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認知症カフェを通じた地域共生の現状と課題

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Academic year: 2025

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卒業論文

認知症カフェを通じた地域共生の現状と課題

平成 31 年 1 月提出

(2)

目次

要約 ... 1

第1章 研究の目的 ... 3

1-1 関心を持ったきっかけ ... 3

1-2 大分県佐伯市での取り組み ... 3

第2章 認知症カフェ ... 5

2-1 認知症カフェのはじまり ... 5

2-2 日本国内での展開 ... 6

2-2-1 初期の認知症ケアの空白 ... 6

2-2-2 主催する団体 ... 7

2-2-3 認知症カフェの内容・目的 ... 8

2-2-4 認知症カフェの対象者 ... 9

2-2-5 認知症カフェの効果 ... 10

2-3 施策の中の認知症カフェ ... 12

第3章 大分県佐伯市の認知症への取り組み ... 13

3-1 大分県佐伯市の概要 ... 13

3-2 「仲町商店街」と中心市街地 ... 15

3-3 大分県佐伯市の特徴 ... 16

3-4 大分県佐伯市の認知症の現状と施策 ... 16

第4章 調査方法 ... 17

第5章 「オレンジカフェさいき」... 18

5-1 「オレンジカフェさいき」の概要 ... 18

5-2 「オレンジカフェさいき」の中心人物 ... 18

5-2-1 前田修二氏 ... 18

5-2-2 山内勇人氏 ... 18

5-3 「オレンジカフェさいき」のはじまり ... 19

5-4 「オレンジカフェさいき」の展開 ... 20

5-5 「オレンジカフェさいき」の活動内容 ... 20

5-6 「オレンジカフェさいき」の活動理念 ... 24

(3)

5-7 「オレンジカフェさいき」の現状と課題 ... 25

5-7-1 「オレンジカフェさいき」の特徴 ... 25

5-7-2 「オレンジカフェさいき」の課題 ... 26

5-7-2-1 新規参加者の呼び込み ... 26

5-7-2-2 認知症でない人の参加促進 ... 27

5-7-2-3 佐伯市での認知症カフェの拡大 ... 27

第6章 「一般社団法人共生社会実現サポート機構 とんとんとん」 ... 28

6-1 「一般社団法人共生社会実現サポート機構 とんとんとん」の概要 ... 28

6-2 「一般社団法人共生社会実現サポート機構 とんとんとん」の中心人物 ... 30

6-3 「一般社団法人共生社会実現サポート機構 とんとんとん」のはじまり ... 30

6-4 「一般社団法人共生社会実現サポート機構 とんとんとん」の展開 ... 30

6-5 「一般社団法人共生社会実現サポート機構 とんとんとん」の活動内容 ... 31

6-6 「一般社団法人共生社会実現サポート機構 とんとんとん」の現状と課題 ... 35

6-6-1 「一般社団法人共生社会実現サポート機構 とんとんとん」の特徴 ... 35

6-6-2 「一般社団法人共生社会実現サポート機構 とんとんとん」の課題 ... 36

6-6-2-1 地域での認知度の向上 ... 36

6-6-2-2 様々な人の参加 ... 36

6-6-2-3 商店街の活性化 ... 36

第7章 大分県佐伯市での地域共生の実現... 37

7-1 認知症に対する無関心と偏見 ... 38

7-2 立場を超えた交流を通じた理解 ... 39

7-3 人が集まる場所の存在 ... 39

まとめ ... 40

参考文献 ... 42

謝辞 ... 44

(4)

要約

現在の日本では、医療が発達し平均寿命が延びたことに伴い、認知症患者の数は年々増 加している。その中で、今まであまり行われてこなかった初期の認知症ケアの空白を埋め るものとして、認知症カフェが全国各地へ広がりつつある。認知症カフェとは、認知症の 人やその家族、地域住民らが集まり認知症についての相談をしたり理解を深めたりする場 であり、自治体や福祉施設、NPO法人等によって運営される。大分県佐伯市で行われて いる認知症カフェ「オレンジカフェさいき」に実際に参加し、参加者やボランティアに話 をうかがった。また「オレンジカフェさいき」の開催日に合わせて「とんとんとん食堂」

を開きカレーの提供を行うなど、「オレンジカフェさいき」の運営に携わり、新たな認知 症カフェ設立の支援等も行っている「一般社団法人共生社会実現サポート機構 とんとん とん」の方にも話をうかがった。「オレンジカフェさいき」と「とんとんとん」の現状と 課題を明らかにし、認知症の人が暮らしやすい社会の実現について考察する。認知症カフ ェが地域に与える影響や可能性、その中での課題を明らかにすることが本研究の目的であ る。

第1章では、私自身がこのテーマに関心を待ったきっかけ、研究の背景・目的について 述べている。

第2章では、認知症カフェがどういうものであるか先行研究をもとにまとめている。オ ランダで始まったアルツハイマーカフェが日本にも取り入れられた経緯、認知症カフェの 内容、設置主体、対象といった特徴について記述している。また、厚生労働省の「新オレ ンジプラン」といった施策の中で、認知症カフェがどのように扱われているかについても 記述している。

第3章では、調査を行った大分県佐伯市の概要や人口推移、認知症に対する取り組みに ついて記述している。「オレンジカフェさいき」の開催場所である仲町商店街の現状につ いても記述した。

第4章では、調査方法について記述している。

第5章では、「オレンジカフェさいき」について、調査を通してわかった概要や活動内 容、これまでの歩みについて記述している。章の後半では、第2章で記述した認知症カフ ェの特徴をもとに、「オレンジカフェさいき」の特徴について分析している。その中で、

「オレンジカフェさいき」の特徴として、「専門職がボランティアとして運営に携わって

(5)

いること」、「常連の参加者が多いこと」、「スタッフを含めた参加者が『さん』付けで呼び 合っていること」の4点を挙げた。そして、より良いカフェとなるための課題として、

「新規参加者の呼び込み」、「認知症でない人の参加促進」、「佐伯市での認知症カフェの拡 大」の3点を挙げ、どのように解決できるか考察している。

第6章では、「一般社団法人共生社会実現サポート機構 とんとんとん」について、調 査を通してわかった概要や活動内容、これまでの歩みについて記述している。「とんとん とん」では、認知症カフェに関する活動以外にも多岐にわたる活動が行われており、それ らについても記述した。後半では、「とんとんとん」についての調査をもとに分析を行 い、特徴として、「障害のある人や高齢者が運営に参加していること」、「『共生社会実現』

という目的のもと、多岐にわたる活動をおこなっていること」、「商店街の空き店舗を利用 していること」、「役員として医療や介護の専門家が関わっており、専門性の高い活動が行 われていること」の4点を挙げた。そして課題として、「地域での認知度の向上」、「様々 な人の参加」、「商店街の活性化」の3点を挙げ、解決策について考察している。

第7章では、「オレンジカフェさいき」や「とんとんとん」の活動を通して、認知症の 人をはじめとした様々な人が「支える側/支えられる側」という関係を超え、地域の中です べての人が支え合う地域共生の実現の可能性や課題について記述している。認知症カフェ が認知症の人への支援から、地域全体の共生につながることを、「誰もが認知症になりう る」という点から説明している。認知症は他の病気等と比べ、いずれなる可能性が高いこ とから自分に関係のあることとして考えやすいものであり、認知症が同じ地域に暮らす自 分と立場の違う人について考えるきっかけとなるのではないかと考える。そして、地域共 生の実現の課題として、「認知症に対する無関心と偏見」、「立場を超えた交流を通じた理 解」、「人が集まる場所の存在」の3点を挙げ考察している。

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