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2016/5/31
元気なお口研究会 まほろば 1
2016年 6月12日(日)
元気なお口研究会 まほろば 歯科衛生士 渡邊 由紀子
(公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 )
「認知症高齢者の喫食につなげる口腔ケア支援」
たじま歯援隊 第1回研修会
地域包括ケアで求められる歯科衛生士
~「食べる」を守る」歯科~
本日の内容
1.「まほろば」のご紹介
~キュアからケア、さらにその先へ!~
2.地域包括ケアと訪問歯科
3.美味しく!安全に!食べられるお口?
4.食に繋げる口腔ケアプラン
地域包括ケアで求められる歯科衛生士
~「食べる」を守る」歯科~
歯科内連携と他職種連携
1. 「まほろば」のご紹介
~キュアからケア、さらにその先へ!~
●歯科医師との信頼関係 介入の相乗効果
指示内容への提言・営業部隊
●口腔ケアの目的は「食支援」
●生活者の視点
「まほろば」活動の基本
● 単独訪問 責任と義務
医療ニーズにも速やかな対応
● 私たちは社長で~す!?
自分自身と仕事をマネジメントする
● 楽しく仕事するために四者のWin
①ご本人とご家族 ②多職種
③提携歯科医院 ④まほろば
※多職種のフィールドで協働する
「まほろば」のマインド
歯科衛生士の新しい職域
・歯科が積極的に、継続的に関与できていますか?
・現場から他職種が歯科ニーズを歯科に繋げられますか?
自立した歯科衛生士が主体的な活動の中で、多職種と共に 地域の歯科潜在ニーズを掘り起こし、継続的にかかわり、
生活の場、在宅に密着した摂食、歯科支援を!
現場には圧倒的な歯科潜在ニーズ
口腔ケアステーション まほろばの選択
~多職種のフィールドで仕事をする~
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元気なお口研究会 まほろば 2
地域包括ケアにおける歯科の役割
2.地域包括ケアと訪問歯科
出典:平成25年3月 地域包括ケア研究会報告書より
● 団塊世代が高齢者となる2025年に向けて日常生活 圏域における地域連携の仕組みの構築
歯科支援
「口から食べることの支援」
地域包括ケアシステム
● 多職種の連携・協働の強化
時代のニーズに
歯科がどう応えていくか
● 超高齢化時代
● 認知症人口の増加
● 加齢フレイルの問題
● 政府財政の逼迫
● 胃婁外しと受け皿(ミールラウンド)
● 地域包括政策における歯科の役割
訪問歯科のジレンマ
① 訪問依頼が少ない、ニーズが上がってこない
② 多職種と連携・協働が不得手
③ 広がらない 増患の機会、対策
④ 歯科衛生士の雇用が難しい
⑤ 訪問歯科衛生士を育成する時間がない
他職種のジレンマ(本音)
~連携への不満・誤解~
● 歯科って、いつ来て 何をしているの?
● 歯科訪問日に興奮や夜間せん妄が起きて困る?!
● 一方的に指導されても…
● えっ!ベッドに移っていただいたばかりなのに
● 楽しい時間を奪わないで…
※ 多職種連携の基本
地域で訪問してくれる歯科はどこだろう?
歯科はどんなことをしてくれるのだろう?
前にも来てもらったけど…
虫歯の治療じゃないんだけど…
口腔ケアの依頼がないじゃないか!
このギャップ?温度差?
~医療・介護現場と歯科サービスの出会い~
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元気なお口研究会 まほろば 3
現在の歯科介入は 氷山の一角
多職種のフィールドに埋もれる歯科ニーズ 多職種の問題抽出能力
食事(生活)現場への歯科介入 現場の不安・リスクを軽減
歯科情報の発信
ニーズはどこにあるのか?
~氷面下の歯科ニーズ~
多職種との信頼関係の構築
たった3週間の入院で…
~口から食べることをあきらめないで~
普通食を自力摂取されていた方が たった3週間の入院で…
義歯不使用とリロケーションダメー ジで胃瘻に!!
歯科初診
「良い義歯ですね!
少し調整して、歯科衛生士さんに 義歯のトレーニングをしていただき ましょう。」
トランスディシプリナリモデル&成功体験の共有
たった3週間の入院で…
~口から食べることをあきらめないで~
食べる楽しみの支援 医療の場 VS 生活の場
食べる楽しみの支援 職種間の視点と対応
①歯科衛生士の摂食現場参入
②歯科ニーズの発掘
③歯科内連携を基盤に多職種との連携・協働
④摂食現場に専門職の視点
⑤歯科情報の発信
①多職種・家族を含む顧客満足
②摂食現場の視点変化
③多職種の問題抽出能力(歯科ニーズ)
④食形態・食事介助レベルアップ その結果
良好な相互信頼関係の構築
新患・増患
~摂食支援イノベーション まほろばの試み~
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元気なお口研究会 まほろば 4
新患・増患 ~もうひとつの連携・協働~
● 歯科のない病院勤務の歯科衛生士
● 施設勤務の歯科衛生士・管理栄養士・多職種
● 経口維持管理加算 (ミールラウンド)
※栄養サポートチーム連携加算
● 口腔衛生管理体制加算 口腔衛生管理加算
これらの連携・協働は、
歯科ニーズ掘り起こしに繋がる ミドルリスク群
施設DH
ローリスク群 施設介護士 ハイリスク群 まほろばDH
3.
美味しく!安全に!
食べられるお口とは?
多職種
協働
が摂食現場を元気にするおいしく食べられる口とは?
機能がしっかりと 維持されている口
唾液でしっかりと 潤っている口 いつも清潔に 保たれている口
食べる意欲が ある口
美味しく!安全に!食べられるお口
・全身状態・栄養状態・全身の運動機能
・呼吸機能・覚醒状態・精神機能
ベッドから降りないで、長期間安静にしていたら 体はどのような変化がおきるでしょうか?
● 床ずれが起こる
● 筋肉が弱くなる
● 骨が細くなる
● 心臓や肺の機能が低下する
● 関節が動かなくなる
● 精神活動が低下する
機能がしっかりと維持されている口
~廃用症候群⇔『寝たきり』~
● 自発呼吸の低下(肺活量が少なくなる)
● 口が開いたまま(口腔乾燥)
● 顎関節の拘縮(堅くなってしまう)
● 後頚部拘縮(首の後ろが堅くなってしまう)
● 舌運動不全・舌の沈下(舌が動かなくなる)
舌の寝たきり
機能がしっかりと維持されている口
~口腔周囲における廃用症候群~
●認知:摂食嚥下一連の動作
●唾液:味覚・咀嚼(食塊形成)・食塊移送・嚥下
●噛む(顎位):筋力発現(歩行・立上がりetc.)・嚥下
●口唇閉鎖:哺食・咀嚼(食塊形成)・嚥下・呼吸
●顎・舌・頬の協調運動:咀嚼(食塊形成)
●舌:哺食・咀嚼(食塊形成)・食塊保持(口峡閉鎖)
食塊移送・嚥下(咽頭送り込み時)の陰圧形成)
機能がしっかりと維持されている口
~口腔機能障害の「摂食」体験~
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元気なお口研究会 まほろば 5
歯科衛生士の観察評価
4.
「食べる」に繋がるケアプラン
~量的評価と観察(質的)評価 & 生活の視点~
「歯科診療所外来」と「訪問歯科」の違い
なんでも噛める・飲み込める(2階)
経管栄養(1階)
摂食嚥下障害と嚥下リハビリテーション
急性期病院 脳血管障害
嚥下食3
嚥下食2
嚥下食1
直接訓練
間接訓練
急降下・落下
歯科の視点は?
加齢・認知機能低下による摂食困難
~歯科の視点は?~
慢性期在宅
硬い・粗い
着地点は…
・介護力
・余病
・適切な歯科介入 軟らかい
細かい・のど越し なんでも噛める・飲み込める
歯科の視点は?
アセスメント(情報)収集
●医療情報
● 生活情報
(観察・聞き取り)
●歯科アセスメント 口腔ケア時の状況把握
● ミールラウンド
(観察・評価)
歯科ニーズ
ケアプラン・ケア
依頼理由(デマンズ)
ご本人とご家族・多職種の思い
デマンズ 介護力・経済力
~「食べる」に繋がるケアプラン~
+
● 介護保険認定区分:要支援1・2 要介護1・2・3・4・5
● 障害老人日常生活自立度(ADL):
J1・2 A1・2 B1・2 C1・2
● 認知高齢者日常生活自立度:
Ⅰ・Ⅱa・Ⅱb・Ⅲa・Ⅲb・Ⅳ・M
● 精神状態スケール:MMSEスケール・長谷川式スケール
● 摂食嚥下グレード(藤島)
● 褥創評価 ・ブレーデンスケール
資料① 多職種の情報を読み解く(用語)
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元気なお口研究会 まほろば 6
●モニター測定: 体温・血圧・心拍・酸素飽和度(SPO2)
●血液検査各データ: CRP・アルブミン値・他
●栄養・体重管理: BMI 体重kg / (身長m)2
●経管栄養: 胃婁栄養法(PEG)・経鼻栄養法(NG)
間欠的経管栄養法・静脈栄養法
●各種医療処置: 点滴管理・透析・気管切開 人口呼吸器(レスピレーター )・酸素療法
●疾患・感染症・服薬内容と副作用
資料② 多職種の情報を読み解く(用語)
●既往歴: 特に摂食の後遺障害が疑われる病歴etc.
●現疾患と服用薬: 特に口腔乾燥、傾眠、止血困難etc.
●呼吸機能: 呼吸器系疾患、呼気持続時間etc.
●ADL: 障害老人・認知高齢者日常生活自立度etc.
●体幹機能: 座位保持、頚部保持、硬直<可動域> etc.
●上肢機能: 麻痺・巧緻性・協調性・可動域etc.
●精神状態・認知症: 種類・進行度・周辺症状etc.
●睡眠の状態: 昼夜逆転・睡眠の過不足etc.
資料③ 多職種情報プロフィール
●高次脳機能: 認知、失語、失行、半空間無視、感情失禁etc.
●聴覚・視覚: 眼鏡や補聴器の使用状況
●食事の状態: 誰と何処で何を(形態や嗜好)自力、介助etc.
●栄養状態・体重推移(BMI)
●感染症の有無
●要介護度 介護力、主介護者、キーパーソン
●各種サービス利用状況や事業所、担当者
●生活状況 生活歴、趣味、嗜好、経済力、家族関係etc.
●ご本人やご家族の思い デマンズ
資料④ 多職種情報プロフィール
●住環境
性格、趣味、生活歴、経済力、介護力、家族関係、
キーパーソン、自立度、移動
●呼吸
安定、呼吸数、浅呼吸、肩呼吸、SPO2
●会話(発話)
発声量、発話音量、構音、視力・視線、聴覚・理解度
●顔
表情、可動域、バランス、麻痺 etc.
歯科アセスメント①
~望診(環境・会話)から観察・評価~
頭部・頚部のコントロール
下肢のコントロール 足底のコントロール
体幹のコントロール 上肢・肘のコントロール
手指・手首のコントロール 視線のコントロール
坐骨のコントロール
訪問時の評価・望診(観察・評価)
~トータルに観察する~
● 歯牙・歯周・粘膜疾患
● 口腔保清管理の状態
● 義歯
● 唾液の性状や粘膜の状態(口腔乾燥)
※ 視点は疼痛・摂食への影響・将来のリスク 歯科アセスメント②
~口腔ケア時の観察・評価~