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GFD ワークノート 第 1 章数と表現の誤差 4 例 1 の解法

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Academic year: 2025

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GFDワークノート 第1章数と表現の誤差 4

例1の解法

例1の誤差は10進数とβ進数の相互変換:純小数 出した(0.1)10の16進数と2進数 でIBM方式のときとIEEE方式のときになるようにすることで理解できる. (??)式 で小数点以下7桁目を切り捨てる.

(0.1)10= (0.199999)16×160.

同様に(??)式で小数点以下25桁目を0捨1入すると,

(0.1)10= (0.110011001100110011001101)2×23 = (0.CCCCCD)16×23

となる. これらをそれぞれ10進数に戻す. IBM方式の方は(??)式より (0.199999)16= (199999)16×166

= (((((1×16 + 9)×16 + 9)×16 + 9)×16 + 9)×16 + 9)×166

= 1677721 16777216

(0.09999996424)10

となって例1の値になる. IEEE方式も同様に (0.CCCCCD)16×23 = (CCCCCD)16×227

= (((((12×16 + 12)×16 + 12)×16 + 12)×16 + 12)×16 + 13)×227

= 13421773×7.450580597×109

(0.1000000015)10 となる.

*

例2の解法

10000X

n=1

0.01の計算においてn項目までの部分和の大きさが0.01nであり, εの相対誤差が毎回生じたとすると

10000X

n=1

0.01= 0.01ε(10000)(10000 + 1) 2

= 0.01× (100002ε) 2

= 5×105ε

2011-0414-ogihara.tex 20110414(荻原 弘尭)

(2)

GFDワークノート 第1章数と表現の誤差 5

ほどの誤差が累積する. IBM方式ではε = 6×108 106の間なので, この値 は0.03 0.5. IEEE方式では ε = 3 ×10 − −8 6× 108 として, この値は 0.015 0.03ほどとなる. よって, IBM方式では1000.5 = 99.95,IEEE方式では 100 + 0.03 = 100.003で例2の結果とほぼ一致する.

*

例3の解法IBM方式の場合に0.1 = (0.199999)16×160を10個足すと

0.199999 + 0.199999 0.333332 + 0.199999 0.4CCCCB + 0.199999 0.666664 + 0.199999 0.7FFFFD + 0.199999 0.999996 + 0.199999 0.B3332F + 0.199999 0.CCCCC8 + 0.199999 0.E66661 + 0.199999 0.FFFFFA

となり,例1と同様に10進法表示にすると (0.F F F F F A)16= (F F F F F A)16×166

= (((((15×16 + 15)×16 + 15)×16 + 15)×16 + 15)×16 + 10)×166

(0.9999996424)10

となり1より小さいのでwhileの条件は満たされている.

同様にIEEE方式でも同様の計算を行う. 各計算で桁を浮動小数点表示の25桁目を 0捨1入する.

2011-0414-ogihara.tex 20110414(荻原 弘尭)

(3)

GFDワークノート 第1章数と表現の誤差 6

1回目

0.110011001100110011001101 + 0.110011001100110011001101 1.100110011001100110011010

答えは1桁増えたので最後の0を削る,また,その値に合わせて足すほうも削る.

2回目

1.1001100110011001100110160 + 0.1100110011001100110011060 10.01100110011001100110011

同様に1桁増えたので最後を繰り上げる. その値に合わせて足すほうも削る.

10.01100110011001100110601 61061 + 0.11001100110011001100 1 160

11.00110011001100110011 0 1

桁が増えなかったのでこのままの答えを使って計算する.

3回目

11.0011001100110011001101 + 0.1100110011001100110011 100.0000000000000000000000

答えは1桁増えたので最期を削る. また,足すほうも最期を繰り上げる.

4回目

100.00000000000000000000 060 + 0.110011001100110011060161061

100.11001100110011001101 0

答えは最後まで繰り上がらないのでこれ以降は続けて書く.

2011-0414-ogihara.tex 20110414(荻原 弘尭)

(4)

GFDワークノート 第1章数と表現の誤差 7

100.1100110011001100110010 + 0.1100110011001100110010 101.100110011001100110100 + 0.110011001100110011010 110.011001100110011001110 + 0.110011001100110011010 111.001100110011001101000 + 0.110011001100110011010 1000.000000000000000000000010

となる. ここで小数点以下25桁以上は0捨1入すると0.100000000000000000000001 となりこれを10進に直すと,

(0.100000000000000000000001)2×21 = 1×21×21+ 1×227×21

(1.000000119)10 となりwhileの条件が満たされなくなる.

2011-0414-ogihara.tex 20110414(荻原 弘尭)

参照

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