巻頭言
人文学会 学生部会について
第1部 学 生 が み た 世 界
■ 上海メディア教材プロジェクト2005 源元圭吾・村田雄彦 ■ 英国から学ぶ日本の英語教育! 大 平 紅 童 ■ 異国の地ハンガリーでの日本語教育実習 佐 藤 祐 記 ■ 北京・故宮のスターバックスを考える 中 島 海 ■ 神奈川大学外国語学部スペイン語学科 メディア教材作成プロジェクト
玉 永 征 寛 ■ 神大の留学生に聞く -- 中国上海① 竹 田 真理子 神奈川大学海外企業研修
■ シンガポールの魅力 雨 宮 英美子
■ シンガポールにおける英語の二方言併用話者 石 黒 敏 明(外国語学部 教授)
第2部 学 生 部 会 特 集 記 事
■ 大人の社会科見学 川 島 祐 太
■ 神大生 健康生活案内
・ 献血 尾 高 元 紀
・保健室とおかゆの関係 戸 板 希和子
・〜なんでも相談〜 神大・お助け一軒家 佐久間 菜 摘 ■ 英語英文スピーチコンテスト報告 今 村 豊 ■ スペイン語学科 学科祭報告 高 垣 一 花
第3部 懸 賞 論 文 大 会 受 賞 作 発 表
■ コロンビア切花の輸出 室 谷 朋 子 ■ チリワインを味わい深くする方法 神 林 沙知子 ■ 経済学による教育の一考察 野 崎 弘 陽 ■ グローバル化の中のインドIT産業 宮 越 典 子
人文学会 学生部会則 巻末言
Cont ent s
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高 垣 一 花
巻 頭 言
皆さんは『世代』という雑誌をご存知だろうか。『世代』は1961年に発行された人文学会学生部会の 機関誌である。『世代』は、これまで人文系列のゼミナールを中心に行われた討論会の報告、及び論 文発表の場として使われてきた。そして『世代』は月日を重ね、2004年3月には第41号を発行した。
『世代』は歴史のある学内機関誌として発展してきた。
しかし、1990年代に入ると学生たちは『世代』から離れるようになった。それは、情報が氾濫する世 の中になったからだ。テレビやインターネット等の情報媒体が普及することにより、書籍や雑誌、新聞等 の紙媒体を若者は読まなくなり、活字離れが進む結果となった。『世代』においてもその傾向が見られ
、かつては多くの学生たちが論文、小説等を執筆してきたが、近年では投稿数が減少してきている。さら に『世代』を制作している我々人文学会学生部会の部員も減少傾向にあり、このままでは『世代』の 制作も危うい状況になってしまう。
そこで、我々は昨年新たな試みとして『Plus i』を発行した。これは「学生の知らない『世界』を伝え る」をコンセプトにして作られた。そして、今号から正式に『世代』の後継誌として『Plus i』を発行する ことになった。その理由は、『世代』が発行された時代と今は明らかに違うからだ。例えば、『世代』発 行時の学生と違い、今の学生は自ら行動を起こす機会が減り、むしろ受身の姿勢で学生生活を送っ ていることが挙げられる。また、『世代』創刊号の巻頭言に「戦後史の最大のまがり角にわれわれは立 たされている」と書かれている。当時の日本は戦後復興を目指し経済・文化面で欧米に追いつこうと していた。その中で、多くの学生が今後の日本についてどう在るべきかについて考えていたと思う。その 考えが『世代』の発行につながったのであろう。しかしながら、日本は高度成長期を終え、アメリカに匹 敵するほどの経済大国に成長した。そうなると、今後は日本の在り方を考えるべきであると思う。近年 ではグローバル化が進み、貿易や文化交流の面で近隣諸国との関係が密接になってきている。それに 伴い、様々な価値観を持つ人たちに出会う機会が増えている。そうあれば、学生たちは受身の姿勢では なく、自分の意見や価値観をしっかりと持ち、お互いにコミュニケーションを図る必要があると思う。
そして、我々は「学生たちが、興味を持ったことに対して自由に発表できる場」としても『Plus i』を設 けた。また、論稿に加えて「記事」という表現方法を用いることで、内容は多岐に渡ると思う。学生独自 の視点で捉え、調べたものを記事にすることで、知識となり、価値観の創造につながると思う。また、10 年20年と『Plus i』が続けば、時代ごとの学生の価値観を知ることが出来るはずだ。
最後に『Plus i』を読んだ後、あなたに何らかの「i」がプラスされていることを願う。
2006年 3月吉日
神奈川大学人文学会学生部会
『Plus i』編集者一同