日本を代表するホテルグループの一角を占める
阪急阪神第一ホテルグループは、1926
年(大正15
年)にオープンした宝塚ホテルから始まり、現在ではホ テル数
45
、客室数8,548
室を擁する国内屈指のホテル グループとして成長を続けています。このうちの約半 数は、東京及び大阪を中心とした近畿圏に位置してい ます。ホテルチェーン国内売上高シェア(
2008
年度)主要ホテル客室稼働率
(%)
2007
年度2008
年度大阪新阪急ホテル
92.7 89.3
ホテル阪急インターナショナル
87.2 81.4
第一ホテル東京
82.9 79.5
千里阪急ホテル
89.2 86.4
ホテル阪神
87.2 87.4
第一ホテル東京シーフォート
85.8 84.8
レム日比谷
72.7 80.3
レム秋葉原 ̶
75.5
景気後退の影響で事業環境は厳しさを増す
しかしながら、世界金融危機以降、海外からの旅行 客の宿泊需要の低下やビジネス出張需要の低下あるい は法人の宴会需要の低下等に直面し、特に近畿圏のシ ティホテルにおいて事業環境の急激な悪化に見舞われ ています。今後は、オペレーションの一層の効率化を 通じたコストの削減やウェブを活用した販売促進強化 等に努めていきます。首都圏は堅調に推移するも 近畿圏が景気後退の影響を受ける
宿泊主体型ホテル「レム秋葉原」を
2008
年4
月に開業したほか、既存ホテルの競争力強化の取組として、客室 の改装等、諸施設のリニューアルを行いました。また、
「円高還元フェア」をはじめとしたキャンペーンを実施 するなど、積極的な販売促進活動にも取り組みました。
しかしながら、景気後退の影響によって需要が低迷し、
特に近畿圏においては低調に推移しました。
基本戦略
阪急阪神第一ホテルグループでは、「確固たるチェー ンホテルオペレーターとしての地位確立」を将来ビ ジョンに掲げ、阪急阪神ホテルズを中心に、以下の各項 目を重点課題として経営基盤の整備に着実に取り組ん でいきます。
2008年度の営業概況 ■ ■ ■
今後の成長戦略 ■ ■ ■
この他、
2008
年10
月には、今後のフランチャイズ/
マネジメントコントラクト(運営委託)ホテルの開拓に向 け、新たに阪急阪神ホテルズの「コーポレートマーク」
及び阪急阪神第一ホテルグループの「グループマーク」
を制定し、ホテルブランドの認知度向上に取り組みま した。
これらの結果、営業収益は前年度比
27
億81
百万円(△
4.0
%)減の664
億58
百万円、営業利益は同10
億8
百万円(△
74.7
%)減の3
億42
百万円となりました。①チェーンホテルオペレーターとしての体制整備
・営業面・運営面におけるチェーンホテルへのサポー ト体制の充実
・新業態「
remm
」の着実な立ち上げ②効率的運営体制実現のための構造改革の推進
③事業ポートフォリオの再構築による利益基盤の強化
・ホテル運営力、ブランド力に基づくフランチャイズ
/
マネジメントコントラクト(運営委託)ホテルの開拓 ホテル事業
450 500 550 600 650 700 750
0 20 40 60 80
2009
計画
2008
実績 2012
計画
2007
実績
(億円)■ EBITDA 営業利益 営業収益 (億円)
48
38 32
51
16
5 0
25 692
664 663
695
(年度)
2009
年度のEBITDA
計画値は、特に近畿圏において景気 低迷の影響を受けて減益になることを見込んでいることか ら、2008
年度実績対比で6
億円(△15.8
%)減の32
億円としています。
また、
2012
年度のEBITDA
については、当社の想定では、ホテル事業の業績は
2009
年度に底打ちし、その後、2012
年度にかけて、景気トレンドとともに収益が徐々に回復するこ と、また、既存ホテルの改装効果による収益の向上や経営の 効率化等に伴うコストの削減効果等を見込んでいることか ら、
2009
年度計画対比で19
億円(59.4
%)増の51
億円としています。
今後の計画と見通し (「 2007 中期経営計画」における数値計画)
※このページは管理会計の数値を使用しており、財務会計の数値とは異なります。
ホテル業界では、景気低迷による消費不振、新型インフルエンザの影響等により、各部門と も低調に推移する厳しい事業環境下にあります。
このような状況ではありますが、当社は「快眠」をコンセプトとした新ブランドホテル
「
remm(
レム)
」を2007
年11
月日比谷、2008
年4
月秋葉原にそれぞれオープンし、好評を博し ています。これら2
拠点の良好なイメージを背景として、「remm
」をチェーン展開の中心に据 え、経営リスクを十分に見極めながら、積極的に新規ホテル案件を発掘、実現させ、収益基盤 の拡大を図っていきます。加えて、既存拠点の選択と集中を促進し、競争力ある事業ポート フォリオの構築に努めていきます。また、既存拠点の基盤強化策として、「営業力強化」「効率 化」の観点から、2009
年4
月にプロジェクトチームを立ち上げ、将来にわたる事業収益性の向 上を目指した構造改革を実行しています。当社は、
2008
年4
月1
日に阪急ホテルマネジメント、ホテル阪神、ホテル阪神レストランシ ステムズの3
社が合併して「阪急阪神ホテルズ」としてスタートを切るにあたり、新しい企業理 念にCustomer Delight
(顧客感動)を取り入れ、「安心・快適」「夢・感動」をお届けすることを大きな使命としています。この使命を果たすためにも、上記施策等の推進を通じて、経営ビ ジョンに掲げる「確固たるチェーンホテルオペレーターの地位確立」を体現し、「阪急阪神第一 ホテルグループ」の持続的な成長に寄与していきます。
阪急阪神ホテルズ 代表取締役社長
山澤 倶和
■事業責任者からのメッセージ
at a Glanceメッセージ財務ハイライト財務セクション経営管理体制特集事業概況