目 次
A.3 実体の記述 entity
A.3.2 メタデータ properties
定義する。属性としてlevelを指定して、その物理的入力がそのクラスの主物理効果で あるかどうかを指定できる。level属性に指定できる値はprimary のみである。主効果 でない場合はlevel属性を指定しない。
–属性 なし –出現数 0以上 例:
<provide level="primary">co2</provide>
型 inherit
その物が実装する型をinheritタグにより記述する。
–属性 なし –出現数 必ず1つ 例:
<inherit>jp.ac.keio.sfc.ht.TV</inherit>
名称 name
物の名称を、nameタグにより記述する。名称は、利用者に提示される情報であ り、従って自然言語で記述する。またnameタグはlang属性に異なる値を指定する限 りにおいて、複数個使用してよい。
–属性 lang –出現数 1つ以上 例:
<name lang="en">Panasonic Diga 50inch</name>
<name lang="ja">パナソニックDiga50インチテレビ</name>
ベンダー情報 vendor
その物を作成したベンダーの情報を、vendorタグにより記述する。
–属性 なし –出現数 必ず1つ 例:
<vendor>Panasonic, http://www.panasonic.jp/support</vendor>
解説 description
そのエンティティの全体解説をdescriptionタグに記述する。
–属性 lang –出現数 1つ以上 例:
<description lang="en">hoge</description>
<description lang="ja">ほげ</description>
ラベル label
このエンティティに関する情報を外部化(視覚化など)する際に使用する文字列を、
その文字列に対応する識別子と組み合わせてlabelタグで宣言する。エラーメッセージ や状態情報などを宣言しておく。
–属性 id、lang –出現数 0-*
<label id="-1" lang="en">Fatal Error</label>
<label id="-1" lang="ja">エラーです。サポートセンターに連絡してください</label>
<label id="-9" lang="en">Occupied</label>
<label id="-9" lang="ja">占有されています</label>
影響範囲 scope
このエンティティが影響を与える範囲を、幾何学図形とその大きさで表現する。影 響範囲はこのエンティティが実行するオペレーションにより異なるので、propertiesタ グ内では影響範囲の形状を複数宣言しておき、operationタグ内のprovideとconsume タグの属性値にその識別子を指定するものとする。
–属性 id
–属性値 operationタグ内で参照可能とするための任意の文字列
–出現数 0-*
例:
<scope id="audio">
<shape>circle</shape>
<size>5m</size>
</scope>
<scope id="video">
<shape>fan</shape>
<size>5m</size>
</scope>
実デバイスの指定 map
このエンティティの実体が、ネットワーク上に存在広告されている、もしくはネッ トワーク上で検索可能な何かであるとき、その実体を指定する。たとえばUPnP対応 エアコンの場合、UPnP識別子や型を指定してそのエアコンを特定する。
–属性 なし –属性値 なし –出現数 0 or 1 例1:
<map><!-- このUSDLエンティティをBonjourで広告されている特定のデバイスにマッ
プ -->
<bonjour:device>Viera._tcp</bonjour:device>
</map>
例2:
<map><!-- このUSDLエンティティをUPNPデバイスにマップ -->
<upnp:device>urn:schemas-upnp-org:device:aircon:1</upnp:device>
</map>