東京2020オリンピック・パラリンピック
千葉駅周辺のまちづくり
千葉市長 熊谷 俊人
東京2020オリンピック・パラリンピック
・2020年大会を市民の、都市の「記憶」として引き継いでいける
よう、ソフトハード両面にわたる環境整備を進める
未来へと引き継がれる「オリンピック・
パラリンピック・レガシー」の創出
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幕張メッセでオリパラ競技開催が決定!
➣オリンピック3競技
フェンシング、レスリング、テコンドー
➣
パラリンピック4競技
車いすフェンシング、テコンドー、ゴールボール、
シッティングバレーボール
東京2020オリンピック・パラリンピック
➣オリンピック3競技
フェンシング、レスリング、テコンドー
➣パラリンピック4競技
車いすフェンシング、 テコンドー、
ゴールボール、シッティングバレーボール
幕張メッセ開催競技
リオ2016オリンピック・パラリンピック
➣オリンピック
・フェンシング 47国・地域 246選手
・レスリング 68国・地域 353選手
・テコンドー 63国・地域 128選手
➣パラリンピック
・車いすフェンシング 18国・地域 89選手
・ゴールボール 14国・地域 119選手
・シッティングバレーボール
11国・地域 187選手
※テコンドーは、2020大会から採用
オリンピックパラリピックのレガシー創出
4 ➣ 大会の成功・受入環境整備の成果 ➣ 千葉市の国際的ブランド価値の向上 ➣ オリ・パラを開催したことが感じられるまち ➣ 市民の活発なボランティア活動によるおもてなし力の向上 ➣ スポーツを取り巻く環境が向上し、スポーツ文化が定着し発展 ➣ 障害の有無や世代に関わらず、一緒にスポーツに親しみともに交流できるまち ➣ スポーツ大会やイベントの開催都市 方 向 性 1 大 会 の 成 功 を 実 現 す る 方 向 性 2 ス ポ ー ツ 文 化 を 普 及 し 発 展 さ せ る
レガシー: 取組みの成果として未来に引き続いていく千葉市の財産
4千葉市行動計画
方向性ごとの目指すべき主なレガシー
➣ 共生社会が浸透し、多様性に対応した国際都市 ➣ パラリンピック成功による大会全体の成功 ➣諸外国の文化風習を理解した自然なおもてなしのできる国際都市 ➣ 地域への経済効果⇒都市活力の向上 ➣ 認知度や都市イメージの向上 ➣ 市民の千葉市に対する誇りや愛着の高まり ➣ 新たな取組に挑戦していく先進都市 方 向 性 3 多 様 性 に 対 応 し た 共 生 社 会 を 実 現 す る 方 向 性 4 千 葉 市 の 魅 力 を 高 め 、 集 客 ・ 宿 泊 を 最 大 化 す る
レガシー: 取組みの成果として未来に引き続いていく千葉市の財産
千葉市行動計画
方向性ごとの目指すべき主なレガシー
2012年ロンドンパラリンピック 史上最も成功した大会と評された ・観戦チケット270万枚販売(北京パラリンピックは約180万枚) ⇒パラリンピックへの関心が高く、多くの競技で観客席が埋まり、声援が送られた。 2016年リオパラリンピック ・観戦チケット210万枚販売 ⇒最終的にはロンドン大会に次いで史上2位の売り上げ
幕張メッセでの2020年パラリンピック成功の鍵は、都市の力の結集
車椅子スポーツでの経験を活かし大会の成功
2020年以降は、パラリンピック効果によりパラスポーツの盛んなまちへ
2020年パラリンピックは、幕張メッセを満員に
現状 : パラスポーツに対する理解、関心は高まったが、行動に移せていない。 ➣ パラスポーツに興味・関心がある人 20.6%(H26) ⇒ 42.2%(H28) ➣ パラスポーツ大会を会場で観たことがある人 4.5%(H28) 【データ出典】千葉市スポーツ推進計画策定に関わる市民意識調査(H26.12) 平成28年度第7回WEBアンケート(H28.10) 6パラリンピックの成功に向けて
☆パラスポーツ(障害者スポーツ)の普及
➣障害者アスリートによる学校訪問、競技用車いすの乗車体験
➣地域におけるパラスポーツ体験会の開催
➣障害者を対象としたスポーツ体験会
➣障害の有無に関わらす、スポーツに親しむことができるスポーツ交流会
☆機運醸成普及イベント
➣オリンピック・パラリンピック3年前イベント
➣パラスポーツフェスタ
➣JFEちばまつりへの出展
➣大学との連携による講座の開催
平成29年度の主な取組
☆市内で開催予定の大会を支援
➣ジャパンパラウィルチェアーラグビー競技大会(5月25日~28日)
➣ジャパンパラゴールボール競技大会(8月4日~8月6日)
➣日本ボッチャ選手権東日本大会(6月16日~18日)
➣ウィルチェアーラグビー日本選手権(平成29年12月予定)
➣長谷川良信記念千葉市長杯争奪車椅子バスケットボール全国選抜大会(平成30年月3日、4日
) 8☆オリンピック・パラリンピック教育の推進
➣パラスポーツを小中学校の授業の一環として展開
➣パラリンピック関連題材・教材を使った道徳等授業の展開
➣学校給食「オリパラ応援メニュー」の実施
平成29年度の主な取組
大会運営(競技会場内など)に直接携わるボランティア 運営主体:大会組織委員会 活動場所:競技会場、選手村などの大会関係施設 活動内容:観客サービス、競技運営サポート、メディアのサポートなど 大会ボランティア 競技会場外において、国内外からの旅行者に対する観光・交通案内などに携わるボランティア 運営主体:東京都、競技会場都市 活動場所:空港・主要駅・観光地及び競技会場の最寄駅周辺 活動内容:国内外からの旅行者に対する観光・交通案内や、競技会場の最寄駅周 辺における観客への案内など 主なもの:観光・交通案内、英語やその他言語サービス、障害者・高齢者サポート等 都市ボランティア 大会に何らかの形で携わるボランティア 運営主体:東京都、競技会場都市 活動場所:幕張新都心や主要駅など 活動内容:美化活動、会場周辺などの花の水まきなど ※今後幅広く市民が活躍できる活動について検討 その他ボランティア
2020年に向けたボランティアについて
① 本市の動き(予定)
外国人向けのおもてなし講座やおもてなし語学講座を行い、都市ボランティアとして 参加してもらうため募集時までに裾野を広げる。(2)外国人おもてなし語学ボランティア育成講座の実施
(3)都市ボランティアの先行募集、研修の実施
2017年度に先行して募集を実施。(4)都市ボランティアの本募集、研修の実施
2018年の夏ごろから、県と連携して本募集を開始。(5)都市ボランティアの活用
2018年8月の世界女子ソフトボール選手権を皮切りに、2019年のオリンピックテスト イベント、ラグビーワールドカップなどに都市ボランティアを派遣し、実地訓練を積 む。 10(1)チーム千葉ボランティアネットワーク実行委員会の設置
○ バリアフリーのハード面より、障害者を含めたスポーツへの参加や社会の意識を 変えるソフトの部分の充実が必要。 ○ 2020年以降のレガシーを考え、地域社会でスポーツ環境が変わらないといけない。 ○ 大切なのはインクルーシブな考え方。障害者と健常者の混合大会を増やしたり、 スポーツ施設を障害者も使える形に変えたり、ロンドン視察で確認できたことを 千葉版にアレンジする。 ※ (株)共同通信社 10月17日「五輪とパラで飛躍のチャンス 千葉市長、成功したロンドンに学ぶ」
千葉市の課題
オリパラに向けて千葉市の課題と経済界への期待
○ パラリンピック成功のため、都市の力の結集を。市内企業のサポートが不可欠 ・健常者と障害者のスポーツ交流 ・障害者の積極的雇用や、パラスポーツチーム・大会への支援 ・ボランティア活動への協力 ・2020年大会は幕張メッセを満員にし、2020年以降もパラ・スポーツの盛んなまちに
経済界に期待すること
12オリパラに向けて千葉市の課題と経済界への期待
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千葉都心での主な取組み
〇戦災復興土地区画整理事業により整備された基盤(昭和21年:事業認可) 〇まちに大きな変化がなかったこと等による求心力の低下 (郊外部の大型商業施設の台頭) ⇒53年ぶりの駅の建替えや駅周辺での再開発事業 これを契機にまち全体のリニューアルへ繋げ、魅力を高める。千葉駅周辺の活性化
(まちのリニューアル)
<新駅舎・エキナカ開業後 の歩行者・滞在者数> 約20~30%増加 ちばぎん総研の記者発表資料より ・駅舎開業前後の交通量変化:8調査箇所合計(10月と12月の比較):平日+1.0%、休日+18.9% ・モバイル空間統計:そごう周辺エリア:平日+22.1%、休日+30.8%、合計+26.0% <土地の高度利用 (商業床等の増床)> 約10万㎡増加 <再開発ビルの一部開業後 JR千葉駅 駅舎・駅ビル建替え + 西口・東口再開発事業 の合計:約105,713㎡ ・JR千葉駅:+40,400㎡(エキナカ:約2,000㎡ → 約8,000㎡、駅ビル:約15,000㎡ → 約49,400㎡) ・西口再開発:+約47,730㎡(A工区:約25,590㎡、B工区:約22,140㎡)※従前の延床面積は不明 ・東口再開発:+約11,183㎡(約13,697㎡ → 約24,880㎡)14
千葉都心での主な取組み①
JR千葉駅 駅舎・駅ビル建替え
(店舗・クリニック・ホール・保育など)
53年ぶりにJR千葉駅が建替えられ、エキナカで は初となる生鮮三品店舗やエキナカクリニックが 開業。また駅ビル内には保育機能も導入。 平成30年夏以降にグランドオープン予定。千葉駅周辺の活性化
(まちのリニューアル)
・平成29年9月7日 第Ⅱ期開業(駅ビル:2~7階) ・平成30年夏以降 第Ⅲ期開業(駅ビル全面開業) <再開発ビルの一部開業後 の歩行者通行量> 約10%の増加 <土地の高度利用 (商業床等の増床)> 約10万㎡増加 <新駅舎・エキナカ開業後 の歩行者・滞在者数> 約20~30%増加 <新駅舎・エキナカ開業後 の歩行者・滞在者数> 約20~30%増加 ちばぎん総研の記者発表資料より ・駅舎開業前後の交通量変化:8調査箇所合計(10月と12月の比較):平日+1.0%、休日+18.9% ・モバイル空間統計:そごう周辺エリア:平日+22.1%、休日+30.8%、合計+26.0% <土地の高度利用 (商業床等の増床)> 約10万㎡増加 <再開発ビルの一部開業後 の歩行者通行量> 約10%の増加 JR千葉駅 駅舎・駅ビル建替え + 西口・東口再開発事業 の合計:約105,713㎡ ・JR千葉駅:+40,400㎡(エキナカ:約2,000㎡ → 約8,000㎡、駅ビル:約15,000㎡ → 約49,400㎡) ・西口再開発:+約47,730㎡(A工区:約25,590㎡、B工区:約22,140㎡)※従前の延床面積は不明 ・東口再開発:+約11,183㎡(約13,697㎡ → 約24,880㎡) 西口の交通量調査(事業推進等支援委託)より ・H26 → H28交通量変化:+10.0%(H26.9月:37,929人 → H28.9月:41,735人)15
千葉都心での主な取組み
千葉駅周辺の活性化
(まちのリニューアル)
・平成29年度末:再開発ビル(B工区)工事着手 ・平成31年度末:再開発ビル(B工区)竣工千葉駅西口地区
市街地再開発 (ホテル・店舗・事務所・総合病院・屋上公園など) 臨海部への玄関口である西口に新たな賑わい拠点を形成するため、 民間資金・ノウハウ等を利用し、再開発 ビルを建築(H26一部開業。H32事業完了)。 <新駅舎・エキナカ開業後 の歩行者・滞在者数> 約20~30%増加 ちばぎん総研の記者発表資料より ・駅舎開業前後の交通量変化:8調査箇所合計(10月と12月の比較):平日+1.0%、休日+18.9% ・モバイル空間統計:そごう周辺エリア:平日+22.1%、休日+30.8%、合計+26.0% <土地の高度利用 (商業床等の増床)> 約10万㎡増加 <再開発ビルの一部開業後 JR千葉駅 駅舎・駅ビル建替え + 西口・東口再開発事業 の合計:約105,713㎡ ・JR千葉駅:+40,400㎡(エキナカ:約2,000㎡ → 約8,000㎡、駅ビル:約15,000㎡ → 約49,400㎡) ・西口再開発:+約47,730㎡(A工区:約25,590㎡、B工区:約22,140㎡)※従前の延床面積は不明 ・東口再開発:+約11,183㎡(約13,697㎡ → 約24,880㎡) ・平成30年度:既存ビルの解体工事着手 ・平成34年度:再開発ビル竣工千葉駅東口地区
市街地再開発 (店舗・事務所など) 民間事業者による再開発により老朽化した既存建築物を再編・ 大街区化するとともに、駅前の歩行者空間を再整備し、歩行者動 線の整流化を図る。~図書館と千葉公園の連携 による文教空間の活用~ ◇公園から図書館に行きやすい アプローチの整備 …など ~中央公園・通町公園の連結強化と 賑わいの創出~ ◇千葉神社・千葉氏等による「千葉らしさ」 を感じるまちづくり (千葉神社と通町公園の一体的整備 等) ◇伝統を感じさせる景観を誘導 ◇歴史・文化施設との連携(郷土博物館 等) ◇緑と一体となった賑わい拠点広場の形成 …など ~中央公園を中心とした 賑わい拠点の形成~ ◇千葉駅からの来街者を誘引し、 周辺へ賑わいを波及 ◇商店街・文化・公共公益施設等によ り多世代が訪れる賑わい核を形成 ◇特色ある商業・サービス等の 複合的な土地利用を誘導 …など ~都心居住の推進~ ◇都市型住宅の整備 ◇居住サポート施設の充実 ◇多様な住まい方の選択 ◇良好な環境を維持した 質の高い居住機能の導入 …など 16