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2. 諸外国における対応状況 -③自家発自家消費の拡大による系統利用の減少( 4/6 )-
蓄電リソースや DER アグリゲーターに対する要請(米国 Docket(FERC) )
卸電力市 場への参加 資格
•
蓄電リソースに対し、卸電気市場で技術的に提供 可能なすべての容量、エネルギーおよび補助的な サービスを提供する資格を与えること。具体的には 以下の配慮をすること。•
ブラックアウト、周波数調整等の機能補償支払いが 認められている市場について特に蓄電リソースの参 加を認めること。•
最低ランタイムを低減すること。蓄電設備の 入札パラ メータ
•
入札パラメータは、蓄電資源の物理的および運用 上の特性を反映して考慮すること。具体的には以下 の通り。•
充電状態•
充電限度の上限/下限•
最大エネルギー充電率、最大エネルギー放電率卸売販売 者・バイヤー としての参加 資格
•
売り手買い手双方合意のもとで市場精算価格設 定・価格決定時期を合意できること。•
通常、RTO/ISO
がディスパッチしない卸電力ニついて は卸取引価格が設定されないため、RTO/ISO
がディ スパッチ可能な電源として市場に参加させる。最小容量
•
出力の最小要件は100kW
以下とすること。充電される 電力の価格
•
卸電気市場→
蓄電リソースへの販売価格は、卸売LMP
(地域別限界価格)に従って設定されること。出所)FERC
Docket Nos. RM16-23-000 and AD16-20-000 , FERC
地域的要件 遠隔メータリングや通信技術等の面で技術的に実現 可能な範囲で地域的要件を設定すること。
情報・データ要件 下記に係るアグリゲーター単位での情報・データを提 出すること。(1)総容量、(2)最小および最大 運用限界、(3)ランプレート、(4)最小ランタイ ム、 (5)デフォルト分配係数
DERリストの変更 アグリゲーターはDERリストを変更することができる。
変更が安全性または信頼性の懸念をもたらさない場 合、すべての資源を再登録する必要はない。
計 測 お よ び 遠 隔
測定システム要件 RTO / ISOの単位でDERアグリゲーションに必要な システムに係るハードウェアおよびソフトウェア等の要件 を特定する。
各RTO / ISOは原則的には配電ユティリティないし 地方の規制機関が規定する計量システム要件に準 拠し、計測データが不十分な場合にのみ追加的なシ ステム要件を適用することができる。
RTO/ISO,DER アグリゲーター、お よび 配 電 事 業 者 間の調整
次の事項を踏まえて調整を行う。
(1)新しい分散エネルギー資源集約の登録、およ び(2)RTO / ISO、分散型エネルギーリソースアグ リゲーター、および関連する分配ユーティリティー間の 操業調整を含む進行中の調整
市場参加契約 市場参加契約においては、DERアグリゲーターが採 用する可能性のあるビジネスモデルを制限しないこと。
蓄電リソースに対する要請の主なもの DERアグリゲーターに対する要請の主なもの
2. 諸外国における対応状況 -③自家発自家消費の拡大による系統利用の減少( 5/6 )-
日本(東京電力)と米国(カリフォルニア州、 PG&E 社)を例にとった自家発補給料金( Standby Service )の概要
日本では高圧以上(50kW
以上)の需要家に対して自家発補給料金が設定されているが、米国では原理的には家庭用を含むすべての需要家 に当該料金を適用できる。
ただし米国の場合、ネットメータリング適用のDER
設置需要家、および容量1MW
以内で全量自家消費するPV
を設置している需要家については、自家発補給料金の支払いを免除される旨、約款
(Tariff)
に明記されている。日本
(
東京電力)
米国(
カリフォルニア州、PG&E
社)名称 自家発補給電力
Standby Service
サービス概要
•
お客様の発電設備の検査、補修または自己(停電による停止等を踏む)により生じた不 足電力を補給
•
通常は全量を自家発で賄うが、場合によってPG&E
保有発電設備から供給を供給•
停電などの事象の際に、PG&E
が準備していた予 備力を提供対象需要家 高圧および特別高圧需要家 家庭用を含む全ての需要家
対象自家発 需要家保有の発電設備 需要家保有の発電設備
例外規定 -
下記需要家は上記料金の支払いを免除
•
ネットメータリング制度適用の分散型リソース注を設 置している需要家(1
需要家あたり1MW
以内)
•
容量1MW
以内で、全量自家消費する(逆潮流 しない)PV
を設置している需要家注 バイオマス、太陽光、太陽熱、風力、地熱、燃料電池(再エネ由来燃料利用)、小水力、消化ガス、埋設ガス、廃棄物発電、潮流発電、海洋温度差発電 出所)電気需給約款(東京電力)および Electric Schedule S (PG&E)、Electric Schedule NEM (PG&E)
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2. 諸外国における対応状況 -③自家発自家消費の拡大による系統利用の減少( 6/6 )-
カリフォルニア州における自家発補給料金の見直しに関する事例
カリフォルニア州における従来からのネットメータリング制度を用いた導入量には上限(Cap)
が課されていた。
しかし、同州での再エネ(特にPV
)の導入量は加速的に進み、2015-16
の段階で上限値にほぼ到達したため、新たなネットメータリング制度(Net Metering 2.0)
が検討され、2016
年にCPUC
によって決定された。
新制度により、ネットメータリングによって今後新たにPV
等を導入する需要家にとっては、一定のコスト増となる。しかし、当初議論された内容と比べ ると、分散型リソース設置者に配慮された内容とされている。送配電コスト負担の公平性の観点では、直接的な影響があるのは系統連系料金の 徴収のみである。概要 コスト水準
系統連系料金の徴収
(Interconnection Fee) •
新規NM
需要家に対して、系統連系料金を新たに徴収
75
~150$ (
電力会社によって異なる)
時間帯別料金への強制加入
(Time-of-Use Rate) •
新規NM
需要家に対して、単純料金の適用を禁止し、
TOU
料金の選択のみを許可電気料金への上乗せ
(Non-bypass Fee)
•
系統から購入する電力量に対して、追加コストを 負担される。これらは、省エネプログラムや低所得 者向け電気料金への充当が想定されており、配 電網運用への充当とはなっていない•
分散型リソースの発電量に対しては課金されない2~3cent/kWh
(電力会社によっ て異なる)出所)Decision 16-01-044 (California Public Utilities Commission, 2016)
カリフォルニア州ネットメータリング 2.0 の概要
注)本制度は、既存NM制度下で分散型リソースを導入した需要家には遡及適用されない。