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大学におけるEDP会計教育の国際比較--オーストラリア,カナダ,インド,韓国,英国,米国,西ドイツそして日本の比較研究---香川大学学術情報リポジトリ

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(1)

調 査

大 学 に お け る

EDP

会 計 教 育 の 国 際 比 較

一一オーストラリア,カナダ,インド,韓国,英国,

米国,西ドイツそして日本の比較研究一一

I はしがき l 調査目的 高度情報化,オフィス・オートメーション, ファクトリー・オートメーションとい われ,今日社会・企業においては汎用コンビュータのみならずパーソナル・コンピュー タ,オフィス・コンビュータの導入を始め, VAN (付加価値通信網〕やLAN(ロー カルエリアネソトワーク)等の通信網の整備により企業の情報活動のシステム化,ネグ トワーク化の傾向は特に目を見張るものがある。 そのような現実の動向にたいして,大学の会計学教育も社会・企業の変化にそれな りに対応していくことが求められ,大学でもコンビュータが導入され情報処理一般の 教育のみならず, EDP会計,機械化会計,会計情報システムなどとL、う名称で呼ばれ るコンピュータをベースにした会計教育が広く行われるようになってきた。 このような実務界の動向と大学の対応を踏まえて,本調査は,次のような動機から 始められた。まず, 日本でも,アメリカ会計学会の『基礎的会計理論(ASOBAT)nが 1966年に発刊されて以来,会計学への情報科学あるいはコンピュータ科学等の影響が 1960年代の後半以降盛んに論議され,また実務でもコンビュータが漸次導入されて いった。そして 1965年から1966年にかけて日本会計研究学会にも会計教育特別委員 会(委員長井上達雄中央大学教授〉が設けられ r会計教育と EDPJという研究が行わ れ報告書が発表された。しかし,それ以後コンピュータのハードウエア, ソフトウエ

(2)

204- 第

6

0

巻 第

1

2

0

4

アおよび通信技術の発展は目覚しく,

2

0

年 の 経 過 を 踏 ま え て

1

9

8

3

年 に 日 本 会 計 研 究 学会特別委員会(委員長大山政雄横浜国立大学教授〉による「わが国の大学における

EDP

会計教育」という調査研究がなされ,わが国の大学における

EDP

会 計 教 青 の 実 態がある程度明らかにされた。しかし,それらの調査を国際的な脈絡のなかで考えて みようとし、う試みはし、まだなされていなし、。 以上のような日本会計研究学会の日本の大学についての調査を踏まえて,国際的な レベノレで

EDP

会計教育の現状を比較検討しておくことにより,わが国大学の

EDP

会 計教育の実態を国際的な流れのなかに位置付ける試みをするのが,本稿の主目的であ る。即ち,以下では,オーストラリア,カナダ,インド,韓国,英国,米国そして西 ドイツ等の大学における

EDP

会 計 教 育 の 実 態 と わ が 国 の そ れ と を 比 較 検 討 す る こ と により,国際的な脈絡のなかでの

EDP

会 計 教 育 の 基 本 的 な 動 向 を 見 極 め る た め の 資 料を提供したい。 2 調査対象,方法及び回収状況 2 1 調査対象及び方法 オーストラリア,カナダ,インド,‘韓国,英国,米国,商ドイ 'J, そして日本の大 学を対象に,

1

9

8

4

年 11月より

1

9

8

5

3

月までの約

5

ヶ月間に渡って郵送調査により 実施した。 2 2 調査対象大学と回収状況 各国の大学のサンプリングの方法および回収状況は,以下のとおりである。 (1) オーストラリア

T

h

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W

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j

L

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η:g,

1982-83

の オ ー ス ト ラ リ ア の 部 に 掲 載 さ れ て い る 大 学 のうち,

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f

Management

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Commerce

, あ る い は

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I o

f

Economics

のある

1

8

大学に郵送調査を行った。回収率は,

6

6

.

.

7

%

(

1

2

/

1

8

)

であった。 (2) カナダ (1) 米国の大学には2回,オーストラリア,カナダ,インド,韓国,笑国,西ドイツ及びそ の他の国々の大学にはl回督促をした。また, 日本の大学については,日本会計研究学会 の調査結果の報告書『わが国の大学における

EDP

会計教育J(昭和

5

8

9

月〉に基本的に 依っているが,

1

9

8

5

年に日本会計研究学会に所属している大学の先生に依頼して調査した

EDP

会計の内容及びその際お送り頂いた講義要項等も参考にした。

(3)

2

0

5

大学におけるEDP会計教育の国際比較 -205

The W

o

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0

/

L

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a

r

n

Z

n

g

, 1982-83のカナダのところに掲載されている大学のう ち, Business AdministrationあるいはManagementの学部のある

2

8

大学に郵送調 査を行った。回収率は,

6

0

7% 0

7

/

2

8

)

であった。 (3) インド

The World

0

/

L

e

a

r

n

z

n

g

, 1982-83のインドの部に載っている大学のうち, Fa. culty of Business Administration, Faculty of ManagementあるL、はFacultyof Commerceのある

6

7

大学あてに郵送調査した。回収率は,

2

5

4%

(1

7

/

6

7

)

であった。 (4) 韓 国

The W

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r

l

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0

/

Lea

z

n

g

,1982-83に載っている大学のうち, College of Busi. ness, College of Business Administration, College of CommerceあるいはCollege of Economicsのある

2

1

大学あてに郵送調査した。回収率は

2

38% (

5

/

2

1)であった。 (5) 英 国

Commonwealth U

n

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, 1980のなかに載っている大学のうちで Accountancy / Accountingの学部(学科〉のある大学,及び

TheWorld

0

/

L

e

a

r

n

i

n

g

1982-83

に掲載されている英国の単科大学(Polytechnic)のうちSchoolof Business のある総計

7

7

大学に郵送調査を行った。回収率は,

5

5

8% (

4

3

/7

7

)

であった。 (6) 米 国

The O

f

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l

G

u

i

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o

GMAT

, 1982~,こリストアグプされている 385 大学のうち, Accountingのコースがあるか,あるいはAACSB(American Assembly of Collegiate Schools of Business)により Master's Programが認定されている大学(かっfull timeコースのある大学〉計

2

7

3

大学(宛名は,

1

回目と

2

回目は学部長あるいは学長, そして

3

回目にはPrentice-Hall社の

A

c

c

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n

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l

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D

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o

η0984

年版〉に 載っている当該大学の会計学,経営情報システム (MIS),企業情報システム(BIS)ある いは情報科学の教授〉に郵送調査を行った。回答大学は

1

9

4

大学

0

9

4

/

2

7

3

)

なので, 回収率は

711%

であった。 (7)西ドイツ

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(52

A

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a

b

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)

, 1982に掲載されてL、る大学で Fa. culty of EconomicsあるいはFacultyof Business Administrationの学部のある

4

6

大 学に郵送調査を実施した。回収率は,

5

4

3% (

2

5

/

4

6

)

であった。

(4)

-206- 第60巻 第1号 206

(

8

)

日 本 基本的には,日本会計研究学会の「わが国の大学における

EDP

会計教育」特別委員 会の報告書によっている。そこでは r本調査は日本会計研究学会の会員が所属し,

EDP

会計を実施していると思われるすべての機関を対象にアンケート票を送付し実 施した」となっている。自答大学数は

8

9

大学であった。 それに加えて, 日本の大学については, 日本会計研究学会に所属している大学のう ち,商学部,経営学部,経済学部などのある大学に講義要項等を郵送してもらうとと もに,

EDP

会計,コンピュータ会計,機械化会計等があるかどうか,また,その講義 内容等について調査した。

I

I

オーストラリアにおける

EDP

会計教育 ここでは,オーストラリアの大学における

EDP

会計教育の実態を明らかにするた

め,郵送調査に基づいて,

EDP

会計教育の必要性,

EDP

会計教育の必要理由,

EDP

計科目の講義内容,

EDP

会計教育の教材,

EDP

会計科目に関係した情報処理科目の開 講状況,

EDP

会計教育の現状および問題点等について調査した。以下,その概要を紹 介する。 O 回答者の地位 本調査の回答者の専攻・地位は,会計情報システム

(83%

1

大学),

EDP

監査

(

1

6

7%

2

大学),会計学(その他)

(

2

5

0%

3

大学入経営情報システム

(

83%

1

大 学),情報科学

(

83%

1

大学),学部長等

(

83%

1

大学),その他

(

83%

1

大 学),不明

(83%

1

大学〉となっている。 1

EDP

会計教育の必要性

EDP

会計教育が必要で、あるというのが

1

0

00% (

1

4

校〉であり,必要ないという大 学はゼロで,すべての大学が

EDP

会計教育が必要であると認識している。そして必要 (2) 日本会計研究学会特別委員会Cl

9

8

3

J

を参照のこと。 (3) 具体的な質問項目は,末尾の調査票を参照のこと。参考にした日本会計研究学会特別委 員会の調査票の構成及び筆者の集計の仕方の結果,一部の集計(調査〉項目は見方により 重複しているように思われるがそのままにした。また,回答の集計も一部構成順序を変更 し纏めたほうがよいところもあるが調査票の順序どおりそのままにしてある。他の国の ケースについても同様である。

(5)

207 大学における

E

D

P

会計教育の国際比較 207ー と回答した14校のうち, 50% (7校)の大学は独立した

EDP

会計科目が必要と回答 し, 50%( 7校〕は関連科目のなかで

EDP

会計教育をする必要があると回答している。 このことから,

EDP

会計教育は現在のオーストラリアの大学では,講義科目として 必要であるとすべての大学が認識しているようであるが,独立の

EDP

会計科目を設 けるほうがよいとし、う大学と,

EDP

会計科目は関連科目のなかで教育すれば良いとい う大学が相半ばしている。

2

.

EDP

会計教育が必要かどうかの理由

2

1 EDP

会計科目を独立して設ける必要があるという理由

EDP

会計科目を独立して設ける必要があるという

7

大学のうち,その理由が「簿記 とデータ処理の方法を統一して教育するのが良い」というのが6大学, 85 7%,そし て

r

E

D

P

会計は,固有の特性をもっシステムとして独立して教育する方がよし、」とい うのが1大学, 14 3%となっている。

2

2 EDP

会計教育を関連科目のなかでするほうが良いという理由

EDP

会計教育を関連科目のなかでするのが良い理由は,

rEDP

会計科目を業務(経 営管理〕システムに含めて教育したほうがよし、」というのが286%, 2大学であり, 「簿記とデータ処理は別々に教育したほうがよい」というのが143%, 1大学となっ ている。その他に

O

をしている大学が571%, 4大学あった。

3 EDP

会計科目を独立して開講している場合,

EDP

会計科目の内容

EDP

会計科目の内容については,

EDP

会計科目の名称,受講学生数及び担当教員数 を尋ねた。 開講されている

EDP

会計科目については,会計情報システム (18..8%,3大学),

EDP

監査025%, 2大学入会計学(その他)(6 3%, 1大学),情報科学(31.3%, 5大学),不明 (31..3%,5大学〉となっている。 回答5大学 (5/12)の受講学生数は,平均値333人±標準偏差2946人であった。 詳細にみると,無回答の大学が過半数(58.3%)であるが,回答のあった12科目の受 講生の分布は, 500人以上067%),30-49人, 100-199人, 200-300人(各83%) となっている。 (4) 複数の項目に

O

をしている場合があるので,回答大学数と集計結果の数字が合わないこ とがある。

(6)

2

0

8

第1号 第60巻 -208-平 均 値

2

.

2

人 ± 標 準 偏 差

o

8

4

人 で あ 回 答5大 学 (5/12)の担当教員数は, そして,

1

(

2

0

大学別では, EDP会 計 科 目 担 当 者 数 は 全 部 で11人おり, る。具体的には, 3人 (200%)そして4人以上EDP会計担当の教員がし、る大 会 計 情 報 シ ス テ ム あ る い は 会 計 と 情 報 シ ス テ ム とL、う講義科目を開設している 場 合 , 重 要 な 講 義 内 容 2人 (400%), 学はない。 4. 0%), 議 会計情報システムあるいは会計と情報システムという科目を開設している場合, 義 内 容 と し て 必 修(necessary),選択必修(optional)として重要,あるいは不必要(un -necessary)か ど う か と い う 問 い に 対 す る 回 答 は , 表2-1のとおりである。 要 必 1 1 1 2 0 0 1 0 o o -0 0 3 不 修 泌 2 5 4 7 2 1 0 1 6 8 9 7 7 6 6 t 引 不 必 選 容 拘 修 講 7 4 5 1 8 9 9 9 4 2 0 2 3 4 1 M 必 - ア ス 、γ 報 情 41 -E 一 回 AE 表2-1 システム概念一般 システムフィードバ yf1と組織統制 フィードパソクとAIS データ処理技術の歴史 データ処理技術 経営データ処理システム システムライフサイクノレと資源管理 内部管理の研究と評価 総勘定元帳と予算統制

l

システム 資源とフィードパック管理のAIS 生産統制のAIS 戦略的計爾システム 財務計聞と予算モデノレ 意志決定支援システム 情報理論と情報評価 - A 。 , unJ4&FbF07 ・ 0 6 q u A υ 唱 ょ っ “ 。 δ 4 企 F b 市 A-1-胃 よ 苛 i t i t i 会 計 情 報 シ ス テ ム の 講 義 内 容 と し て 最 も 重 要(neces -オーストラリアの大学では, sary)と考えられているのは,以下のような情報処理,情報科学に基本的に関連する分 野及び会計情報システムの基礎的なものである。 システム概念一般(7) (5) この質問項目は, Wu 0983), 135ページによっている。なお,回答者はすべての質問項 目に回答していないので,回答数の合計は項目により異なる。

(7)

209 大学における EDP会計教育の国際比較 -209 2 データ処理技術(8) 3 経営データ処理システム(9) 4 システムライフサイクノレと資源管理(9) 5 内部管理の研究と評価(9) (カ yコ内は必修(necessary)と回答した大学数を示す。以下向様。) すなわち,会計情報システムの講義内容として最も重要と考えられているのは,シ ステムの基本的な考え方,システムと組織との関係,ハードウェア, ソフトウェア, システムフローチャートというデータ処理技術,パッチ処理,リアルタイム処理,デー タベ}ス,分散処理という経営データ処理システム,システム初期化,分析,設計, 作成及び統制, トキュメントフローチャートとシステムドキュメンテイシヨンという システムライフサイクル, と資源管理及びコンビュータをベースにした会計情報シス テムとコンビュ タ犯罪の監査と防止の方法をふくむ内部統制の研究と評価が,特に 重要と考えられている。 次に重要と考えられている内容は, l システムフィートパァクと組織統制u(4, 5) 2 フィートパックと会計情報システム (5,4 ) 3 データ処理の歴史 0,7) 4 総勘定元l帳と予算統制jシステム (4,6) 5 資源とフィードパック管理の会計情報、ンステム (2,8) 6 生産統制の会計情報システム (0,9 ) 7 戦略的計画システム (2,7) 8 財務計画と予算モデノレ (3,7) 9 意志決定支援システム(4, 6) (カッコの最初の数字は必修(necessary)と回答した大学数, 2番目の数字は選択必 修(optional)と回答した大学数を示す。以下同様。〉 という経営意志決定,特に企業のトグブの意志決定をサポートするシステム, と具体 的・応用的な会計情報システムを中心にした内容で,それらの内容の教育の必要性を 次に重要と理解している。すなわち, トップの意志決定をサポートするシステムとし て重要なのは,戦略的計画システム,財務計商と予算モデル,意志決定支援システム 等である。また,応用的・具体的な会計情報、ンステムとしては,総勘定元帳と予算統 制 シ ス テ ム , オ ー ダ ー エ ン ト リ ー シ ス テ ム や 在 庫 管 理 シ ス テ ム 等 の 資 源 と フ ィ ー ド パックの会計情報システム,及び生産計画,スケジューリング,原価システム,固定 資産会計システム等の生産統制のための会計情報、ンステムが次の段階として重要と考

(8)

210 第1考 第60巻 -210-えられている。 EDP会計と関連がある情報処理科目を設けている場合,それに関連して設けら 5 れている情報処理科目及びその履修形態 EDP会計科目に関連して設けられている情報処理科目は,表2-2のとおりであ 計 9 10 8 5 9 10 6 9 9 ム EDP会計の関連情報処理科目 必 修 選 択 必 修 選 択 7 2 0 8 2 0 4 3 1

o

1 4 5 3 1 5 4 1

o

2 4 5 4 0 3 2 4 表2-2 コンピコータ 情報処理論 情報科学概論 電子計算機演習 情報管理 システム設計 事務管理論 経営情報システム プログラミングE命 る。 EDP会計科目に関連して設けられている情報処理科目は,多い順に,情報処理論, プログラミング論とし、 コンビュータ,情報管理,経営情報システム, システム設計, コ そのうちで特に必修科目として重要と考えられているのは情報処理論, う科目で, ンピュータ等の科目である。 独立にEDP会計科目を設置しない理由 6 τ i 1 A 1 ム 1 ム 1&nLAJFbpD 司' A 、独立にEDP会計科目を設置しない理由は,次のとおりである。 簿記とデータ処理は別々に教育するほうがよい EDP会計を業務(経営管理〉システムに含めて教育するほうがよい 経営情報システムなど他の科目でEDP会計は簡単に説明される 教員数が不足している コンビュータ教育の基礎が不十分である 利用可能なコンビュータの台数が不足している その他 無 回 答 合計 唱 i η J U 内 J a a τ p h A v p o n t o o (6の場合)EDP会計科目を独立して設けずにEDP会計教育をしている場合, 開講している情報処理科目及びその履修形態 7.

(9)

-211-大学におけるEDP会計教育の国際比較 211 開 講 し て い る 情 EDP会 計 科 目 を 独 立 し て 設 け ず にEDP会計教育をしている場合, 報 処 理 科 目 及 び そ の 履 修 形 態 は , 表2-3のとおりである。 41 一 言 ロ q J V つ ゐ つ U 1 ょ っ υ 令 d 1 ム q d q t υ ぷ〉、 仁3 択 目 。 0 0 0 0 0 1 0 0 制 選 開 修 の 必 連 穴 o l -2 2 0 1 0 潤 匙 T Z 一 拠 修 情 3 1 1 0 1 1 0 2 3 必

J q L 表 コンピュータ 情報処理論 情報科学概論 電子計算機演習 情報管理 システム設計 事務管理論 経営情報システム プログラミング論 コンピa ー タ 利 用 上 の 問 題 点 EDP会 計 に コ ン ピ ュ ー タ を 導 入 し て い る 場 合 , 8 EDP会計教育にコンビュータを導入していなし、l大 学 を 除 い て , 導 入 し て い る 大 学 Q U 1 ム q J 唱 え 4 企 唱 止 の , U 今 J つ b t A F b F b T A 司 ム ハ 汐

。 。

次のとおりである。 1人あたりコンビュータの使用時闘が制限されている 学生の経済的負担が多過ぎる コンビュータの使用に時間が掛かり過ぎる コンビュータの記憶容量が小さい 使用可能なソフトウエアに制限がある アウトプットが届くまでに時聞が掛かり過ぎる コンピュ-11の利用手続きが複雑である コンピュータがいつでも利用可能で、ない 基礎的なコンビユ}タ教育が不十分である コンピュ-11教育システムが十分に学生向きに作られてない コンピュータ教育の時聞がカリキュラム上制約されている 教員数が不足している 特に問題なし 無回答 合計 の利用上の問題点は, ー ム ワ ω q J A 斗 a R υ n o n i o O A Y A U 胃ょっ u q O 8 隼 守 S A T E ム 噌 E ム 噌 E ム 噌 E ム コンピュータ利用上の主要な問題点は,r 1人 あ た り コ ン ピ ュ ー タ の 使 用 時 聞 が 制 限 されているJ,rコ ン ピ ュ ー タ 教 育 の 時 聞 が カ リ キ ュ ラ ム 上 制 約 さ れ て い る 」 及 び 「 教 そ の ほ か 「 使 用 可 能 な ソ フ ト ウ ェ ア に 制 限 が あ 員数が不足している」ことであるが,

(10)

-21.2- 第60巻 第l号 212 る」などの理由がみられる。 9 EDP会計教育にコンビュータを導入する目的及びその達成度 EDP会計教育にコンビュータを導入する目的及びその達成度は,表2-4のとおり である。 表2-4 EDP会計教育にコンビュータを導入する目的及びその達成度 大 学 数 平 均 値 標 準 偏 差 1 手簿続記,き原の価習得計算など制度的財務会計の (21) 5 05 1 69 a プログラム教育の教材として会計 ( 3 ) 4 00 3 00 を使う b.. 簿記末日教育手段としてコンビュータ (4) 3 75

o

96 を 用 c イ士訳から決算処理まで ( 4 ) 550 1 73

E購D買

p

生産,販売等,特定業務の (4) 6 25 096 処理 e ..個々の会計システムを統合する (6) 5 33 121 2 予算編会成技,経営分析得 など経営管理のた ( 6 ) 5 17 1 17 め の 計 法 の 習 3 会計システム・モテソレの設計能力の養 ( 8 ) 5 25 L04 成 4 その他 (1) 4 00 三E弘3 吉~t (36) 5 08 1 44 EDP会計教育にコンビユ{タを導入する目的は,大きくは財務会計的目的,管理会 計的目的そして情報システム的目的の3つにわけられる。オーストラリアの大学では, そのなかで最も重要と考えているのは,簿記・原価計算等の会計の制度的手続きの習 得という財務会計目的が21大 学(21/36)と, 60%近くの大学に達している。ついで, 会計システム・モデルの設計能力の養成という情報システム的目的が8大 学 (8/36) と約22%,そして予算編成,経営分析等の経営管理のための会計技法の習得という管 理会計目的が6大学,約17%になっている。そして,その目的の達成度は全体では5 08とかなりうまくいっているようである。個別的には,情報システム目的が525と最 も高く,ついで管理会計目的が517そして財務会計目的が505となっている。 10. EDP会計教育の教材について 10 1 コンピュータの利用形態

a

酌 TSS端末 5

(11)

213 大学におけるEDP会計教育の国際比較 -213-b,.パーソナノレコンビュータ c その他 dリ無回答 0 0 1 ょ っ ん EDP会計教育のためのコンピュータの利用形態は,パーソナルコンピュータが8大 学 (50%),汎用コンビュータによる TSS端 末 が5大学 (31.3%)と,パーソナノレコ ンビュータの利用が多くなっている。 10

2

使用フログラム言語 a FORTRAN b. COBOL c BASIC d,.その他 q、 υ β h u n M U A 斗 ‘

EDP会計教育のための使用プログラム言語は,BASICが8大学(約38%),COBOL

が6大学(約286%)そしてFORTRANが3大学(約143%)となっている。 103 教材と Lてのノミソケージ a 既成のものの利用 bい自主開発 10 6 c 無回答 l EDP会計教育の教材としてのノ4ッケージの利用については,既成のものを利用して いるのは6大学,自主開発しているのは10大学である。 10川4 フ。ログラム

a

小学生が作成 b. 既成のものを使用 c 無回答 ︽ hU 句 E A 噌 E ム ' e プログラムの開発は,既成のものを使用が11大学であり最も多く,次に学生が作成 という大学が6である。 11 EDP会計教育の現状と問題点 11 1 EDP会計教育の現状 オーストラリアの大学におけるEDP会計教育の現状は,次のとおりである。 l 情報処理教育の一環として, EDP会計を考えている 2 会計学教育の一環としてEDP会計, M S教育を統合 しようとL、う方向 3 その他 4 無回答 2 a 佳 作 Juan ヨ

(12)

214 第1号 第60巻 -214ー 12 合計 大きくは情報処理教育の一環と オーストラリアにおけるEDP会計教育の現状は, 会計学教育の一環としてEDP会計, して EDP会計を考えていく方向(2大学〕と, 会計情報システムを考えていく方向(4大学)に分かれるようである。 L、ずれにして データベースシステム,意志決定支援システムなどの普 マイクロコンビュータ, も, 会計情報システム闘有の領域を積極的に考えていこうとし 及に対応して EDP会計, ているようである。 EDP会計教育の問題点

1

1

2

次のとおりであ ー ょ っ “ つ ivGUFD 巧 d 司 自 ム オーストラリアの大学におけるEDP会計教育の現在の問題点は, 予算の不足 指導教員の不足 設備の不足 ソフトウエアの不足 無回答 合計 t i

。 ,

u q d A a a 戸 h i υ る。 一一小結一一 オーストラリアにおけるEDP会計教育の特徴 12 オーストラリアの大学におけるEDP会計教育の特徴を要約すると,次のとおりで ある。 EDP会計教育は,大学のカリキュラムとして必要であるが,その開講の仕方に 経営情報システム等の関連科目の中で教育 ついては独立の科目を設けて教育するか, するべきかは結論が出ていないようである。 会計情報システム (3),EDP Iii:査(2 ,) 現実に開講されているEDP会計科目は, ム 一 山 大学数から考えればある程度普及しているといえよう。そして, その他(1

0

と, データ処理技術及びシステムライフ 計情報システムの教育内容は情報システム一般, 関連 サイクルという情報処理にウエイトが置かれているようにみうけられる。また, コンビュータ,情報管理,経 システム設計, 情報処理論, の情報処理科目としては, 営情報システムそしてプログラミング論という科目が開講されている。 そして, EDP会計教育にコンビュータを導入する呂的及びその達成度は,次のとお 制度的財務会計の手続きの習得とL、う財務会計 りである。導入目的で最も多いのは, 会計システム・モデルの設計能力の養成という情報システム 的目的と予算編成,経営分析など管理会計的目的が相半ばしている。そして導入目的 的目的が過半数を占め,

(13)

215 大学におけるEDP会計教育の国際比較 -215-の達成度は,全体的には5点強とかなりその目的を達成しているようであるが,財務 会計目的の中を個々に見ていくとかなりばらつきがみられる。 EDP会計教育にコンビュータを導入している場合,利用上の問題点は, (1)1人あた りコンピュータ利用時間の制限, (2)コンピュータ教育時間のカリキュラム上の制限, (3)スタグフの不足及び(4)ソフトウェアの制限などが主要なもののようである。 以上,オーストラリアのEDP会計教育の特徴は,コンビュータ等の導入・整備とい うハードウェアの整備の段階を終わり,スタッフの充実やソフトウェアというソフト 碩の充実・整備の段階にある大学と,それ以前のハード面の導入・整備という初期の 段階にある大学とが混在しているようである。 III カナダにおける EDP会計教育 この節では,カナダにおけるEDP会計教育の現状と課題について,郵送調査に基づ

いて, EDP会計教育の必要性, EDP会計科目の講義状況,EDP会計教育の教材, EDP

会計関連の情報処理科目及びEDP会計教育の現状と問題点について集計結果を分析 する。 O 回答者の地位 本調査の回答者の専攻・地位は,会計情報システム(267%, 4大学),EDP監査03 3%, 2大学),会計学(その他)(40..0%, 6大学),経営情報システム (67%, 1大 学),情報科学 (6.7%,1大学),回答なし (200%, 3大学)となっている。 1. EDP会計教育の必要性 大学の教育において EDP会計科目が必要であるというのが77..9%04校〉であり, 必要ないという大学は167% (3校〉で,約8割の大学がEDP会計科目が必要である と認識している。そして必要と回答した14校のうち, 16 7% (3校〉の大学は独立し たEDP会計科目が必要と回答し, 61 1%(11校〕は関連科目のなかで教育する必要が あると回答している。 このことから, EDP会計科目は,現在のカナダの大学教育では,講義科目として教 育するのが良いと 8割近くの大学が認識しているが,独立のEDP会計科目を設ける よりも関連科目のなかで講義すれば良いという大学が多くなっている。 2リ EDP会計教育の必要性の理由

(14)

216ー 第60巻 第1号 216

2

1.

EDP

会計科目を独立して設ける必要があるという理由

EDP

会計を独立して設ける必要があるという理由は,簿記とデータ処理の方法を 統ーして教育するのが良L、」というのが50%,2校, と

'

E

D

P

会計は,固有の特性を もっシステムとして独立して教育する方がよし、」というのが50%,2大学とに分かれ ている。

2

2 EDP

会計教育は関連科目でする必要があるという理由

EDP

会計教育を関連科目でする必要があるという理由は,

'

E

D

P

会計科目を業務 (経営管理)システムに含めて教育したほうがよい」というのが90%,9大学で大半 を占め,その他」が10%,1大学になっている。 23

EDP

会計教育をする必要はないという理由

EDP

会計教育をする必要がないという理由は,大学での会計教育は原理・原則のみ を教育したほうがよい」というのが75%,3大学あり,大学では技術教育はいらない」 というのが25%,1大学ある。

3 EDP

会計科目を独立して実施している場合,

EDP

会計科目の内容

EDP

会計科目の内容として,

EDP

会計科目の名称,受講学生数及び担当教員数を調 べた。 まず,

EDP

会計教育を独立の講義科目を設けて実施している場合の具体的な講義科 目の名称は,会計情報システム 07.4%,4大学),

EDP

'ii主査 074%, 4大学),会 計学(その他)(4 4%, 1大学),経営情報システム(174%,4大学),情報科学(8 7%, 2大学),回答なし(348%, 8大学〉となっている。大学で考えられている

EDP

会計科目の内容は,独立の科目としては会計情報システムと

EDP

監査が中心であり, 関連科目で教育する場合には,経営情報システムなどの科目が考えられているようで ある。 回答7大学の

EDP

会計科目の受講学生数は,平均値3413:1:標準偏差350..3であ る。具体的には,無回答が過半数(588%)であるが,回答のあった17科目の受講生 は500人以上 (118%), 100-199人(177%), 50-99人, 200-300人(各59%) となっている。 そして,回答大学16校の担当教員数の平均値は 2人±標準偏差103人である。

EDP

会計科目担当者は全部で32人おり,各大学の担当者の数は1人 (37..5%,6大

(15)

217 大学におけるEDP会計教育の国際比較 -217 学), 2人(375%, 6大学), 3人(125%, 2大学), 4人(125%, 2大学)となっ ており, 5人以上いる大学はなし、。 4 会 計 情 報 シ ス テ ム あ る い は 会 計 と 情 報 シ ス テ ム と い う 講 義 科 目 の な か で , 主 要 な 講 義 内 容 会計情報システムあるいは会計と情報、ンステムという講義科目のなかで,主要な講 義 内 容 及 び そ の 重 要 度 は , 表3-1のとおりである。 表3-1 l シヌテム概念 4般 2 システムフィートパックと組織統制 3 フィートハyf1とAIS 4 データ処理技術の歴史 5 データ処理技術 6 経営データ処理システム 7 システムライフサイクノレと資源管理 8 内部管理の研究と評価 9 総勘定元帳と予算統制jシステム 10 資源とフィードパ yf1管理のAIS 11 生産統制のAIS 12 戦略的計画システム 13 財務計画と予算モデノレ 14 意志決定支援、ンステム 15 情報理論と情報評価 16 その他 修 司 自 ム 刷 2 3 3 6 5 4 1 5 1 5 9 9 6 6 6 0 選 容 市 川 修 民 3 1 1 1 9 0 1 9 2 7 4 5 8 9 6 1 ‘ 場 鴻 m H 唱 B A -唱 よ 市 A 同 必 テ ス 、γ 報 情 計 ム 耳 要 必 0 1 1 8 1 1 3 1 2 3 2 1 1 0 3 0 不 t土, 会 計 情 報 シ ス テ ム の 講 義 内 容 と し て 特 に 重 要 ( 必 修 〉 で あ る と 考 え ら れ て い る 内 容 1 システム概念一般(13) 2 システムフィートパyクと組織統制U(11) 3 フィードパックと会計情報システム(11) 4 データ処理技術(9 ) 5 経営データ処理システム(10) 6 システムライフサイクノレと資源管理(11) 7 内部コントローノレの研究と評価(9) 8 財務計画システム (8) 9. 意志決定支援システム(9)

(16)

218 第1号 第60巻 -218-等 の 情 報 シ ス テ ム ・ 情 報 科 学 の 基 礎 と そ の 経 営 へ の 応 用 技 術 及 び 会 計 情 報 、 ン ス テ ム の 基 礎 , 特 に 内 部 管 理 と 経 営 意 志 決 定 へ の 利 用 が 特 に 重 視 さ れ て い る よ う で あ る 。 あ る 程 度 重 要 ( 選 択 必 修 〉 で あ る と 考 え ら れ て い る 講 義 内 容 は , 総勘定元帳と予算統制システム (2,11) 資源とフィードベック管理のための会計情報、ンステム(7 , 5 ) 生産統制の会計情報システム (4,9 ) 情報理論と情報評価 (6,6) 唱 i n J “ 内 d d A ヨ また, マ ネ シ メ ン ト コ ン ト ロ ー ル お よ び 制 度 会 計 的 側 面 が 次 に 重 要 で あ る と 評価されている。 という内容で, EDP会 計 を 設 け て い る 場 合 , そ れ に 関 連 し て 開 講 し て い る 情 報 処 理 科 目 及 び そ の 履 修 形 態 5 EDP会 計 科 目 に 関 連 し て 設 け ら れ て い る 情 報 処 理 科 目 は , 表3-2の と お り で あ る。 シ ス テ ム 設 計 , 経 営 コンビュータ,情報処理論, 設霞されているのが多い科目は, コンビュー そのうち特に必修で必要で丸あるというのは, 情報システムという科目で, 合 計 10 11 8 6 7 10 6 10 7 タ,情報処理論という科目にその割合が多し、。 EDP会計の関連情報処理科目 必 修 選 択 必 修 選 択 10 0 0 7 3 3 3 2 3 0 3 3 3

4

3

3

2 0 4 4 4 2 3 1 3 表3ー2 コンビュータ 情報処理論 情報科学概論 電子計算機演習 情報管理 システム設計 事務管理論 経営情報システム プログラミング論 独 立 のEDP会 計 科 目 を 設 置 し な い 理 由 6 の ノ “ p n v n x u 次のとおりである。 簿記とデータ処理は別々に教育するほうがよい EDP会計を業務(経営管理)システムに含めて教育するほうがよい 経営情報システムなど他の科目でEDP会計は簡単に説明される 独 立 のEDP会計科呂を設置しない理由は, 唱 i n L ﹃ υ

(17)

-219-の t 咽i の 4 1 ム ウ ' つ ム 大学における

EDP

会計教育の国際比較 教員数が不足している 利用可能なコンビュータの台数が不足している その他 無回答 合計 A a F h i υ ι v ウ t 219 独立した

EDP

会計科目を設けていない主要な理由は,

rEDP

会計を業務(経営管理〉 システムに含めて教育するほうがよL、」と「経営情報、ンステムなど他の科目で

EDP

会 計は簡単に説明される」という,関係する科目等に含めて教えられている場合が過半 数を上回っている。また r教員数が不足」という理由も

1

/

4

近くを占めている。

(

6

の場合)

EDP

会計科目を独立して設けずに

EDP

会計教育をしている場合, 7 開講している情報処理関連科目

EDP

会計科目を独立して設けていない場合,開講している情報処理関連科目は表

3

合 計 10 6 6 5 4 7 3 10 8 1 隣議している情報処理関連科回 必 修 選 択 必 修 選 択 10 0 0 5 1 0 3 2 3 0 2

o

2 2

o

3 4

o

0 3 3 4 3 6 1

o

0 表

3-3

コンヒュ-(l 情報処理論 情報科学概論 電子計算機演習 情報管理! システム設計 事務管理論 経営情報システム プログラミング論 その他 - 3のとおりである。 プログラミング論,情 必修としてはコンビュータ, 上記の表からもわかるとおり, そのほかには経営情報システムが重視されているようである。 報処理論等が多く, コγピュータ利用上の問題点

EDP

会計にコンビュータを導入している場合, 8

EDP

会計にコンピュータを導入していない大学が

3

大学あるが,導入している場合 5 1 次のとおりである。 l人あたりコンビュータの使用時間が制限されている コンピュータの使用に時間が掛かり過ぎる の問題点は, 1 2

(18)

-.220ー 第60巻 第1号 220 3 使用可能なソフトウエアに制限がある 4 4 アウトフ y卜が届くまでに時間が掛かり過ぎる l 5 コンビュータの利用手続きが複雑である 1 6 コンピュ-jIがし、つでも利用可能でない 4 7 基礎的なコンビュータ教育が不十分である 2 8 コンビュータ教育システムが十分に学生向きに作られてなし、 1 9 コンビュータ教育の時間がカリキュラム上制約されている 3 10 教員数が不足している 6 11 特に問題なし l 12 無回答 7 合計 39 利 用 上 の 問 題 点 は r教 員 数 の 不 足 し て い る 」 こ と , r 1人 あ た り コ ン ピ ュ ー タ の 使 用 時 聞 が 制 限 さ れ て い る 」 こ と rコンピュータがし、つでも利用可能でなし、」こと,お よ び 「 コ ン ビ ュ ー タ 教 育 時 聞 が カ リ キ ュ ラ ム 上 制 限 さ れ て い る 」 こ と 等 が 主 要 な も の である。 9. EDP会 計 教 育 に コ ン ビ ュ ー タ を 導 入 す る 目 的 お よ び そ の 達 成 度 EDP会 計 教 育 に コ ン ピ ュ ー タ を 導 入 す る 目 的 及 び そ の 達 成 度 は , 表3-4のとおり である。 表3-4 EDP会計教育にコンビュータを導入する目的および達成度 大 学 数 平 均 値 標 準 偏 差 手簿続記,き原の価習得計算など制度的財務会計の (8 ) 4 75 089 a プログラム教育の教材として会計を (1) 400 使う

b

.

利簿記用教育手段としてコンピュータを (1) 5 00 c 仕訳から決算処理まで ( 3 ) 4.00

d.購買,生産,販売等,特定業務のEDP (2) 550 071 処理 e 個々の会計システムを統合する (1) 6 00 2 予め算の編会成計,技経法営の分習析得 など経営管理のた (4) 4 75 096 3 会計システム・モテ、ノレの設計能力の養 (2) 4 50 071 成 4 その他 (1) 700 合計 (15) 487 099 10 EDP会 計 教 育 の 教 材 に つ い て

(19)

221 大学における

EDP

会計教育の国際比較 221 10 1 コンピュータの利用形態 a, TSS端末 12 b"パーソナノLコンヒュータ

1

1

c その他 2 d,無回答 2 コンピュータの利用形態は, TSS端末が 12大学,パーソナルコンビュータが

1

1

大 学とほほ半分づつになっている。 102 使用プログラム言語 a FORTRAN b COBOL c BASIC d.その他 e 無 回 答 q J F h J 1ム p o q o 噌 E A 使用プログラム言語は,BASICが

1

1

大学と最も多く,ついでCOBOLが 5大学そし てFORTRANが 3大学となっており,その他も 6大学ある。 103 教材としてのノ~ .'/ケージ aわ既成のものの利用 b, 自主開発 c 無 回 答 coqupD 教材としてのパッケージも自主的に開発しているのが9大学,既成のものを利用し ているのが6大学ある。 10

4

プログラム aい学生が作成 b. 既成のもの c"無 回 答 ヴ tAυpb 噌' A プログラム開発については,既成のものを利用するが10大学,学生が自主的に作成 するのが7大学ある。

1

1

EDP

会計教育の現状と問題点

1

1

,,

1 EDP

会計教育の現状 カナダの大学における

EDP

会計,会計情報システム,機械化会計等の教育の現状 は,次のとおりである。

l

情報処理教育の 環として,

EDP

会計を考えている 4

(20)

222 2 1 9 7 1 A 第1号 会計学教育の一環としてEDP会計, AIS教育を統合しようと いう方向 EDP会計, AISの重要性は充分に理解しながらも,種々問題 があり今後導入する方向で対応する 無回答 合計 第60巻 2 3 222-4 会計学教育の 情報処理教育の一環としてEDP会計教育を考えているのが4大学, 一環としてEDP会計教育を考えている大学が2大学ある。 EDP会計教育の問題点 112 カナダの大学で,現在EDP会計教育上最も問題になっているのは i指導教員の不 -A つ d 可i 内 J 1 ・ 鼻 咽 i A U A U ー ム の ん 足」と「ソフトウzアの不足」のようである。 予算の不足 指導教員の不足 設備の不足 ソフトウエアの不足 EDP会計の将来性はある 経営者の理解不足 無回答 合計 ー ‘ ヮ “ つ d A 値 ZFDPO ウ d 一一小結一一 カナダにおけるEDP会計教育の特徴 12 次のとおりである。 カナダの大学における EDP会計教育の特徴を要約すると, 2割余りの大学で 8割近くの大学ではEDP会計教育の必要性を理解しているが, は必要でないと考えている。そして, EDP会計の教育を主として関連の学科目のなか 独立の教育科目を設ける必要を考えている大学 で教育すればよいとし、う大学が多く, は僅かである。 その名称は会計情報システム, EDP監 現実にEDP会計科目を開講している場合, その他に経営情報システム等の科目が考えられているようで 査という科目が中心で, ある。そして,EDP会計の中心的な科目である会計情報システムの講義内容としては, 情報システム・情報処理の概論と経営・会計への応用技術及び会計情報システムの基 本,特に経営意志決定や内部管理への応用が重視されているようである。 また, EDP会計教育にコンピュータを導入している場合,その目的は財務会計の手 続きの習得が中心で,次いで管理会計的技法の習得そして情報システムの設計能力の その目的の達成度は

49

近く比較的うまくいっているよ 養成となっている。そして,

(21)

223 大学におけるEDP会計教育の国際比較 -223-うで三者の聞に殆ど差異が見られなし、。 コンビュータ利用上の問題点としては,スタップの不足,一人当たり利用時間の制 限,利用時間帯の制限及び教育時間のカリキュラム上の制限ということなどである。 以上,カナダの大学では, EDP会計教育はある程度進んでおりハード面の整備から スタグブの充実やソフトウェアの整備とL、う段階に来ている大学が多いようである。 IV インドにおけるEDP会計教育 ここでは,インドにおけるEDP会計教育の実態を明らかにするため,郵送調査に基 づいて, EDP会計教育の必要性, EDP会計教育の講義状況,会計情報システム,ある いは会計と情報システムの主要な講義内容,EDP会計教育の教材, EDP会計関連の情 報処理科目の開講状況,EDP会計教育の現状および問題点等について回答に従って, 集計結果を紹介しながら結果を検討していきたし、。 0 回答者の地位 本調査の回答者の専攻・地位は,会計学(その他)(29 4%, 5大 学 入 学 部 長 等(58 9%, 10大学),その他 (ll8%, 2大学〉となっている。 1 EDP会計教育の必要性 EDP会計教育が必要であるというのが100引0%(18校)であり,必要ないという大 学はなく,すべての大学がEDP会計教育が必要で、あると認識している。そして必要と 回答した18校のうち, 27 8% (5校〉の大学は独立したEDP会計科目が必要と回答 し, 72 2% (13校〉は関連科目のなかで教育する必要があると回答している。 このことから, EDP会計科目は現在のインドの大学では講義科目として必要がある とL、う大学がすべてであるが,そのうち関連科目のなかで教育すれば良いという大学 が70%を超え,約30%の大学は独立の EDP会計科目を設けるほうがよいと認識して いる。 2 EDP会計教育が必要かどうかの理由 21 EDP会計科目を独立して設ける必要があるという理由 EDP会計科目を独立して開講する必要があるという理由の主要なものは r簿記と データ処理の方法を統一して教育するのが良い」という大学が714%, 5大学で7割 を超えており,rEDP会計は,固有の特性をもっシステムとして独立して教育する方が

(22)

224 第l号 第60巻 -224-2大学である。 よL、」というのは286%,

EDP

会 計 科 目 を 関 連 科 目 で 教 育 す る 必 要 が あ る と い う 理 由 2 2

EDP

会計科目を関連科目のなかで教育する必要があるという理由は,

iEDP

会計科 目を業務(経営管理〕システムに含めて教育したほうがよい」とL寸 大 学 が438%, 7大学あり i簿記とデータ処理は別有に教育したほうがよい」とし、う大学が375%, 3大学である。 6大 学 で あ る 。 そ の 他 の 理 由 が188%,

EDP

会計科目を独立して実施している場合,

EDP

会 計 科 目 の 内 容 3 イントFの大学で

:

'

f

1

,現在

EDP

会計教育をしている大学はないようであり,この質問 無 回 答 あ る い は 担当教員数とも〉は, について

(

E

D

P

会計科目の名称,受講学生数, ゼロであった。 会 計 情 報 シ ス テ ム あ る い は 会 計 と 情 報 シ ス テ ム と い う 科 目 を 開 設 し て い る 場 合 , 重 要 な 講 義 内 容 4 インドでは,

EDP

会計教育をいずれの大学でも実施していないのであるが,将来会 計情報システムあるいは会計と情報システムとし、う講義を実施する場合に必要と考え られる講義内容として回答したものとして,結果を検討する。回答内容は,表4-1 のとおりである。 要 必 0 1 0 3 1 0 1 0 0 0 1 2 0 1 2 不 口 八 ・ 4 a 得 , A H V 唱E A 咽 E A 内 ノ h E F h υ A H V 内 、 υ 内 べ パ v q t U 4 4 ‘ qミ U A ノ “ 司 E a ・ 唱 E A 内 角 υ 練 選 J 司 A 1 ( 修 容 内 9 6 7 3 2 7 4 6 5 4 4 5 8 6 3 織 必 の ム テ ス 、γ 報 青 計 AE 表4-1 システム概念日般 システムフィートパ y!1と組織統制 フィートパ y!1とAIS データ処理技術の歴史 データ処理技術 経営データ処理システム システムライフサイクノレと資源管理 内部管理の研究と評価 総勘定元帳と予算統制

l

システム 資源とフィードバグク管理のAIS 生産統制のAIS 戦略的計画システム 財務計画と予算モデノレ 意志決定支援・/ステム 情報理論と情報評価 1 2 3 4 $ 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 噌 , ‘ 句 E ム 司 I 合 唱 ' ' A 司 自 ム 司 自 A

(23)

-225 大学におけるEDP会計教育の国際比較 225 イ ン ド の 大 学 に お い て , 将 来 会 計 情 報 シ ス テ ム あ る い は 会 計 と 情 報 シ ス テ ム の 講 義 内 容 と し て 重 要 に な る と 考 え ら れ て い る の は , システム概念一般 (9) システムフィードパックと組織統制

(6)

フィードパックと会計情報システム(7) 経営データ処理システム(7) 内部コントローノレの研究と評価 (6) 総勘定元帳と予算統制システム(5 ) 戦 略 的 計 画 シ ス テ ム (5 ) 財 務 計 画 と 予 算 モ デ ル (8 ) 意志決定支援、ンステム (6) 1i つ , “ 内 4 d s q F U p o n -0 6 n w d 等の内容である。 EDP会 計 と 関 連 が あ る 情 報 処 理 科 目 を 設 け て い る 場 合 , 関 係 す る 情 報 処 理 科 目 及びその履修形態

5

ど の よ う な 情 報 処 理 科 目 が 重 こ こ で も 回 答 者 は r将 来EDP会計を開講した場合, 要 で あ る か を 考 え て 回 答 し た 」 も の と し て , 参 考 ま で に 結 果 を 表4-2に示しておく。 ム l m一 言 ロ p o p O P O 内 J q t U 4 ‘ R υ p o a 弘 司 止 ム ロ 来 宅 時寸ル骨 4 4 , , ‘ 、 AHυAHUAHVAHVAHVAHV 唱 EAAHVAHVAHV 同 回 科 選 陣 地 時 制 2 2 3 3 2 2 2 1 2 0 速 道 欄 修 計 4 4 3 0 1 2 2 5 2 1 会 i

p

f

D E 表4-2 コンピュ-1' 情報処理論 情報科学概論 電子計算機演習 情報管理 システム設計 事務管理論 経営情報システム プログラミング論 その他 独 立 のEDP会 計 科 目 を 設 置 し な い 理 由 6 A 宮内品。, u n L ー ム 独 立 のEDP会 計 科 目 を 設 置 し な い 理 由 は , 以 下 の と お り で あ る 。 簿記とデータ処理は別々に教育するほうがよい EDP会計を業務(経営管理〉システムに含めて教育するほうがよい 経営情報システムなど他の科目でEDP会計は簡単に説明される 教員数が不足している 可 i n L q u a A 企

(24)

226 円 4 d 可 i 。 J の , u t i T ム F h υ 第l号 適当な教材が不足している コンピュータ教育の基礎が不十分である 利用可能なコンビュータの台数が不足している 含計 第60巻 -226-F

υ F h U 勾 , a インドの大学において,独立の

EDP

会計科目を設置していない理由は r利 用 可 能 なコンピュータの台数が不足しているJ(1むこと rコンピュータ教育の基礎が不十 そ の ほ か 分なことJ(11)及び「教員数が不足している」はのことが主要なもので, ソフトの何 コンビュータのハード, には「適当な教材の不足J(7)がいわれている。 れの面でも

EDP

会計教育は今後に期待されているようである。

(

6

の場合)

EDP

会計科目を独立して設けずに

EDP

会計教育をしている場合, 関連する情報処理科目 7 この質問に対する回答も問5と同じような意味 回答は表4-3のとおりであるが, B 4 + l 苦 闘 F O 氏 υ

。 。 つ

1 v q d A せ 巧 t ヴ d 令 d

ム ロ 日 明 択 461 , l 、 つ u n r u 噌i 噌 i 1 4 可 iAUAHVAHVAU 相 選

組 織

時 制 2 1 5 1 1 1 3 3 2 0 市 選 の 鵬 修 計 2 3 2 1 1 2 4 4 1 2 会 6 P A i D E で参考までに載せておく。 表4-3 コンビュータ 情報処理論 情報科学概論 電子計算機演習 情報管理 システム設計 事務管理論 経営情報システム プ ロ グ ラ ミ ン グ 論 その他 コンピュータ利用上の問題点

EDP

会計にコンビュータを導入している場合, 8 それを除いて導入している大学 コンピュータを導入してない大学が4大学あるが, 唱i 1 & 1 4 1 & A L の利用上の問題点は,次のとおりである。 1人あたりコンピュータの使用時間が制限されている 学生の経済的負担が多過ぎる アウトプグトが届くまでに時間が掛かり過ぎる コンビュータの利用手続きが複雑である コンビュータがし、つでも利用可能でない 唱E & n r u の ︿ d d 4 ・ F h d

(25)

227 大学におけるEDP会計教育の国際比較 -227-6 基礎的なコンピュータ教育が不十分である 7 教員数が不足している 8 無回答 合計 マ e 4 q ︽ υ F h d 1 A つ 企 9 EDP会 計 教 育 に コ ン ピ ュ ー タ を 導 入 す る 目 的 お よ び そ の 達 成 度 EDP会 計 教 育 に コ ン ピ ュ ー タ を 導 入 す る 目 的 お よ び そ の 達 成 度 は , 表4-4の と お りである。(この質問に対する回答も,問5と 同 じ よ う な 意 味 で , 参 考 ま で に 載 せ て お く。〉 表4-4 EDP会計教育にコンビュータを導入する目的及びその達成度 総 数 平 均 値 標 準 偏 差 1 簿記,原価計算など制度的財務会計の ( 3) 400

o

00 手続きの修得 a プログラム教育の教材として会計を (1) 4 00 使う b.簿記教育手段としてコンビュータを (1) 4 00 利用 c 購買,生産,販売等,特定業務のEDP (1) 4 00 処理 2 予算編成,経営分析など経営管理のた (2) 400 0.00 めの会計技法の習得 1 l コh雪ロ

t

:

(5 ) 4 00

o

00 10 EDP会 計 教 育 の 教 材 に つ い て EDP会計教育の教材については,コンビュータの利用形態,使用プログラム言語, 教 材 と し て の パ ッ ケ ー ジ お よ び プ ロ グ ラ ム 開 発 に つ い て 質 問 し た 。 結 果 は , 以 下 の と おりである。 10 1 10.2 コ ン ピ ュ ー タ の 利 用 形 態 a 無回答 17 使 用 プ ロ グ ラ ム 言 語 a FORTRAN 2 b. COBOL 3 c BASIC 2

d

.

その他 l e 無回答 14 教 材 と し て の パ グ ケ ー ジ 10“3

(26)

228 唱 E ム ハ 〆 h u a A 噌 τ t A 第l号 第60巻 既成のものの利用 自主開発 無回答 a し U C -228ー つ 釘 1 ょ 4 A 守' A プロクーラム a 学生が作成 b.既成のものを利用 c 無回答

1

0

4

EDP

会計教育の現状と問題点 11

EDP

会計教育の現状 111 インドの大学における

EDP

会計,会計情報システム,機械化会計等の現状は,次の 1 1 A U q L q J 7

唱EA 唱 EA 情報処理教育の一環として,

EDP

会計を考えている 会計学教育の一環として

EDP

会計,

A

I

S

教育を統合しようと いう方向

EDP

会計,会計情報システムの重要性は充分に理解しながらも, 種々問題があり今後導入する方向で対応する その他 無回答 合計 とおりである。 3 a q p h u 1 2 この結果からもわかるとおり,全体的には,インドにおいては大学における

EDP

会 スタップ等いろいろと問題があり,今後導 予算, 計教育の必要性は理解しているが, 入の方向で対応していくという段階にあるといえよう。

EDP

会計教育の問題点 112 次のとおりである。 インドにおける

EDP

会計教育の現在の問題点は, qJqJ の 4 4 q n L q υ n i a n 宅 ヮ “ 予算の不足 指導教員の不足 設備の不足 ソフトウエアの不足 経営者の理解不足 その他 無回答 合計 1 2 3 4 5 6 7 一 一 小 結 一 一 インドの大学においても,

EDP

会計教育の必要性は認識しており,その場合広く関 インドにおける

EDP

会計教育の特徴 12

(27)

229 大学におけるEDP会計教育の国際比較 -229ー 連科目の中で教育するのが良いという大学が7割を超えている。しかし,現実には EDP会計を開講している大学はなく,今後に開講が期待されているようである。その 理由は,スタッフの不足,コンピュータの基礎教育の不足,教材の不足及びコンピュー タ等の設備の不足と全般的にわたっている。そのため, EDP会計教育の必要性は理解 しながらも,上述のような理由で今後導入の方向で考えていくという大学が,インド の場合一般的である。 V 韓国におけるEDP会計教育 ここでは,韓国におけるEDP会計教育の実態を明らかにするため,郵送調査に基づ いて, EDP会計教育の必要性, EDP会計教育の講義状況,会計情報システムの主要な

講義内容, EDP会計教育の教材, EDP会計関連の情報処理科目の開講状況, EDP会

計教育の現状および問題点等について回答に従って結果を紹介する。

回答者の地位 本調査の回答者の専攻・地位は,会計学(その他)(20%, 1大 学 入 学 部 長 等(20%, l大学),その他 (20%,1大学),そして回答なし (20%,1大学〉となっている。 1 EDP会計教育の必要性 EDP会計教育が必要であるとL、う大学が1000% (5校〉であり,必要ないという 大学はなく,すべての大学がEDP会計教育が必要であると認識している。そして必要 と回答した5校のうち, 40 0% (2校〉の大学は独立したEDP会計科目が必要である と回答し, 60 0% (3校〉は関連科目のなかで教育する必要があると回答している。 このことから,EDP会計科目は現在の韓国の大学では講義科目として必要があると いう大学がすべてであるが,関連科目のなかで教育すれば良いという大学が 6割で, 4割の大学は独立のEDP会計科目を設けるほうがよいとなっている。 2. EDP会計教育が必要かどうかの理由 2 L EDP会計科目を独立して設ける必要があるという理由 韓国の大学では, EDP会計科目を独立して設ける必要がある理由としてrEDP会計 は固有の特性をもっシステムとして独立して教育する方がよL、」とL、う大学が100%,

3

大学になっている。 2 2“ EDP会計教育を関連科目で開講する必要があるとし、う理由

(28)

2

3

0

第1号 第

6

0

-230-EDP

会計教育を関連科目のなかで開講する必要があるということの理由は

i

簿記

2

大学〉と

iEDP

会計科目を業 とデータ処理は別々に教育したほうがよいJ

(500%

, 2大学〕となってい 務(経営管理〕システムに含めて教育したほうがよし、J

(

5

0

0%

, る。

EDP

会計科目を独立して講義している場合,

EDP

会計科目の内容 3“ 独立して

EDP

会計科目の講義がなされている場合の講義科目,受講者数,担当教員 数等は,次のとおりである。 韓国の大学において講義されている

EDP

会計科目の名称としては,会計情報シス 1大学),

2

大学),情報科学

(

1

4

3%

2

大学),

EDP

~主査 (28..6% , テム

(286%

2

大学〉となっており,会計情報システムと

EDP

監査という科目 が中心のようである。 回答なし

(

2

86%

, 回答大学

(

2

/

5

)

の受講学生数t丸 平 均 値 117人±標準偏差467人である。具体的 l大学),

100-199

(20:0%

3

大学),

50-99

(

2

0

.

.

0

%

, 無回答

(

6

0

.

.

0

%

, 』こfi, l大学〉となっている。 また,担当教員数は,平均値

1

.

.

5

5

人±標準偏差

o

5

8

人である。 会計情報システムあるいは会計と情報システムという科目を開設している場 合,重要な講義内容 4 会計情報システムあるいは会計と情報システムの講義内容として重要な内容と考え られているものは,表

5-1

のとおりである。(データ数が少ないため結果のみを示し ておく。〉 不 必 要 1 0 0 1 0 0 0 0 0 択 ‘ , A 噌 E 目 晶 A H u n ノ h u の〆“唱 E ム ハ / U A H V 司Z ム 選 容 市 円 修 講 2 2 3 0 0 2 2 3 2 M 必 テ ス シ 報 事 円 計 AE 表

5-1

システム概念一般 システムフィードバッグと組織統制 フィードパ y!1とAIS データ処理技術の歴史 データ処理技術 経営データ処理システム システムライフサイクノレと資源管理 府部管理の研究と評価 総勘定元帳と予算統制システム ー ム ヮ “ つ JVA 噌 F b 氏 り 弓 toOAwd

(29)

-231-つ 白 n U 1 A 1 ょ 1 A 1 ム 宅 E ・ 晶 噌 E E 4 ︽ ソ , “ 司 ' 4 司 自 ム 唱 E A 大学におけるEDP会計教育の国際比較 1 ょ っ “ ハ U 1 A 1 A 1 よ 資源とフィードパック管理のAIS 生産統制のAIS 戦略的計画‘ンステム 財務計画と予算モデノレ 意志決定支援システム 情報理論と情報評価 A U 1 i q L q J A せ 戸 包 唱 B A 噌a ム 司 自 ム 噌 E ム 噌 ' A 唱 E A 231 EDP会計を開講している場合,それに関連して設けられている情報処理科目お よびその履修形態 5 EDP会計を設けている場合,それに関連して設けられている情報処理科目lおぶびそ 合 計 4 3 3 3 3 3 3 4 4 1 の履修形態は,表5-2のとおりである。 EDP会計の関連情報処理科目 必 修 選 択 必 修 選 択 3 0 2 0 1

o

2 1

o

2 1 2 1 0 2 0 1

o

2 1 2 1 2 1 1 1 0 0 表5-2 コンビュータ 情報処理論 情報科学概論 電子計算機演習 情報管理 システム設計 事務管理論 経営情報システム プログラミング論 その他 独立のEDP会計科目を設置しない理由 6 唱i 1 4 1 a 司 υ の L n L 1 4 1 ム 噌 E ム 大学で独立のEDP会計科目を設置しない理由は,次のとおりであるイ 簿記とデータ処理は別々に教育するほうがよい EDP会計を業務(経営管理〉システムに含めて教育するほうがよい 経営情報システムなど他の科目でEDP会計は簡単に説明される 教員数が不足している 適当な教材が不足している コンビュータ教育の基礎が不十分である 利用可能なコンビュータの台数が不足している 合計 唱i n L η J a n 宅 戸 、 υ p o n t 担当教員数の不足(3),教材の不足(2 )およびコンピュータの基礎 教育の不足(2)などである。 その理由は,

(30)

232 第1号 第60巻 -232-(6ゅの場合)EDP会 計 科 目 を 独 立 し て 設 け ず にEDP会計教育をしている場合, 7 関 連 す る 情 報 処 理 科 目 お よ び 履 修 形 態 EDP会 計 科 目 を 独 立 し て 設 け ず にEDP会 計 教 育 を し て い る 場 合 , 開

l

講 さ れ て い る 計 4 4 3 3 3 4 2 3 4 メλ 口 関 連 講 義 科 目 は , 表5-3のとおりである。 EDP会計関連の情報処理科目 必 修 選 択 必 修 選 択 1 3 0 2 0 2 0 3 0

o

1 2 2 1 0 1 2 1 0 2 0 1 2 0 2 1 1 表5-3 コンピュータ 情報処理論 情報科学概論 電子計算機演習 情報管理 システム設計 事務管理論 経営情報、ンステム プログラミング論 コンピ3 ー タ 利 用 上 の 問 題 点 EDP会計にコンピュータを導入している場合, 8 EDP会 計 教 育 に コ ン ピ ュ ー タ を 導 入 し て い る 場 合 の 利 用 上 の 問 題 点 は , つ ぎ の と お 。 , “ 司 i 可 i q J 咽i ヮ “ 司 i 咽i 。 L n J U F h v 噌 ' 目 白 1 人あたりコンピュ-~の使用時間が制限されている 学生の経済的負担が多過ぎる コンピュータの使用に時間が掛かり過ぎる 使用可能なソフトウエアに制限がある アウトプットが届くまでに時間が掛かり過ぎる 基礎的なコンピュータ教育が不十分である コンピュ-~教育システムが十分に学生向きに作られてない コンピュ-~教育の時間がカリキュラム上制約されている 教員数が不足している 無回答 合計 りである。 1iqL 今 、 υAUτnbpO ヴ toBAwdAU 噌 目 ム EDP会 計 教 育 に コ ン ピ ュ ー タ を 導 入 す る 目 的 お よ び そ の 達 成 度 9.. EDP会 計 教 育 に コ ン ビ ュ ー タ を 導 入 す る 目 的 お よ び そ の 達 成 度 は , 表5-4の と お りである。

(31)

233 大学における

EDP

会計教育の国際比較

-233-表5ー4

EDP

会計教育にコンビュータを導入する目的及びその達成度 大 学 数 平 均 値 標 準 偏 差 l 簿記,原価計算など制度的財務会計の (6) 4 67 L97 手続きの習得 a プログラム教育の教材として会計を (1) 2 00 使う b。簿記教育手段としてコンピュータを (1) 300 利用 c 仕訳から決算処理まで (2 ) 650 071 ム購買,生産,販売等,特定業務の

EDP

(1) 6 00 処理 e 個々の会計システムを統合する (1) 4 00 2 予算編成,経営分析など経営管理のた (2 ) 550 071 めの会計技法の習得 3 会計システム・モデノレの設計能力の養 (1) 5 00 成 合計 ( 9) 489 1 62 10.

EDP

会 計 教 育 の 教 材 に つ い て 10 1 コ ン ビ ュ ー タ の 利 用 形 態 a TSS端末 2 b 。パーソナノレコンビュータ 2 c 無回答 l コンピュータの利用形態は, TSSの 端 末 が2大 学 , パ ー ソ ナ ル コ ン ピ ョ ー タ が2大 学と相半ばしている。 10“2引 使 用 プ ロ グ ラ ム 言 語 a FORTRAN b. COBOL c.BASIC d.無回答 の JU 内 屯 U のノ“唱'

EDP

会 計 教 育 に 使 用 さ れ る プ ロ グ ラ ム 言 語 は , COBOLが

3

大 学 そ し て FOR-TRANとBASICが 各2大学になっている。 10 3“ 教 材 と し て の パ グ ケ ー ジ

a

既成のものの利用

b

.

自主開発 c 無回答 3 1 教 材 と し て の パ ッ ケ ー ジ は , 既 成 の も の の 利 用 が

3

大 学 , 自 主 開 発 が

1

大 学 と な っ

(32)

234 第1号 第60巻 -234一 ている。 喝 ・ よ a A 官 噌 E 4 プログラム a 。学生が作成 b.既成のものを利用 c 無回答

1

0

4

EDP会計のためのプログラム開発については,既成のものを利用が3大学,学生が 作成するが 1大学となっている。 EDP会計教育の現状と問題点 11 1 つ μ つ h F D EDP会計教育の現状 a 。情報処理教育の一環として.EDP会計を考えている b. EDP会計,会計情報システムの重要性は充分に理解し ながらも,種々問題があり今後導入する方向で対応 c 無回答 合計 11 1 EDP会計の重要性は十分に理解しながらも,いろいろと問題もあり今後導入の方向 で検討していくというのが2大学,情報処理教育の一環としてEDP会計を考えてい るというのが1大学となっている。 ヮ “ つ u つ 釘 つ ゐ 14AY EDP会計教育の問題点 a 予算の不足 b 。指導教員の不足 c 設備の不足 d. ソフトウエアの不足 e 無閉答 合計 112リ 韓国におけるEDP会計教育が現在抱えている問題点は r予算不足J.r指導教員の 不足J. r設備の不足」そして「ソフトウエアの不足」が各2大学となっている。 一一小結一一 韓国における EDP会計教育の特徴 12 回答大学が5大学と少ないため韓国の大学 韓国の大学におけるEDP会計教育は, 次のように推測できる。 全体についていえるかどうか若干問題はあるが, 韓国の大学でも.EDP会計教育は必要であると殆どすべての大学で考えられている が,その開講の形態は関連科目のなかで教育すればよいとし、う大学のほうが多いが, 今後段々と煮詰っていくものとおもわれる。 EDP会計科目としては,会計情報システ

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