12.2 弱解の一意存在 .1 まず結論
12.2.3 Riesz の表現定理
Hilbert空間においては、次のRieszの定理が基本的かつ重要である。
定理 13.2 (Rieszの表現定理)
H はK上の Hilbert 空間、F ∈H′ とするとき、∃!u ∈H s.t.
(v,u) =⟨F,v⟩ (v ∈H).
H=Rn の場合に何を意味するか、考えてみよう。
証明は、ほとんどすべての関数解析のテキストに載っている。「閉線形 部分空間に垂線が引ける」という射影定理を用いるのがポイントである。 H =Rn の場合に説明した
「内積空間ノート 2.12 Rieszの表現定理(Rn版)」 を紹介しておく。
問題が簡単な場合は、この定理を使って弱解の一意存在を証明すること も出来るが(次のスライドを見よ)、もう少し便利な形にしたLax-Milgram の定理が紹介されることが多い。
かつらだ 桂 田
まさし
祐 史 https://m-katsurada.sakura.ne.jp/ana/応用数値解析特論 第13回 〜有限要素法の理論的背景〜 16 / 38
12.2.3 Riesz の表現定理
Hilbert空間においては、次のRieszの定理が基本的かつ重要である。
定理 13.2 (Rieszの表現定理)
H はK上の Hilbert 空間、F ∈H′ とするとき、∃!u ∈H s.t.
(v,u) =⟨F,v⟩ (v ∈H).
H=Rn の場合に何を意味するか、考えてみよう。
証明は、ほとんどすべての関数解析のテキストに載っている。「閉線形 部分空間に垂線が引ける」という射影定理を用いるのがポイントである。
H =Rn の場合に説明した
「内積空間ノート 2.12 Rieszの表現定理(Rn版)」 を紹介しておく。
問題が簡単な場合は、この定理を使って弱解の一意存在を証明すること も出来るが(次のスライドを見よ)、もう少し便利な形にしたLax-Milgram の定理が紹介されることが多い。
かつらだ 桂 田
まさし
祐 史 https://m-katsurada.sakura.ne.jp/ana/応用数値解析特論 第13回 〜有限要素法の理論的背景〜 16 / 38
12.2.3 Riesz の表現定理
Hilbert空間においては、次のRieszの定理が基本的かつ重要である。
定理 13.2 (Rieszの表現定理)
H はK上の Hilbert 空間、F ∈H′ とするとき、∃!u ∈H s.t.
(v,u) =⟨F,v⟩ (v ∈H).
H=Rn の場合に何を意味するか、考えてみよう。
証明は、ほとんどすべての関数解析のテキストに載っている。「閉線形 部分空間に垂線が引ける」という射影定理を用いるのがポイントである。
H =Rn の場合に説明した
「内積空間ノート 2.12 Rieszの表現定理(Rn版)」 を紹介しておく。
問題が簡単な場合は、この定理を使って弱解の一意存在を証明すること も出来るが(次のスライドを見よ)、もう少し便利な形にしたLax-Milgram の定理が紹介されることが多い。
かつらだ 桂 田
まさし
祐 史 https://m-katsurada.sakura.ne.jp/ana/応用数値解析特論 第13回 〜有限要素法の理論的背景〜 16 / 38
12.2.3 Riesz の表現定理
例えば、Poisson方程式の同次 Dirichlet 境界値問題
−△u=f in Ω, u = 0 on∂Ω に対して、V :=H01(Ω) =
v ∈H1(Ω);v = 0 on Γ) で、その内積とノ ルムを
(u,v)V := (∇u,∇v), ∥u∥V :=p
(u,u)V, (u,v) :=
Z
Ω
u(x)v(x)dx
で定義すると、u が弱解とは
u ∈V, (u,v)V = (f,v) (v ∈V) を満たすことである。
この場合、弱解の一意存在は Rieszの表現定理を用 いて一発で証明できる。
(以前の記号との対応: g1 = 0, Γ2=∅であるから、Xg1 =X =H01(Ω) =V. また弱形式 ⟨u,v⟩= (f,v) (v∈X) は(u,v)V = (f,v) (v ∈V).)
かつらだ 桂 田
まさし
祐 史 https://m-katsurada.sakura.ne.jp/ana/応用数値解析特論 第13回 〜有限要素法の理論的背景〜 17 / 38
12.2.3 Riesz の表現定理
例えば、Poisson方程式の同次 Dirichlet 境界値問題
−△u=f in Ω, u = 0 on∂Ω に対して、V :=H01(Ω) =
v ∈H1(Ω);v = 0 on Γ) で、その内積とノ ルムを
(u,v)V := (∇u,∇v), ∥u∥V :=p
(u,u)V, (u,v) :=
Z
Ω
u(x)v(x)dx
で定義すると、u が弱解とは
u ∈V, (u,v)V = (f,v) (v ∈V)
を満たすことである。この場合、弱解の一意存在はRiesz の表現定理を用 いて一発で証明できる。
(以前の記号との対応: g1 = 0, Γ2=∅であるから、Xg1 =X =H01(Ω) =V. また弱形式 ⟨u,v⟩= (f,v) (v∈X) は(u,v)V = (f,v) (v ∈V).)
かつらだ 桂 田
まさし
祐 史 https://m-katsurada.sakura.ne.jp/ana/応用数値解析特論 第13回 〜有限要素法の理論的背景〜 17 / 38