等間隔に並んで、すすめや兵隊、玩具の兵隊。
等間隔で歪んで、止まるな兵隊、進めや連隊。
ブリキの色彩、赤色黄。
非力の贖罪、かつてのビビッド、今は、無彩。
等間隔に並んで、すすめや兵隊、玩具の兵隊。
等間隔に歪んで、止まった兵隊、灰色の連隊。
ブリキの色彩、黒白灰。
非力の贖罪、かつてのビビッド、今は、遺灰。
ブリキの色彩
法学部 法律学科
4年
髙橋 将也 〈詩〉 佳作
●制作者より
今回の制作で心掛けた点は大きく二つあります。
一つは、声に出して読んだ際に気持ちの良い韻律になるような言葉選びです。
今回詩を書くにあたって、詩という表現媒体の持つ特性を考えました。その結果、詩は文学作品でありながら、声に出して表現するという
特性上、音感も重要になってくるという考えに至りました。そこで制作の際は、「この言葉を声に出したらどうなるか」を常に考えて言葉選びを行っていきました。
二つは、テーマを伝わるか伝わらないかのギリギリのところまでの表現でとどめておくという書き方です。
詩を考える中で、詩は考察されることが前提となっている文学作品であると感じました。そのため、メッセージを露骨に表現しすぎると作品として味気ないものになると考えました。そのため、制作時はメッセージを意識しながらも、直接的な表現を避け、考察の余地が残るギリギリのところまでモザイクをかけました。
100 第3部 詩 ●