2 各観点からの検討 (1)必要性
①景品表示法の運用について、消費者が適正な選択を行える意思決定環境を創出・確保する観点から、商品又はサービスの品質等 の内容や価格等の取引条件について誤認を与えることにより消費者の適正な選択を妨げる不当な表示に対して、景品表示法に基づ いて厳正に対処することは必要不可欠である。また、景品表示法の普及・啓発を図り、事業者における法令遵守の取組を支援する ことは、同法違反行為の未然防止を図る観点から必要不可欠である。さらに、不当な表示や過大な景品類は、短期間のうちに、そ の内容がエスカレートし、際限なく広がっていくおそれを有している。このような不当な表示等を効果的に規制するためには、規 制当局の限られたリソースだけでは困難であるところ、業界自らが自主的かつ積極的に守るべきルールとして定めた公正競争規約 が積極的に活用され、円滑な運用が行われるように関連団体等を支援することは景品表示法違反行為の未然防止等の観点からも必 要不可欠である。
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