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古典型佐武 -Tits 図形の分類

ドキュメント内 PDF 代数群の分類 - Osaka U (ページ 36-39)

S ={∆,∆0,k}は佐武-Tits図形で,∆は古典型単純ルート系かつk ≤2と仮定する. このとき∆ の型とkの値から次の6タイプが生じうる.

1An, 2An, Bn, Cn, Dn, 2Dn

Weilの定理から与えられた体上の古典型単純随伴群はすべて対合をもつ中心的単純環の自己同型 群として得られる. このことから実現可能な佐武-Tits図形をすべて記述できる.ここでは結果だけ を述べる. 以下現れる佐武-Tits図形は

kX(d)n,ℓ={∆,∆0,k},





Xnは∆のディンキン型 d2は実現に現れる斜体の次数 ℓ∆−∆0の軌道の個数 という具合に,名前kXn,ℓ(d)で表される. 各分類の結果は

(名前 : kXdn,ℓ) (佐武-Tits図形) (F∆(kXn,ℓd )のディンキン型)

と表示される. ここでF∆(kXdn,ℓ)∆−∆0の軌道から定まる相対ルート系とする.

1An-

α1—α2—· · ·—αn1—αn

実現可能な佐武-Tits図形は

1A(d)n,ℓ ={∆,∆− {αd, α2d,· · ·, αd},1} (d(ℓ+1)=n+1)

•—· · ·—•

| {z }

d1

— ◦

αd

—•| {z }—· · ·—•

d1

— ◦

α2d

—· · · ·— ◦

α(ℓ−1)d—•| {z }—· · ·—•

d1

— ◦

αd—•| {z }—· · ·—•

d1 F∆(1A(d)n,ℓ)=A

(6.6.1)F1A(d)n,ℓが存在するための必要十分条件はFを中心にもつ斜体D[D:F] =d2となる ものが存在することである.

2An-

α1—α2—· · ·—αn−1—αn

実現可能な佐武-Tits図形は

2A(d)n,ℓ ={∆,∆− {αd,· · ·, αd, αn−ℓd· · ·αnd},2} (d|(n+1), 2ℓdn+1)

|{z}→ •—· · ·—•d−1— ◦

αd

—· · · ·— ◦

αd—•—| {z }· · ·—•

n−2d

— ◦

αn−ℓd—· · · ·— ◦

αnd—•—| {z }· · ·—•

d−1

ただしn−2dℓ=1ならば図の中心にある頂点は白丸になる.

F∆(2A(d)n,ℓ)=



BC (2ℓd<n+1) C (2ℓd=n+1)

(6.6.2) F 2A(d)n,ℓ が存在するための必要十分条件は, F 2次拡大 E を中心にもつ斜体 D

[D:E]=d2なるものとその上の第2種の対合ρが存在して,かつDd−1(n+1)-次元,ヴィット 指数ℓの非退化ρ-エルミート形式が存在することである.

Bn-

α1—α2—· · ·—αn−2—αn−1=⇒αn

実現可能な佐武-Tits図形は

Bn,ℓ={∆,{αℓ+1,· · ·, αn},1}

◦—· · ·—◦

| {z }

—•—| {z }· · ·—•=⇒ •

n−ℓ F∆(Bn,ℓ)=B

(6.6.3)FBn,ℓが存在するための必要十分条件はF2n+1次元,ヴィット指数の非退化2次形

式が存在することである. Cn-

α1—α2—· · ·—αn2—αn−1⇐=αn

実現可能な佐武-Tits図形は

C(d)n,ℓ ={∆,∆− {αd, α2d· · ·, αd},1} (d2のべきで2nの約数, ℓdn, d=1ならばℓ=n)

•—· · ·—•

| {z }

d−1

— ◦

αd

—· · · ·— ◦

α(ℓ−1)d—•—| {z }· · ·—•

d−1

— ◦

αd—•—| {z }· · ·—• ⇐=•

n−ℓd

ただしℓd=nならば右端は· · ·—• ⇐=◦になる

F∆(C(d)n,ℓ)=



BC (ℓd<n) C (ℓd=n)

(6.6.4)FC(d)n,ℓが存在するための必要十分条件は,F上次数d2の斜体Dとその上の第1種のシン プレクティック対合ρが存在して,かつD2d−1n-次元,ヴィット指数の非退化ρ-エルミート形 式が存在することである.ここでd=1の場合はρは自明で,ρ-エルミート形式はシンプレクティッ ク形式と考える.

1Dn-

α1—α2—· · ·— αn−2 — αn−1

| αn

実現可能な佐武-Tits図形は

1D(d)n,ℓ={∆,∆− {αd, α2d,· · ·, αd},1} (d2のべきで2nの約数, ℓdn, ℓd+1,n)

d1

z }| {

•—· · ·—•—αd—· · · ·—α(ℓ−1)d◦ —

d1

z }| {

•—· · ·—•—αd— •—· · · —•— •

|

ただしn−ℓd≤2のときには右端は次のようになる

—◦— ◦

|

(n=ℓ,d=1),

—◦— •

|

(n=2ℓ,d=2),

—•— •

|

(n=ℓd,d≥3),

—◦— •

|

(n=ℓd+2)

F∆(1D(d)n,ℓ)=



B (2ℓd<n) D (2ℓd=n)

(6.6.5)F1D(d)n,ℓが存在するための必要十分条件は,Fを中心にもつ次数d2の斜体Dとその第1 直交対合ρが存在して,かつD2d−1n-次元,ヴィット指数ℓ,判別式=1の非退化ρ-エルミート 形式が存在することである.

2Dn-

α1—α2—· · ·— αn2 — αn−1

| αn

実現可能な佐武-Tits図形は

2D(d)n,ℓ ={∆,∆− {αd, α2d,· · ·, αd},2} (d2のべきで2nの約数, ℓdn−1) z }| {d−1

•—· · ·—•—αd—· · · ·—α(ℓ−1)d◦ —

z }| {d−1

•—· · ·—•—αd— •—· · · —•— •

|

ただしℓd=n−1のときには,d=1,2となり右端は次のようになる

—◦ —◦— ◦

|

(d=1),

—◦ —•— ◦

|

(d=2)

F∆(2D(d)n,ℓ)=



B (2ℓd<n) D (2ℓd=n)

(6.6.6)F2D(d)n,ℓが存在するための必要十分条件は,Fを中心にもつ次数d2の斜体Dとその第1 直交対合ρが存在して,かつD2d1n-次元,ヴィット指数ℓ,判別式,1の非退化ρ-エルミート 形式が存在することである.

ドキュメント内 PDF 代数群の分類 - Osaka U (ページ 36-39)

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