トップランナーに聞く
◆ 入社のきっかけ ◆
̶̶ まずは学生時代のご経験や入社のきっかけなどを お聞かせいただけますか.
髙木 大学は北海道大学の農芸化学科で応用菌学講座と いうところを出たのですが,学生時代はキノコの有機酸 発酵をやっていました.キノコ,すなわち担子菌を坂口 フラスコで培養して,ピルビン酸を作らせるというよう なことをしていました.
最初から微生物に興味をもっていたわけではなく,微 生物の世界に入ったのは結局,大学3年の後半ですね.
大学に入ったときは,自分が農学に行くとは思いません でした(笑).最初は理学部に行きたいと思っていたの ですが,高校の進路指導の担任に相談したところ,農学 部はどうかと提案されました.でも農学部なんて,その ときにはちょっとピンとこなくて.青い麦畑を思い浮か べましたね.自分のやりたいことと,ちょっと違うよう な気がしたので,学部を決めなくてもいい大学,それが 東大と北大しかなかったんですが,それで北大へ行きま した(笑).
農学部を避けたはずなのに,やっぱり農学部になっ
ちゃったんですね.気がついてみれば,なぜか農芸化学 へ(笑).そして,その農芸化学科に入ってから講座を 選ぶときに微生物が面白そうな気がしたので,この講座 に入りました.きっかけは授業がたいへん魅力的だった ことと,そうですね,微生物って中学・高校で習う機会 がないですよね.大学で初めてしげしげと学ぶことにな るわけですけれども,そのときにこんなものが世の中に いるんだって.それでいろいろなことができる.食品や 薬を作っている.これは何かとても面白そうかなと思 い,応用菌学講座に入りました.入社のきっかけは,大 学院修士課程のときに,東京で行われた国際学会でポス ター発表をしたのですが,そこに今の会社の現地の部長 が現れて質問されたのがきっかけです.当時,北海道に
聞き手
石神 健
東京大学応用生命工学
西村麻里江
農業生物資源研究所
松藤 寛
日本大学生物資源科学部ノボザイムズ ジャパン株式会社研究開発部門 ジーンテクノロジー部部長 兼 開発戦略担当 髙木 忍 氏
ノボザイムズ ジャパン株式会社は,産業用酵素などで世界 をリードするノボザイムズ社の日本法人である.開発された 酵素は,洗剤から繊維,食品に至るまで日常生活に密着した 産業分野で利用されている.ここで研究開発部門の部長とし て活躍されている髙木忍さんに,本企画初めての女性トップ ランナーとして,外資系会社でのご経験や女性リーダーとし ての考え方,若者に望むことなどについて熱く語っていただ きました.
工場を作る計画があったので,北海道で微生物をやって いる研究室を探していたと思います.それで目に留まっ て.これが私の入社のきっかけです.
◆ 会社・仕事内容 ◆
̶̶ 大学の授業を受けて微生物の世界に引き込まれた のですね.次に会社の業務内容や入社後のご自身の経験 などについてお話しいただけますか.
髙木 ノボザイムズ社は,もともとはデンマークにある インスリンメーカーの一酵素部門だったのですが,2000 年に酵素部門が独立し,ノボザイムズという会社になり ました.現在,扱っているのは産業用の酵素で,洗剤用 や食品用,繊維,紙パルプなど,意外と身近なところで 扱われている酵素を販売しています.ほとんどすべて微 生物由来の酵素で,私たち,日本の研究グループは主に タンパク質工学を利用した新しい酵素の開発や生産菌の 開発などを行っています.その中で,自分自身は糸状菌 を使った生産菌の開発をかなり早いうちから始めていま した,もちろん会社に入ってからなのですけれども.私 が会社に入って最初に手がけたプロジェクトが,リパー ゼのスクリーニングでした.洗剤用のリパーゼの開発に 携わったわけですけれども,新しい酵素を新しい菌から 探してくる.良さそうな酵素が見つかった後,生産性を どうやって確保するかが問題になるわけですが,ちょう どその頃に,遺伝子組換え技術が台頭してきたんです.
私たちが携わった洗剤用のリパーゼが,実は遺伝子組換 え糸状菌,麹菌を使った最初の製品になりました.1987 年ですね.それまではずっと微生物の育種で生産性を上 げてきたのですが…何十年といった年月で突然変異処理 を行って,ようやく製品化可能なレベルの製造コストに してきたんですね.自然界から分離されたばかりの微生 物は生産性が低く,従来法の育種ではとてもとても追い つかないので,組換え技術を使わないと逆に製品化は不 可能だったんです.こういう状態は今でも続いていま す.
̶̶ ちなみに生産菌の開発にはどれくらいかかるんで すか?
髙木 酵素が決まってから生産菌を作るのには最短で3 カ月から4カ月.酵素のスクリーニングは年単位です ね.最初の洗剤用リパーゼのときには,私たちは足かけ 3年ぐらいかけています.今では,酵素はシークエンス 情報からその遺伝子をクローニングして,発現させてサ ンプルを作ってということができますので,時間はかな り短縮されています.それでも,サンプルを評価して応 用試験などをしますので,新しい酵素の開発には今でも
やっぱり1年,2年以上はかかりますね.自然界にある 酵素は大概そのままでは目的の応用条件では使えないの で,そこからタンパク質工学による改変,ファイン チューニングが始まります.ですので,一つの製品がで き上がるのにやはり2年から4年はかかります.食品用 酵素の場合はその安全性の確認にさらに1年くらいかか ります.製品化に至らないケースはたくさんあります.
かつて日本の企業と酵素の開発を行った時期がありまし たが,期待できる売上げの規模が本社で議論されて,提 示された最低額に満たなくて商品化できなかったことが ありましたね.日本市場だけではなくて海外でも売れな いと,製品にはならないということですね.グローバル な会社ですから.
̶̶ 食品用では低糖ビールや透明ジュースなど意外な ところに酵素を使っているのですね.
髙木 新しい製品の開発はお客さまといろいろミーティ ングをして,お客さまのニーズをまず取る.そのうえ で,一緒に開発させていただくという方式で進めていま す.そうは言っても,最初にどのようなものが提供でき るかというのを示さないと,お客さまのほうでも思いつ かないですよね.ですから,なるべくたくさん酵素のサ ンプルを取りそろえるようにしています.
̶̶ デンマークの本社との関係や,ノボザイムズジャ パンとしての役割分担はどうなっているのですか?
髙木 私は研究開発部にいるのですが,ノボザイムズで は現在世界に11カ所の研究所があります.ほとんどの 研究所では,産業用酵素の開発を行っていて,あとは新 しいビジネス分野として医薬用タンパク質や,微生物製 剤を開発しています.仕事の開発の進め方としてはいろ いろな役割や得意分野が各国の研究所サイトにわかれて います.一つの製品を開発するのに,ほかのサイトと協 力しながら進めるといった感じです.日本はずっと産業 用酵素の開発が専門です.新しい酵素の開発で,タンパ ク質工学などで改変するのが得意,あとは生産菌の開発 ですね.酵素の開発に関してはデンマーク本社でプロ ジェクトを決めるのですが,それを各国の研究所が分業 します.新しい酵素を作る,もしくは探してくる部門 と,生産菌を作る部門,あとはその応用試験をする部門 というところにわかれているので,そこが協力しながら ですね.少し前はEメールや電話でやりとりしていたの ですが,最近はインターネットを使ったテレビ会議が主 流です.やはり顔が見えない状態で話をしても,なかな か細かい意図が伝わらなかったりしますよね.会議の頻 度は,プロジェクトによりますが,月1回程度が多いで しょうか.
̶̶ 海外のグループと英語でコミュニケーションされ るわけですよね.髙木さん自身は英語の勉強などはされ ましたか?
髙木 英語は本当に苦労しました(笑).公用語が英語 ですし,本社から人が来たらみんな英語でしゃべります から必須です.入社のときにもうすでにある程度話せて 入ってこられる方もいましたけれども,それを入社の必 要事項にしていません.私はほとんどまるで話せない状 態で入ってきましたので,たいへんでした.会社で英語 教育はもちろんします.しかしそれだけでは全然足りま せん.私はやはりアメリカに行って,向こうで暮らして ようやく慣れてきたかなという感じですね.今の人たち は,社内の英語教育と普段のミーティングですね.ミー ティングをしながら慣れていくうちに,みんなそれぞれ しゃべれるようになってくるので,それはすごいと思い ます.慣れですね.英語は習うより慣れろ(笑).本当 にそのとおりだと思います.
̶̶ アメリカにいらっしゃったんですか?
髙木 カリフォルニア州のデービスにできたノボザイム ズの研究所に派遣されました.立ち上げを手伝う感じで すね.そのときは糸状菌の遺伝子の研究をやるグループ として立ち上げられたわけですけれども,この分野は新 しい人たちばかりですよね.逆に私が出かけて行って,
糸状菌の形質転換を教える立場でした.私はあの組織の 立ち上げメンバー(笑)の1人として見られています.
当時はどうしていたのでしょう.最低限のコミュニケー ションはたぶんできていたとは思いますが.よく言われ ることですけど,英語は毎日継続して聞いていると,あ る日突然聞こえるって言いますよね.私の場合も全く同 じ,まさにそれを自分で経験したので.皆さんには英語 の学習テープなどを継続して聞くように勧めています.
◆ 女性リーダー ◆
̶̶ 外資系というとやはり女性比率が高いというイ メージがありますが,どうでしょうか?
髙木 はい.多いと思います.研究開発部門は6 : 4で女 性が多いですね.これでも男性は増えたほうで,立ち上 げはじめのころは,男性はたいへん少なかったんです よ.研究開発部の30名のうち,18名がいわゆる研究員 で,12名がアシスタント.研究員のほうはちょっと男 性を増やしましたので,18名中男性は7名.アシスタン トは男性が2名だけなので,ほぼ女性ですね.
ノボザイムズ全体で見ると管理職にはやはり男性のほ うが多いです.一番トップのマネージメントグループは 6名いますが全員男性です.その下の副社長レベルにな
りますと女性が何人か出てきますが,やはり男性のほう が圧倒的に多いいですね.スウェーデンなんかはかなり 女性が強いようですが.うちの会社はまだまだトップに 女性が少ないと外部から指摘を受けています.
̶̶ 女性が働きやすい環境を作っていらっしゃるので すか?
私たちが意図的に作ったわけではないですけれども,
デンマークの会社ですから,やはり普通の日本の企業に 比べると女性にとっては働きやすいと思います.産休は もちろん,それとは別に育児休暇をかなり早い時期から 導入していたので,女性が結婚して子どもを産んでも,
それを理由に辞めたという例はほとんどないですね.
̶̶ 何か先ほどこちらにご案内いただいたときに,か なり会社の皆さん,カジュアルな服装で…
髙木 はい(笑).いつもこんな感じです.特に研究開 発部はそうですね.ですから,会社の雰囲気は日本の企 業と違うのではないかなと思います.先ほどの男女比で すが,男性・女性で給料に差がないというのも,女性に 対して働きやすい環境を作っていると思います.
̶̶ 会社で女性の管理職となっておられて,何か心が けたり気をつけたりしておられることとかありますか?
髙木 心がけていること….私のポジションはなかなか 難しいというか,板挟みのポジションなんですね.本社 は文化が違いますから日本の常識は通じませんので
(笑).働いている人たちは日本人なので,やはり日本人 は日本人らしく育てたいと思ってはいます.ですから,
ちょっと本社のやり方にはそぐわないところもあります けれども,可能なところは日本人なりの方法で育てよう としてはいます.うまくいかなときもありますけど
(笑).
欧米人は絶対急がないですね.もう時間の使い方が全 然違います.日本人はやはり物を作る際に,いつまでに やろうと思うとそのとおりに計画をしますよね.逆算を しながら.いついつまでに欲しいんだったら,いつまで にこれをして,とやるのが私たちの通常のやり方ですけ ども.彼らは一応そういう計画はあってもあまり気にし ないようですね.やってみて,うまくいかなかったら,
それは仕方がないと.だから,遅れるのも仕方がない.
いまだに慣れないですが(笑).入社30年になりますけ れども.
あとは,もう下の人に任せるようにしていますね.彼 らの中でプロジェクトリーダーがいますので,お任せで す.
̶̶ いい研究チーム,いわゆるチームワークとして良 い成果を出すためのチームを作るのに管理職の立場の方
としてはどういったところを気にされていますか?
髙木 それは非常に奥深いものだと思います(笑).一 言ではたぶん説明しきれないと思いますね.グループに もよるし.私たちのところには部署が3つありますけれ ども,やり方がみんな違いますね.でも,言ってみれ ば,リーダーがそれぞれリーダーシップを取ってやって いるわけですけれども,そのリーダーシップの取り方が コミュニケーション重視,下の意見をうまく引き出して やるタイプと,リーダーの発想で引っ張ってうまく回す タイプもいます.でも,完璧なチームってなかなか難し いと思います.
◆ 女性と男性 ◆
̶̶ どういう人に会社に入社してもらいたい,また男 性・女性のどちらがというのはありますか?
髙木 元気な(笑),元気な方がいいですね.最近 の若い方たちって,何でしょう,自分で型にはまってい るのか,自分から進んでやろうという姿勢があまり見え ないところがあるのですけれども,やはり会社では率先 して,どんどん自分で提案してやっていってくれる人が いいですね.私としては,男性は少し増えたので,次は 女性がいいかなと思っています.
ただ,男性が増えたことで,雰囲気が多少変わったか もしれないですね.かつては,女性の比率のほうが高 かったんですけれども,本当に学生時代の延長みたいな 感じで,ずいぶん自由に何でも自分たちでやって.それ はそれなりに楽しかったのですが,何かプロジェクトを 進めよう,新しいものを開発しようというときには多少 弱さがあったかもしれないですよね.楽しく和気あいあ いやっていたところで,必要なものが出てこない可能性 もある,そういうプロジェクトも実際ありましたから.
実際に物を開発する力は,今のほうが強いと思います.
̶̶ 男性が増えたことによって,そのようになったの でしょうか?
髙木 たまたまだったのかもしれないですけども.女性 でも優秀な人はいます.その男女って(笑),本当に何 でしょうね.違いがあるのかないのか,どっちも言える のかなっていう気はしますよね.私たちにしてみれば,
男女差異はなく,同じようにできる人はいるし,発想な んかも変わらないと思うんですけど.その一方で,やは り男女の考え方,一般的にですね,が何となく違う.得 意分野が違うのも確かかもしれない気はします.
だからこそ,男性をちょっと多く採った時期があるん ですけれども,やっぱり最終的なものにたどり着こうと いう意欲が男性のほうが強いのかもしれないとその当時
は思いましたね(笑).今はわかりません.必ずしもそ うではないかなと思います.ですから,言ってしまえば 両方.たぶんいい悪い,もしも違いがあるのであれば逆 にその違いを取り入れて,うまく進めていくのが一番 で,確実な力強い組織ができるとは思います.という意 味で,女性を採るのは大賛成(笑).女性研究員を増や すのも大賛成です.
一方で,女性のほうから,男性に任せておけばいいか なという意識は時々感じますね,やはり.人によって違 うとは思うのですけど.もしかしたら,これまでの社会 が男性社会で,男性のほうが世の中を回しているように 見える,それでうまくいくのであれば任せておけばいい かな,というような考えをするのが女性かなと.そこ で,あえて意見を言おうという努力をしてこなかったか もしれないというのもありますね.女性としての反省で すかね.そこの意識は変わってくるといいなと思います ね.
̶̶ 入社する人はPh.D. が多いですか?
髙木 職種によりますね.アメリカでは学位をもってい たらサイエンティスト(研究員),なければリサーチア ソシエイト(補助員)となります.ですから,サイエン ティストを目指す人はみんな学位をもっています.でも 日本の研究所はPh.D. は少ないです.日本ではドクター の方たちというのは自分たちの確固たる専門分野があり ますよね.今までやってきた専門.それがそのままうち での仕事に合う人というのはかなりまれです.結局入社 後に勉強して対応してもらっています.
̶̶ Ph.D. をもっていないことが障害になることはな いのですか?
髙木 日本の研究所ではありません.
◆ 学生へのメッセージ ◆
̶̶ 高木さんのモットーは?
髙木 「まずやってみる」ですかね(笑).まずやってみ る.いろいろ考えるよりも,やってみたほうがいいか なって思いますし,やってみないとわからないことって 結構ありますよね.なので,まず挑戦してみるのがいい のではないかしらとは思っています.頭で考えてこれは うまくいくはずがないというのを,実際やってみて,う まくいったということは過去にありましたからね.
̶̶ 学生に勉強や研究についてメッセージをお願いし ます.
髙木 勉強すること(笑).英語は早めにやっておいた ほうが,頭が軟らかいうちに学んでおいたほうがいいみ たいです.あとは大学にいる間に研究を楽しんでほしい
です.会社に入ってから,自分のやりたいことってなか なかできないじゃないですか.だから,自由のあるうち に,自分のやりたい研究を,自分の発想で自分で考えて やってほしいなと.あとは,経験は多ければ多いほうが いいと思うので,機会を活かして積極的に研究してほし いですね.
企業にきて,「自分はこれがやりたいんです」,と言わ れたところで,それは難しいです.自分たちの思いどお りにはならないこともあるっていうことはちゃんと理解 をして,世に出てきてほしい気はします.また,考える 力や発想力もつけてほしいですね.あと,海外は是非経 験してほしいですね.日本の文化を外から見る,いい機 会ですよね.文化が違うって行ってみて初めて気づくも のですよね.行かなかったら,たぶん一生わからないで す.物の考え方,時間の流れ方がこんなにも違うものか と.国際学会でもいいと思いますね.
研究を進める研究職という道へ進みたいのであれば,
どうやってその研究を進めるか,要するに,その下調 べ,情報集めの方法,リサーチなりをまず始めてから研 究って進めますよね.そのやり方,そのための知識は身 につけてほしいですし,大学でもそのベーシックとなる ところはビシビシ教えていただけるといいですね.ま た,コミュニケーションも大事です.
◆ 農芸化学会への要望 ◆ 髙木 私は,農芸化学は非常に生活に密着した分野であ ると思っていて,だからこそ自分たちの生活をよりよく できる可能性を秘めた分野であると思っています.そう いった観点から研究も進めてほしいですし,そういうも のづくりの現場というのを学会誌や学会で紹介してくれ
たらいいかもしれないと思います.そう.まだまだでき ることがたくさんあるはずですね.また,産学連携とい うのがありましたよね.企業側としては,もちろん基礎 研究部門をしっかりお持ちのところはいいですけれど も,うちみたいに基礎研究ができないようなところは,
大学でやってくれるとうれしいという気持ちはあるんで すね.ですから,その企業側のニーズに合うような研究 というのをもっとやってくれるといいなとは常々思って います.いつも先生方のほうでは,やはり大学は学生を 育てるところで,卒業させなきゃいけないので,とにか く発表できるテーマじゃないと困るとか,学生が仕上げ られるような研究じゃないと困るとかね.というので,
なかなかうまく回らなかったところがありますが,そこ が何とならないかなと思っています.
̶̶ 本日は有意義なお話を聞かせていただき,誠にあ りがとうございました.
プロフィル
髙 木 忍(Shinobu TAKAGI)
<略歴>1983年北海道大学農学部農芸化 学科卒業/1985年同大学大学院農学研究 科修士課程修了,ノボインダストリー ジャパン(株)(現ノボザイムズ ジャパン
(株))入社,研究開発部配属/1988年ノ ボ生化学工業出向/1992年Novo Nordisk BioTech Inc. 派遣/1994年帰国,研究開 発部マネージャー/2000年社名変更 ノ ボザイムズ ジャパン(株),現在に至る.
http://www.japan.novozymes.com<研 究 テーマと抱負>糸状菌による酵素生産,有 用な産業用酵素や微生物製剤の開発・発 掘,産学官連携<趣味>山歩き,芸術鑑賞 Copyright © 2015 公益社団法人日本農芸化学会 DOI: 10.1271/kagakutoseibutsu.53.877