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計画書 - 岡山県立大学

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Academic year: 2024

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様式第2号

平成25年度 独 創 的 研 究 助 成 費 実 績 報 告 書

平成26年3月26日 申 請 者 学科名 看護学科 職 名 教授 氏 名 山口 三重子 印 調査研究課題 道徳的感受性尺度の信頼性妥当性の検討

交 付 決 定 額 30 万円

調査研究組織

氏 名 所属・職 専門分野 役割分担

山口 三重子 看護学科・教授 基礎看護学 研究総括

産賀 知子 保健福祉学研究科 看護学専攻 研究計画及び調査とデータ 分析、まとめ

調査研究実績 の概要○○○

医療技術の進歩や人々の価値観の多様化に伴い、医療現場では様々な倫理的問題が出現 している。患者と関わることの多い看護師にとって、患者が持っている価値観を大切にし て関わることが重要である。道徳的感受性を測定する尺度として、

L Üt zēn

が一般的なヘル スケア実践領域での使用に耐えうるRevised Moral Sensitivity Questionneire(rMSQ)を 開発し、このrMSQをもとに前田らが2012年に日本語版MSQ(J-MSQ)を開発し、信頼性妥当 性を調査している。rMSQ3つの因子、道徳的強さMoral Strength(MS)、道徳的気づき Sense of Moral Burden(SMB)、道徳的責任感Moral Responsibility(MR)と)一致する因子 が抽出されたことを報告しているが、MRの信頼性係数が低く、質問項目の見直しの必要性 を報告している。本研究では前田らが開発したJ-MSQを用い、構造方程式モデリングを用 いて質問紙の信頼性妥当性を確認し、道徳的感受性を測定できるツールとして、道徳的感 受性を開発することを目的とする。本研究は岡山県立大学倫理委員会の承認を得て行っ た。

研究対象は中四国にある12病院の看護師で回収数は473名(回収率45.0%)、分析対象は 欠損値のない404名である。回答分布は表1に示す。

まずJ-MSQを開発した前田らの提唱した因子構造を基にして、道徳的感受性尺度の構成概 念妥当性を確認的因子分析により検討した。その結果、適合度指標が統計学的許容水準を 次頁に続く

(2)

調査研究実績 の概要○○○

みたしていなかったため、尺度の修正を行った。まず、尺度の多分相関係数を算出した ところ、相関係数が0.7以上を示した項目の組み合わせは確認されなかった。そのため道 徳的感受性尺度9項目すべてを用いて探索的因子分析(推定法:WLSMV、回転:Promax)を 行った(表2)。

その結果道徳的感受性尺度は固有値の変動状況と因子の解釈の可能性から2因子構造が 妥当であると解釈した。なお、2因子をどちらにおいても因子負荷量が0.30に満たない2項 目は削除した。第一因子は、患者への責任感に関する内容の項目が高い因子負荷量を示し ていたため「責任の自覚」因子と命名した。第2因子は、患者の思いによく気づいたり、

患者が良いケアを受けていないことを感じ取ったりする能力に関する質問項目が高い因子 負荷量を示していたため「自己の役割」因子と命名した。

2項目を削除した7項目で構成される道徳的感受性尺度の2因子2次因子モデルの構成概念妥 当性を、確認的因子分析で検討したところ、CFI=0.974、RMSEA=0.094であり統計学的許容 水準を概ね満たしていた。また、修正版道徳的感受性尺度のクロンバックα係数は0.805 であった(図1:別添資料)。

以上の結果より本研究で開発した「道徳的感受性尺度」は因子構造の側面から見た構成 概念妥当性と内的整合性を兼ね備えた測定尺度であるとみなすことができよう。

成果資料目録

資料1(修正版道徳的感受性尺度の確認的因子分析)

(成果資料等があれば添付すること。) 表1 道徳的感受性回答分布 (n=404名)

表2 道徳的感受性尺度の探索的因子分析

xa1 0 ( 0.0 ) 6 ( 1.5 ) 27 ( 6.7 ) 169 ( 41.8 ) 166 ( 41.1 ) 36 ( 8.9 ) xa2 0 ( 0.0 ) 19 ( 4.7 ) 159 ( 39.4 ) 192 ( 47.5 ) 33 ( 8.2 ) 1 ( 0.2 ) xa3 2 ( 0.5 ) 32 ( 7.9 ) 163 ( 40.3 ) 173 ( 42.8 ) 34 ( 8.4 ) 0 ( 0.0 ) xa4 0 ( 0.0 ) 4 ( 1.0 ) 36 ( 8.9 ) 164 ( 40.6 ) 160 ( 39.6 ) 40 ( 9.9 ) xa5 1 ( 0.2 ) 35 ( 8.7 ) 185 ( 45.8 ) 160 ( 39.6 ) 20 ( 5.0 ) 3 ( 0.7 ) xa6 3 ( 0.7 ) 56 ( 13.9 ) 166 ( 41.1 ) 132 ( 32.7 ) 40 ( 9.9 ) 7 ( 1.7 ) xa7 0 ( 0.0 ) 15 ( 3.7 ) 85 ( 21.0 ) 230 ( 56.9 ) 64 ( 15.8 ) 10 ( 2.5 ) xa8 1 ( 0.2 ) 13 ( 3.2 ) 82 ( 20.3 ) 198 ( 49.0 ) 92 ( 22.8 ) 18 ( 4.5 ) xa9 3 ( 0.7 ) 31 ( 7.7 ) 126 ( 31.2 ) 170 ( 42.1 ) 63 ( 15.6 ) 11 ( 2.7 ) 単位:人(%)

回答カテゴリ 全くそう

思わない そう思わない あまり

そう思わない ややそう思う そう思う 非常にそう思う

(3)

資料1

自己の役割 責任の自覚

道徳的感受性

ya1

ya4

ya7

ya8

ya2

ya3

ya5 .932

X

2

=41.425 df=9 CFI=0.974 RMSEA=0.094

推定法:

WLSMV

.728

.657 .703 .761 .698

.841 .708 .814

-0.442

Cronbach’α係数=0.805

平均=

27.48 SD=3.77

図1 修正版道徳的感受性尺度の確認的因子分析結果

参照

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