トップPDF 『水鏡』における創造主義の萌芽 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

『水鏡』における創造主義の萌芽 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

『水鏡』における創造主義の萌芽 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

Tu fi gura se ilumina al fuego / Y algo quiere salir. / El chorro de agua en el jardín. / / Alguien tose en la otra pieza, Una voz vieja. / / ¡Cuán lejos! / / Un poco de muerte / Tiembra en los rincones. (ぼく心で様々な声が泣く……/もう何も考えるな。/記憶と 苦痛を呼び覚まし、/しっかり閉まらない扉に用心しろ。//たちは疲れきっている。 //寝室で、/庭が息絶える窓背後で、/木の葉たちが泣く。//暖炉で世界が憔悴し ている。//すべてが暗く、/何も生を持たず、/ただ西方で/猫瞳が輝くだけ。// 道を一人男が遠ざかる。/地平線が語りかけ、/背後ですべてが苦悶していた。/何も いわずに死んだ母が、/ぼく喉で働きかける。//あなた姿が炎に照らされて/何か が外に出ようとしている。/庭流れ。//誰かが別部屋で咳きこむ、/年老いた 声が。//   なんと遠いことだろう!//少しばかり死が/四隅で震えている。)  以上が「悲しむ男」であるが、ここでは詩人自身母を失くした悲しみが歌われている。そ 中で注目されるは、“El horizonte habla, / Detrás todo agonizaba.”という 2 行であろう。 “El horizonte”という単語使用は後「四角い地平線」をすでに先取りしたものだが、ここ
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W・ラーベと環境問題 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

W・ラーベと環境問題 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 文学においてこの環境破壊現象を詳しく取り上げたものはこれまでほとんどなかった。そ れはこのテーマが最近にいたるまで文学として看過ごされていたことを、そして産業もしくは 工業化波に懐疑念を抱いていたはごく僅かなアウトサイダー的な存在だけでしかなかっ たことを意味しているであろうし、また「環境保護」という概念が一般的に定着しだしたは この四半世紀前からでしかないことから、この作家がこの点でも19世紀後半「進歩」を謳歌 する楽観的な時代精神を越えていたことを示しいるであろうし、広く知られている小説家H. ヘッセ(      ∼)「恐らく後世ドイツで認められるであろう」 2) と いう言葉を想い起し得ることでもある。また一方で20世紀後半に始まった再評価は「ラーベ 物語芸術が19世紀後半最も重要な文学表現一つであることが益々明瞭になってきた」 3) と H.ヘルマースがその成果一端を表しているように元来言われてきた「詩的写実主義」なる 枠を越えて現代にも十分通じ得る普遍な独自性を明らかにするに足る専門的なテーマを追求し てきているが、環境破壊問題に関しては文芸学外問題をも含むことからかまだ取り扱われ ていないと見受けられるである。小論は読者に背を向けられていった中期(1867∼70)以後 作品2、3例を主に取り上げながらラーベが現今時事問題と関連からも読まれ得る作 家であることを指摘しようとするものである。
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中国新時代的来 留学生教育 −以北京大学 例 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

中国新時代的来 留学生教育 −以北京大学 例 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

万人以上。为了提供更适合留学生学习的环境,北京市政府正在制定相关政策,为外国留学生就 学、居住、勤工助学等提供便利条件。根据北京教育大会公布的《首都教育2010发展纲要 ( 征求 意见稿 )》 ,北京还将设立政府留学生奖学金,并倡导企业和社会团体设立外国留学生奖学金, 以吸引境外优秀学生来京学习。北京大学也正在盖新的留学生大搂,扩大接受留学生的能力。   留学生交流及留学事业的发展,对增进一个国家同世界各国的相互理解,深化与各国间的友 好关系,增强在国际社会上的影响力等方面,发挥着重要作用。留学生被人们称为“民间大使” , 是“通往世界的桥梁” ,留学生教育事业发展的水平,是衡量一个国家、一所高校综合实力的重 要标志。中国目前政治稳定,经济增长迅速,发展前景被世界各国看好。人们可以相信,今后会 有越来越多的外国人到中国留学,再过若干年,中国很有可能成为世界上派出和接收留学生最多 的国家之一。
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ドイツ語圏スイスにおける言語状況:標準変種の規範化と方言の拡大 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

ドイツ語圏スイスにおける言語状況:標準変種の規範化と方言の拡大 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 スイス標準変種記述が量的にも質的に拡大するにつれて、これまでは標準ドイツから 逸脱と考えられてきた言語形式を、標準一部と認めようという気運が生まれた。それによ り以前は専門家を中心に議論されていたスイス標準変種が一般人々にも周知されつつある。 この流れは、単一中心地的言語観から複数中心地的言語観へ転換を促すものではあるが、ス イス人意識中にあるドイツ標準変種優位性を払拭するには至っていない。スイス人ばか りでなく、Hofer (2006: 131 f.)によると、スイス在住ドイツ学習者も、一般にドイツ を単一中心地言語と看做している。ドイツは、経済力、人口ともにスイス10倍以上規模を 持つばかりでなく、スイスと違って実際に標準ドイツが日常会話でも使われていることから も、ドイツ変種が覇権的影響力を持ち続けているというが実情だろう。理念上は確かに多様 な変種が承認されつつあるが、これまで続いたドイツ変種優位性が簡単に揺らぐわけではな い。そんな中で、規範作成者はスイス標準変種独自性を確立すべく、方言と標準境界線 上に位置する語彙までも記述対象にすることがある。例えば、Läubli (2006: 125)は、 „Tätschmeister “や„Butz“、„Päcklisuppe“などが変異形辞典に収録されているが、これら は本来なら方言に分類されるべきであると指摘している。方言に区分されるはずを標準変 異形に「格上げ」することで標準変種を拡大する手法については、オーストリアでも行われた ように、さらなる言語学的研究によりその妥当性を検証しなければならないだろう。
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中国語の構文分析法 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

中国語の構文分析法 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

.上記の俗流的論法に対する最も有力な理論的な反論はこれまでの主語、述語、目的語 3文成分間の関係を総括する朱徳熙(1983)の論文であった。即ち「正常な状況下で は、「主語」は必ず「謂語」の前にあり、「賓語」は必ず「述語」の後にある。「主語」 と「謂語」の間の関係は緩やかであり、中間に停頓(ポーズ)を置くことができる。 「述語」と「賓語」は意味上と構造上の関係はいずれも[r]

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Designing a taskbased syllabus 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

Designing a taskbased syllabus 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

本章では Brown(1995)カリキュラム構築モデルをもとに、一企業英語プログラム を発展させるため実施した学習者と職場ニーズ分析、さらにニーズ分析結果を用い、学 習項目設定を行い、タスク中心シラバスを構築させたケーススタディである。シラバス 作成には、Long and Crookes (1992)タスク中心シラバス構築(Task-based Syllabus Design, TBSD)アプローチを活用した。これは次3つ理由による。(1)学習内容と 目標言語使用分野をできるだけ近づけることが可能である。(2)タスクを使って基準準拠 評価が可能である。(3)TBSD は言語形態を学習者に意識させること重要性を認識した ものであり、これは受講者ニーズに合致するものであった。Part 1ではニーズ分析結果を まとめ、Part2ではタスク中心シラバス学習目標設定プロセスを説明する。
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新時代の中国語教育 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

新時代の中国語教育 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

かくてわれわれは、おそらく学生指導という点において、よりきめ細かい対応をすること になるだろう。社会的にも最近傾向として、通信教育や独学よりもスクールに通い、具体的 な指導をあおぐというスタイルをとる学生が増えている。 しかし、指導不可能になることもありうる。その時は、その学生が去るか、教授が去るかで ある。ミスマッチは急速に解消されるようになるだろう。大学院等においてはなおさら個人 性向、専攻分野に即した指導が求めれよう。そうしてこそ、大学として学生質を社会的に保 障することができる。
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前衛詩人たちの論争 −ビセント・ゥイドブロ『水鏡』発行年の真偽をめぐって− 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

前衛詩人たちの論争 −ビセント・ゥイドブロ『水鏡』発行年の真偽をめぐって− 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 「北− 南」の誌面において、ウイドブロは、ルヴェルディやジャコブとともにキュビスム的 な表現を追い求めた。ウイドブロが「北− 南」に発表した詩は、全部で12編に及ぶ。それらの 大半が、やがて『四角い地平線』 (1917)と題される詩集に収められるのである。  『四角い地平線』は、ウイドブロの作品のうちでも重要な位置を占めている。そこには、ブ エノスアイレスの[r]

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コミュニケーション能力を養成するためのパターンプラクティス 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

コミュニケーション能力を養成するためのパターンプラクティス 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

計画性」、「学習機会増大」などメタ認知方略 14) 、「リーディング」、「スピーキング」など スキル認知別方略両方で多く共通点があるという 15) 。メタ認知方略に関して、成功者は 一定して自己学習過程を認識し、自発的・計画的に学習を継続し、外国を使用する機会を 増やす努力を惜しまない。一方、下位成績者は自己学習過程について認識が低く、学習に 自発性・計画性がない。スキル別方略については、外国学習成功者は学習段階に応じて様々 な方略を使い分けており、例えばリーディングについては「繰りかえし音読する」方略を学習 初期から中期に、「分析的に読む」方略は初期後半から中期に用いる傾向が強い。注目すべ き点は、スピーキングについて、「流暢さ重視」と同様に「基本文例大量徹底暗記」、「パ ターンプラクティス」を共通した方略として、学習初期・中期段階において多く外国語学 習成功者が用いていることである。下位成績者はスピーキングに関する上記方略どれも用 いておらず、暗記と構文練習が外国学習初期過程中で大きな学習効果をあげたことがう かがわれる。
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ご挨拶 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

ご挨拶 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

今春、本学外国教育研究科は、外国というもう一つ言葉研究を介 して、人間コミュニケーション謎に迫り、そのコミュニケーション能力教育 可能性を具体的に追求するという目的をもって、誕生いたしました。今回記念 シンポジアム開催が、関西大学そのような自覚と情熱表明機会となり、 多く同志方々ご支援とご協力を頂戴する機会ともなることを、心より期待 したいと思います。
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フランス語教師のための研修の必要性 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

フランス語教師のための研修の必要性 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 フランス語教育実習生には、フランス語授業時間数が少ないため授業実習回数が少なす ぎる、実習校が母校でないことから実習校や生徒特徴が予めつかめない、など不利な条件が 重なることになる。それらを克服するために、他教科実習生に比べてより多く苦労とより 周到な準備が必要となることは避けられない事実である。そこで筆者は、授業見学や学校情報 提供などを実習期間前に行うことで授業実習時間確保や実習生にかかる負担軽減を試み た。その結果、短い実習期間でも大きな成果を収めた実習生があった反面、そうでない場合も あった。その違いを考察してみると、フランス語力不足(テキスト発音にかなり練習を要 する)、知識不足(学習指導案書き方がわからない)、実務力不足(学級日誌点検や実習ノー ト記入等に時間がかかりすぎる)などが原因となっていた。これら問題は一見学生個人能 力によると考えられるが、教科教育授業によってある程度回避できたと思われる点もあ る。学習指導案書き方を例にとると、実際にはフランス語メモ書きや台本形式など自分ら しさを追求したものであってもよいが、中等教育機関において研究授業で配布することも考慮 した標準的な学習指導案書き方も指導しておく必要がある。そしてそれと同様に大切な は、担当教師教科教育法へ取り組み姿勢ではないだろうか。それがそのまま実習生真摯 な態度につながったと思われる例も見受けられた。
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言語遊戯を活用した教授学習の方案—外国語として朝鮮語教育を中心に— 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

言語遊戯を活用した教授学習の方案—外国語として朝鮮語教育を中心に— 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

今村久二 編著(2007.2),『文を書きたくなることば遊び』東洋館出版社 泉宣広 編著(2007.2),『遊んで学ぶ授業シリーズ①ことば遊んで漢字力をつける』東洋館出版社 大越和孝 編著(2007.2),『声を出して楽しむことば遊び』東洋館出版社 小池清治 編(1997),『日本語学キーワド事典』朝倉書店 小宮春吉(1999.2),『七文字回文ゆかい文事典』東京堂出版 小林祥次郎(2005.8),『日本ことば遊び』勉誠出版

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マルチメディアを利用した外国語教育と情報ネットワークの展開 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

マルチメディアを利用した外国語教育と情報ネットワークの展開 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 今、私たち身の回りを虚心に見渡す限り、次ような現象が見て取れる。すなわち、現実 と接点を基礎にした、双方向、真剣勝負とも言うべき日常生活中でコミュニケーショ ン活動に人は勤しむ一方、強烈な自己表現衝動に駆り立てられてネット空間にハンドルネーム を駆使して遊び感覚で思いまま好き勝手にまるで独白ような発話をどんどん連ねていくス タイルコミュニケーションをも堪能している、という事実である。殊に後者場合、匿名性 もつ解放感がその志向− 遊び感覚− をいやがうえにも高めていることは否めないだろう。  人間は、外物的現実ばかりに気が向き、そればかりが見え過ぎるも困りものだし、逆に、 内なる心的現実のみに心惹かれるもよくない。できるものなら人は、それら二つ現実世界 間でうまくバランスをとっていかねばならない。しかし実際にはなかなか理想通りにはいか ず、たとえば前者に片寄りがちな人に対しては、文学などがこれまでその矯正役を果たしてき たと言えよう。目に見える外現実だけではなく、豊潤な言葉によって創造される虚構空間 中にこそ別新たなる内的世界− 心で見る世界− が存在することを、文学がしかと私たちに教
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フランス語動詞事象の意味分類に関する考察 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

フランス語動詞事象の意味分類に関する考察 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

完了点と重なるような事象を表すである 9) 。 ฀ Vikner฀ (op.฀cit.),Martin฀(1988),Gosselin(op.฀cit.)はさらに進んで、意味素分析を応用し て動詞グループを定義しようと試みる。用いられる概念は研究者によって異なる。Vickner は 点括性(ponctualité)、不均質性(hétérogénéité)、動性(dynamisme)3つ概念を用いる。 点括性とは事象時間的広がりに関わる性質である。動詞表す事象が点括的であるという時、 その事象は時間的広がりが無いものとして捉えられることになる。不均質性は事象進行状況 性質を表す。不均質な事象は Elle฀a฀bu฀deux฀tasses฀de฀café฀ように行為が終了することに よって始めて動詞表す状況が成立する。故に courir という動詞ように、事象全体と事象 一 部 分 が 同 じ 文(ex.฀Elle฀a฀couru) で 表 さ れ る こ と は な い。Martin 分 析 で は 動 性 (dynamicité)、 境 界(bornage)、 移 行 性(transitionalité)、 瞬 間 性(Momentanéité) 4 つ 概念が用いられる。瞬間性は点括性と同様、事象が開始・終了など局面に分割できないこと を表す。境界は完了点に関する概念であり、境界ある事象は行為完了点を内包する。Je฀ suis฀à฀Paris฀jusau’à฀15฀août ように、動詞表す事象そのもの(être฀à฀Paris)に完了点が含 まれなくても、時間限定など文要素が行為終了点を示す場合は境界が設けられる。移 行性は状態変化を表す概念である。ある動詞事象が移行的であるとは、naître ように 動詞がある状態から別状態へ変化を表すことを意味する。一方 Gosselin は境界(bornage) と変化(changement)という2つ概念を援用する。Gosselin いう変化は多義的概念で「安 定したある状況から別ある状況へ移行、または2つ状況間に決定的な変化をもたらさ
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言語研究の底を流れる思想を考える—推論様式を手掛かりとして— 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

言語研究の底を流れる思想を考える—推論様式を手掛かりとして— 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

、前提 2 :聖母マリアは処女である 4 4 4 4 4 、結論:私 は聖母マリアである。もちろん西欧論理学枠組みにおいて、これは「非論理的」思考(私≠聖母 マリア)であるが、見方を変えると「彼女は私太陽だ」(彼女≠私太陽)ようなメタファー生 成原動力ともなり得る「論理」でもある。無意識うちに私たちを縛っている西欧思想を意識 レベルに引きずりだすこと(そして願わくは、これと対峙する思考法存在を示すこと)を意図し ている本論と、この論理(思考法)が決して無縁ではないように思われることをここでは述べてお きたい。なお、古論理(パレオロジック)については、実に多く研究者が注目していることも付 言しておく。木村敏(1973:140)、丸山圭三郎(1987:140)、中村雄二郎(2001:86 94)を参照こと。 また、中沢新一(2004)でも、名称こそ異なるものの、複論理(バイロジック)という呼び名で、 同様思考法が主要な話題となっている。
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標準ドイツ語の収束と分散 ―標準変種の確立と脱標準化に関する考察― 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

標準ドイツ語の収束と分散 ―標準変種の確立と脱標準化に関する考察― 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

2 .変異形比較、調査対象検討  ドイツ変異形を記述したものとしては、Siebs (1969)が先駆けとして挙げられるが、 その後はDuden Deutsches Universalwörterbuch(以下、Universalwörterbuch)、Duden Die deutsche Rechtschreibung (以下、Rechtschreib-Duden)などにも国・地域変異形が記述さ れるようになっている。国別標準変種に特化したものとしてはEbner (1998)、Meyer (2006) が代表的で、オーストリア公認Österreichisches Wörterbuch(以下、オーストリア辞典) も重要である。しかし、これら辞典や文献が何に基づいて変異形記述を行っているかは記 されておらず、著者が ₂ 次文献や自ら言語直感に頼りながら行っていると推測される。いか なる実証研究に基づいているかが不明であるからといって、多く批評に耐えながら影響を及 ぼしてきた重要な文献であることにかわりはない。ここでは変異形を実証的に調査した研究を 取り上げて、標準化と脱標準化関係を踏まえて考察したい。変異形を広範に調査した研究は あまり多くないので、König (1989)、Takahashi (1996)、Spiekermann (2005)を取り上げる。 König (1989)は標準発音を広域で調査した研究として今日でも基本文献として引用されるこ とが多く、Takahashi (1996)はEbner (1998)やオーストリア辞典などでも参照されているた め検討したい。Spiekermann (2005)は標準変種通時的変化をデータベースを利用して脱標 準化傾向を取り扱っている画期的な研究である。本節ではこれら調査結果を概観した後、変 異形記述可能性を模索したい。
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ワーキング・メモリーの機能と言語の関わり 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

ワーキング・メモリーの機能と言語の関わり 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

れる。我々は覚えるべき情報をループのように復唱する。それは大抵声に出さないで内的に、 即ち聞こえないように行われる。こうした聞こえない復唱は、英語で リハーサル と言われる。 このリハーサルには、ワーキング・メモリーの一部であるフォノロジカル・ループが係わる。 フォノロジカル・ループは情報をごく短時間、1 5から2秒間、保持することができる。しか し、この情報はリハー[r]

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日本人大学生のEFL 学習者コーパスに見られるMAKEの使用 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

日本人大学生のEFL 学習者コーパスに見られるMAKEの使用 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 Granger(1998:146)やNesselhauf(2003:224)は統語や結びつきによる制限ではなく、 恣意的に組み合わせが決まっている場合ような慣習的な結びつきだけをコロケーションとし ている。  コロケーション教育的示唆としては、個々単語をいくら身につけてもそれは言語学習に は直結しない。先にも述べたように句単位で習得することで次文生成段階に進むことはそ れほど困難ではないが、個々単語から文生成に進むはその間にいくつもステップがあっ て容易ではない。上級学習者ほどコロケーションを習得しており、そのために母語話者らし い自然な発話ができると言われているが、それでも上級学習者が母語話者並みにコロケーショ ンを使いこなすことは困難である(Bahns & Eldaw 1993)。また、De Cock et al.(1998)報 告では、上級学習者と母語話者間ではコロケーション使い方が異なるとしている。  個々単語を習得してもそれらがどのような他単語と結合できるかを知っていなければ非 英語的な不自然な表現を産出することになる。native-likeな選択を身につけるということはコ ロケーション知識を身につけるということにもなる。日本人学習者が英語がうまくならない 一因は、上に述べた連続体「自由結合」域にとどまっていて、しかも日本語から類推でき る範囲「自由結合」から抜け出せないからであろう。例えば、自由結合において、動詞後 に続く目的は特定意味名詞句が来るという情報がなければ、学習者は母語に基づいた推 測か類推で語彙結合を作る傾向がある(Howarth 1998:163)。大多数単語はある特定コロ ケーションをもっているが、コロケーション知識がなくては語句産出も流暢さも望むべく もない。母語話者らしいコロケーション能力がないということがNSとNNS違いを浮き立た せるである。つまるところ、コロケーションが英語教育に示唆するところは、二つが共 起するために適切な語彙を選ぶ語彙選択重要性である。
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リキャスト −その特徴と第二言語教育における役割− 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

リキャスト −その特徴と第二言語教育における役割− 外国語教育研究(紀要)第1号〜第10号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

  (1993)の研究では、4種類のフィードバックが、与格文型の動詞の学習にお いて、文法指導の効果を発揮するか比較する実験を行った。対象となったフィードバックは、 誤りがあったとき( )誤りと伝え、何が間違っているのか簡単な説明をする、( )誤りがあ るとだけ伝える、( )誤りを正しい表現に修正する(リキャスト)、( )「それで正しいと思う か?」と[r]

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多言語平行コーパスのための「言語学的におもしろい100の文」 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

多言語平行コーパスのための「言語学的におもしろい100の文」 外国語教育研究(紀要)第11号〜第17号|外国語学部の刊行物|関西大学 外国語学部

 なお,この「100文」を実際に多言に翻訳する作業は,現在,その試行段階として,100 うち10を選んで,幾つか言語(標準華,ロシア,タイなど)に翻訳し,問題点を 洗い出す作業を進めているところである。もちろん,当面目標は,100文すべてをより多く 言語に翻訳することであるが,このコーパスを単なる対訳資料集で終わらせないために,最 終的には,個々言語データに言語学情報をメタ情報として付与するマークアップを施す予定 である(このマークアップに関しては,山崎2006参照)。このマークアップ方式検討も並 行して進行中である。
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