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Academic year: 2024

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(1)

五上『漢文に親しむ』 (

   漢文を読もう

69

ページ)

  言葉のひびきを味わいながら、声に出して読みましょう。

   春

しゅん

しょく

  春

しゅん

しょう

  一

いっ

こく

  直

あたい

  千

せん

きん

  花

はな

に   清

せい

こう

  有

り   月

つき

に   陰

かげ

  有

り   歌

かん

  楼

ろう

だい

  声

こえ

  細

さい

さい

  鞦

しゅう

せん

  院

いん

らく

  夜

よる

  沈

ちん

ちん

  春の夜春の夜のひと時は、千金のねうちがある。かぐわしい花のかおりがただよい、月はおぼろにかすんでいる。歌や笛の音 は、高 たか殿 どのにか細くひびき、ぶらんこのある中庭に、夜が静かにふけていく。

   江

こう

なん

の 春

はる

ぼく

  千

せん

  鶯

うぐいす

  啼

きて   緑

みどり

  紅

くれない

に   映

えい

ず   水

すい

そん

  山

さん

かく

  酒

しゅ

の   風

かぜ

  南

なん

ちょう

  四

ひゃく

はっ

しん

  多

しょう

の   楼

ろう

だい

  烟

えん

の   中

うち

 

  江南の春見わたすかぎりの風景の中、鶯が鳴き、木々の緑と花の赤とが美しく照りはえている。川辺の村や山間の村が見え、酒屋ののぼりが春風にはためいている。思えば南朝の昔、この地には多くの美しい寺が建ちならんでいたのだなあ。そのなごりをとどめるたくさんの高殿が、春雨の中にかすんでいる。

1

(2)

   山

さん

てい

の 夏

じつ

こう

べん

  緑

りょく

じゅ

  陰

かげ

  濃

こま

やかにして   夏

じつ

  長

なが

し   楼

ろう

だい

  影

かげ

を   倒

さかしま

にして   池

とう

に   入

る   水

すい

しょう

の   簾

れん

  動

うご

きて   微

ふう

  起

こり   満

まん

の   薔

そう

  一

いち

いん

  香

かんば

   山 さんそうの夏の日緑の葉のしげった木々のかげはこく、夏の日は長い。水ぎわの高殿が、池の中に逆 さかさまにうつっている。水晶 しょうのすだれが動いて、そよ風がふき、たないっぱいのばらのかおりが、庭中に広がった。

  『 論 語 』

ろん

  学

まな

びて 時

とき

に 之

これ

を 習

なら

う、 亦

た 説

よろこ

ばしからずや。 朋

とも

の 遠

えん

ぽう

より   来

たるあり、 亦

た 楽

たの

しからずや。

 学んでおりにふれて復 ふく習する。すると理解 かいが深まり、本当に自分のものになる。なんとうれしいことではないか。友が思いがけず遠くからたずねて来てくれた。ともに語り合い、学問を深めていくことができる、なんと楽しいことではないか。

われ

じゅう

ゆう

にして 学

がく

に 志

こころざ

す。 三

さん

じゅう

にして 立

つ。 四

じゅう

にして   惑

まど

わず。 五

じゅう

にして 天

てん

めい

を 知

る。 六

ろく

じゅう

にして 耳

みみ

したが

う。 七

しち

じゅう

  にして 心

こころ

の 欲

ほっ

する 所

ところ

に 従

したが

いて 矩

のり

を 踰

えず。

わたしは十五さいの時、学問で身を立てようと決心した。三十さいでひとり立ちした。四十さいになると、なにごとにも迷 まよわなくなった。五十さいになり、天からあたえられた自分の使命をさとった。六十さいでは、他の人の言葉がすなおに理解できるようになった。七十さいになると、自分の心のままに行動しても、人の道にそむくことがなくなった。

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