとが求められる。

3

2 3

日(日)

1 0 :  

00~12 :

0 0  

1

会 場

( 2

階 大ホール)

│ 目

座 長 申 込 さ と 子 藤本佳代子

(山梨大学大学院医学工学総合研究部)

(出生前診断の告知のあり方と自己決定の支援について考えるM泣いて笑って"代表)

出生前診 断を 含 む逃伝│ 副長と地域医療 ; 信 州での取り組み

略 歴

昭和63年信州大学医学部卒業 同産科婦 人科学摘座入局

平成6年 信 州大学医学部附属病院 娩部病棟医長

産科分

以後、主1<:産科惨療を専門として従事 平成9年遺伝子惨療部策任

平成14年‑20年信州大学医学部附属病院 産科婦人科講師

平成20年4 惜州大学医学部保健学科小 児母性醤掻学構座教侵

所届学会(役職)

日本産科婦人科学会(専門医、代議員、若手育 成蚤員、産婦人科鯵療ガイドライン産科編作 成委員)

日本周産期新生児医学会(評議員、母体胎 児専門医制度暫定指導医)

日本産婦人科 新生児血渡学会(肝線員、幹 事、編聾副委員長)

日本胎盤学会(評鑓員)、日本母性衛生学会 (評醜員)

日本遺伝力ウンセリング学会(評磁員、出生 前遺伝力ウンセリング検肘委員長、専門医制 度委員)

日本人類遺伝学会(臨床遺伝専門医、教育推 進委員、専門医制度委員)

長野県母子衛生学会(副会長)、信州性感染症 研究会(世話人)

甲信越・北陸出生前dt断研究会(世話人) 日本妊娠高血圧学会、日本先天異常学会、日 本性感染症学会、日本公衆衛生学会

日本糖尿病・妊娠学会 他社会的役職

日本産婦人科医会(研修委員会委員) 信州産婦人科連合会(副会長、理事、常任役員) 畳野県周産期医療対策会畷委員

松本地浸出産。子育て安心ネットワーヲ協損 金委員

ながの子どもの健や力、な成長を願うネット ワーク曇員

専門

周産期医学、遺伝医学、地境医療

金井

f,~州大学医学部保健学科

信 州 大 学 医 学 部 附 属 病 院 辿 伝 子 診 療 部 は 、 i自伝医療、内科、小児 科、産婦人科などの専門医と、認定辿伝カウンセラ一、I!

J I

産師、看護 師 、 臨 床 心 理 士 な ど で 織 成 さ れ る 縦 断 的 組 織 で あ る。iJ¥生前診断の Jtt伝 カ ウ ン セ リ ン グ(GC)は、多忙な産科外来でなく

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伝 外 来 で 卜 分 なl!

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い て 行っているが、 GCに お け る コ メ デ ィ カ ル ス タ ッ フ の重 渡 性 は 大 き い。我 々 の 診 療 部 で 行って い る 地 域 医 療 を含め た 巡 伝 医 療 と 継 続 的 な ク ラ イ ア ン ト 支 援 に つ い て 紹 介 す る。

昨年来、!!1¥似銭的/1¥生前遺 伝 学 的 検 査(NIPT)へ の 社 会 の 関 心 は 高 まって い る が 、 安 易 な 導 入 は 地 械 医 療 に 混 乱;を 生 む 可 能 性 が あ る。 信州 で は当院

i

自伝子診療 部 を 小 心 にNIPTワ ー キ ン グ グ ル ープ(WG) を発足させ、検J't導入が抱える問題と適切な対応について議論して きた。当初の問題は、 一般 の 方 だ け で な く マ ス コ ミ や 医 療関 係者 ま で が 検 査 紡 皮99%の 表 現 を ほ ぼ 限 定 的 検 査 と 誤 解 し て い る 懸 念 で 、 問 題 点 を マ ス コミに 説 明 し正確 な 報 道 を 要 請 し た と こ ろ 報 道 内 容 に 変化 が み ら れ た。さらに 検 査 希主主将への第 1説 明 者 は 地 峡の産 科医 となるため、基本 的な 説 明内科を耳l!解 し 実 践 し て い た だ け る よ う 、 医療 従 事 省 対 象の勉 強会を 符 地 で 開 催 し た。一方 、 安 易 な 出 生 前 診 断の希 望 に 繋 が り か ね な い 本 検 資の導入に はW G内 に も 峨 々 な 意 見 が 作 布 す る。GC休i!iJIの 整 備 は"H‑!¥として、検査に悦わるスタッフ の 思 い も 持 主 す る こ と が 必 要 で あ り 、 地域 の 現 状 に 合 っ た対応 を 絞 索

し 、 導 入 す る か 否 か の 議 論 を 続 け て い る。

次に当院 で 出生前 診 断 し た 友 性 へ の 継 続 ケ アの 一例 を 紹 介 す る。 長男 が 重 篤 な

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宝鎖劣性遺伝病で、

2 00 0

年 に 第

2

子 の 出 生 前 遺 伝 子検 査 を 施 行 し た が 巡 伝 子 変 異 を 認 め妊娠

2 1

J!!i)で人工 妊 娠中絶 を 施 行 し た。ク ラ イ ア ン ト夫知1の判事1I的 ダ メ ージが大きく、しばらく

4 ‑ 6

ヶ 月 毎 に 来 院 し て い た だ い た。

200 4

年 に 再 度 検 査 し 女 児 の た め 遺 伝子検査は行わずに出産し、

2 006

年も同様に‑t;児を

I

Li産した。

そ の 後 は 毎 年1IE!13人 の 子 ど もよ主 と 共 に 受 珍 し ている。前回は 長 女 が 小 学3年 生 と な り 、 長 女 と 次 女 に 保 因 者 診 断 の 話 を い つ どのよう に し た ら よ い か な ど の 相 談 に 応 じ た。

子 ど も に 保 因 者 の 可 能 性 が あ る 場 合 は 、 そ れ を ど の よ う に 伝 え る か を 夫婦だ け で 判断す る こ と は 困難であり、人工妊娠

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絶 に 至 っ た 症 例 の

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神 的 ダ メ ー ジ の ケ ア を 愛 す る 場 合 な ど も 含 め 、 遺 伝 外 来 で 継 続 的 な ケ ア を 裂 す る 症 例 は少な く な い と

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える。し か し こ れ ら に 十 分 対 応 す る に は マ ン パ ワ ー の 充 実 が 急 務 で あ る。

J. Jpn. Acad. Midwir ..Vo.127, No.3.  2014 59 

3

2 3

日(日) 14:00~16 : 00 第1会場 (2階 大ホーJレ)

1 1 1 3

助産のグランドデザイン 一助産師の発展に向けた将来構惣一

座長 ・江I1長 宏美(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科)

孜 f f l l

山キヨ子(京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻)

1994 !jニ、!弓本助産学会は将来のU)Jji'(i f:ifJのあり力について委只会を発足し、尖践、教育、研究の3領域旬に、

毎年推進する内容、 3年以内に達成する内容、 10年同に達成する内容を検討した。それから20年を迎えよう としているが、 EリJI

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師を取り巻く約勢は一段と厳しさをtMし、あらためてわれわれ助産師が明確な怠志を もって、専門職としての[I!Ji藍師をで"fり、発展させていくための方策を考える時期にきているのではないだろ うか。

今期の日本助産学会現事会では、あらためてわれわれのミッションと、 2020年に向けたl弓粉、の設定を検討 した。以下の通りである。

Mission>

l 助産領域の研究1ft進に努め、

W J i r r i

実践のエピデンスを探求し、ガイドラインの作成 ・改訂により、日

Ma

の 質を向上させるような助産実践活動につなげる。(lVf究の推進と実践の質の1向上)

女性や家族を支え助産前I の活動 役 ~ílJを広く周 ~flし、社会的認知を受け、 WJi藍朗I が広く所用されるよう 社会にはたらきかける。(社会からの認知と助産師の活用)

3 国内 ・国外の関連団体との迎例強化により、

W J

産に関する制報の共有と交洗の促進、有機的活動(チーム アブローチ)を展開する。(国内外の関連団体との述携)

4 すべてのお産とぷ性に助産自liは関与する。

<2020年に向けた11燃の設定>

l 助N.i領域の研究数の附加と凶内外への発信の

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( W J

il!i技術Iの向上、助産師のWI"I分化と学際性の向上、母子の保健指標、診療報酬評価) 2. 

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il!i師の業務拡大

3 ガイドラインの作成 ・3年ごとの改訂

4 継紛教育制度のHlJr定 関述円│休との協働により 5 会員数の噌加3000人(組織強イヒ)

本シンポジウムにおいて、助産のグランドデザインとして、今後の助産師の発展に向けた将来構想につい て考えていきたいと忠う。助産の)f践、研究、教丹、組織、そして国際などをキーワードにシンポジストの 方々から話題提供をしていただき、助産師が専門職として活断を見出すのにどのような方向を目指すか、

あらためて参加者のみなさんとシェアする場としたい。

60  H本助産学会誌 27~3 号 (2014)

3月

2 3

日(日)

1 4 :   0 0  

~

1 6  :  0 0  

第1会 場(2階 大ホール)

シンポジウム 3 目

座 長 江 藤 宏 美 (長 崎 大 学 大 学 院 医 歯 薬 学 総 合 研 究 科)

我 部 山 キ ヨ 子 (京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻)

三 J!のある助産・黒子 に徹するJJ} J l . i i   i

堀 内 成 子

聖路加者足並大学 ・聖 路

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日産科クリニック

略 歴 1982

聖路加看護大学 撞学)

1994 教授 2003

看種学部 助手(母性看

学部長、研究科長 2010

(20093月まで)

聖路加産科ウリニッヲ 2010

聖路加 極大学大学院

1978

出向

教授

聖路加看護大学 1982

衛生看種学部 副所長

卒業

東京大学大学院 医学系研究科保健学専攻 修士銀程修了(保健学修士 取得) 1993

聖路加積謹大学大学院看護学研究科君雄学 専攻博士後期課程修了 (看護学博士 取得)

般社団法人日 本 助 産 学 会 理 事 長 NP O法人 日本助産評価峨構 理事長 2001‑2012

2013年 現 在

産婆から助産品"、そして助産師と名称が変わり、仕事も11年代と共 に変化している。

日iJiW. の仕事が、子々孫々まであi くことのできる ~liI" J 職であり続ける ために私たちは何を与え、行動していくのだろうか。日本のUlJi藍f:iji は、きめ細やかな下技をもち[曜のある助産】ができると同時に、主 人公は誰かを知り 【黒子に徹する助産]ができると信じている。

l 拘lJ躍は力である

UlJ産仰の実践は、

7

常;古:行』にこ』耐刷ij

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車新

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庁;されたエビデンスに主基

L

づしい、て行われ ることが市民カか、ら主製Eユオ求j伝之されるH

学、小児科学、ウィメンズヘルス、性教育、同際保健、経 1;-~ ~~;・理

学士卒、様々な角度からの研究が

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能て ある。

妊娠出産は生理的なメカニズムであり、y;

t l

白身が白然分娩が できる身体と心に兵正而からげJiき合うl時JVIである。知識なしに具

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,立予防できない、知識が過剰でも行動できない。冷え症研究を 例に考えれば、他!占寿命の長い

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本友七

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の誕生法をエビデンスと

して陛界に発信する可能性は無限に広がる。 2.続けることが)Jとなる

正常な経過を正常であるという判断。 J~'l;~' を迅速に判断し、適 時に !lij;1涜搬送する判断。 臨時応急処 lü が必~な l時期を判断し、対 応できる助産 r~li であり続けるためには、国家資絡+ α の技術I が必

須になる。新生児総生法、 l主科救急、法、母乳媛乳技術等。医療機関 が定期的に第三百評価を受旅するように、個人のWJi萱技術や専門

i i l U  

Jの資格や吏新の開示がふ

K

められる。そして生殖年齢と職業鍛 錬j則がEなる、UlJilIi師自身の子育て期も【休業から]、むしろ【ワー クシェアで朝11く続ける]ζとが能力低下を│坊ぎ、専門l織の成長を もたらす。

3 議のI味方になるのか

UlJ i主師が了解不能な女性や下ごわいぷ性に11¥会う11与、木当に

「虫;性とみ

t

に」歩けるだろうか。相手を武めずに、どこまでも対話 資労で紛争解決をする覚悟と準備が必要となる。

また、 く医学モデル>とく助産モデル>は異なる部分を持つこ とを念頭に白いてチームを制lむ。チーム医療の担い手として、主 人公は誰かを兄幡め、誰の戸の代弁者となるのか。課題整i盟、多峨 種述燃の調整、倫理誠整、 二次被害や精神疲労?を防ぐ働きが求め

られる。

4 ぬくもりのある助産ケア

'~11 子情報社会の発達は、手で触れる助産、話りかける助産、 jfnì夜 の見えない美しい助産、交性が弱さと強さを引き受ける助産をま すます求める。その良さを

" J m

化する研究を、その必要性をl自え る政治を、その良さの持続性を補強するシステムっくりが必須で ある。

J jpn. Acad. Midwif.. Vo.127. No.3. 2014 

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